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眼球壁への線維芽細胞移植による近視進行抑制効果|東京医科歯科大学

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■眼球壁への線維芽細胞移植による近視進行抑制効果|東京医科歯科大学

「皮膚から採取可能な線維芽細胞の眼球壁への移植により、近視進行を抑える」― ラット近視モデルに対するヒト線維芽細胞移植による近視進行抑制効果―
「皮膚から採取可能な線維芽細胞の眼球壁への移植により、近視進行を抑える」― ラット近視モデルに対するヒト線維芽細胞移植による近視進行抑制効果―

参考画像:「皮膚から採取可能な線維芽細胞の眼球壁への移植により、近視進行を抑える」― ラット近視モデルに対するヒト線維芽細胞移植による近視進行抑制効果― (2017/4/7、東京医科歯科大学プレスリリース)|スクリーンショット

「皮膚から採取可能な線維芽細胞の眼球壁への移植により、近視進行を抑える」― ラット近視モデルに対するヒト線維芽細胞移植による近視進行抑制効果―

(2017/4/7、東京医科歯科大学プレスリリース)

結果として眼軸長の延長と屈折度は線維芽細胞非移植群に比べ、ともに40%の抑制できることが明らかになりました(図1)。

また、眼球を摘出し、眼球に定着したコラーゲンについて組織染色を行ったところ、強膜外層に新しいコラーゲンの層が形成されており、強膜を補強していることがわかりました(図2)。

東京医科歯科大学の大野京子教授と吉田武史講師の研究グループは、近視進行モデルのラットの眼球壁である強膜周囲にヒト線維芽細胞を移植することで、強膜へのコラーゲン供給が強膜を補強し、眼球強化を行なった結果、屈折異常や眼軸長延長の抑制効果、つまり、近視の進行を抑制することができることがわかったそうです。




■研究の背景

今回、研究チームは、近視眼の強膜が、眼球延長に伴い、厚さが薄くなるだけでなく、強膜の主成分であるコラーゲンとコラーゲンを生成する線維芽細胞がともに減少することに着目し、線維芽細胞を強膜周囲に移植し、コラーゲンを生成、定着させることで強膜を補強すれば、眼軸長の延長を抑制できるのではないかと考えました。

強度近視は第2位の失明原因|強度近視で起こりやすい4つの病気によれば、近視は多くの場合、眼球の奥行きである「眼軸長(がんじくちょう)」が伸びることで、像が網膜より手前で結んでピンボケになる、つまり近視が進行すると考えられています。

近視進行抑制治療として眼軸長の延長を抑える試みは世界各国で行われてきましたが、これまでに確立された治療法はなかったそうです。

■まとめ

2050年までに50億人が近視(近眼)になると予想されている!?で紹介した豪州のニューサウスウェールズ大学のBrien Holden研究所によれば、2050年までに50億人が近視になっていると予想されるそうです。

また、デジタルデバイスの普及によって、目を酷使する人口が増えたために、近視(近眼)人口が増えていくことが予想されます。

今回の方法は、線維芽細胞の眼球への移植によって近視進行を予防できる可能性があり、また自分自身の細胞を用いる自己移植であれば安全性も高くなることが期待されます。

新しい治療法が開発されることで、世界の近視で悩む人が少なくなるといいですね。

→ 近視(強度近視・仮性近視)とは|近視の症状・原因・予防 について詳しくはこちら




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老眼でメガネ・老眼鏡の掛け外しがわずらわしい方に朗報!液体レンズを使ったピントの自動調整スマートグラス|ユタ大学

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■液体レンズを使ったピントの自動調整スマートグラス

老眼でメガネ・老眼鏡の掛け外しがわずらわしい方に朗報!液体レンズを使ったピントの自動調整スマートグラス|ユタ大学
老眼でメガネ・老眼鏡の掛け外しがわずらわしい方に朗報!液体レンズを使ったピントの自動調整スマートグラス|ユタ大学

参考画像:Could This Pair of Eyeglasses Mean the End of Bifocals?|WSJ|YouTubeスクリーンショット

ユタ大学(University of Utah)Carlos Mastrangelo電気・コンピュータ工学教授と博士課程の学生Nazmul Hasanのチームの研究によれば、液体レンズを使った自動でピントを調整する「スマートグラス」を開発しました。

このスマートレンズは、ゴム状の柔軟性のある透明な2枚の膜の間にグリセリンを入れたレンズに、アクチェーター(エネルギーを物理的な運動へと変換する装置)を接続して、液体レンズの曲率を変えて、メガネの度数を調整するという仕組みです。

メガネの度数を調整するためには、メガネと物との距離を測定する必要がありますが、どのようにしてその距離を測るのでしょうか?

Could This Pair of Eyeglasses Mean the End of Bifocals?
Could This Pair of Eyeglasses Mean the End of Bifocals?

参考画像:Could This Pair of Eyeglasses Mean the End of Bifocals?|WSJ|YouTubeスクリーンショット

メガネフレームのブリッジ部分には、赤外光のパルスを介してメガネから物体までの距離を測定するセンサーがついていて、そのセンサーで距離を測り、アクチュエータにレンズを調整してピントを測ります。

Could This Pair of Eyeglasses Mean the End of Bifocals?




■まとめ

液体レンズというアイデアはこれまでにも提案されています。

Joshua Silver:ジョッシュ・シルバーによる度数調製型液体レンズ眼鏡のデモ(Jul 2009、TED Talk)

アドレンズ、“世界初”液体レンズで簡単に度数が調節できるメガネ

(2011/10/7、家電Watch)

レンズ内には、厚さがフレキシブルに変わる膜が備えられている。フレーム両脇のダイヤルを回すことでオイルが圧縮され、レンズの形状が変わり、度数が調節できるという。

ユタ大学が開発した「スマートグラス」における大事なポイントは自動でピントを調整するという点です。

老眼になると、近くを見るときには老眼鏡が必要ですが、遠くを見るときには老眼鏡を外すという手間がかかります。

自動でピントを調節する「スマートグラス」があれば、そうしたわずらわしさがなくなります。

この「スマートグラス」を小型化・軽量化することができれば、老眼鏡をつけたり外したりする動作を煩わしいと考えている人が購入を検討するのではないでしょうか?

→ 老眼 について詳しくはこちら







【参考リンク】
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網膜剥離が日帰り手術になる日も近い!?長期埋め込み可能な人工硝子体の開発に世界で初めて成功|東大・筑波大

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■長期埋め込み可能な人工の硝子体の開発に世界で初めて成功

ウサギを用いた動物モデルにおいて、硝子体を切除した後に本ゲルを眼内に充填し、一年以上にわたる安全性を確認した。さらにウサギに網膜剥離モデルを作成し、本ゲルを眼内に充填したところ、網膜剥離を治療することに成功した。
ウサギを用いた動物モデルにおいて、硝子体を切除した後に本ゲルを眼内に充填し、一年以上にわたる安全性を確認した。さらにウサギに網膜剥離モデルを作成し、本ゲルを眼内に充填したところ、網膜剥離を治療することに成功した。

参考画像:「世界で初めて長期埋め込み可能な人工硝子体を開発」 (2017/3/3、東京大学プレスリリース)|スクリーンショット

「世界で初めて長期埋め込み可能な人工硝子体を開発」

(2017/3/3、東京大学プレスリリース)

◆眼の中に注射で注入でき、速やか(10 分以内)にゲル化し人工硝子体として使用可能な、生体適合性のハイドロゲル(注1)を、世界で初めて開発しました。

◆安全に眼球内に置換可能なこととその安全性を、1 年以上にわたり確認しました。

◆硝子体(注2)手術の合併症や眼への負担を大幅に軽減し、将来的にはすべての硝子体手術を日帰り手術にする道をひらきます。

東京大学大学院工学系研究科の酒井崇匡准教授と筑波大学医学医療系の岡本史樹講師の共同研究により、世界で初めて長期埋め込み可能な人工の硝子体の開発に成功しました。




■【背景】長期使用が可能な硝子体の材料がなかった

●生体適合性が低い

網膜のさまざまな疾患に対して行われる硝子体手術では、硝子体置換材料が必須です。

従来の材料であるガスやシリコンオイルなどは疎水性であるため生体適合性が低く、長期の使用には適さないことから、長期的かつ安全に置換可能な人工硝子体材料の開発が望まれていました。

また、眼の透明組織としては、水晶体と角膜は人工物が開発されていましたが,人工硝子体は未だ開発されていませんでした。

硝子体(しょうしたい)とは、水晶体と網膜の間にあり、眼球の大部分を占める無色透明でゼリー状の組織です。

硝子体手術には、置き換えるための材料が必要ですが、従来の材料は性質上長期使用には適さないものであり、また、人工硝子体はいまだ開発されていなかったそうです。

【参考ワード】

硝子体

コラーゲンからなる高分子網目からできているハイドロゲルの一種である。

生体適合性|weblio

ある材料を装着あるいは移植した際に、生きた体に異物として認識され、排除されることなく馴染む性質、またはその度合いを意味する表現。

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●再手術やうつ伏せ管理の必要があった

患者は入院で 1 週間程度うつ伏せの体位を保たねばならず、数カ月後には抜去を含む再手術を受ける必要がありました。

網膜の病気の手術には、ガスやシリコンオイルなど、長期埋植に向かない材料が用いられているため、、再手術やうつ伏せ管理の必要があるそうです。

●ハイドロゲルの成功例はこれまでなかった

インジェクタブルゲルは、生体内でゲル化を誘起する反応が周辺組織に刺激を与えることや、生体内において周囲の水を吸い込んで膨らみ、周辺組織を圧迫する等の問題を有しています。

ハイドロゲルとは、高分子が分岐し網目構造になったものが、水を含んで膨らんだ物質のことで、身近な例では、ゼリーやソフトコンタクトレンズが挙げられます。

人工硝子体の材料として、ハイドロゲルの応用研究がなされてきましたが、注射により生体内に埋植が可能で、生体内でゲル化するインジェクタブルゲルには、反応が周辺組織に刺激を与えたり、水を吸い込んで膨らみ周辺組織を圧迫するなどの問題がありました。

また、膨潤(ゲルが液体を吸収して膨張すること)をコントロールする試み自体もほとんどされてこなかったそうです。

■研究内容

本研究では、ゲルが作製されてから分解されていくまでのすべての期間にわたり、膨潤圧を周辺組織に影響を及ぼさないレベル(1 kPa 以下)まで低減することに成功しました。

さらには、ゲル化過程を含め、周辺組織に対する毒性・刺激性も容認可能なレベルまで低減することに成功しました。

その結果、上記の特性を保ちながら、液状のままで眼内に注入し、内部において速やか(10 分以内)にゲル化させることを世界で初めて可能にしました(図1)。

研究グループは、この技術を動物モデルに用い、ハイドロゲルによる網膜剥離の長期にわたる治療を世界で初めて実現させました(図2)。

しかも、人工硝子体として 1 年以上、なんら副作用をおこすことなく使用可能であることが確認できました。

膨潤をコントロールしながら、液状のままで眼の中に注射で注入でき、10 分以内にゲル化することに世界で初めて成功しました。

また、動物での研究で、ハイドロゲルによる網膜剥離の治療を行い、人工硝子体として長期間副作用を起こすことなく使用できることを確認しました。

■まとめ

将来的には、人工硝子体を活用すれば、網膜剥離のような病気でも日帰り手術が可能になる日も近いかもしれません。

→ 網膜剥離(もうまくはくり)とは|網膜剥離の症状・原因・見え方 について詳しくはこちら







目の病気

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網膜の病気(加齢黄斑変性・糖尿病網膜症・網膜色素変性症)に注意!

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【目次】

■加齢黄斑変性

My eye.

by Liebre.De.Marzo(画像:Creative Commons)

網膜の病気、ご用心 中高年、定期的に眼科検診を 発症のリスク、喫煙で上昇 食生活の欧米化も影響か 

(2012/8/17、日本経済新聞)

加齢黄斑変性は、歳を重ねるにつれて発症しやすい目の病気です。

加齢黄斑変性の発症リスクを高める要因としては、加齢の他に、喫煙や食生活の欧米化などが影響しているのではないかと考えられています。

記事によれば、眼底に「ドルーゼン」という黄色の斑点が見られると発症しやすいようです。

加齢黄斑変性は現在の段階で完全に治療できる方法がなく、病期の進行を早い段階で発見し、進行を遅らせることが重要です。

そのため、定期的に眼底検査を受けたり、定期的に片目をつぶってものを見て、悪化していないかをチェックしたりするのが大事です。

→  加齢黄斑変性症とは|症状・原因・治療・サプリメント について詳しくはこちら




■糖尿病網膜症

糖尿病網膜症は、糖尿病の進行を抑えるのが治療の基本なのだそうですが、血糖値を抑えても眼の症状だけは進行してしまう場合もあるので注意が必要なようです。

糖尿病患者の人は、半年から一年に一度眼科を受診したほうが良いようです。

→ 糖尿病網膜症の症状・治療・分類・予防 について詳しくはこちら

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■網膜色素変性症

網膜色素変性症にもまだ根本的に完治する治療法はないので、定期的に検査をしていくことが重要なようです。

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すっぴん風メイクで一番難しいのは、「クマが消えない」こと!

> 目の下のクマを取る方法 原因と解消方法 > すっぴん風メイクで一番難しいのは、「クマが消えない」こと




Behind the Scenes with Aveda™ – Steven Alan SS14 NYFW – Mercedes-Benz Fashion Week New York Spring Summer 2014 – #MBFW #NYFW – September 10, 2013 – Creative Commons (cc) photos distributed by Mainstream via Aveda Corporation

by Mainstream(画像:Creative Commons)

働く女子に聞く「すっぴん風メイクで一番難しいこと」

(2012/4/29、モデルプレス)

すっぴん風メイクが流行中なのだそうですが、すっぴん風メイクで一番難しいのは、「クマが消えない」(21.5%)ことなのだそうです。

素肌感を出したい場合には、クマを隠すためにコンシーラーで厚塗りするのはNGで、青クマにはオレンジ系、茶クマにはイエロー系のコンシーラーで薄塗りすると目立たなくなるそうですよ。

目の下のクマを隠すためにNGメイクしてない?上手に消すための3つのポイントは、1.肌の色にあったコンシーラーを使う、2.隠そうと思って厚塗りをしない=薄塗りを心掛ける、3.視線誘導テクニックを使う、ことなのだそうです。

⇒ 目の下のクマを取る方法 原因と解消方法 については詳しくはこちら。

⇒ 目のクママッサージ について詳しくはこちら。




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