「メタボリックシンドローム」カテゴリーアーカイブ

社員割引でダイエット応援|従業員が健康を改善することで企業の医療費の削減につながる|米Whole Foods Market

New Whole Foods Market - North Miami

by Ines Hegedus-Garcia(画像:Creative Commons)




社員割引でダイエット応援 米大手流通業

(2009/12/3、MSN産経)

自然食品小売り最大手の米ホール・フーズ・マーケット社は、減量や大幅な健康改善に成功した従業員に対し、報酬として社内販売の割引率をアップする計画だ。

米流通大手のホール・フーズ・マーケットは、従業員へのダイエット支援を行うことを決めたそうです。

ダイエットや健康の改善に成功すると、どのような報酬を得られるのでしょうか。

同社のマッケイ最高経営責任者(CEO)によると、血圧、コレステロール値、体格指数(BMI)、喫煙の有無に応じて20%から最大30%までの割引を受けることができるという。

2010年1月から開始し、希望者だけに適用する。

では、どのような支援を行うのでしょうか。

制度開始にあたり1月から移動診療所が各店舗を回って健康チェックを行う。店舗間や地域間の競争で従業員のやる気の持続を図る。

また参加の動機付けのため20%までの割引は簡単に得られるように配慮されているという。

今回、同社がこのような取り組みを行ったのは、次のような狙いがあるからのようです。

同社は従業員を対象とした自社運営の健康保険に2008年で1億5000万ドル(約130億円)を費やしている。今回の計画は医療費の給付節減を狙ったものだ。

<中略>

すでに同社は、肥満や2型糖尿病など危険度の高い健康問題を抱えている従業員に対し、療養所での治療制度を提供している。

具体的な数字は挙げられなかったが、マッケイ氏によると5~10日間の治療で1人当たり数千ドルの経費がかかっているという。

すでに100人以上に適用されたといい、「大勢がこのプログラムで命拾いしたと述べている」。

広報担当のケイト・ロウワリー氏によると、ホール・フーズ・マーケットは全従業員の75%にあたる4万人分の医療保険料を負担しているという。

パート従業員に関しては、各個人が保険料を支払っている。

多額の医療費(医療保険料)を企業が負担しているそうで、今回の取り組みにより、従業員が健康を改善してくれることで、企業の医療費の削減するのが目的だということです。

これは、企業にとっても、従業員にとっても、大変良いことなのではないでしょうか。

また、自然食品大手だけに従業員が健康であることはセールスポイントにもなりそうです。

マッケイ氏はかねてより「健康上の問題の大部分は各個人の責任。適切な食事、運動などの生活習慣の改善により予防できる」と主張しており、それが今回の制度にも反映されている。

健康問題は個人の責任も大きいとは思いますが、世界的には、糖尿病など社会的な問題にもなりつつあり、社会全体として取り組む必要があると思います。

【追記(2016/12/9)】

「アンダーマイニング効果(面白いことでもお金稼ぎが目的になると楽しめなくなり、自発的なやる気が低下する)」を脳科学実験で確認|玉川大などで紹介した玉川大の松元健二准教授やドイツ・ミュンヘン大の村山航研究員らが行なった脳科学実験によれば、面白いことでもお金稼ぎが目的になると楽しめなくなり、自発的なやる気が低下することが、脳活動の変化として表れたそうです。

元々自発的に進んで行動していた(内発的動機づけに基づく行動)のに、その行動に対して報酬を与えられる(外発的動機づけ)と、やる気が減少してしまうということを「アンダーマイニング効果」というそうです。

社員割引でダイエットを応援するというのは、自発的に健康になろうと進んで行動していた人にとっては、報酬を与えられることによって、やる気が減少してしまうということはないのかどうか心配です。







【関連記事】

やせているイメージのフランス女性、26%が過体重 都市型の生活様式が肥満が進んだ最大の要因?|調査

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by matthew Hunt(画像:Creative Commons)




痩身イメージのフランス女性、26%が過体重=調査

(2009/11/11、ロイター)

フランス人女性は一般的にスリムなイメージを持たれるが、その4分の1は過体重であることが、10日に発表された最新の調査で分かった。

フランス人女性の26%が過体重なのだそうです。

肥満が進んだ原因は何なのでしょうか。

調査にかかわったマリー・アリーヌ・シャルル博士は、都市型の生活様式が肥満が進んだ最大の要因だと指摘。

ロイターとの電話インタビューで「肥満率は都市部で急上昇している。座りがちな仕事が多く、交通機関が発達していることから歩く機会が少ない上、食べ物もすぐに入手できる」と話した。

都市型の生活様式によって、運動する機会が少ないことが原因だと考えられるそうです。

自動車を利用せずに徒歩や自転車で移動すると肥満の予防になるによれば、欧州の都市は建物や施設が密集し、交通網が高度に発達していることが多く、アメリカの都市はスプロール化(都市が無秩序に拡大していくこと)が進み、公共交通機関のインフラは一般にそれほど整備されていないので、車を使わずに徒歩や自転車で移動するのが難しい場合があるそうです。

欧州人は年平均約381キロメートル歩き、約187キロメートル自転車で移動しているのに対し、米国人の徒歩での移動距離は年平均約140キロメートル、自転車での移動距離は約39キロメートルだ。

こうした運動量の差を体重に換算すると、欧州人は、米国人よりも約2.3〜4.1キログラム分余計にカロリーを消費していることになる。

ある研究によれば、欧州人は米国人の3倍の距離を歩き、5倍の距離を自転車で移動していることがわかっているそうです。

交通機関の発達していることが最大の要因というよりも、座りがちな仕事にポイントがあるのではないでしょうか。

【追記(2016/11/20)】

長時間座ることはどのくらい健康に悪いのか?によれば、長時間座ることの健康への影響は次のようなものが挙げられています。

  • 脂肪を分解する酵素が90%減少
  • インスリン値は下がる
  • 善玉コレステロール減少
  • 血圧は上がる(高血圧
  • 脚の筋肉で支えていた体重は首と背骨にかかり、座ることで脳の血栓ができやすくなる
  • 肥満糖尿病、心循環系の病のリスクも高まり、心臓病のリスクも2倍になる
  • 乳がんにも悪影響を与える

長時間イスに座っているのは、健康に良くないらしいによれば、座っているときは、体の代謝に必要な仕組みがストップされているそうです。

普段からよく歩く人達に歩く量を減らしてもらう実験を行うと、糖分や脂肪の代謝機能が低下し、体脂肪率が増加したそうです。

定期的に運動していれば、「座る」と「立つ」に健康リスクへの差はない!?で紹介したエクセター大スポーツ健康科学部のメルビン・ヒルズドン(Melvyn Hillsdon)さんによれば、「座っていようが立っていようが、同じ姿勢で動かないことは、エネルギー消費が低く、健康に有害である可能性がある」そうです。

つまり、座る姿勢に問題があるということではなく、同じ姿勢で動かないことが健康にとっては良くないということなのです。

長時間座り続けることがなぜ健康に良くないのかということについて、これまでは体を動かす時間が少なくなることでエネルギー消費が減ってしまうためとか、座ることによって代謝に必要な仕組みがストップしてしまうためなどと考えていましたが、【#ガッテン】1時間座り続けると22分寿命が縮む!?耳石が動かないと自律神経や筋肉の働きが衰えてしまう!30分ごとに立ち上がってアンチエイジング!によれば、「耳石があまり動かないこと」が全身の筋肉や自律神経の働きが衰え、筋力の低下、循環機能低下、代謝の異常などが起こしてしまうということがわかりました。

【関連記事】

耳石を効率よく動かす方法は「立ち上がること」なのだそうです。

立ち上がるという動作は、頭が前後左右上下に動くため、耳石を効率よく動かすことができるそうです。

研究によれば、32回立ち上がる動作をするとよいそうで、それを一日の中で計算をすると、30分ごとに立ち上がるとよいそうです。







男性、喫煙率最低の36% 肥満は5年ぶり減|厚生労働省の2008年「国民健康・栄養調査」

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by Ashley Webb(画像:Creative Commons)




男性、喫煙率最低の36% 肥満は5年ぶり減、厚労省調査

(2009/11/9、日経ネット)

たばこをやめて、ダイエットも――。

厚生労働省が9日発表した2008年の「国民健康・栄養調査」で、人々の健康志向がくっきり浮かび上がった。

成人の喫煙率は21.8%と健康増進法が施行された6年前より約6ポイント低下。

たばこ増税論議の影響などもあり、“たばこ離れ”は進みそう。

ここ数年進み続けていた男性の肥満傾向にも改善の兆しがみられた。

厚生労働省が発表した2008年「国民健康・栄養調査」によれば、たばこの喫煙率が減少し、また肥満傾向にも改善の兆しがみられるそうです。

健康志向が高まっていることがわかります。

■喫煙率の高さと健康の関係

岩手県、脳卒中の死亡率が全国でワースト1!その原因とは!?によれば、岩手県は脳卒中の死亡率が全国でワースト1なのですが、その原因の一つに喫煙率の高さがあります。

なぜ、青森県が平均寿命最下位なのか?|青森県を長寿県にするための方法とは?によれば、たばこに関しては厚労省の25年の国民生活基礎調査によると、青森県民の喫煙率は男性が40・3%で全国1位、女性は14・3%で同2位と、喫煙率は男女とも高いという結果が出ています。

たばこを吸う人は非喫煙者に比べてがんの再発リスクは2.5倍|山形大によれば、がん経験者でたばこをやめなかった人は、たばこを吸わない人に比べて、がんの発症リスクが約2.5倍になるそうです。

世界一受けたい授業 5月2日|エクオール|健康な血管を作る為の3つの習慣|最新のがん予防法によれば、喫煙は肺がん・食道がん・胃がん・すい臓がん・子宮頸がんのがんの発症リスクを上げるそうです。

■まとめ

タバコは健康に悪影響があることはよく知られていることです。

もし本当は吸いたくないのに習慣として吸っているだけの人は、ぜひその喫煙習慣を辞めてみませんか?

→ がん最新ニュースまとめ について詳しくはこちら







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アメリカの「リーダーズ・ダイジェスト・マガジン」が世界中から集めた8つのダイエット方法

アメリカの「リーダーズ・ダイジェスト・マガジン」が世界中から集めた失敗しない8つのダイエットのポイントを発表したそうです。

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by Mike Mozart(画像:Creative Commons)




アメリカが世界中から集めた8つのダイエット方法

(2009/10/24、アメーバニュース)

1. 満腹になる前に食事をやめる。

2. オリーブオイルなど良質の油を使った料理を食べる。

3. 食事中にテレビを見たり、仕事をするなど他のことをしない。(知らず知らずのうちに食べ過ぎてしまう)

4. 体を動かす。

5. 3食きちんと食べる。

6. 一人で食事をしない。(周りに人がいると、暴食することがなくなり、ゆっくり食べることで少ない量で満腹感を得ることができる)

7. 空腹時以外食事をしない。(現代人にはストレスにより間食してしまう人が多い。)

8. 食事にグラス一杯のワインを付ける。(ポリフェノールが体内の悪玉コレステロールを酸化してくれる)

一つ一つを見ていきます。

1. 満腹になる前に食事をやめる。

腹八分目になるような食事の仕方をする必要があります。

よく噛んでゆっくり咀嚼(そしゃく)することで、脳にある満腹中枢を刺激し、食べ過ぎを防ぎ、肥満を防いでくれます。

糖尿病の方や糖尿病予備軍にすすめている糖尿病の食事療法でも、そのように指導されているようです。

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2. オリーブオイルなど良質の油を使った料理を食べる。

良質な油を摂取することはこのブログでも何度も紹介しています。

おすすめはオメガ3脂肪酸の油です。

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3. 食事中にテレビを見たり、仕事をするなど他のことをしない。

だらだら食べてしまうと食べ過ぎてしまうようです。

4. 体を動かす。

ダイエットには運動は欠かせません。

【おすすめの運動・エクササイズ】

  • サーキットスロートレーニング(サーキットスロトレ)
  • サーキットトレーニングのやり方
  • スローステップ運動・スロージョギングの疑問|ためしてガッテン(NHK)
  • スロージョギングの効果・やり方とは|ためしてガッテン(NHK)
  • スロトレ(スロートレーニング)|生活ほっとモーニング(NHK)
  • モナリザ症候群―交感神経の働きが低下することで、代謝が起こりにくく、痩せにくいカラダになってしまう

5. 3食きちんと食べる。

食事誘発性熱産生による消費カロリーが意外と多いんです。

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6. 一人で食事をしない。

周りに人がいると、暴食することがなくなり、ゆっくり食べることで少ない量で満腹感を得ることができるそうですが、ただし、周りの家族・友人が食べ過ぎる傾向にあると、それに応じて食べる恐れがあるため、注意が必要ですね。

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7. 空腹時以外食事をしない。(現代人にはストレスにより間食してしまう人が多い。)

本当は食べたいと思っていないのに、ストレスのために食べてしまうことがあります。

食べる以外でストレスを解消する方法を身につけたいですね。

8. 食事にグラス一杯のワインを付ける。

ワインのポリフェノールに限らず、抗酸化作用のある食品を摂ることが重要だということでしょう。

ダイエットの情報はこちら

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ダイエット方法ランキング







メタボ対策に阿波踊り体操を|徳島大・田中俊夫教授らが開発

awaodoritaisou

参考画像:⑮ 阿波踊り体操 メタボリックシンドローム解消編|YouTubeスクリーンショット




メタボ対策に阿波踊り体操を

(2009/10/9、医療介CBニュース)

生活習慣病の改善に役立てようと、大鵬薬品工業(本社=東京都千代田区)はこのほど、同社ホームページの疾患情報サイトで新コンテンツ「脱メタボ大作戦阿波踊り体操でダイエット」を公開した。

阿波踊りの動きを取り入れた「阿波踊り体操」は、徳島県の依頼で徳島大の田中俊夫教授が中心となって開発し、2006年に発表した。

徳島県の依頼で徳島大の田中俊夫教授が中心となって開発したのが、阿波踊りの動きを取り入れた「阿波踊り体操」です。

メタボリックシンドローム対策のためにも、自身にあった運動を見つけましょう。

【参考リンク】







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