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健康保険組合の財政悪化、高齢者医療費負担増で

Injured Piggy Bank With Crutches

by Ken Teegardin(画像:Creative Commons)




健康保険組合の苦境…高齢者医療支援 財政悪化招く

(2008/9/11、読売新聞)

高齢者の医療費は、高齢者が払う保険料や窓口負担だけでは賄えないため、国庫負担のほか、現役世代が多い健保組合や共済組合などの財政支援が必要です。

<中略>

厚生労働省によると、健保組合の08年度の高齢者医療への拠出額は、高齢化の進展などによる増加分を含め前年度より3900億円増え、うち3200億円が74歳以下の人への拠出分です。健康保険組合連合会によると、今年度は9割の組合が赤字で、赤字額も最悪の6322億円(推計)。

高齢者医療制度による、現役世代の医療保険の財政悪化が問題となっています。

最近のニュースでも耳にした方もいると思いますが、健康保険組合(健保組合)の中には、高齢者医療費の増加による負担増により、健保組合を解散したところも出ています。

最近のニュースで話題となったのが、西濃運輸健保組合が、解散したことです。

西濃運輸健保組合は、高齢者医療への拠出金が増加したため、赤字となり、保険料率を引き上げる必要に迫られたため、解散し、保険料率の低い政管健保に移ることとなりました。

今後もこのようなケースは増えてくると思われます。

一度制度を見直す時期に来ているようです。







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錠剤のように飲み込める小腸用のカプセル内視鏡、日本で販売認可|オリンパス




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参考画像:内視鏡総合メーカーのオリンパスメディカルシステムズ 日本メーカー初、通常内視鏡に匹敵する高画質を実現した 小腸用の「オリンパスカプセル内視鏡システム」“エンドカプセル” 10月15日に日本で発売|スクリーンショット

いよいよ飲み込めるカプセル型内視鏡が、日本でも製造・販売が認可されたそうです。

オリンパスの飲み込めるカプセル内視鏡、日本で発売認可

(2008/9/11、ITmediaニュース)

オリンパスメディカルシステムズは9月11日までに、錠剤のように飲み込める小腸用のカプセル型内視鏡について、厚生労働省から日本での製造販売認可を取得した。今後、発売に向けて準備を進める。

このカプセル型内視鏡であれば、チューブを挿入する従来型に比べて、患者の負担が軽減されます。

■小腸用カプセル内視鏡の検査とは

内視鏡総合メーカーのオリンパスメディカルシステムズ 日本メーカー初、通常内視鏡に匹敵する高画質を実現した 小腸用の「オリンパスカプセル内視鏡システム」“エンドカプセル” 10月15日に日本で発売

(2008/10/14、オリンパス)

小型カメラや照明を内蔵した錠剤大のカプセルを飲み込むことで、小腸全体の撮影を行う患者さんにとって負担の少ない検査です。カプセルは、消化管の蠕動運動によって移動しながら1秒間に2枚、約8時間かけて合計約6万枚撮影します。撮影画像は、カプセル本体から無線で患者さんが身に着けたアンテナに送信され、順次受信装置に蓄えられます。患者さんは、カプセルを飲み込んでから1~2時間後には病院を出て通常の生活に戻れます。撮影終了後、医師が受信装置から画像データをワークステーションにダウンロードして診断します。

慶應義塾大学病院内視鏡センター緒方晴彦先生のコメントによれば、「小腸は暗黒大陸といわれるほど、その臓器特性ゆえに従来より小腸粘膜を直接観察することが難しい臓器」なのだそうで、小腸用カプセル型内視鏡は、患者にとっては負担が少なく、なおかつ小腸粘膜を直接観察可能になる画期的なアイテムなのだそうです。

当社は1950年に世界で初めて胃カメラを実用化して以来、食道・胃・小腸・大腸など各消化管用の内視鏡や処置具など幅広いラインアップの商品を開発・製造し、全世界の顧客ニーズにお応えしています。長年、「暗黒大陸」といわれてきた小腸疾患の診断・治療領域においても、1973年に小腸ファイバースコープ、1997年から小腸ビデオスコープ、2007年からシングルバルーン小腸内視鏡システム、そして各種処置具を継続的に商品化してきました。また、1990年代初頭から、マイクロマシン・ナノテクノロジーなどの先進技術を活かし、将来技術の1つとしてカプセル内視鏡の開発に取り組んでまいりました。

このたび、日本で発売する「エンドカプセル」は、当社が長年培ってきた内視鏡の高画質化のための光学技術や画像処理技術、また小型化のためのマイクロマシン・ナノテクノロジーなど、当社が保有する技術の総結集により実現しています。

技術開発が進むにつれて、今まで見ることができなかったところが見えるようになり、検査を受ける患者にとっても肉体的に楽になっていっているようです。







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メタボ対策効果?人間ドック、「健康な人」初の上昇|日本人間ドック学会

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by Parker Knight(画像:Creative Commons)

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メタボ対策:効果? 「健康な人」初の増加--昨年の人間ドック受診者

(2008/9/9、毎日新聞)

昨年、全国で人間ドックを受診した人のうち、「異常なし」(A判定)と「軽度異常だが現在心配がない」(B判定)を合わせた「健康な人」の割合が、24年に及ぶ調査で初めて前年(06年)を上回った。日本人間ドック学会が8日、発表した。

日本人間ドック学会によれば、メタボ対策やメタボ健診の効果からか人間ドックで受診した人のうち、「健康な人」の割合が初めて前年を上回ったそうです。

詳しく記事を読んでみると、さらに興味深いことを発見。

年代別では、30代以下が同1.9ポイント増の24.5%、40代も同0.5ポイント増の12.5%を記録したのに対して、50代と60代以上は同0.1~0.2ポイント減っていたそうです。

この結果だけをみると、30代、40代が健康に気をつけ始めたのに対して、50代、60代は30代、40代に比べて、それほど健康に気をつけ始めていないということが考えられます。

メタボ健診の対象年齢は40歳から74歳までを対象にしているため、50代、60代の人もその対象年齢に含まれています。

しかし、30代、40代に比べて、50代、60代の人のメタボ健診による健康意識は高まっていないようです。

ただし、このような結果になったのは、もともと50代、60代の健康意識が高いために、メタボ健診がはじまったからといって、健康意識にそれほどの変更がないということもあるかもしれません。

もし、これまでも50代、60代の健康な人の割合が低く、健康意識を高める必要があるのであれば、今後は、50代、60代に対してのPRが必要なのかもしれません。







受動喫煙は配偶者の脳卒中リスクを高める

Smoking

by Jeff Masilungan(画像:Creative Commons)

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これまで、受動喫煙の配偶者への健康の影響についてさまざまな意見がありますが、今回は、受動喫煙は配偶者の脳卒中リスクを高めるということが発表されたそうです。

受動喫煙は配偶者の脳卒中リスクを高める(Yahoo!ヘルスケア)

喫煙者を配偶者に持つ非喫煙者では、脳卒中のリスクが有意に高いことが、新しい研究によって示唆され、米医学誌「American Journal of Preventive Medicine(予防医学)」9月号に掲載された。

喫煙は喫煙者本人だけの健康を害する恐れがあるだけでなく、喫煙者の配偶者にも受動喫煙によって配偶者の健康へ悪い影響を与える可能性があります。

受動喫煙を受けている女性は、受けていない女性より血圧が高い|東北大によれば、東北大学大学院薬学研究科の今井潤教授のグループによれば、受動喫煙を受けている女性は、受けていない女性より血圧が高いことがわかったそうです。

今井教授によれば、国民全体の平均最高血圧を2mmHg低下させられれば、脳卒中による死亡者を年間9000人減らすことができるとし、「受動喫煙対策を行い、国民の血圧水準を下げることが重要」と話しています。

禁煙をすることによって、配偶者の脳卒中リスクは低下するのではないかと考えられますので、できるだけ配偶者のためにも禁煙を心がけましょう。

→ 脳卒中の症状・前兆・原因・予防 について詳しくはこちら







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