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(2015/8/21、読売新聞)
大阪大の三善英知教授(肝臓病学)と鎌田佳宏准教授(同)らは、NASHの特徴とされる▽風船のように異常に膨らんだ肝臓細胞▽肝臓組織が炎症で硬くなる線維化――に伴って血中に増えるたんぱく質をそれぞれ特定。これらのたんぱく質の量などの違いから、NASHを診断する検査手法を開発した。
「非アルコール性脂肪肝炎(NASH)」を血液検査で精度よく診断できる新手法を大阪大のチームが開発したそうです。
■従来の方法
NASHは、超音波検査で非アルコール性の脂肪肝とされた人の1割程度を占めるとされ、脇腹に針を刺して肝臓組織を一部採取する肝生検で診断する。
しかし、肝生検は入院が必要で患者の体の負担も大きいため、簡便な診断法の開発が求められてきた。
血液検査での診断によって、患者への負担が軽減され、また早期発見にもつながることが期待されます。
■まとめ
NASHは、お酒をほとんど飲まない人でも発症し、肝硬変や肝臓がんに進む恐れもある肝臓の病気です。
今回の新しい血液検査の方法が開発されたことによって、会社の健康診断でも活用でき、早期発見につながることが期待されます。
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