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女性アスリートの月経前症候群(PMS;ピーエムエス)・月経前不快気分障害(PMDD;ピーエムディーディー)によるパフォーマンス障害がエクオール産生能の有無(体内でエクオールを作れるかどうか)に関連




【目次】

■女性アスリートの月経前症候群(PMS)・月経前不快気分障害(PMDD)によるパフォーマンス障害がエクオール産生能の有無(体内でエクオールを作れるかどうか)に関連

TRACK & FIELD - New Balance Nationals Indoor

by Steven Pisano(画像:Creative Commons)

近畿大学の女性アスリート88人を解析 月経前症候群によるパフォーマンス障害は体内での「エクオール」 産生能の有無に関連する

(2017/12/8、大塚製薬プレスリリース)

エクオール産生者は26人(29.5%)で、一般若年成人女性の比率(20.6%)と同様の低い結果となりました。また、48人(54.5%)がPMS症状によるパフォーマンス障害を自覚していました。エクオール非産生者は、産生者に比べてPMS症状によるパフォーマンス障害のリスクが3.3倍と高くなりました。さらに、競技による体重制限もパフォーマンス障害のリスク因子(4.9倍)となり、あわせて栄養の重要性が示唆される結果となりました。

近畿大学東洋医学研究所と大塚製薬・佐賀栄養製品研究所の研究によれば、近畿大学全学体育会所属女性アスリート189人(73人(83%)が国際大会や全国大会に参加経験のある競技レベルの高いアスリート)に、「大豆負荷試験によるエクオール産生能検査」と「PMS症状と競技に関する調査」を実施したところ、女性アスリートの月経前症候群(PMS)・月経前不快気分障害(PMDD)によるパフォーマンス障害がエクオール産生能の有無(体内でエクオールを作れるかどうか)に関連することがわかったそうです。




■月経前症候群(PMS)・月経前不快気分障害(PMDD)とは?

■月経前症候群(PMS)とは?

生理の一週間ほど前から起こるむくみや乳房の張り、吹き出物、便秘、イライラといった生理前の症状のことを「PMS(Premenstrual Syndrome:月経前症候群)」と呼びます。

■月経前不快気分障害(PMDD)とは?

「PMDD(Premenstrual Dysphoric Disorder:月経前不快気分障害)」は、PMSに加え、精神症状(うつ気分、イライラ感、ねむけ、だるさ、過食・拒食など)が中心で程度がひどい場合社会生活での大きな障害となります。

ただ、研究者の中には、月経周期よりも、ストレスを感じる出来事や楽しいひと時、または特定の曜日といった要素のほうが気分の変動を予測できるため、女性ホルモンが問題ではなくて、環境の変化が影響を与えているという意見もあります。

■エクオール

各国でのエクオール生産者の割合|大豆イソフラボンとエクオール
各国でのエクオール生産者の割合|大豆イソフラボンとエクオール

参考画像:大豆イソフラボン活性代謝物エクオール産生能と PMS/PMDD の関係について 日本女性医学学会学術集会にて発表(2016/11/10、大塚製薬・近畿大学)|スクリーンショット

エクオールは、大豆イソフラボンの一つであるダイゼインから、エクオールを作り出すための腸内細菌(エクオール産生菌)の働きによって産生されます。

大豆イソフラボンは、更年期障害の原因といわれる「エストロゲン」と構造が似ているため、体内に入ると、エストロゲンと同じような働きをするといわれています。

ただ、最近の研究によれば、大豆イソフラボンの健康効果の恩恵を受けやすい人とそうでない人がいることが明らかになったそうです。

その違いは、エクオールを作り出すためのエクオール産生菌という腸内細菌を持っているかどうかです。

腸内細菌によって大豆イソフラボンに含まれるダイゼインという成分をエクオールに変えることで、ダイゼインのままと比べ、よりエストロゲンに似た働きをすると言われています。

​エクオール産生菌という腸内細菌を持っている人といない人がいるそうで、エクオール産生菌がいない人は、大豆イソフラボン(ダイゼイン)のまま吸収されるそうです。

若い人にエクオールを作れる人が少なくなっているそうですが、食の欧米化が原因ではないかと考えられます。(欧米人の3分の2がエクオールを作り出せない)

エクオールの産出能力をチェックするには、「尿中エクオール検査」や「ソイチェック」といった簡単な尿検査で調べることができるそうです。

■まとめ

女性アスリートの月経前症候群(PMS)・月経前不快気分障害(PMDD)によるパフォーマンス障害がエクオール産生能の有無(体内でエクオールを作れるかどうか)に関連する

今回の研究結果を参考にすれば、今後はアスリートのPMS症状によるパフォーマンス障害を克服するために、エクオール産生能をチェックすることやエクオールの補給により、パフォーマンスの向上ができるのかどうかの研究が進むといいですね。

最近では、女性アスリートの成績と栄養の関係についてよく取り上げられています。

血液中のフェリチン値が低い「貧血」と診断された選手は、入賞の可能性が低くなる|愛媛県体育協会で紹介した愛媛県体育協会が行なった調査結果によれば、血液中のフェリチン値が低い、貧血と診断された選手は、入賞の可能性が低くなるそうです。

女性アスリートが陥る3つの障害は「栄養不足」「月経(月経不順や無月経)」「骨」で紹介した順天堂大学付属浦安病院の「女性アスリート外来」で婦人科を担当する窪麻由美さんと中尾聡子さんによれば、陸上選手は貧血症状で診察を受けたところ、月経不順や無月経と診断される人が多いそうです。

女子アスリートの5人に一人が疲労骨折を経験、「無月経」の状態の人も多いで紹介した、日本産科婦人科学会などが、大学などでスポーツに取り組む女子アスリート1600人を対象に調査したところ、月経が3か月以上ない「無月経」の状態の人も多いことが分かっているそうです。

スポーツにおいて月経について語ることはタブー?|生理による鉄欠乏症がスポーツでのパフォーマンスに影響している!?で紹介した1800人以上の女性競技者を調査してきたブルインベルスさんによれば、生理による鉄欠乏症がスポーツでのパフォーマンスに影響しているのではないかと考えられるそうです。

→ 貧血に良い食べ物・食事 について詳しくはこちら

→ 鉄分|鉄分の多い食品・鉄分不足からくる症状 についてはこちら

男性アスリートに関しても栄養不足の関係について注目が集まっています。

プロを目指すスポーツ選手になりたい子供たちは「栄養」について学びましょう!によれば、仙台の佐々木匠(18)選手は過度の練習と鉄分不足から貧血低血圧の状態に陥り、練習に参加できないこともあったそうですが、どのように食事をとれば栄養になるのかなどの勉強をしたことで、アクシデントを乗り越えたそうです。

どんなに才能のある選手であっても、優れたテクニックを持った選手であっても、身体に必要な栄養を摂っていなければ、身体に不調が現れてしまい、プレーをすることができません。

なぜ、リオネル・メッシは、今シーズン、ケガしなくなったのか?(2009/3/2)では、チームによるメッシの体質を改善するための特別プログラムを行なったことで、ケガしやすかった体質を食事やマッサージによって改善したそうです。

  1. 魚・野菜・果物を多く摂ること

  2. 練習後、クラブハウスで昼食をとること(チームによる食事の管理)

  3. フィジオテラピスト(理学療法士)によるマッサージや疲労度を測る定期的な検査を受けること

しかし、メッシが好調だったのは肉体改造・ダイエットに成功したから?(2015/6/5)によれば、メッシのようなすごい選手であっても、数年たつと、ピザを食べて太ってしまいコンディションが落ちてしまったそうです。

どんなに優れた選手であってもコンディションが落ちてしまえば、試合で活躍することができなくなってしまうというわかりやすい例だと思います。

もちろんコンディショニングはサッカーだけに限ったことではありません。

瀬戸大也選手の不調の原因は栄養不足だった!?|水泳によれば、不調の原因を栄養士に相談すると、原因は単なる栄養不足だったことが判明したそうです。

その後、朝、練習前後、練習中にサプリメントを必ず摂取したり、食事もどんぶり飯大盛りから、どんぶり飯2杯とハーフ麺と炭水化物を増やし、豆類などのミネラルも欠かさず食べるようになったことで調子が上がってきたそうです。

錦織圭選手のコンディショニング戦略(栄養管理・ピリオダイゼーション・ケガの予防)によれば、アスリートにとって最も重要なのは、試合や練習までに、いかに多くのエネルギー源=糖質を蓄えておけるかであり、運動で空になった糖質と、筋肉の材料となるたんぱく質をいかに素早く摂取できるかという点にあるそうです。

そして、特に気を付けたのが、運動直後の栄養補給

身体に備わっている回復力が最も発揮されるこのタイミングで、十分な糖質とタンパク質を取れていれば確実な回復ができますが、そうでなければ回復できる幅が狭くなってしまうそうです。

 「たとえば練習と試合では、特別なドリンクを用意している。もちろん選手ごとの好みがあるので、すべて強要するわけではない。話し合いのうえで水のみを飲む選手もいる。だが、科学的見地から、何を口にすべきかはある程度のスタンダードができつつあるんだ」

マンチェスター・シティでは血液検査をして選手に食品のアドバイスや栄養ドリンクを準備しているによれば、マンチェスター・シティでは、血液検査を行なって、必要な食品のアドバイスを行ったり、選手一人ひとりに合わせて作られた栄養ドリンクを用意しているそうです。

「練習・試合における栄養補給」はパフォーマンスを維持する・高めるだけでなく、ケガをしづらい体を作るためにも重要であり、そのスタンダードができつつあるそうです。

プロを目指すスポーツ選手になりたい子供たちは「栄養」について学びましょう!







【掲載誌】
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下り坂運動で糖尿病予防|なぜ下り坂トレーニングをすると血糖値が下がるの?

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【目次】

■下り坂運動で糖尿病予防

#hiking

by Adam Bautz(画像:Creative Commons)

「下り坂運動」が糖尿病を予防する|ウェブリーグ

血中トリグリセリド(中性脂肪)濃度は、予想どおり「上り坂トレーニング」後にのみ低下しました。しかし、グルコースを摂取したときに血糖値を維持する能力(耐糖能)は、「下り坂トレーニング」後にのみ著しく向上しました。

Drexelらは、下り坂を歩くことにより糖尿病が予防できることを米心臓病学会(2005)で報告しました。

歩いて山を登り、スキー用のリフトで下りる運動を週に3~5回、2か月行ったグループは、血液中の中性脂肪(トリグリセライド)が効果的に減少しました。

山をリフトで登り、歩いて降りる運動を週に3~5回、2か月行ったグループは、耐糖能(グルコースを摂取したときに血糖値を維持する能力)が向上し、血糖値が下がるという結果が出ました。




■なぜ下り坂を歩く運動をすると血糖値が下がるの?

なぜこのような違いが現れたのでしょうか?

筋の収縮形態には、筋が短縮しながら力を発揮する短縮性収縮(コンセントリック収縮)と、筋が伸張されながら力を発揮する伸張性収縮(エキセントリック収縮)があります。

下り坂を歩く運動は筋肉にブレーキをかけるので、エキセントリックです。

エキセントリック収縮で優先的に使われる速筋線維は、糖を主なエネルギー源とします。したがって、エキセントリック収縮を繰り返すようなタイプのトレーニングを行うことによって速筋線維の肥大や機能向上が起これば、血糖の吸収能も向上することが期待されます。

エキセントリック収縮で使われる筋肉は糖をエネルギー源とするため、下り坂を歩く運動をすると、血糖値が下がることが期待されます。

一方、Sherman ら(1992)は、高強度のエキセントリック運動を1回行った後に、全身の糖代謝がどのように変わるかを調べています。彼らは上記と全く逆の結果を得ており、遅発性筋痛が起こっているような状態では耐糖能が低下すると報告しています。

ただ、短期的には、遅発性筋痛(運動後1~2日経ってから発生する痛み)が起きている状態では耐糖能が低下するという研究結果も出ているので、Drexelの研究では2か月行なっており、下り坂を歩く運動は長期的なトレーニング効果とみた方がよいようです。

■まとめ

#hiking

Adam Bautz(画像:Creative Commons)

糖尿病予防のために運動をするときには、坂道を選ぶようにしてみてはいかがですか?

→ 坂の傾きが約1.5度上がると、中等度の糖尿病になるリスクが18%低下する|東京医科歯科大学など について詳しくはこちら




→ 糖尿病の症状・初期症状 について詳しくはこちら

→ 糖尿病改善・予防する方法(食べ物・運動) について詳しくはこちら

→ 糖尿病の運動(運動療法)|筋トレ・有酸素運動 について詳しくはこちら




【参考リンク】
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PMS(ピーエムエス)・PMDD(ピーエムディーディー)で治療を受けている女性はエクオール産生者の割合が低い|エクオール非産生者は産生者に比べPMS・PMDD のリスクが約2.4倍




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■PMS・PMDDで治療を受けている女性はエクオール産生者の割合が低い|エクオール非産生者は産生者に比べPMS・PMDD のリスクが約2.4倍

Panoramic Sunset

by Jonas Weckschmied(画像:Creative Commons)

大豆イソフラボン活性代謝物エクオール産生能と PMS/PMDD の関係について 日本女性医学学会学術集会にて発表

(2016/11/10、大塚製薬・近畿大学)

本研究では、PMS/PMDD で治療を受けている女性と治療を受けていない女性を対象に、エクオール非産生者と産生者の割合を比較しました。研究の成果として、PMS/PMDD で治療を受けている女性のエクオール産生者の割合が低く、エクオール非産生者は産生者に比べ、PMS/PMDD のリスクが約 2.4 倍という結果が得られました。

大塚製薬株式会社・佐賀栄養製品研究所と近畿大学東洋医学研究所の共同研究で、第31回日本女性医学学会学術集会で発表され、産婦人科領域の専門誌「The Journal of Obstetrics and Gynaecology Research」(11月)に掲載された研究成果によれば、月経前症候群(PMS)、月経前不快気分障害(PMDD)で治療を受けている女性のエクオール産生者の割合が低く、また、エクオール非産生者は産生者に比べ、PMS/PMDDのリスクが高いということがわかったそうです。

【関連記事】

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    ■月経前症候群(PMS)・月経前不快気分障害(PMDD)とは?

    ■月経前症候群(PMS)とは?

    生理の一週間ほど前から起こるむくみや乳房の張り、吹き出物、便秘、イライラといった生理前の症状のことを「PMS(Premenstrual Syndrome:月経前症候群)」と呼びます。

    ■月経前不快気分障害(PMDD)とは?

    「PMDD(Premenstrual Dysphoric Disorder:月経前不快気分障害)」は、PMSに加え、精神症状(うつ気分、イライラ感、ねむけ、だるさ、過食・拒食など)が中心で程度がひどい場合社会生活での大きな障害となります。

    ただ、研究者の中には、月経周期よりも、ストレスを感じる出来事や楽しいひと時、または特定の曜日といった要素のほうが気分の変動を予測できるため、女性ホルモンが問題ではなくて、環境の変化が影響を与えているという意見もあります。

    ■月経前症候群(PMS)による経済的損失

    PMSによる仕事への支障|月経随伴症状による経済的負担
    PMSによる仕事への支障|月経随伴症状による経済的負担

    参考画像:大豆イソフラボン活性代謝物エクオール産生能と PMS/PMDD の関係について 日本女性医学学会学術集会にて発表(2016/11/10、大塚製薬・近畿大学)|スクリーンショット

    ホルモンケア推進プロジェクトによれば、PMSによって「集中力が低下する」「ミスが多くなる」といった仕事への影響や人間関係に問題が起こるといった影響があるそうです。

    また、別の調査*5 では、月経前や月経中などに起こる不快な症状である月経随伴症状による経済的負担において、労働の質や量の低下、会社を休むなどの労働損失は 4911 億円という試算もあります。

    日本人女性2万人に対するオンライン調査によれば、74%が月経症状に苦しんでおり、月経症状の重症度の増大が日常生活に大きく関連しており、このことにおける経済的損失は6830億円と推計されるそうです。




    ■エクオール

    各国でのエクオール生産者の割合|大豆イソフラボンとエクオール
    各国でのエクオール生産者の割合|大豆イソフラボンとエクオール

    参考画像:大豆イソフラボン活性代謝物エクオール産生能と PMS/PMDD の関係について 日本女性医学学会学術集会にて発表(2016/11/10、大塚製薬・近畿大学)|スクリーンショット

    エクオールは、大豆イソフラボンの一つであるダイゼインから、エクオールを作り出すための腸内細菌(エクオール産生菌)の働きによって産生されます。

    大豆イソフラボンは、更年期障害の原因といわれる「エストロゲン」と構造が似ているため、体内に入ると、エストロゲンと同じような働きをするといわれています。

    ただ、最近の研究によれば、大豆イソフラボンの健康効果の恩恵を受けやすい人とそうでない人がいることが明らかになったそうです。

    その違いは、エクオールを作り出すためのエクオール産生菌という腸内細菌を持っているかどうかです。

    腸内細菌によって大豆イソフラボンに含まれるダイゼインという成分をエクオールに変えることで、ダイゼインのままと比べ、よりエストロゲンに似た働きをすると言われています。

    ​エクオール産生菌という腸内細菌を持っている人といない人がいるそうで、エクオール産生菌がいない人は、大豆イソフラボン(ダイゼイン)のまま吸収されるそうです。

    若い人にエクオールを作れる人が少なくなっているそうですが、食の欧米化が原因ではないかと考えられます。(欧米人の3分の2がエクオールを作り出せない)

    エクオールの産出能力をチェックするには、「尿中エクオール検査」や「ソイチェック」といった簡単な尿検査で調べることができるそうです。

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    ■まとめ

    月経前症候群(PMS)、月経前不快気分障害(PMDD)で治療を受けている女性のエクオール産生者の割合が低く、また、エクオール非産生者は産生者に比べ、PMS/PMDDのリスクが高いということがわかりました。

    日本の女性は更年期症状やPMSなどの女性特有の症状に対しての自覚率が低いによれば、日本とアメリカの20~50代の有職女性それぞれ300名ずつを対象にインターネットで調査したところ、日本の女性はアメリカの女性よりも更年期症状やPMS(月経前症候群)、月経痛、子宮内膜症といった自覚している女性特有の症状に対しての自覚率が低かったそうです。

    このことは、日本の女性はアメリカの女性と比較すると、女性特有の症状に対する関心が低いことを示しているのではないでしょうか?

    婦人科受診の頻度に対する質問でも、日本の女性はアメリカの女性に比べて受診頻度が少ないことがわかります。

    アメリカの女性

    • 婦人科受診の頻度 年に1回程度 65.7%
    • 婦人科に行ったことがない 6.3%

    日本の女性

    • 婦人科受診の頻度 年に1回程度 29.0%
    • 婦人科に行ったことがない 33.0%

    日本の女性はもっと女性特有の症状に対する関心をもつ必要がありそうです。

    そこで大事になってくるのが、「月経周期を記録」「基礎体温の測定」「出来事の記録」することなのだと思います。

    基礎体温をつける習慣を持つことで、ホルモンバランスの変化も早期に気づくこともでき、更年期障害などの体調の変化にも早めに気づくことができます。

    → 更年期障害の症状・原因・チェック|40代・50代の更年期の症状 について詳しくはこちら

    基礎体温を測り、グラフをつけると、例えば、「低温期が短くなった」「高温期が短くなった」などあなたの体の変化に早めに気づくことにつながると思います。

    また、PMS/PMDDが気になる人は、「尿中エクオール検査」や「ソイチェック」でエクオールの産出能力をチェックしてみてはいかがでしょうか?

    女性が自分自身の体調にもっと関心を持つことで、毎日が少しでも楽で楽しい生活になってほしいですね。







    【参考リンク】
    続きを読む PMS(ピーエムエス)・PMDD(ピーエムディーディー)で治療を受けている女性はエクオール産生者の割合が低い|エクオール非産生者は産生者に比べPMS・PMDD のリスクが約2.4倍

なぜ運動能力が高い人が転倒するの?注意をうまく分散できる人は転びにくい!【たけしの家庭の医学】

> 健康・美容チェック > 【たけしの家庭の医学】なぜ運動能力が高い人が転倒するの?注意をうまく分散できる人は転びにくい!|3月5日




Generations

by Florian .(画像:Creative Commons)

2019年3月5日放送の「たけしの家庭の医学」では、運動能力が高い人で転倒するリスクが高い原因について紹介されました。







コロナ感染で慢性疲労リスク4倍に!【コロナ後遺症】




コロナ感染で慢性疲労リスク4倍 米、後遺症頻度高く「予防策を」(2024/2/15、共同通信)で紹介された米CDCなどのチームによれば、新型コロナウイルスに感染した人はしなかった人に比べ、その後に疲労感の症状が現れるリスクが1.68倍に、慢性疲労に発展するリスクは4.32倍に上ったそうです。

これまで取り上げた記事の中でコロナ後遺症に関連したワードをまとめると、倦怠感、心不全、うつ病のような症状が現れています。

これがどのようなメカニズムで症状が現れているのかわかりませんが、新型コロナウイルス感染をした後には疲労感が現れやすい体になってしまうという傾向にあり、例えば亜鉛不足と関連しているのではないか?ということが話題になったこともありました。

コロナ後遺症と亜鉛不足にどんな関係があるの?

亜鉛不足でコロナ死亡リスク高まるとの研究 かきで摂取を(202012/9、NEWSポストセブン)によれば、スペインの研究チームは、「亜鉛」の不足が新型コロナで死亡するリスクを高めるという研究結果を10月に発表しているそうで、細胞の修復に必要な物質である亜鉛が不足すると壊れた細胞が治らず、重症化したり死亡リスクが上がる可能性があるそうです。

コロナ感染が心不全のリスクを高める?

これは新型コロナウイルスの後遺症?それとも他の病気(うつ病・腎臓病・男性更年期障害)?

今後はなぜ新型コロナウイルス感染をすると、慢性疲労の症状が現れやすくなるのか、そのメカニズム、そしてその解決方法の研究が待たれます。

→ 亜鉛を含む食べ物・食品|亜鉛不足チェック・摂取量 についてくわしくはこちら

→ コロナ後遺症「クラッシュ」ってどんな症状?なぜ慢性疲労症候群になってしまうの? についてくわしくはこちら

【追記(2024年11月2日)】

筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)とはによれば、筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)は、長い期間(半年以上)にわたって強い疲労感が続き、全身の脱力などによって、日常生活を送るのが困難になる原因不明の病気です。

コロナワクチン接種後にどこも悪いところはないにもかかわらず極度の倦怠感に襲われる「筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群」と診断された方がいました。







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