「医学」カテゴリーアーカイブ

血液型がB型の人は貧血リスク低い|遺伝子の個人差、血液検査に関連-46種を発見|理研・東大

My October blood test

by Phillip Jeffrey(画像:Creative Commons)

> 健康・美容チェック > 貧血 > 血液型がB型の人は貧血リスク低い|遺伝子の個人差、血液検査に関連-46種を発見|理研・東大




B型、貧血リスク低い=遺伝子個人差、血液検査に関連-46種を発見・理研、東大

(2010/2/8、時事通信)

血液型がB型の人は、貧血リスクが低い-。

理化学研究所と東京大の研究チームが、約1万5000人分の遺伝子の個人差をコンピューターで解析し、血液検査の検査値20項目と関連する遺伝子46個を見つけた。

項目によっては個人ごとに血液検査の「正常値」が変わる可能性もあるといい、疾患のより正確な診断に役立つという。

8日、米科学誌ネイチャー・ジェネティクスに発表した。

理化学研究所と東京大の研究チームによれば、遺伝子の個人差をコンピューターで解析し、血液型がB型の人は、貧血リスクが低いそうです。

血液型によって、病気になりやすい・なりにくいということが、これからも発見されるかもしれませんね。







【貧血関連記事】

貧血関連ワード

貧血とは|貧血の症状・原因・数値・改善・食事

貧血によい食べ物・食事

貧血の数値(赤血球・ヘモグロビン・ヘマトクリット)

貧血の原因は鉄不足だけじゃない?貧血原因まとめ

低体温と突発性視床下部症候群|#仰天ニュース

snow2012f

by Nathan Put-Fernandez(画像:Creative Commons)

健康・美容チェック > 低体温> 低体温と突発性視床下部症候群|#仰天ニュース




2010年2月3日放送のザ!世界仰天ニュースでは、「低体温と闘う少年」が取り上げられていました。

その少年に襲っていたのは、「突発性視床下部症候群」。

□突発性視床下部症候群とは

視床下部は、自律神経の中枢で体温調整を行い、生命維持に重要なのですが、突発性視床下部症候群になると、睡眠過多(体がだるく起きられない)・異常な食欲・低体温といった症状が現れてきます。

低体温というのが一番の問題。

体温を保つことは血液循環のために大切。

体温が下がると機能が働かなくなる。

突発性視床下部症候群になると、今後、自分で体温を上げることができなくなるそうです。

そのため、低体温のまま生きていかなければならなくなるそうです。

低体温|低体温の改善・原因・症状 についてはこちら。

体温を上げる方法 についてはこちら。

冷え性改善方法 についてはこちら。







1型糖尿病根治療法に道|膵島細胞移植で「HMGB1」が拒絶反応を促し移植効果を妨げる仕組み解明|福岡大・理研

Diabetes

by Practical Cures(画像:Creative Commons)

健康・美容チェック > 糖尿病 > 1型糖尿病根治療法に道|膵島細胞移植で「HMGB1」が拒絶反応を促し移植効果を妨げる仕組み解明|福岡大・理研




糖尿病根治療法に道=拒絶反応の仕組み解明-福岡大、理研

(2010/2/2、時事通信)

福岡大と理化学研究所は、重症糖尿病の根本的治療法として期待される膵(すい)島細胞移植で、タンパク質の一種「HMGB1」が拒絶反応を促し移植効果を妨げることをマウス実験で突き止めた。

HMGB1の抗体投与で、拒絶反応を抑え移植効果を格段に高めることも判明。

米医学誌ジャーナル・オブ・クリニカル・インベスティゲーション電子版に2日掲載された。

福岡大と理化学研究所が行なったマウスの実験によれば、膵島細胞移植で「HMGB1」が拒絶反応を促し移植効果を妨げることがわかったそうです。

福岡大の安波洋一教授(再生・移植医学)によると、HMGB1の抗体を治療薬として投与し拒絶反応を抑える方法がヒトでも確立されれば、糖尿病1型の重症患者に対する根本治療として膵島細胞移植の普及が大幅に進む。

早ければ4~5年後には治療を開始できる見込み。

HMGB1の拒絶反応を抑える方法が確立できれば、1型糖尿病の重症患者に対する根本的な治療法として膵島細胞移植の普及が進むと考えられます。

【参考リンク】

インスリン投与に代わる重症糖尿病の根本治療法をマウスで確立― 膵島(すいとう)細胞移植で起こる早期拒絶反応の制御に世界で初めて成功 ―

(2010/2/2、福岡大学)

こうした知見を利用して、血中の HMGB1 量を測定し、早期移植拒絶反応の発症を判定するシステムの開発や HMGB1 抗体投与によって、移植膵島細胞の早期拒絶反応を回避する治療法の確立に成功し、これまでの移植効率の約 4 倍と飛躍的に改善しました。







糖尿病関連ワード

糖尿病の症状・初期症状|糖尿病とは

糖尿病の診断基準(血糖値・HbA1c)

糖尿病改善・予防する方法(食べ物・運動)

糖尿病危険度チェック

糖尿病の原因(生活習慣)|女性・男性

薬局でもできる糖尿病の検査|検尿(尿糖検査)と採血による血糖検査

糖尿病の合併症|網膜症・腎症・神経障害

糖尿病の食事(食事療法)|血糖値を抑える食べ方

糖尿病の運動(運動療法)|筋トレ・有酸素運動

インスリン(インシュリン)とは|血糖を下げる働きがあるホルモン

血糖値(正常値・食後血糖値・空腹時血糖値)・血糖値を下げる食品

座っている時間が長い人ほど死亡率が上昇|オーストラリア

HA0521-045

by We have moved! Please visit /highwaysengland(画像:Creative Commons)




座っている時間が長い人ほど死亡率が上昇

(2010/1/22、サーチナニュース)

米国心臓協会の発表によると、1日のうちで座っている時間が長い人ほど、死亡率が高くなることがオーストラリアのグループによる調査で分かった。米ニューヨークタイムズ紙が伝えている。

オーストラリアのグループの調査によれば、1日のうちで座っている時間が長い人ほど死亡率が高くなるという調査結果が出たそうです。

多くのオフィスワーカーがこの状態に当てはまると思いますので、心配な調査結果ですね。

研究者の間では、運動の効果に関する研究が盛んに行われる一方で、座りっぱなしの影響についての研究にも関心が集まっている。

今回の調査を行ったグループの代表者は、「多くの人は毎日、車の座席からオフィスのいすへ、そこからまたテレビの前のソファへと移動し、ほとんどの時間を座って過ごしている。

たとえ適正な体重を保っていたとしても、長時間座った姿勢を取っていると、血糖や血中脂肪に悪影響を及ぼす」と話している。

なぜ長時間座った姿勢をとることによって、健康に影響が出るのか、知りたいところです。

また、運動をすれば、それが解消されるのかという点も知りたいですね。

【追記(2017/2/1)】

昔に比べるとおそらくデスクワークが増え、座って過ごす時間が増えているかと思います。

長時間イスに座っているのは、健康に良くないらしいによれば、長時間座る習慣を続けていると、ウエストが太くなるようです。

ちなみに、長時間座る習慣を続けていると、肥満糖尿病、心臓病、ガンなどのリスクが高まったり、血圧や血糖値の数値が悪くなるともいわれています。

【関連記事】

【#ガッテン】1時間座り続けると22分寿命が縮む!?耳石が動かないと自律神経や筋肉の働きが衰えてしまう!30分ごとに立ち上がってアンチエイジング!によれば、長時間座り続けること=「耳石があまり動かないこと」が全身の筋肉や自律神経の働きが衰え、筋力の低下、循環機能低下、代謝の異常などが起こしてしまうということがわかりました。

耳石は、全身の筋肉や内臓・血管をコントロールしている自律神経とつながっています。

耳石が動いている状態だと、全身の筋肉や自律神経の働きが良くなることによって、心臓などの働きが良くなって血流がよくなったり、コレステロールや糖の代謝も良くなるそうです。

耳石を効率よく動かす方法は「立ち上がること」なのだそうです。

立ち上がるという動作は、頭が前後左右上下に動くため、耳石を効率よく動かすことができるそうです。

研究によれば、32回立ち上がる動作をするとよいそうで、それを一日の中で計算をすると、30分ごとに立ち上がるとよいそうです。







【関連記事】

1日3グラムの減塩、米国民9万人の命救う可能性=研究

Salt

by Leonid Mamchenkov(画像:Creative Commons)

健康・美容チェック > 高血圧 > 血圧が高い > 1日3グラムの減塩、米国民9万人の命救う可能性=研究




1日3グラムの減塩、米国民9万人の命救う可能性=研究

(2010/1/21、ロイター)

米国の研究グループは20日、米国民が塩分摂取量を1日3グラム減らした場合、1年で最高6万6000件の脳卒中と9万9000件の心臓発作を防ぐことができ、9万2000人の命が救われる可能性があるという研究結果を発表した。

医療費も年間240億ドル(約2兆2000万円)削減できるという。

アメリカ国民が1日3グラムの減塩をした場合、9万人の命が救われる可能性があるそうです。

研究に参加した米カリフォルニア大学サンフランシスコ校のKirsten Bibbins-Domingo博士らは、喫煙を50%削減する効果に匹敵する効果があると見ており、減塩で肥満の割合も著しく低下するとしている。

1日3グラムの減塩 = 喫煙を50%削減する効果があるとのことです。

和食のほうが塩分が多いイメージがありましたが、アメリカの食事も塩分が多いようです。

米国では、高血圧や心疾患の一因にもなる塩が過剰に使われることも多く、塩分の75%─80%は加工食品から摂取されている。

米国人男性の1日あたりの平均摂取量は10.4グラムで、女性は7.3グラムとなっており、増加傾向にある。

アメリカでは、塩分の75%─80%は加工食品から摂取されているそうです。

塩分を減らすことが脳卒中や心臓発作を防ぐことにつながり、また医療費の削減にもつながると考えられますので、アメリカ政府はこの案を進めていくかもしれないですね。

高血圧の症状・食事・数値・予防・原因 については詳しくはこちら







【高血圧 関連記事】