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コーンフレークや精白パンが血管内皮機能に障害をもたらし、心疾患リスクを増大

Lauren's Cornflake Cakes

by Andrew(画像:Creative Commons)




コーンフレークや精白パンが血管内皮機能に障害をもたらし、心疾患リスクを増大

(2009/6/18、nikkei net)

血糖値を上昇させる炭水化物の豊富な食品(コーンフレークや精白パンなど)を摂取すると、血管内皮機能が障害され、心血管疾患のリスクが増大することが新しい研究で示された。

また、別の研究では食事の炭水化物を減らすと満腹感が増し、食事量が減ることも明らかにされた。

血糖値を上昇させる炭水化物の豊富な食品(コーンフレークや精白パンなど)を摂取すると、血管内皮機能が障害され、心血管疾患のリスクが増大するそうです。

また、この研究結果を参考にすると、低GI(血糖インデックス)食品を摂取するようにしたほうが良いようです。

このことから、高GI食によって血管内皮機能が障害されると考えられ、健康のためにはGIの低い炭水化物(オートミール、果物や野菜、豆類、ナッツ類など)を摂取するほうがよいと、著者の1人であるテルアビブ大学のMichael Shechter博士は述べている。

炭水化物を管理することが大事になってきそうです。







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飲酒で、リンパ系腫瘍リスク低下の可能性を示唆|厚労省研究班

Sake

by Jouko Karvonen(画像:Creative Commons)




飲酒で、リンパ系腫瘍リスク低下の可能性を示唆

(2010/5/11、医療介護CBニュース)

厚生労働省の研究班は5月10日、飲酒によってリンパ系腫瘍のリスクが低くなる可能性が示されたとする研究結果を発表した。

<中略>

研究班では、飲酒によるリンパ腫抑制作用のメカニズムとしては、「適度なアルコール摂取により免疫反応やインスリン感受性が改善されることなどが知られている」と説明。

その上で、今回の研究では、「かなり摂取量が多いグループでリスクの低下が見られたので、それらとは別のメカニズムが働いているとも考えられる」としている。

厚生労働省の研究班によれば、飲酒によってリンパ系腫瘍のリスクが低くなる可能性が示されたとする研究結果が発表されました。

このような研究結果が出てしまうと、お酒は体に良いとして飲みすぎる人が出る可能性があるので、注意もしています。

また今回の研究結果は、「飲酒のリンパ系腫瘍予防効果を示唆するものですが、大量飲酒は他のがんのリスクを高めることが明らか」と指摘。

大量の飲酒は、他のがんのリスクを高める原因となります。

【関連記事】

日本人のためのがん予防法 – 国立がんセンター がん予防・検診研究センター

飲むなら、節度のある飲酒をする。

(日本酒なら1合、ビールなら大瓶1本、焼酎や泡盛なら1合の2/3、ウィスキーやブランデーならダブル1杯、ワインならボトル1/3程度)

食道がんや胃がん大腸がん肝臓がん、前立腺がんの発症リスクが高くなるそうです。

また生活習慣病の予防のためには、お酒は日本酒で一日一合までにした方が良いとしています。

生活習慣病を総合的に予防しようと考えた場合、お酒は日本酒換算で一日一合程度までに控えた方がよいと言えるとした。

適量の飲酒というのは難しいと思いますが、健康のためには、ほどほどに楽しむ程度にしましょう。

【関連記事】







1週間にコップ2杯以上の清涼飲料水を飲む人は膵臓ガンのリスクが約2倍に増加

Soft drinks stall, Chowpatty Beach - Mumbai

by Ashok(画像:Creative Commons)




1週間にコップ2杯以上の清涼飲料水を飲む人は膵臓ガンのリスクが約2倍に増加

(2010/2/9、デジタルマガジン)

最近発表された研究結果において、1週間にコップ2杯以上の清涼飲料水を飲む人は膵臓ガンのリスクが通常の約2倍になるという。

1週間にコップ2杯以上の清涼飲料水を飲む人は、すい臓がんのリスクが約2倍に増加するそうです。

この研究はミネソタ大学のマーク・ペレイラ博士が発表したもので、博士はシンガポールに住む60,524人の男女の14年間の推移を調べた結果、1週間につきコップ2杯以上の清涼飲料水を飲んだ人は、飲まなかった人に比べて87%も膵臓ガンになるリスクが増加していることが判明したそうだ。

膵臓ガンは早期発見が非常に困難な上に進行が早く、5年後の生存率はたったの5パーセントしかないガンの王様だ。

清涼飲料水の飲み過ぎによる糖分の過剰摂取がインシュリンを増加させ、そして膵臓ガンを生むという。

ミネソタ大学のマーク・ペレイラ博士によれば、清涼飲料水の飲みすぎによる糖分の過剰摂取がインスリンを増加させてしまい、すい臓がんになりやすくなるようです。

以前、「肥満がすい臓がんの危険高める」という記事を取り上げましたが、その記事によれば、若いころから肥満だとすい臓がんになるリスクが高くなるそうです。

また、清涼飲料水の飲み過ぎと肥満についての記事では、次のようなことを紹介しました。

ダイエットには食べ物より飲み物を見直す方がいい?

記事によれば、食べ物(固形物)によるカロリー摂取よりも飲み物(液体)によるカロリー摂取の方が体重に与える影響は大きいそうです。

液体による摂取カロリーは肥満の増加と並行して増加していて、ジョンズ・ホプキンス大学ブルームバーグ校による以前の研究では、2015年にはアメリカの成人の75%が過体重あるいは肥満になることが予想されていているそうです。

成人人口の3分の2にも影響し糖尿病などのリスクを高める肥満のまん延は清涼飲料水と結びつけられていて、研究者らは減量や体重維持のために成人は砂糖で甘味をつけた飲料の摂取を控えることを推奨しています。

「清涼飲料水の飲み過ぎ」と「肥満」と「すい臓がん」については、深い関係があるのかもしれませんね。







1日1杯のワインが高齢者の認知症を予防する

wine glass

by Andrei Niemimäki(画像:Creative Commons)




1日1杯のワインが高齢者の認知症を予防する

(2009/7/16、WIRED VISION)

適度なアルコールの摂取は、高齢者の認知症発症のリスクを減少させるという研究結果を米ウェイク・フォレスト大学の研究チームがまとめた。

ただし、飲み過ぎや既に障害のある人の場合、逆に悪化するという。

オーストリアのウイーンで7月11日から開催中の『2009年国際アルツハイマー病カンファレンス』で発表した。

ウェイク・フォレスト大学の研究によると、1日1杯ワイン(=適量なアルコールの摂取)は認知症を予防してくれるそうです。

ただし、飲み過ぎると逆に悪化するとのこと。

ワイン好きの方に朗報といえそうですが、ワイン好きの方が1日1杯のワインで満足できるかは疑問です。







葉酸・ビタミンB12投与、アルツハイマー改善

They see me rollin’...

by Dennis van Zuijlekom(画像:Creative Commons)

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葉酸・ビタミンB12投与、アルツハイマー改善

(2010/5/3、読売新聞)

軽症期のアルツハイマー病患者にビタミンB群の一種の葉酸とビタミンB12を投与すると症状が改善することを、見立病院(福岡県田川市)の佐藤能啓(よしひろ)副院長(神経内科)が実証した。

葉酸とビタミンB12が、アルツハイマー病の危険因子とされるホモシスチン(必須アミノ酸の老廃物)の血中濃度を下げることは従来の研究で明らかになっているが、患者の集団に投与して証明したのは初めて。

葉酸とビタミンB12を投与すると、アルツハイマーの症状の改善するそうです。

葉酸を多く含む食品 についてはこちら

葉酸の効果 についてはこちら







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