「健康食品」カテゴリーアーカイブ

2008年国内「健康志向食品」市場は0.4%減の1兆2283億円

2008年国内「健康志向食品」市場は0.4%減の1兆2283億円 富士経済調査

(2009/1/5、日経トレンディネット)

富士経済(本社:東京都中央区)は2008年12月26日、「健康志向食品」の2008年国内市場見込みを前年比0.4%減の1兆2282億円とする調査結果を発表した。

整腸効果を持つ食品は実績を伸ばしたが、生活習慣病予防や、美肌効果、ダイエットなどは減少。

全体ではやや縮小し、メタボ対策需要の恩恵は受けられなかったという。

記事によると、健康食品の市場は若干縮小したようです。

特に注目されたメタボ対策特需の恩恵は得られることはなかったようです。

明らか食品の市場は前年比1.3%増の5205億円。

機能カテゴリーでは、相次いで新商品が投入される「栄養バランス」や、「エチケット」が前年比10%以上伸び、「アイケア」や「貧血予防・改善」などが急成長した。

ドリンク類は同1.7%減の7077億円。

「ダイエット」や「免疫賦活作用」などが落ち込む一方で、ウコンドリンクなどの「肝機能改善」や「骨・関節サポート」が大きく伸びた。

記事の中で紹介されている現在伸びている機能カテゴリーをまとめてみました。

  • 栄養バランス
  • エチケット
  • アイケア
  • 貧血予防・改善
  • 肝機能改善
  • 骨・関節サポート
  • 整腸作用

市場が減少した、または期待ほどの実績が上がっていないカテゴリーは以下の通り。

結構意外な結果だったのですが、皆さんはどうでしたか。

どういった機能に興味がありますか。

【関連ページ】

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様々なメタボ指標を改善するアスタキサンチン

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■様々なメタボ指標を改善するアスタキサンチン

Salmon nigiri sushi - Shira Nui AUD18 special lunch set

2008年4月から始まった特定健診・保健指導(メタボ健診)からメタボリックが注目されています。

そのメタボリックに対して効果的であるとしてアスタキサンチンが注目されているようでうす。

様々なメタボ指標を改善するアスタキサンチン

(2008/11/6、日経ヘルス)

その結果,アスタキサンチンを摂取したマウスの脂肪量は,高脂肪食を食べたマウスに比べ,内蔵脂肪で30%弱,皮下脂肪で40%程度抑制された(グラフ1)。また,アスタキサンチンを摂取したマウスの血糖値は高脂肪食摂取マウスに比べ低く,普通食を食べたマウスとほぼ同程度。さらに,インスリンの分泌量も,アスタキサンチンをとったマウスでは高脂肪食群に比べて低いことがわかった(グラフ2)。

日本栄養・食糧学会で発表したヤマハ発動機によるマウスの実験によれば、アスタキサンチンが脂肪(内臓脂肪・皮下脂肪)の蓄積を抑え、インスリン抵抗性を抑制する効果があることがわかったそうです。

メタボリックシンドローム予備軍の人16人(男性12人,女性4人)に,3カ月間1日16mgのアスタキサンチンを飲んでもらい,それぞれメタボリックシンドロームの指標であるHbA1c(糖尿病の指標)や,アディポネクチン,TNF-α量も見た。その結果,HbA1cとTNF-αは低下,アディポネクチンは増加することがわかった(グラフ3)。

また、メタボ予備軍にアスタキサンチンを飲んでもらう実験を行ったところ、糖尿病の指標であるHbA1cの値や炎症成分であるTNF-αは低下し、アディポネクチンは増加することが分かったそうです。

→ アスタキサンチン について詳しくはこちら

これまでの研究で、アスタキサンチンは血圧やHDL値や血糖値、中性脂肪値を正常な範囲に調整することが確認されている。

サケやエビに含まれる天然の色素成分「アスタキサンチン」には今後も注目が集まりそうですね。

→ アスタキサンチンの健康効果 について詳しくはこちら







【参考記事】

【参考画像】

  • by Alpha(画像:Creative Commons)

ビタミンCやEのサプリメント、ガン予防に効果みられず|米研究

Supplement use

by Oregon State University(画像:Creative Commons)




がん予防のためにビタミンCやビタミンEのサプリメントを摂取してきた人には残念なニュースをご紹介します。

ビタミンCやE、ガン予防に効果みられず 米研究

(2008/12/10、AFPBB)

ビタミン類のサプリメントを服用すれば、ガン予防にある程度の効果があるとされてきたこれまでの研究に異議を唱える研究結果が発表された。

米医師会の医学誌「Journal of the American Medical Association、JAMA」(1月7日号)で発表された2つの研究によると、ビタミンCとビタミンEには、ガンのリスクを低下させる効果がみられなかったことが明らかになった。

この記事によると、これまでの研究では、ビタミンCやビタミンEには、前立腺がんなどのがんのリスクを低下させる効果があると指摘されていたそうですが、今回の研究によると、ビタミンC、ビタミンEサプリメントのどちらを摂取してもがんのリスクを低下させる効果はあまりなかったそうです。

ビタミンサプリメント摂取とがん・循環器疾患|多目的コホート研究|国立がん研究センター

その結果、女性では、非摂取者に比較して、過去摂取者で17%、摂取開始者で24%、全がんリスクが上昇していました(図1)。

多目的コホート研究によれば、ビタミンサプリメントを摂取することでがん予防にはつながらないという結果になったそうです。

女性のビタミンサプリメント過去摂取者でも全がんリスクが上昇しましたが、これはこのグループの生活習慣・健康意識などが影響しているのではないかと考えられます。今回の研究で、女性のビタミンサプリメント過去摂取者のグループは、他のグループと比較して、肥満者や喫煙者、高血圧や糖尿病治療の割合が高く、一方身体活動量が低いなど、不健康な特徴を有していました。

多目的コホート研究によれば、女性のビタミンサプリメントの過去摂取者(ベースライン調査:摂取あり・5年後調査:摂取なし)のグループは、他のグループ(摂取なし、摂取開始者、継続摂取者)と比較すると、肥満や喫煙、高血圧や糖尿病治療の割合が高い、身体活動量が低いなどという不健康な特徴を持っていたそうです。

「体調が悪いから」「不健康な生活を少しでも改善したいから」という理由でビタミンサプリメントの摂取を始めているのかもしれませんが、女性のビタミンサプリメントの過去摂取者はそもそもの生活習慣が悪く、また健康的な生活習慣を継続することができないために、このような結果が出たのかもしれません。

ガンを予防するためには、ビタミンサプリメントに頼るのではなく、食事や運動で生活習慣を改善していくことが遠回りなようでいて近道なのではないでしょうか。







中国:メタボの人増加でダイエット市場にチャンス到来

中国:肥満の人増加でダイエット市場にチャンス到来(2008/11/6、サーチナ)

ある調査によると、中国では13億人の人口のうち、約9000万人が健康基準の体重を20%オーバーしている。

肥満は様々な病気を引き起こす原因になるため、中国でもダイエット市場が今後拡大する見通し。

さすが中国という数字ですね。

約9000万人と言えば、日本の人口まであと少しという数字です。

これまで中国の人にはやせているイメージをもっていましたが、それは昔のことのようで、生活が豊かになったことで、中国でもメタボリックの人が増加しており、また糖尿病の患者も急増しているそうです。

今後、中国もアメリカに続いて、ダイエット大国となるかもしれませんね。

日本の健康関連企業(特にダイエット関連企業)にとっては、チャンス到来かもしれません。

温州みかん成分「β-クリプトキサンチン」に糖尿病改善効果

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by Shunichi kouroki(画像:Creative Commons)

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アークレイ、温州みかん成分「β-クリプトキサンチン」の肥満・糖尿病改善効果を実証

(2008/10/28、日経プレスリリース)

温州みかんの成分である 「β(ベータ)-クリプトキサンチン」に肥満・糖尿病の改善効果があることを実証したそうです。

このことは、日本肥満学会で発表されるそうです。

みかんで肥満・糖尿病・メタボリック予防ができればうれしいですね。







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