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赤ちゃん 出生体重、戦前を下回る 母体のやせすぎ、喫煙が影響

Portrait #119 - Périne/Mallory - Friendly smoking -

by Valentin Ottone(画像:Creative Commons)




赤ちゃん 出生体重、戦前を下回る 母体の痩せすぎ、喫煙が影響

(2008/11/27、産経新聞)

減り続ける赤ちゃんの出生体重が、戦前の水準さえ下回ったことが26日までに分かった。

先進国で減っているのは日本だけ。

要因は女性の痩(や)せ志向で、喫煙やストレスなども絡む。

胎児期に発育が抑制されると、生活習慣病の危険が増すという。

専門医は女性の健康確保や胎児からのメタボ対策など、個人に加え社会全体の取り組みを訴える。

記事によると、20年で赤ちゃんの平均出生体重が200グラム減少しているそうです。

なぜ、赤ちゃんの出生体重が減少しているのでしょうか。

この記事では、赤ちゃんの体重が減少しているのは、やせすぎや喫煙、ストレスが原因なのではないかと紹介しています。

さらに、その影響は、赤ちゃんが大きくなる過程でも影響を与えるそうです。

「胎内環境が悪いと、胎児はその環境に合わせて発育を抑制するプログラミングが行われる。

出生後に発育が追い着いても、急に栄養を取るようになれば、内臓肥満から始まって糖尿病不全、動脈硬化や脳卒中など生活習慣病にかかりやすくなる。

2500グラム以上でも小柄な新生児にはこの傾向がある」

胎児からのメタボ対策も大事になってきそうです。

女性の健康を守るためにも、社会全体が考えて取り組んでいく必要がありそうですね。







【関連記事】

食べ過ぎの原因は遺伝子

食べ過ぎは遺伝子のせい(Yahoo!ヘルスケア)

遺伝子が過食や過度の体重増加を招く一因である可能性が、新しい研究によって示された。研究者らは、今回の知見が体重減少の“特効薬”につながるわけではないが、特に若年者における良い食習慣と運動の重要性をさらに裏付けるものであるとしている。

食べ過ぎの原因が遺伝子によるものだとは驚きですね。

このことを知ったからとはいえ、ダイエットができるわけではないですが、子供のうちからよい食習慣をつけることは重要なようです。

紫色(アントシアニン)のトマトで健康促進|英研究

Black purple tomato

by Michele Dorsey Walfred(画像:Creative Commons)




紫色のトマトで健康促進、英研究

(2008/10/27、AFPBB)

遺伝子操作によって、抗がん作用があるとされる紫色のトマトの栽培に成功した英国の研究グループの研究結果が、英科学誌「ネイチャー・バイオテクノロジー(Nature Biotechnology)」(電子版)に26日、掲載された。
<中略>
アントシアニンはブラックベリーやクランベリーなどの果物に多く含まれる紫の色素。これまでの研究で、がんや心疾患、糖尿病などに一定の効果があり、肥満や糖尿病を防ぐ可能性があることが分かっている。

遺伝子操作によって紫色のトマトの開発に成功したそうです。

その紫色の色素は、アントシアニンであり、健康に効果があるといわれています。

しかし、健康によいといっても、日本で遺伝子操作をした食べ物は受け入れられるようになるまでにはしばらくかかると思います。







中学生の採血検査でメタボ・糖尿病の検査|貧血(赤血球・ヘモグロビン・ヘマトクリット)・肝機能(GPT)・高脂血症(HDLコレステロール)・糖尿病(ヘモグロビンA1c)

Blood Test

by houstondwiPhotos mp(画像:Creative Commons)

健康・美容チェック > メタボリックシンドローム > 中学生の採血検査でメタボ・糖尿病の検査|貧血(赤血球・ヘモグロビン・ヘマトクリット)・肝機能(GPT)・高脂血症(HDLコレステロール)・糖尿病(ヘモグロビンA1c)




中学生にメタボ予備軍いない? 市内の全1年生から採血検査

(2008/11/15、両丹日日新聞)

福知山市内の全10中学校で1年生を対象にした生活習慣病予防検診が行われている。

全員から採血をしてコレステロールなどを調べ、指導に役立てていくもので、3年目の今年はメタボリックシンドロームの予備軍がいないか調べるため、検査項目を増やして糖尿の傾向も見る。

<中略>

検査項目は貧血を調べる赤血球▽ヘモグロビン▽ヘマトクリット。

機能を調べるGPT。

それと高脂血症を調べるためのHDLコレステロール。

今年は糖尿病を調べるためヘモグロビンA1cも検査することになった。

高脂血症と糖尿病を調べることでメタボが分かる。

最近では、子供の糖尿病が増加しており、世界的にも糖尿病の子供が増加しています。

この記事によると、子供のころから糖尿病の疑いがないかを検診で調べるようになったそうです。

糖尿病などの生活習慣病は、早めの対策が重要なため、良い方法なのではないでしょうか。







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肥満遺伝子持っていても、やせられる|東北大が調査

Molecule display

by Christian Guthier(画像:Creative Commons)




肥満:遺伝子持っていても、やせられる 東北大が調査

(2008/11/9、毎日新聞)

肥満になりやすい遺伝子変異を持っている人でも、持たない人と同等にやせられることを、栗山進一・東北大准教授(公衆衛生学)らが調査で示し、米医学誌「メタボリズム」電子版に発表した。

栗山進一・東北大准教授の調査によれば、肥満になりやすい遺伝子変異を持っている人でも、持たない人と同等にやせられることが分かったそうです。

遺伝的に肥満になりやすいという言い訳はできないようですね。

また、栗山進一・東北大准教授によると、遺伝子ダイエットに関しては、否定的なようです。

遺伝子を調べて肥満体質の型を判断し、効率的な減量法を指導する「遺伝子ダイエット」が話題だが、栗山准教授は「現時点で科学的根拠があるとは言いがたい」と指摘する。

遺伝だけで肥満になるのではなく、やはり生活習慣や環境による影響も大きいのでしょう。

遺伝子のせいにすることなく、生活習慣を改善してダイエットしましょう。