「目の病気」カテゴリーアーカイブ

レーシック手術後67人感染症が起きた原因とは-銀座眼科

近視矯正するレーシック 19歳女性、失明も 銀座眼科、手術後67人感染症

(2009/2/26、産経新聞)

東京都中央区保健所は25日、銀座眼科(同区、溝口朝雄院長)で、レーザー光線を使って近視を矯正するレーシック手術を受けた患者639人のうち、18歳から66歳の男女67人が、感染性角膜炎や結膜炎を発症したと発表した。

2人が入院し、19歳の女性は家族によると、失明の恐れがある重症という。

ほかの患者の容体は調査中で、溝口院長は「今後、角膜移植が必要な患者が出る可能性もある」としている。

銀座眼科にてレーシック手術を受けた患者のうち、67人が感染症を発症したと発表したそうです。

中には失明の恐れもある女性がいるそうです。

なぜこのようなことが起きたのでしょうか。

保健所や溝口院長によると、最初の感染が見つかったのは昨年10月。

以降も感染報告が相次いだが溝口院長は治療を続け、今年2月までに67人が感染。

同眼科が1月20日ごろ、治療機器を消毒する機器を入れ替えたところ感染がなくなったという。

保健所は消毒機器の衛生管理や、医師の手洗いが不適切だったことなどが原因とみて調べている。

■多くの感染症の患者が出てしまった理由

  • 消毒機器の衛生管理が不適切
  • 医師の手洗いが不適切
  • 最初の感染が見つかった後も、治療を続けたこと

その他にも、原因があるようです。

レーシック手術については、日本眼科学会がガイドラインで、講習会を受けた眼科の専門医を術者の条件としているが、溝口院長は講習会などを受けてはいないという。

レーシック手術は自由診療であるため、眼科専門医でない医師にもできる手術であるそうです。

 

近年、レーシック手術は、スポーツ選手や芸能人が行っていることで注目が集まっている近視矯正手術です。

プロゴルフのタイガー・ウッズ選手や米大リーグの松坂大輔投手が受けたことで広く知られるようになったレーシック手術。

「10年間で10倍以上になった」ともいわれるほど手術を受ける患者が増えている。

聖路加国際病院の山口達夫眼科部長(62)によると、手術件数は数年前に年間5万件ほどだったが、現在は35万件前後に増加しているとみられる。

また、日本眼内レンズ屈折手術学会は年間40万~45万件と推定。

手術可能な医療施設は国内で200弱に上るという。

自由診療のため価格競争が激化し、手術料が安くなったことなどが手術数の増加の背景とされる。

多くの眼科でレーシック手術が行われるようになり、競争が激化し、価格競争となってしまっている点もこのようなことが起きてしまった背景にあるのかもしれません。

山口部長によると、患者は20~40代が中心。

ドライアイなのでコンタクトが合わない」「眼鏡から解放されたい」などが動機で、手術を受けた約85%が長期の観察でも1・0以上の視力を保っているという。

メガネやコンタクトから解放されたいという気持ちでレーシック手術を受けたいという気持ちはわかります。

そのような気持ちの人たちを守るためにも、厚生労働省がレーシック手術に関するガイドラインを定める必要がありそうです。

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近視矯正レーシック手術で67人が感染症

近視矯正手術で67人が感染症

(2009/2/25、産経新聞)

東京都中央区保健所は25日、銀座眼科(同区)で、レーザー光線を使って近視を矯正するレーシック手術を受けた患者639人のうち67人が、感染性角膜炎などの健康被害を訴えたと発表した。

67人のうち1人が医療機関に入院しているという。

同保健所では、銀座眼科の衛生管理が不徹底だったことが原因とみて詳しいことを調べている。

記事によると、不十分な滅菌処理を行った医療器具などで手術を行ったため、患者の角膜が炎症を起こした可能性が高いようです。

衛生管理はきちんとしていただきたいものです。

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FDA認可の「まつげが伸びる薬」、女性らが歓迎

latisse

by Maegan Tintari(画像:Creative Commons)

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FDA認可の「まつげが伸びる薬」、女性らが歓迎

(2009/2/22、CNN.co.jp)

まぶたに塗布することでまつげを濃く、長くする薬が、米食品医薬品局(FDA)に認可された。

「お化粧の手間が省ける」という女性や、抗がん剤の副作用でまつげを失ったがん患者らが、さっそく処方を受けている。

まつげを濃く、長くする薬がFDAに認可され、処方を受けている人が出始めているそうです。

この薬は、米製薬会社アラガンが申請した「ラティス」。

もともと緑内障患者の眼圧を下げる点眼薬として開発された。

使用した患者の多くに、まつげの成長が促進されるという「副作用」がみられたことから、美容目的での販売が認められることになった。

元々は、緑内障患者の眼圧を下げるための点眼薬だったのですが、まつげの成長が促進されるという作用が見られたことから、美容目的での販売がされるようになったそうです。

使用が認められているのは18歳以上の人で、妊婦、目の病気やアレルギーのある人は注意が必要。

副作用としては、目のかゆみ充血のほか、まぶたの縁が黒っぽくなることがある。

まつげの部分にうまく塗れず、まぶたにうっすらと毛が生えてきてしまった例も報告されているが、使用を中止したところ、まぶたの毛はしばらくして抜け落ちたという。

この薬の使用が認められているのは、18歳以上の人で、妊婦、目の病気やアレルギーのある人は注意が必要だということ。

今後、日本に上陸することはあるのでしょうか。

興味深いですね。

→ 健康的なまつ毛を育てる方法 について詳しくはこちら







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「加齢黄斑変性」 注意呼び掛け 啓発団体が活動開始

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by National Eye Institute(画像:Creative Commons)

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■「加齢黄斑変性」 注意呼び掛け 啓発団体が活動開始

「加齢黄斑変性」 注意呼び掛け 啓発団体が活動開始

(2009/2/10、東京新聞)

視野の真ん中が欠けて視力を失う「加齢黄斑変性(AMD)」の啓発活動や患者支援などを行う民間非営利団体(NPO)「AMDアライアンス・インターナショナル」(本部・カナダ・トロント)がこのほど日本での活動を開始、都内で記者会見した。

日本語版ホームページも開設した。

AMDは、加齢などによって網膜の中心にある一番鋭敏な黄斑という組織に障害が生じ、視力が低下する病気。

日本では新たに年間五万人から七万人がかかるといわれ、年々増えている。

同NPOは十年前に設立された。

世界二十三カ国六十の医療関係者・研究者・患者団体から構成、各種啓発活動や研究、支援活動を行っている。

現在増加傾向になる目の病気である「加齢黄斑変性(AMD)」の啓発活動や患者支援などを行う民間非営利団体(NPO)「AMDアライアンス・インターナショナル」が日本での活動を開始したそうで、加齢黄斑変性を早期発見することができれば、それだけ治療の選択肢が多くなると紹介したそうです。

記事によると、同NPOの詳細はホームページ=http://www.amdalliance.jp=で確認してほしいとのことでした。

→ 加齢黄斑変性|症状・原因・治療・サプリメント について詳しくはこちら

→ ルテインの効能・効果・食品・摂取量 について詳しくはこちら







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角膜移植の新しい方法とは?|岩手医大

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by Army Medicine(画像:Creative Commons)

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角膜移植に新しい方法

(2009/2/6、IBC)

目の角膜を治療する場合、亡くなった人からの移植が行われていますが、岩手医大は新しい摘出方法で効果を上げています。

目の表面を覆っている角膜は、光を取り入れたり焦点を合わせる働きをしていて、角膜が病気になったり、損傷したりすることによって、失明につながる恐れもあります。

このため岩手医大は昭和32年、全国に先駆け亡くなった人から、角膜を移植する治療を取り入れてきました。

しかし、これまでは眼球全体を取り出していたため、時間がかかる上、遺族の心情問題など課題もありました。

このため岩手医大眼科学の黒坂大次郎教授らは、角膜だけを取り出す、マイクロケラトロンという最新の機器を導入し、摘出時間もこれまでの4分の1の、30分程度に短縮させたほか、取り出した後の角膜も、良好な状態に保つことができるようにしました。

現在、県内で角膜移植を待っている患者は、70人程いるといわれていますが、これにより角膜を提供した遺族の、精神的負担を軽くするとともに、提供を希望するアイバンクへの登録者数が増えることも期待されます。

岩手医大眼科学の黒坂大次郎教授らによれば、角膜だけを取り出す最新の機器「マイクロケラトロン」を導入し、摘出時間もこれまでの4分の1に短縮でき、また取り出した後の角膜も良好な状態に保つことができるようになったそうです。

角膜移植は、なくなった方から移植がおこなわれているそうですが、これまでは、眼球全体を取り出す方法が行われていたため、時間がかかり、また遺族の心情への問題があったようです。

そこで、岩手医大の教授により、角膜だけを取り出す方法が考え出されたそうです。

角膜を提供した遺族の精神的な負担が少しでも軽くなることにより、角膜提供者が増えるといいですね。







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