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■<睡眠障害>糖尿病や高血圧など生活習慣病と密接な悪循環
睡眠障害 生活習慣病と密接な悪循環
(2009/7/3、東京新聞)
睡眠不足や不眠があると、糖尿病、高血圧、メタボリック症候群などを悪化させたり、誘発することがあります。
逆に、こうした病気の症状や治療薬によって、不眠が引き起こされることも多い。
睡眠不足・不眠だと、糖尿病や高血圧、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病を悪化させることがあるそうです。
また、逆に生活習慣病の治療薬によって、不眠が引き起こされることもあるそうです。
睡眠不足と生活習慣病の負のスパイラルに陥ってしまう恐れがあるということですね。
どんなに健康な人であっても、睡眠不足だと健康に影響を与えるようです。
健康な人でも、睡眠不足の状態では、糖尿病と同様にインスリンの働きが弱まり、血糖値が下がりにくくなることが、米国の研究などで分かってきている。
睡眠不足だと、健康な人であっても血糖値が下がりにくくなるそうです。
睡眠不足・不眠と生活習慣病(糖尿病・高血圧など)の関係について下記に紹介されています。
■糖尿病と不眠
糖尿病の患者の中には不眠を訴える人が多く、頻尿、痛み、肝臓疾患などがその原因となるほか、血糖コントロールの乱れ自体が不眠につながると考えられるようになってきた。
糖尿病の患者には不眠の人が多いそうで、その原因には、頻尿・痛み・肝臓の病気・血糖コントロールの乱れがあるそうです。
■血圧(高血圧)と睡眠不足
血圧も、睡眠不足だと上がる。
米国の疫学調査では睡眠時間が五時間以下の群では、高血圧が全体平均の一・六倍に達した。
睡眠時間が短いと、血圧が高くなる=高血圧になるそうです。
■睡眠不足と食欲
睡眠不足だと食欲を抑制するレプチンというペプチドが低下。
逆に、食欲を高めるレニンが増加し、特に炭水化物がほしくなる。
七万人を対象にした米国の大規模追跡調査でも、睡眠時間が長い人ほど体重の増加が少ないことが確かめられている。
睡眠不足だと、食欲を抑えられなくなりやすく、そのために肥満になりやすいということでしょう。
■まとめ
このように、睡眠不足・不眠と生活習慣病には密接な関係があるようです。
実際に、睡眠障害だとわかったら、かかりつけの医師に相談するようにしましょう。
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