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本わさびの香り成分には鼻水や鼻づまりといった花粉症の症状を和らげる効果がある

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■本わさびの香り成分「6-メチルチオヘキシルイソチオシアネート」には鼻水や鼻づまりといった花粉症の症状を和らげる効果がある

Wasabi

by Sarah Ackerman(画像:Creative Commons)

花粉症対策グッズ続々 わさび、乳酸菌食品 効果上々

(2009/2/25、フジサンケイビジネスアイ)

花粉症にはわさびが効く-。

こう訴えているのが、粉わさびや練りわさびの老舗メーカーの金印(名古屋市中川区)だ。

これまで名古屋大学や静岡大学、お茶の水女子大学など複数の大学との産学連携の研究で花粉症の症状を和らげる効果があることをつきとめた。

過去2年以上花粉症と診断された40人に、鼻水の症状がひどい時に本わさびの香り成分「6-メチルチオヘキシルイソチオシアネート」を10秒間かがせることを1週間続けた結果、鼻をかんだり、鼻が詰まったりすることが減少するなど改善効果が表れたという。

名古屋大学や静岡大学、お茶の水女子大学など複数の大学との産学連携の研究によれば、本わさびの香り成分「6-メチルチオヘキシルイソチオシアネート」には鼻水や鼻づまりといった花粉症の症状を和らげる効果があるそうです。

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■花粉症対策







■花粉症の症状

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酢を毎日飲むと、内臓脂肪や中性脂肪が減少し、メタボリックシンドロームの改善や予防に役立つ




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■酢を毎日飲むと、内臓脂肪や中性脂肪が減少し、メタボリックシンドロームの改善や予防に役立つ

Vinegar

by Mike McCune(画像:Creative Commons)

酢、毎日大さじ2杯で… メタボすっきり

(2009/5/15、産経新聞)

酢を毎日大さじ1~2杯飲み続けると、内蔵脂肪や血中中性脂肪が減少することが、ミツカン中央研究所(愛知県半田市)が行った臨床試験で分かった。

21日に長崎市で開かれる日本栄養・食糧学会大会で発表する。主成分の酢酸が脂質の合成を抑制し、燃焼も促進するためという。

同研究所は「メタボリックシンドロームの予防や改善に有効」としている。

ミツカン中央研究所の臨床試験によれば、酢を毎日大さじ1~2杯飲むと、内臓脂肪や血中中性脂肪が減少し、メタボリックシンドロームの改善や予防に役立つそうです。

同研究所によると、酢酸には血圧や血中コレステロール値を下げる効果もある。

「メタボリックシンドロームの改善には非常に有効だが、摂取をやめると脂肪は元の水準に戻ってしまうので、継続的に摂取してほしい」としている。

酢は高血圧コレステロールが気になる方にも良いようです。

普段の食事に酢を取り入れていきたいですね。




【補足】お酢の健康効果

LDLコレステロールを下げるための食品(青魚・大豆・食物繊維・酢)によれば、
酢に含まれるクエン酸やアミノ酸には、血液がドロドロになるのを防ぎ、血流をよくする働きがあり、血液中の中性脂肪を抑える働きがあるそうです。

酸化悪玉コレステロールとは・原因・数値(基準値)・測定(検査)・対策について詳しくはこちら

酢&クルミ(オメガ3)は血液&血管改善食材|主治医が見つかる診療所によれば、お酢には、美肌・高血圧・心疾患・脳梗塞認知症に効果があるとされています。

※どの研究結果でも、お酢を摂ることを止めてしまうと元の数値に戻ってしまうそうですので、続けることが重要なようです。

  • ブドウ糖と酢を同時に摂る(例:お寿司)と、血糖値の上昇が抑えられていることがわかったそうです。
    白米だけ食べた場合と、白米+お酢で食べた場合の食後の血糖値の上昇を比較すると、お酢と一緒に食べた方が血糖値の上昇が緩やかになったそうです。
    炭水化物を食べると、消化・分解され、ブドウ糖になって腸から血液の中に吸収されます。
    お酢はその消化・分解を抑えるため、糖の吸収が緩やかになって、食後の血糖値が急激に上がるのを防ぐと考えられます。

→ 中性脂肪を下げる食事・運動・サプリメント について詳しくはこちら







糖尿病性腎症の発症メカニズム解明|サーチュインの働きを高めて、糖尿病性腎症の発症を防ぐ|慶應義塾大学・米MIT

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■糖尿病性腎症の発症メカニズム解明|サーチュインの働きを高めて、糖尿病性腎症の発症を防ぐ|慶應義塾大学・米MIT

Dialysis Nursing

by Steve Davis(画像:Creative Commons)

糖尿病性腎症、仕組み解明…早期診断に道

(2013/10/21、読売新聞)

慶應義塾大学の伊藤裕教授らのグループが糖尿病性腎症(糖尿病腎臓の機能が低下する病気)の発症メカニズムを解明したそうです。

【参考リンク】




■糖尿病性腎症とは?

糖尿病の患者数は推計1000万人で、人工透析の最大の原因になっている。

腎臓で血液を濾過ろかする糸球体という部分が傷つき、尿に微量のたんぱく質が漏れ出すのが、糖尿病性腎症の第1段階と考えられていた。

糖尿病の合併症の一つが糖尿病性腎症です。

腎臓の機能として最も大事なのが、体の中に溜まった老廃物などをろ過する機能ですが、腎臓機能が低下し、ろ過できなくなると、人工透析をする必要があります。

腎臓が突然ダメになる 急増!沈黙の新現代病|#ためしてガッテン(#NHK)

血液をいったん体の外に出し「人工腎臓」と呼ばれる機器でろ過をする人工透析が必要になります。

人工腎臓の中には、細い管が約1万本入っています。

その管1本1本の壁にはミクロの穴が無数に開いていて、分子の大きさで、老廃物と体に必要な糖やたんぱく質などを選り分けることができるのです。

腎臓でこのろ過を担当するのは「糸球体」と言う毛細血管の塊です。

糸球体は片方の腎臓に約100万個、両方で約200万個あると言われています。

※人工透析には機器で血液をろ過する「血液透析」と、自分の腹膜を利用する「腹膜透析」があります。

■今回解明された糖尿病性腎症の発症メカニズムとは?

研究グループはマウスの実験で、糖尿病になると糸球体が傷つく前に、尿を作る尿細管から糸球体に放出される「ニコチン酸モノヌクレオチド(NMN)」という物質の量が減ることを発見した。サーチュインという遺伝子の働きが、糖尿病で悪くなることが原因で、遺伝子改変で、糖尿病のマウスのサーチュインの働きを高めると、糖尿病性腎症の発症を防げた。

サーチュイン遺伝子といえば、長寿遺伝子とも言われ、カロリー制限をすることで、活性化することができれば、長生きにつながると言われています。

今回の実験では、そのサーチュイン遺伝子の働きが糖尿病によって悪化することが原因で、尿を作る尿細管から糸球体に放出される「ニコチン酸モノヌクレオチド(NMN)」という物質の量が減ることがわかり、サーチュインの働きを高めると、糖尿病性腎症の発症を防ぐことに成功したそうです。

→ 糖尿病性腎症の症状・原因・治療 について詳しくはこちら

→ 糖尿病の症状・初期症状 について詳しくはこちら




→ 不老長寿物質NMNでサーチュインを老化を食い止める!サーチュインを活性化させる方法 について詳しくはこちら




【サーチュイン関連記事】
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肩こりや歯の痛み、顎関節症の原因になるTCHはスマホの使い過ぎで起きる?|TCHの予防法

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スマホの使い過ぎが健康に様々な影響を与えているというニュースを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?

今回の記事で解説を行なっている三重県にある林歯科医院の林尚史院長によれば、スマホの使い過ぎが歯や顔に影響を与えるそうです。

【目次】




■上下の歯を接触させる悪習慣は「TCH(トゥースコンタクトハビット)」

Texting

by M.o.B 68(画像:Creative Commons)

スマホ利用で顎関節症予備軍に?

(2016/6/19、R25スマホ情報局)

「食べ物を咀嚼する瞬間を除き、上下の歯の間には常に2~3mmの空間があり、本来はほとんど接触しないようにできています。睡眠中の歯ぎしりや食いしばりが歯に悪い、といわれますが、これは上下の歯を長時間強い力で接触させてしまうことが原因なのです。しかし、近年では起きているときにも、歯を噛み合わせている人が出てきています」

上下の歯の間には常に空間があり、本来は接触しないようにできているのですが、最近では寝ているときだけでなく、起きているときにも歯をかみ合わせる人が出てきているそうです。

上下の歯を接触させる悪習慣は「TCH(トゥースコンタクトハビット)」と呼ばれるそうだが、スマホ利用がTCHを引き起こす一因になっている

上下の歯を接触させる習慣のことを「TCH(トゥースコンタクトハビット)」と呼び、スマホの使い過ぎがこのTCHを起こす原因の一つとなっているそうです。

■なぜスマホの使い過ぎがTCHを引き起こしてしまうのか?

なぜスマホの使い過ぎがTCHを引き起こしてしまうのでしょうか?

「何かの作業に集中して、長時間うつむく姿勢になるときは、無意識のうちに奥歯を噛み合わせてしまうため要注意。スマホ操作中もうつむきがちになるので、歯を接触させる状態が続き、TCHになりやすくなるのです」

下あごの骨は、頭蓋骨に対し、筋肉で宙吊りにされた状態になっているため、姿勢や頭の向きに従って、下あごの骨の向きは変化するそうです。

下あごの骨の向きがどう変化するのかは、実際試してみるとわかりやすいので、一度頭を上下してみてください。

すると、頭を上げると歯は離れ、頭を下げる(頭がうつむき気味になる)と上下の歯が合わさりやすくなるのがわかると思います。

頭がうつむき気味になる動きで最も私たちがしている動作といえば、スマホの操作です。

つまり、長時間のスマホ操作をするということは、長時間うつむく姿勢になり、上下の歯を接触させる状態になり、TCHになりやすくなるのです。




■TCHによって、歯にどんな症状が引き起こされるのか?

Smile

by Rupert Taylor-Price(画像:Creative Commons)

林院長によると代表的な症状には、歯の慢性咬合痛(上下の歯を噛みしめたときに痛みが生じる)や過剰な咬合負荷による歯周病の悪化、銀歯や歯の破折などが挙げられるという。

<中略>

「本来は離れている歯同士が接触している状態が長く続くと、顔まわりの筋肉の活動量が上がり、筋肉痛を引き起こしてしまうのです。こういった口腔周囲筋の疲労は、肩こりや頸部の痛み、めまいなどにつながる場合もあり、その症状は筋筋膜痛症候群と呼ばれています。また、同様の理由で、あごの痛みや異常を伴う顎関節症状を引き起こす可能性もあります」

  • 歯の慢性咬合痛(上下の歯を噛みしめたときに痛みが生じる)
  • 過剰な咬合負荷による歯周病の悪化
  • 銀歯や歯の破折
  • 筋筋膜痛症候群(口腔周囲筋の疲労による肩こりや頸部の痛み、めまいなど)
  • あごの痛みや異常を伴う顎関節症

■TCHの予防法

睡眠中の歯ぎしりや噛みしめとは違い、TCHは起きている間に起こるものなので、かみしめているかどうかを意識することで習慣を改めることができるはずです。

■まとめ

スマホ症候群チェックをしてみましょう。

スマホ症候群チェック(スマホを1時間以上使用している方)

1. スマホやパソコン使用で肩こりや首こりを感じる。

2. パソコンを一日5時間以上使っている。

3. 猫背である。

4. 天井を見ようとすると首に痛みや違和感がある。

5. 目が疲れやすく、ドライアイになっている。

*あてはまるものが2個以上ある人は、スマホ症候群になっている可能性が高いです。

当てはまる方はスマホ症候群の可能性がありますので、スマホから定期的に離れるようにしましょう。

パソコン病とは?舌に力が入っていたら要注意!?によれば、パソコンを長時間使用していると、舌が口の中でリラックスできず、緊張してこわばっている状態になり、息を詰めてしまって、十分に呼吸ができていない状態になったり、舌を上あごや下の歯に押し付けてしまう人もいるそうです。

TCHもパソコン病も共通しているのは、筋肉が長時間緊張状態におかれたことによる身体のこわばりが体の各部に悪影響を与えることです。

体に無駄な力が入っていないか時々チェックするようにして、リラックスする習慣を持ってみてはいかがでしょうか?

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コーヒーを1日3杯以上飲む人は脳腫瘍の発症リスクが低い!|国立がん研究センター




■コーヒーを1日3杯以上飲む人は脳腫瘍の発症リスクが低い!|国立がん研究センター

Coffee

by tsaiproject(画像:Creative Commons)

コーヒー1日3杯で脳腫瘍リスク減?過剰摂取は逆効果も

(2016/11/5、朝日新聞デジタル)

研究チームは、コーヒーを1日3杯以上、1~2杯、1杯未満と飲む頻度で3グループに分けて、年齢や喫煙歴などの影響を取り除き、脳腫瘍のリスクを調べた。その結果、1日3杯以上飲む人は、1杯未満の人に比べて、脳腫瘍の発症リスクが53%低かった。

国立がん研究センターの研究チームによれば、コーヒーを1日3杯以上飲む人は、脳腫瘍を発症するリスクが低いことが分かったそうです。

コーヒー1日3~4杯、心臓病による死亡リスク4割減 |東大や国立がんセンター(2015/5/7)で紹介した国立がん研究センターや東京大などの研究チームによれば、コーヒーを「1日3~4杯」と答えた人は、脳内出血や脳梗塞などの脳血管病は43%低かったそうです。

どのような成分が脳腫瘍発症リスクを軽減しているのでしょうか?

コーヒーに含まれるクロロゲン酸やトリゴネリンという成分には抗酸化作用などの働きがあり、発症を抑えた可能性があるという。

抗酸化作用やインスリン抵抗性の改善作用のあるクロロゲン酸やトリゴネリンの働きがあることによって、脳腫瘍の発症を抑えた可能性があるそうです。

コーヒー1日3~4杯、心臓病による死亡リスク4割減 |東大や国立がんセンター(2015/5/7)によれば、コーヒーに含まれる血糖値や血圧を調整するクロロゲン酸や、血管の健康を保つカフェインの効果が関係していると考えられるそうです。

ただ、今回の研究によれば、緑茶を飲むこととと脳腫瘍との関連は見られなかったことから、カフェインの抗酸化作用はあまり関与していないと考えられるようです。

しかし、コーヒーの飲み過ぎには注意が必要という報告もあるそうです。

一方、海外では1日7杯以上と過剰に飲むと逆にリスクが高まるとの報告もあり、研究チームは、予防効果が出やすい適量があるとみている。

コーヒーを飲み過ぎると脂肪がどんどん増えてしまう!?によれば、オーストラリアの研究者が行った実験によると、カップ5~6杯のコーヒーに含まれる量と同等のクロロゲン酸をマウスに投与した結果、肝臓の脂肪細胞に影響が出始め、細胞内で脂肪の蓄積が起こったそうです。

何事も適量があるようなので、飲み過ぎには注意しましょう。







【参考リンク】
続きを読む コーヒーを1日3杯以上飲む人は脳腫瘍の発症リスクが低い!|国立がん研究センター