「医学」カテゴリーアーカイブ

鶏の足、高血圧の抑制に役立つ可能性|日本ハム中央研究所・広島大学

chicken feet at triple eight palace

by Nicholas Noyes(画像:Creative Commons)

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鶏の足、高血圧の抑制に役立つ可能性=研究

(2008/10/10、ロイター)

鶏の足から抽出したコラーゲンを高血圧のネズミに摂取させたところ、食塩水を摂取させたネズミとの比較で、8時間後に血圧がはっきりと降下。4週間後にも血圧の大幅低下が確認できたとしている。

日本ハム中央研究所と広島大学の共同研究によれば、鶏の足から高血圧の抑制をかけると考えられる4つのたんぱく質を特定したそうです。

【参考リンク】

→ 高血圧とは|高血圧の症状・食事・予防・原因・対策 について詳しくはこちら

→ 血圧を下げる方法(食べ物・サプリメント・運動) について詳しくはこちら







【高血圧関連記事】

ブドウに血圧下げる効果、マウス実験で確認=米研究

Grapes

by tribp(画像:Creative Commons)

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ブドウに血圧下げる効果、マウス実験で確認=米研究

(2008/10/30、ロイター)

米国の研究チームが29日、マウスを使った実験で、ブドウに血圧降下と心機能向上を助ける効果がみられたと明らかにした。

米ミシガン大学心臓血管センターの研究チームが行なったマウスの実験によれば、ブドウに血圧を下げる効果と心臓機能向上を助ける効果があることが分かったそうです。

ブドウを摂取することでなぜ高血圧予防につながるのでしょうか?

1.果物の摂取が余分な塩分を排出させる

高血圧を予防・改善する食事療法「DASH(ダッシュ)食」とは?によれば、DASH食という立保健研究所などが提唱している高血圧患者のための食事療法が注目を集めています。

DASH食の基本は2つ。

1 野菜・果物・低脂肪の乳製品を充分摂る

2 肉類および砂糖を減らす

カリウム・カルシウム・マグネシウム・食物繊維には、増えすぎた塩分を効率よく体外へ排出させる効果があります。

カリウムは、血液での濾過装置である腎臓に作用すると考えられており、余分な塩分をより多く体外へ排出すると考えられています。

ブドウが高血圧予防に良いと考えられる一つの理由として、果物を摂取することにより余分な塩分を体外に排出させる効果があることが考えられます。

2.ポリフェノールには血圧を下げる効果があるといわれている

また、ポリフェノールには血圧を下げる効果があるともいわれており、そのことにも関係があるかもしれません。

【関連記事】

この研究の結果が、高血圧の人に役立つといいですね。

→ 高血圧の症状・食事・数値・予防・原因・対策 について詳しくはこちら

→ 血圧を下げる方法(食べ物・サプリメント・運動) について詳しくはこちら







【高血圧関連記事】

カフェインにヒトの痛みを和らげる効果がある|自然科学研究機構生理学研究所

coffee

by jen(画像:Creative Commons)




カフェイン:痛み緩和の効果見つかる 自然科学研究機構

(2008/10/28、毎日新聞)

コーヒーの成分のカフェインにヒトの痛みを和らげる効果のあることが、自然科学研究機構生理学研究所(愛知県岡崎市)の久保義弘教授らの研究で分かった。カフェインを使った新しい鎮痛薬の開発につながる可能性がある。

自然科学研究機構生理学研究所の久保義弘教授らの研究によれば、カフェインにヒトの痛みを和らげる効果があることがわかったそうです。

まだまだ研究が必要なようですが、カフェインを使った新しい鎮痛薬とは、興味深いですね。







【関連記事】

乳がん患者の負担軽く 名大病院が新治療開始

乳がん患者の負担軽く 名大病院が新治療開始(2008/10/19、中日新聞)

名古屋大医学部付属病院乳腺・内分泌外科(今井常夫科長)は、早期乳がんの乳房温存手術で、再発予防のための放射線を手術中に患部に直接当てる治療「術中照射」を始めた。乳がん治療では国内で初めての取り組みで、患者の負担軽減や治療効果の向上につながると期待される。

従来の早期乳がんの乳房温存手術は患者への負担が大きかったようです。

従来は早期乳がんの温存手術の場合、術後ほぼ毎日計25日間かけて放射線を照射するのが標準で、やけどなどの副作用も多く、通院の負担も大きかった。

しかし、今回記事で紹介されている、この手術方法であれば、照射する総放射線量は従来の半分以下で済むそうです。

術中照射は乳房部のがんと周囲1センチを切り取った後、その場の病理診断で周囲にがんがないことを確認した上で、他部位への照射を防ぐ防御板を入れ、がんがあった部分を縫合し、皮膚の上からではなく直接放射線を当てる。その後、防御板を外し、患部、皮膚を縫い合わせる。

名大では術中照射の適用基準を50歳以上、2・5センチまでの1カ所だけの早期乳がんで、乳房温存手術を希望する場合などにしている。照射する総放射線量は従来の半分以下で済むという。

乳がん患者の身体的負担・経済的負担(長期の通院が必要)を軽減するためにも、よい治療法が見つかるといいですね。

「がん以外」でも処方増 医療用麻薬で痛み緩和 低い認知度

「がん以外」でも処方増 医療用麻薬で痛み緩和 低い認知度…国が普及に本腰へ(2008/10/22、MSN産経ニュース)

関節の変形や神経の損傷などが原因で慢性の激しい痛みに苦しむ人は多く、がん同様に医療用麻薬を使う治療が増えている。患者からは「痛みがウソのように取れた」「穏やかな生活が戻った」という声が聞かれ、依存性も心配無用な半面、認知度はまだ低く、国は本格普及に乗り出した。
<中略>
昨春施行のがん対策基本法に疼痛緩和が盛り込まれたが、がん以外はまだまだ。モルヒネはがん以外に使えないと誤解する医師も多く、適切な痛み治療を受けられない人が少なくない」という。そこで、昨春着手した在宅緩和ケア対策推進事業で「正しい知識の普及や診療科を超えた医療の連携、人材確保を図り、痛みの通院治療態勢の充実を目指す」という。

医師の中でも医療用麻酔について誤解していることもあるそうで、そのために適切な痛みを緩和する治療を受けられない患者もいるようです。

このことに関する知識の普及が重要になりそうですね。

慢性的な痛みがある方は、専門医に相談してみましょう。