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「日焼けマシン、発がんリスク最高レベル」 WHO




Magic tan machine

by AprilSanders (画像:Creative Commons)

「日焼けマシン、発がんリスク最高レベル」 WHO

(2009/7/30、朝日新聞)

世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)は、日焼けサロンやスポーツジムで使われ、人工的に紫外線を出す「日焼けマシン」の使用は発がんリスクを確実に高めるとして、発がんリスク分類でもっとも危険性の高い「グループ1」に引き上げた。

WHOの国際がん研究機関は、日焼けマシンの発がんリスクを最高レベルであるグループ1に引き上げたそうです。

このグループ1に含まれるものとしては、

アスベストやたばこ、X線、太陽光

が含まれるそうです。

従来、紫外線のうちB紫外線(UVB)にだけ発がん性があると考えられていたが、A紫外線(UVA)もUVBと同じように発がん性があることもわかったという。地上に降り注ぐ紫外線の95%がUVAだ。

また、UVAにもUVBと同様に発がん性があることが分かるなど、これまで常識とされていたことも変更されたようです。







 

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肝臓がんで死亡、年33万人!世界の死者数の55%占める|中国

Bewildered 莫名其妙

by Jorge Dalmau (画像:Creative Commons)

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■肝臓がんで死亡、年33万人!世界の死者数の55%占める|中国

肝臓がんで死亡、年33万人!世界の死者数の55%占める―中国

(2009/7/29、Record China)

2009年7月27日、中国衛生部医政課医療管理所の焦雅輝(ジャオ・ヤーフイ)所長は、中国では年に33万人以上が肝臓がんで死亡していることを明かした。

世界の肝臓がん死者数の55%を占めているという。

中国では、年33万人が肝臓がんで亡くなっているとのことで、また、世界の肝臓がんの死者数の55%なのだそうです。

この数字は多いのではないでしょうか。

肝臓がんになる原因が何かあるのかもしれません。

【#世界一受けたい授業】肝臓の検査・エゴマで肝臓がん予防・肝臓がん治療(泉並木)によれば、肝臓がんの原因は8割がウイルス(B型肝炎ウイルス15%、C型肝炎ウイルス65%)といわれています。

C型肝炎治療薬は劇的に進歩し、今では90%近くの患者が治るようになっているそうです。

つまり、肝炎ウイルス検査を受けて、肝炎ウイルスを発見することがわかり、しっかりと治療をすれば、肝臓ガンは避けられる病気ともいえます。

気になる方はぜひ肝炎ウイルス検査を受けてください。

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マウス胎児細胞から完全な歯を再生 肝臓や腎臓などの再生医療につながる成果|東京理科大グループ




Army invests in 3-D bioprinting to treat injured Soldiers

by Army Medicine(画像:Creative Commons)

マウス胎児細胞から完全な歯を再生 東京理科大グループ

(2009/8/4、朝日新聞)

マウスの胎児から歯のもとになる細胞を取り出して培養し、痛みの感覚がある、ほぼ完全な歯に再生させることに東京理科大の辻孝教授(再生医工学)らのグループが成功した。

人の歯の再生だけでなく、肝臓や腎臓などの臓器の再生医療につながる成果として期待される。

米科学アカデミー紀要電子版に発表する。

東京理科大の辻孝教授(再生医工学)らのグループがマウスの胎児からほぼ完全な歯に再生させることに成功したそうです。

この研究が進めば、歯周病や虫歯で歯を失った人も入れ歯が必要でなくなりそうですし、また、肝臓腎臓などの再生医療にもつながりそうです。







若田光一宇宙飛行士の健康リスクとは?リハビリ内容は?




NASA Astronaut Rick Mastracchio and JAXA Astronaut Koichi Wakata visit GSFC

by NASA Goddard Space Flight Center(画像:Creative Commons)

■若田光一宇宙飛行士の健康リスク

これからリハビリ45日間…若田さん、なお激務

(2009/8/2、朝日新聞)

記事の中から、若田光一宇宙飛行士の健康リスクに関して抜き出してみました。

  • 無重量状態では体に負荷がかからないため、骨や筋肉が衰えてしまうそうです。
    記事によれば、毎日2時間の運動をこなしても、筋力は約2割落ちて一気に20歳も年をとった状態になるそうです。
  • 骨量も骨粗鬆症(こつそしょうしょう)患者の約10倍の速さで減るそうです。
  • 骨折や尿路結石の危険性も高まっているそうです。
  • 放射線被爆の影響により、白内障やがんのリスクが高まっている可能性
  • 燃え尽き症候群の恐れ

 

■若田光一宇宙飛行士のリハビリ内容

今後の対策を抜き出してみました。

  • ストレッチ、マッサージから始め、自立歩行、自転車こぎなど負荷をあげていくそうです。
    筋肉は数カ月で回復する見込みとのことです。
  • 骨量が戻るには少なくとも滞在期間のほぼ倍の時間がかかるそうです。
    若田さんは、今回骨粗鬆症の治療薬も実験的に飲んでいたとのことで、その効果が検証されるそうです。
  • 定期的な眼科検診・血液検査
  • メンタル面のサポート

宇宙に行くということはこれだけの体に負担のかかることなんですね。

若田光一さんが着陸後すぐに会見に出席したことはとてもすごいことだということがわかります。

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メタボ健診低迷 項目減(心電図・眼底検査・血清クレアチニン検査)に不満噴出




Cafe Crew with Mary Ann Parks

by Ted Van Pelt(画像:Creative Commons)

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クローズアップ2009:メタボ健診低迷 項目減に不満噴出

(2009/7/27、毎日新聞)

昨春スタートしたメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)対策の特定健診・保健指導(メタボ健診)。

「メタボ」という言葉が流行語になり、肥満対策への関心が高まったかに見えたが、毎日新聞の全国806市区調査では、健診受診率が低迷し、現行制度の見直しを求める声が多く寄せられた。

メタボ(メタボリックシンドローム)が注目され、メタボ健診を受診する人が多くなると思っていましたが、現状では、メタボ健診受診率は低迷しているそうです。

記事の中に、自治体が指摘するメタボ健診の問題点が紹介されており、そこにメタボ健診が低迷している理由があるようです。

 <自治体が指摘するメタボ健診の問題点>

・健診項目が減り、住民からの苦情が多い

・メタボ基準の科学的根拠が疑わしい

・腹囲は測定の誤差が大きく、信頼性がない

・やせの糖尿病も多く、現在の健診項目では見落とす恐れがある

・メタボの割合が低い地域ではメタボ以外の患者がより多く見逃される

・「健診は自治体が実施する」との意識が住民に根強い

・地域全体の健康問題の把握が難しく、住民サービスの観点からはサービス低下になる

・加入保険によって市民が受ける健診、自己負担額が異なるのはおかしい

・健診をきっかけに服薬を始めたという人が多数いる。医療費削減につながるか疑問

・国の実験的な要素が強い

・健康対策にペナルティーを科すのはおかしい。国保財政を圧迫し、保険料引き上げにつながる

・生活習慣を変えたくても、仕事でできないという人が多い。まず労働条件などの改善に取り組む必要がある

この中で一番気になったのは、従来に比べて健診項目が減少していることに受診者の不満があるということ。

メタボを早期発見する検査項目(腹囲や血糖値、血中脂質、血圧など)に変更され、これまで検診で受けることができた眼底検査や心電図などが対象外となったことが不満となっているようです。

そのため、ある自治体では、メタボ健診ではなくなった心電図、貧血機能を調べる血清クレアチニン検査を実施するなどして、健診項目を増やし、魅力的な健診を目指しているところもあるようです。

健診する人を増加させるためには、健診項目を増やしていくようにしていく必要があるのかもしれません。

→ メタボリックシンドローム について詳しくはこちら







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