3Dプリンタで作った薬を初認可、米FDA(米国食品医薬品局)

Drain the pressure from the swelling,

by Jason Rogers(画像:Creative Commons)




おクスリも3Dプリントの時代が来たようです

(2015/8/5、ギズモード)

米国食品医薬品局(FDA)が、患者ごとのニーズに合わせた薬の実現に向け、初めて3Dプリント技術を使用した薬にGOサインを出したようです。

FDAは、3Dプリンターで製造された医薬品の認可を初めて認可したそうです。

その薬とはどういったものなのでしょうか?

てんかんと闘うための補助療法として設計された「Spritam」という薬を医薬品企業Apreciaが開発しており、3Dプリントを活かした同社独自のZipDose技術によって、一口舐めるだけでも急速に溶ける多孔質製剤になっているようです。

今回認可されたのは、てんかんのための薬ですが、今後も3Dプリンタ技術で作られる薬が増えていくのでしょうか?

Aprecia ZipDose Product Demonstration

FDA approves first prescription drug made by 3D printing







P.S.

薬を印刷する技術

(2013/5/31、@IT)

化学者のリー・クローニン(Lee Cronin)氏は、分子を印刷できる3Dプリンタの開発に取り組んでいる。「これを応用すれば、いずれ3Dプリンタで化学物質を作れるようになる。3Dプリンタで作った化学物質をインクにし、薬を印刷できる時代がくる」と、リー氏は言う。

化学物質を3Dプリンタにセットし、分子の設計図をダウンロードすれば、へき地で病気が発生しても、すぐに対応できるようになるのではないかというのが良い使い方の例ですね。

悪い使い方をどうコントロールしていくかがポイントになってきそうです。

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人工知能「Watson」に医療画像解析を追加|IBM、Merge Healthcareを10億ドルで買収

A Computer Called Watson

by Atomic Taco(画像:Creative Commons)




これは医療革命が起きそう。IBMが膨大な医療画像を人工知能「ワトソン」に追加

(2015/8/11、ギズモード)

今週IBMは医療画像の会社である「Merge Healthcare」を10億ドル(約1200億円)で買収したと発表しました。

<中略>

IBMはさらなるステップとして画像認識に力を入れていて、膨大な医療画像の分析と病歴や治療、投薬計画の情報とを組み合わせて診断の手助けをします。

IBMはMerge Healthcareを10億ドルで買収し、Watson Healthに医療用画像解析を加える予定

(2015/8/7、TechCrunch)

Mergeの技術は、アメリカ中の7500の医療機関で使用されていると、IBMは情報を開示した。同社はこれまで合計300億ものレントゲン写真、MRI、CTスキャン画像を解析してきた。日に日にその数字は増えている。IBMの研究者は、現在の医療データの90%は画像形式であると推測している。

<中略>

レントゲン技師が扱う画像の数は、ここ20年から25年の間に100倍にもなり、医師の中には一日10万の画像を見る場合もある。全ての画像情報を処理し、正しい診断を行うには、患者のこれまでの医療記録、研究データ、更には遺伝子情報と照らし合わせる必要がある。

2つの記事から読み取ると、IBMは、医療用画像解析技術をMerge Healthcareを買収することで、Watsonに医療画像分析の機能を追加しようとしていると思われます。

■Watsonに医療画像解析を加える理由

医療従事者は、膨大な数の情報(最新の医療研究、論文、医療データ、患者の医療記録)を取り扱っていて、すでに人の頭脳では把握することができないほどなのだそうです。

そこで、注目を集めているのが、人工知能で医師や患者をサポートするシステムであり、その代表的なものがWatsonです。

IBMの「WATSON」によってがん治療がスピードアップする!?で以前紹介しましたが、Watsonは膨大な量の医療データや論文などのデータベースが格納されており、患者のデータを高速で解析し、医療データを照らし合わせることで、患者に最も最適と思われる治療方針を提案することで、医師や患者が意思決定の支援をするシステムです。

さらに、このWatsonをよりよくするために医療画像解析の機能を追加する必要があったのでしょう。

様々な企業が人工知能を活用したシステムを研究しており、例えば、ディープ・ラーニングを利用したシステムでIBMと対抗しているようなところもあるようですが、今回の買収によって、その差別化の要素が小さくなってしまうかもしれません。







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猪子寿之さんが考える20年後の未来とは?|未来の人間は創造的な仕事ばかりやっている・有限概念から解放される

Future Music Festival 2013

by Eva Rinaldi(画像:Creative Commons)




「家族という概念が人類を悲惨にした」 チームラボ猪子氏が語る、現代のつながりがもたらした不幸とは

(2014/12/23、ログミー)

■猪子寿之(チームラボ)が考える20年後の未来とは?

●未来の人間は創造的な仕事ばかりやっている

創造的なことばかりやっていて、それは別にすごいハイレベルなことから、別に普通の、そういう例えばサイエンティストとかアーティストとかだけではなくて、普通の仕事っていうことが多分、ほとんどの普通の仕事っていうのは創造的な仕事になっていくと思うんですよね。

ロボットやソフトウェア、人工知能が様々なことを代行していくことによって、創造的ではない仕事はなくなり、より人間らしい創造的な仕事だけをするようになるだろうというのが猪子さんの考える未来です。

●有限概念から解放される

簡単に言うと、よりデジタル的なもので代替可能だっていうことを人々が知ることによって、人々は物質から解放されて、結果的に有限概念みたいなものから解放されるんじゃないかなと思ってるんですよね。

写真や音楽の世界において所有の概念が変化したように、物質を所有するという考え方から解放されていくようになるのではないか、そして結果的に有限概念から解放されていくのではないかというのが猪子さんの考えです。

■まとめ

2つの考えをまとめると、現代の人間は様々な概念に縛られていますが、そうした概念から解放されることによって、人間はより幸せになっていくということですね。

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■感想

石黒浩さんと猪子寿之さんが考える未来を基に考えると、未来は時間に余裕ができて、有限概念から解放され、より創造的な仕事をするようになるというものです。

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創造的な仕事とは何かについて考えてみると、現在私たちがやっている仕事のほとんどはロボットや人工知能、ソフトウェアで代替可能な仕事であり、あまり創造的な仕事が何であるのかというのは想像出来ません。

一つ挙げられるとするならば、「子育て」ではないでしょうか?

現代の人は、時間もお金も限りがあるため、子育てをする時間がない人もいますし、また、与えたいという教育をお金がないために諦めるという人もいるでしょう。

しかし、未来は、時間にも余裕があり、所有するという概念からも解放されているため、自分たちがやりたいと思う子育てができるようになります。

親が精いっぱい子どもたちを育てられる未来になることで、子どもたちが笑顔になる未来になるといいですね。







カラコン10製品で色素露出、角膜とまぶたに

Victoria's Eye

by Endlisnis(画像:Creative Commons)




カラーコンタクトで色素露出

(2015/8/8、ロイター)

瞳を大きく見せたり色を変えたりするカラーコンタクトレンズ(カラコン)を厚生労働省研究班が調査した結果、国内で承認を受け市販されている17製品のうち10製品で、酸化鉄などの色素成分が表面に露出していたことが8日、分かった。

カラコンの中には色素成分が表面に露出していたものがあったそうです。

今回の調査では色素露出と健康被害との関係は調べていないが、カラコン使用者には目の不調を訴える人も多いとされ、研究班は今後、目にどのような影響を与えているのかを調べる方針。

色素露出と健康被害の関係は今のところ分かっていませんが、心配なニュースですね。

ただ、カラコンに関しては、ユーザーの使い方にも問題があることが以前から取り上げられています。

コンタクトレンズトラブルの半数は「おしゃれ用カラコン」 厚労省が注意呼びかけによれば、きれいに洗浄されていないといった手入れ不良や、長時間装用など不適切な使用が原因で目のトラブルを起こしているそうです。

コンタクトレンズは医療機器ですので、製品を作るメーカーもユーザーも、目の病気から目を守るためにもしっかりとしてほしいですね。

→ コンタクトレンズと目の病気・正しい使用法・ケア について詳しくはこちら







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星奈津美、バセドー病の手術を乗り越え、金メダル&リオ五輪切符獲得!女子200メートルバタフライ




ロンドン銅の星奈津美、バセドー病手術し、リオへ向けて再出発

(2015/2/5、産経ニュース)

高校2年のときに、甲状腺ホルモンが過剰に作られる「バセドー病」と診断された。以降、毎晩の薬の服用と、3カ月に1度の定期検診を必要とする。

<中略>

昨年、パンパシフィック選手権、アジア大会と国際大会が続く中、全身の倦怠(けんたい)感、動悸(どうき)、息切れなどの「バセドー病」の症状が強く出て決断。同年11月、甲状腺を除去した。

星奈津美選手は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されるバセドー病(疲れやすくなったり、動悸が激しくなったりする病気)と戦いながら、ロンドンオリンピックでは銅メダルを獲得しました(星奈津美選手、「バセドー病」と闘いながら銅メダル獲得)。

しかし、ロンドンオリンピック後にバセドー病の症状が強く出て、2014年11月に甲状腺を除去したそうです。

そして、今回、五輪、世界選手権を通して、女子200メートルバタフライでの日本人の金メダルは初めてという快挙を成し遂げたのですから、すごいですよね。

■バセドー病とは

星 病乗り越え涙の金!女子200バタでリオ五輪切符

(2015/8/7、スポニチアネックス)

▽バセドー病 甲状腺ホルモンが過剰につくられる病気。代謝が活発になりジョギングしているような状態で脈拍が速く、汗が多く、疲れやすくなり、微熱の症状が出る。食欲が増しても体重が減ってしまう人や食べ過ぎて体重が増えてしまう人もいる。顔つきや目つきがきつくなったり目が出てくる眼球突出は代表的な症状。

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