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中年男性は低所得ほど医療機関に入院する割合が高くなっている!?その理由とは?|千葉大学




【目次】

■中年男性は低所得ほど医療機関に入院する割合が高くなっている!?その理由とは?|千葉大学

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by Andrew K. Smith(画像:Creative Commons)

<中年男性>低所得者ほど通院控え入院増 千葉大調査

(2015/11/17、毎日新聞)

働き盛りの中年男性は、低所得者ほど医療機関に入院する割合が高くなるとの研究結果を、千葉大の研究チームが日本公衆衛生学会で発表した。治療費の節約で日ごろの通院を控えた結果、逆に健康を悪化させているとみられ、所得による「健康格差」の一端が浮かび上がった。

藤田美鈴・千葉大助教(疫学)は「自分の健康状態を顧みず、仕事を頑張りすぎている恐れがある。

千葉大の研究チームによれば、中年男性は低所得者ほど医療機関に入院する割合が高くなっているそうです。

このようなことになっている理由として、記事では、治療の節約のために日頃の通院を控えた結果、健康を悪化させているのではないかという意見や自分の健康状態を顧みずに仕事を頑張りすぎているのではないかという意見がありました。

以前、所得と生活習慣の関係についての記事を紹介しましたが、それによれば、年収が高い人ほど健康を意識していて、健康的な習慣を持っていることがわかります。




■所得と生活習慣の関係

「所得と生活習慣等に関する状況」のグラフから見えてくるものー厚生労働省調査を簡単にまとめてみます。

1.喫煙率

性別を問わず、年収が高いと喫煙率は低い、もしくは喫煙率が低いと年収が高いといえそうです。

2.肥満率

男性の肥満は年収に影響を与えないのに対し、女性は肥満率が低くなるほど年収が高くなる、もしくは年収が高いほど肥満率が低いといえます。

3.朝食を食べる習慣

性別に関係なく、朝食を食べる習慣を持つ人ほど年収が高い、もしくは、年収が高い人ほど朝食を食べる習慣を持っているといえます。

4.運動習慣

性別を問わず、運動習慣がある人ほど年収が高い、もしくは、年収が高い人ほど運動習慣を持っているといえます。

5.飲酒

男性の方が特徴的ですが、年収が高い人ほどお酒を飲むようです。

6.睡眠の質

このグラフは女性の方が特徴的で、年収が高い人ほど睡眠の質が良い傾向にあります。

7.野菜摂取量

男女問わず、年収が高い人ほど野菜摂取量が多い、もしくは、野菜摂取量が多い人ほど年収が高いといえます。

低収入ほど野菜不足-厚労省栄養調査で紹介した厚生労働省が発表した2011年の国民健康・栄養調査によれば、低収入ほど野菜の摂取量が不足しているという結果が出たそうです。

また、低所得者ほど生活習慣に問題=野菜食べず、運動しないという記事によれば、低所得者ほど野菜を食べる量が少なかったり、運動の習慣がなかったりと、生活習慣に問題がある傾向があることがわかったそうです。

■まとめ

健康格差とは健康格差は、収入・学歴などが要因?でも取り上げましたが、社会的・経済的な格差が健康の格差を生んでいるということがWHOでも一つの問題として注目されているようです。

アメリカは健康に対する個人の意識・関心の高さの差が大きいによれば、アメリカでは、健康に対する個人の意識や関心の差が大きいのだそうです。

例えば、起業家の成功の秘訣は「睡眠、食事、運動」によれば、起業家の食生活は、コーヒーをがぶ飲みし、朝から夜までピザを食べ続け、何日も徹夜する生活から、昆布茶やケールを取り入れ、しっかりと睡眠をし、体をよく動かす健康的な生活に変更してきているようです。

また、TWITTER創業者が毎日チェックする「する/しない」リストを健康的な視点から見てみるによれば、Twitterの創業者ジャック・ドーシー「する/しない」リストには、健康を意識した内容を「する」リストに入っています。

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もし、治療の節約のために日頃の通院を控えた結果、健康を悪化させているのだとしたら、「自身の健康こそが最大の資本である」ということを意識することが重要なのだと思います。

また、治療の節約のために日頃の通院を控えるタイプの人は、健康を悪化させて入院してしまうということがあるということですので、本来であれば、ソニー損保が提供している、実際にかかった入院治療費の自己負担分に応じて保険金を支払う実費保障タイプの定期型医療保険「ZiPPi〈ジッピ〉」のような医療保険で自己防衛しておく方がいいかもしれません。

公式:ソニー損保の医療保険ZiPPi〈ジッピ〉 カンタンWeb動画:「入院実費型ってなに?」篇

【参考リンク】







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1月20日は大寒で甘酒の日。




1月20日は「大寒」で「甘酒の日」。

甘酒は健康に良いといわれていますので、飲んでみてはいかがですか?

飲む点滴「甘酒」の5つの健康効果|効果的な飲み方(時間と量)!注意点とカロリー|#林修の今でしょ講座

酒粕&米麹入り甘酒で目の下のクマが改善される|#森永製菓

酒粕で作った甘酒に含まれる清酒酵母には睡眠の質を上げる効果がある!?甘酒を飲むタイミング(時間)・摂取量|#ライオン #筑波大

【今でしょ講座】「α-EG」が含まれる酒かす甘酒を1週間飲むことでコラーゲンを増やす効果が1か月継続する!|金沢工業大学

甘酒にはコレステロール低減と便通改善効果が高い成分「プロラミン」が含まれている!どれくらい飲めばいいの?|金沢工業大学

甘酒のペプチドには血圧の上昇を抑える効果がある|甘酒+生姜で血圧を下げる効果アップ!

【夜会】綾瀬はるかさんの美肌を作る甘酒とヨーグルトと桃で作るスムージーのレシピ・作り方







新型コロナ禍だからこそ病院が予防医学で経営できるように舵を切ろう!/新型コロナで肥満や糖尿病対策に関心が高まり 「健康」「未病」という価値に注目が高まる!




■新型コロナ禍だからこそ病院が予防医学で経営できるように舵を切ろう!

新型コロナ禍だからこそ病院が予防医学で経営できるように舵を切ろう!
新型コロナ禍だからこそ病院が予防医学で経営できるように舵を切ろう!

JESHOOTS.COM|unsplash

新型コロナ禍で病院の経営が厳しくなっているというニュースを目にします。

病院での感染を恐れた患者が受診を控えているため、緊急事態宣言解除後も元の水準には戻っていないそうです。

ただ、「フードテック革命」によれば、新型コロナによって、肥満や糖尿病対策に関心が高まり、「健康」「未病」という価値に注目が高まると考えられるそうです。

生活習慣病が新型コロナの感染リスクを高めていることが明らかになっているため、肥満や糖尿病対策に関心が高まると考えられる。これまでにも自身の遺伝子や腸内細菌、バイタルデータを基に食事を提案するサービスや、完全栄養食などが出てきているが、今後さらに「健康」「未病」という価値に注目が高まると考えられる。

【ウィズコロナ時代】7割に健康意識の変化|アクセンチュア「全ての事業は健康事業」によれば、新型コロナをきっかけに7割の回答者が「健康意識が変化した」と回答しています。

そこで、新型コロナは予防医学を進めるチャンスと捉えるというのはどうでしょうか?

具体的に言うと、病院を「治療」から「予防」するやり方への転換です。

ただここには考えなければならない課題があります。

それは「インセンティブの仕組み」です。

わかりやすく言うと、病気の予防には医療費が支払われないんですよね。

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多くの医師や医療機関も生活習慣・環境を見直して病気を予防することの重要性は十分承知のはずです。

しかし、病気の治療に比べて病気の予防に対する医師たちのインセンティブ(報酬)が足りないという問題があり、取り組むのが難しいのです。

どんなに病気の予防に取り組みことが大事だと思っても、医療従事者(医師や看護師など)を養い、医療機関も生活し、経営を行なっていかなくてはなりませんので、現状では予防ではなく治療を選択せざるを得ないのです。

つまり、「病気の上流を診る医療」を実現するためには、病気の予防につながる医療を行った医師や病院・医療機関にこれまでの医療費の代わりになるインセンティブ(例えば「予防医療費」)が得られる仕組みを作り上げる必要があります。

予防医療にシフトしていくにあたっては、どのような基準にしたらよいかわからないというような問題も声も挙がることでしょう。

実際に、介護報酬での改善インセンティブで賛否分かれる|「要介護度の改善=自立支援の成果」には6割が否定的|『自立支援への改善インセンティブの導入』に対するケアマネジャーの意識調査結果によれば、介護に携わる人の気持ちを考えると、自立支援を目指すという方向性はよかったとしても、評価基準があいまいであることなど、介護事業者の実態と自立支援の評価制度・基準にギャップがあることにより、要介護度の改善を自立支援の成果ととらえることについては約6割が否定的という結果となりました。

ただ、今のままでは現在の医療制度は破たんしてしまいます。

すでに国民皆保険による医療は持続不能だと多くの医師たちから声が挙がっています。

国民皆保険による医療、医師の半数「持続不能」|「#健康格差」を広げないために私たちができることで紹介した日本経済新聞社などが実施したアンケート調査によれば、医師の半数が国民皆保険による医療が「持続不能」と答えているそうです。

年齢階級別一人当たり医療費(平成25年度)
国民医療費の約2割が80歳以上の医療費であり、その多くを入院費用が占めている。(年齢階級別一人当たり医療費(平成25年度))

参考画像:不安な個人、立ちすくむ国家~モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか~|経済産業省PDF

健康保険組合の4分の1超が2025年度に解散危機を迎える試算ー健保連|改善するために必要な2つのプランで紹介した厚生労働省「人口動態調査」, 「医療給付実態調査報告」, OECD Health Data 2014 OECD Stat Extractsによれば、国全体医療費の23%(9.2兆円)が80歳以上の医療費であり、その多くを入院費用が占めているそうです。

日本の人口の推移|平成28年版情報通信白書|総務省
日本の人口の推移|平成28年版情報通信白書|総務省

参考画像:少子高齢化の進行と人口減少社会の到来|平成28年版情報通信白書|総務省スクリーンショット

そして、新型コロナによって病院の経営はピンチに陥っています。

予防医学に舵を切るタイミングは今なのです!







【未来予測】遺伝子検査+健康・医学関連情報を詳しく書き込んだ家系図を作る方法で自分自身の健康を守る|#遺伝子は変えられる




■【未来予測】遺伝子検査+健康・医学関連情報を詳しく書き込んだ家系図を作る方法で自分自身の健康を守る

Fairy DNA

by Stuart Caie(画像:Creative Commons)

遺伝子は、変えられる。――あなたの人生を根本から変えるエピジェネティクスの真実

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「遺伝子は、変えられる」を読んだ感想としては、自分自身の健康を守る方法としては、いろんな健康情報にアクセスするよりも、遺伝子検査を受けたり、自分自身の家族・親戚など血縁関係にある人の病気や薬に対する家族歴を知ることが重要ではないかというふうに受け取りました。

■遺伝子検査

「遺伝子検査」による予測医療で、人は100歳まで生きられるか?によれば、アンチエイジング医療の最先端は、「予防医学(体の老化の兆候を早めに発見して「老化を予防」する医学)」から遺伝子検査による「予測医療」へと向かっており、すでに一部のクリニックでは「遺伝子検査」による予測医療がはじまっているそうです。

創薬は、ビッグデータ活用で激変する〜奥野恭史・京都大学教授/理化学研究所副グループディレクター

(2017/1/17、Top Researchers)

ゲノムの配列には個人個人の体質を区別する情報が入っていますので、その医学的解釈が出来れば、私たち一人一人の体質にあったオーダーメードの医療が可能になります。この夢の医療を「ゲノム医療」と呼んでいるのです。

遺伝的に特定の病気になりやすい体質、よくいわれるのが、家族歴とかある病気になりやすい家系というものは存在していて、そうした遺伝情報がゲノムに書かれており、ゲノムを解析することによって病気の原因を知ったり、治療法を選んでいくことを「ゲノム医療」と呼ぶそうです。

遺伝と健康問題は大きくかかわっており、メタボリックシンドローム糖尿病高血圧・心筋梗塞・肺がん・骨粗鬆症・アレルギー・乳がん ・アルツハイマー病など様々な病気になりやすい遺伝子を持つかどうかの検査を受けることができるそうです。

どんなに健康に良いといわれる食べ物であっても、人によっては健康に悪い食べ物がありますが、遺伝子検査を受けることによって、様々なメディアの情報に踊らされることなく、自分にとっては安全といわれる食べ物を選ぶことができるようになるはずです。

また、遺伝子検査は病気の早期発見にも期待ができます。

家族性高コレステロール血症の重症化しやすい遺伝子の特徴が解明|国立循環器病研究センターによれば、家族性高コレステロール血症(FH)の患者は、急速に動脈硬化が発症・進行する危険性があります。

早く家族性高コレステロール血症(FH)と診断を受けて適切な治療(LDLコレステロールのコントロール)を受けはじめ、動脈硬化の進行を抑えることです。

そのためにも、遺伝子検査で重症化しやすいと診断できれば、家族性高コレステロール血症を早期に治療ができるようになるのではないかと考えられます。

遺伝子検査で思い出されるのは、病気(がん)のリスクを下げるために卵巣と卵管の摘出手術を行なったアンジェリーナジョリーさんです。

アンジェリーナ・ジョリー(ANGELINA JOLIE)、がんリスクを減らすため卵巣と卵管の摘出手術をしていたことを告白によれば、BRCA1遺伝子変異を持つ人は、乳がんや卵巣がんの発症リスクが「とてつもなく高い」ことから、がんの発症リスクを低下させるために、健康な卵管と卵巣を摘出する手術を受けました。

【関連記事】

遺伝子検査についてポジティブな面について紹介してきましたが、考えなければならない問題もあります。

アンジェリーナジョリーさんは、遺伝子検査についてポジティブに受け取り、病気になるリスクを予め下げるために手術をいう選択をしましたが、将来的に病気になるリスクがあっても現時点では病気が起きていない健康な体にメスを入れることにより傷をつけてよいのかという倫理的な問題があります。

なぜなら、医師たちは今まで「primum non nocere(プリムム・ノン・ノケレ)」という格言に従って医療を行ってきたからだ。*

*「まずは害をなさざること」という意味のラテン語[医学的介入によって患者の体を傷つける前に、まず様子を見るべき、という意味合いがある]。

ただ、遺伝子検査をすることによって、病気のリスクを下げる期待ができる一方、遺伝子情報は究極の個人情報ともいえるため、その扱いには慎重にならざるを得ません。

例えば、保険会社が遺伝子情報を要求すれば、生命保険や身体障害保険に関する影響があるかもしれません。

また、「遺伝子スクリーニング(ふるい分け)」や「生命の選択」といった問題もあります。

結婚をして子供を持つことを予定している未来のカップルが、将来生まれてくる子供の健康のことを考えて遺伝子検査を行なった際に、二人の間にできる子供には遺伝子の問題を抱える可能性が高いとなった場合にどうするかという問題も生まれるかもしれません。

「将来の子」遺伝病検査、商業主義に懸念…学会が批判・声明発表へ(2017/7/5、読売新聞)によれば、日本人類遺伝学会、日本産科婦人科学会、日本遺伝カウンセリング学会、日本家族性腫瘍学会など9学会・団体が、生まれる子どもについての遺伝病の発症確率を予測する遺伝子検査サービスに対して声明を発表するそうです。

これからは、遺伝子情報による差別の問題をどうするかを継続して考えながら、遺伝子情報を守るテクノロジー(例えばブロックチェーン)を並行して開発していく必要があると思います。




■健康・医学関連情報を詳しく書き込んだ家系図を作る

Family Tree Hierarchy - Blue

by Family Art Studio(画像:Creative Commons)

また、自分、両親、両親の兄弟姉妹、両親の親など家系図(Family Tree)を作り、特定の薬に関する過敏反応などの健康・医学関連情報を詳しく書く方法も提案されています。

コデインの作用は個人が遺伝によって受け継いだものによって大きく異なることが判明したが、それと同時に、ほぼすべての医学的介入の影響もひとりひとり非常に異なることが分かっている。それは、よい方向に作用する場合も、悪い方向に作用する場合もある。

G Rose (1985).Sick individuals and sick populations. Int J Epidemiol. 1985 Mar;14(1):32-8.

英国の医師ジェフリー・ローズさんが「予防医学のパラドックス」と呼んだ考え方を簡単に言えば、遺伝子的に数が勝っているグループに効く薬があったとしても、その薬があなた自身にも効くかどうかはわからず、よい方向に出ることもあれば、悪い方向に出るかもしれないということです。

医師は研究で集められたエビデンスに基づいて書かれたガイドラインに沿って医療を行ないます。

その医療は全体に対しては病気を治す方法であるのですが、ある個人に対しては良い結果を持たらさないかもしれないのです。

そこで、先程紹介した健康・医学関連情報を詳しく書き込んだ家系図を作る方法が役立つと考えられます。

■まとめ

テクノロジーと医療分野のトレンド|ウェアラブルデバイス・健康アプリ・医学研究|メアリー・ミーカー(MARY MEEKER)レポートによれば、インプットされるデータ量が増えていくことで、科学論文引用が増加しており、医学研究・知識は3.5年ごとに倍増しているそうです。

人々がセンサーが付いたウェアラブルデバイスなどを今まで以上に活用するようになれば、これまで以上に医療に役立つデータが増加し、医学研究が進むとなると、昨日まで常識だった医学知識が次の日には非常識になってしまうことが予想されます。

おそらくそのスピードは日単位ではなく、時間単位になっていくことでしょう。

また、人間の患者に対して医療を行うまでには安全性を確保するためにも何段階も経る必要があり、「京」のようなスーパーコンピューターによって創薬開発のスピードも進んでいき、医療はどんどん変化していくでしょうが、そこに至るまでにはまだ時間はかかることでしょう。

そう考えると、現時点の私たち自身ができることは、メディアから次々と発信される健康・医療情報を追いかけることではなく、変わりづらい情報である遺伝子情報や家族歴を調べ、家族の中では健康的だと思われる生活習慣を選択していく方がよいのではないでしょうか?







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弊害多い「口呼吸」 咽頭炎や口臭の原因 鼻づまり、対策や治療を




■弊害多い「口呼吸」 咽頭炎や口臭の原因 鼻づまり、対策や治療を

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by David Goehring(画像:Creative Commons)

弊害多い「口呼吸」 咽頭炎や口臭の原因 鼻づまり、対策や治療を

(2009/3/13、MSN産経)

家屋の密閉化によるほこりアレルギーなどで、風邪や花粉の季節以外でも鼻がつまり、口で息をする人を見かける。

呼吸は鼻で行うのが正常で、口呼吸は咽頭(いんとう)炎や口臭の原因にもなる。

いびきとも密接なだけに、健康な睡眠を続けるためにも「鼻呼吸」をしっかり確保したい。

口呼吸の人が増えているというイメージがあります。

風邪や花粉症で鼻づまりのために口呼吸になっている人もいると思いますが、そうではなく、つねに口呼吸になってしまっている人がいます。

なぜ口呼吸は健康においてよくないのでしょうか。

鼻づまりで口呼吸になると、口の中が乾燥する。

すると、「粘膜保護作用が低下して、ちょっと硬い食べ物でも傷付き、病原菌も増殖して、咽頭炎になりやすい。

古い粘膜層が唾液(だえき)で洗い流されず、カビが生じたり舌苔(ぜったい)が増えたりして口臭の原因にもなる」。

つまり、口呼吸になると、口の中が乾燥してしまうため、粘膜による保護ができずに、咽頭炎になりやすくなったり、口臭がひどくなる恐れがあるそうです。

→ 口臭の原因・対策 について詳しくはこちら

鼻腔(びくう)には吸った空気に加温・加湿するエアコン機能や、粉塵(ふんじん)を吸着するフィルター機能がある。

また、鼻には、フィルター機能があり、ほこりなどから身を守ってくれています。

寝ているときに口呼吸になっている人もいますが、これは何が原因なのでしょうか。

睡眠時の口呼吸は、鼻づまりや鼻咽頭閉鎖、舌根の落ち込みによるいびきが原因だ。

「鼻とのどを仕切る鼻咽頭が加齢や飲酒でたるむと、あおむけに寝たときに鼻側をふさいでしまう。

二重あごの人は舌根が落ち込んで気道をふさぎがち」

口呼吸ではなく、鼻呼吸にするためには、鼻呼吸をしやすくする必要があります。

そこで、記事の中では、粘膜の充血を鎮める点鼻スプレーや小鼻を広げるテープなどが良いとして紹介しています。

また、口呼吸の原因となる鼻咽頭閉鎖や舌根落ち込みを予防する筋肉トレーニングも紹介しています。

「鼻咽頭は、軟口蓋(なんこうがい)つまり口の天井の奥を上と横に思い切り広げることで周囲の筋肉を鍛えられる。

舌根はのど仏の上の舌骨についた筋肉を鍛える。

舌を突き出して上下左右に動かしたり、左右にねじったりする。気が付いたとき1、2分行えばいい」という。

口呼吸は、咽頭炎や口臭の原因となるだけでなく、口の半開きによる表情のたるみ、集中力低下などの弊害ともなる可能性があるため、きちんとした対策が必要なようです。

自分が口呼吸の人はもちろんのこと、家族特に子供さんが口呼吸の場合は、病気の予防・集中力アップのためにも、鼻呼吸にするよう対策を行なったほうがいいようですね。




→ 間違った呼吸をすると病気になりやすい!?鼻呼吸のメリット・口呼吸のデメリット について詳しくはこちら




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