最近の腸内細菌(腸内細菌叢)のニュースをまとめてみました!




最近は腸内細菌(腸内細菌叢)に関するニュースに注目が集まっています。

そこで、今回は腸内細菌に関するニュースをまとめてみたいと思います。

今一番の注目のニュースはコレ!

日本人の大腸がん患者の5割に腸内細菌のコリバクチン毒素が関与か/若年者の大腸がん発症増との関連も

日本人の大腸がん患者の5割に、一部の腸内細菌から分泌されるコリバクチン毒素による変異パターンが存在することであり、コリバクチン毒素による変異パターンは、高齢者症例(70歳以上)と比べて若年者症例(50歳未満、大腸がん全体の約10%を占める)に3倍多い傾向がみられ、日本をはじめ世界的に問題視されている若年者大腸がんの重要な発症要因である可能性が示唆されました。

→ 大腸がんの症状(初期症状)チェック はこちら

砂糖の摂りすぎで腸内細菌叢が変化し脂質代謝異常(脂肪肝や高脂血症)やメタボリックシンドロームが起きている!?

砂糖(ショ糖、スクロース)のとりすぎによって起こるメタボリックシンドロームへつながる脂質代謝異常(脂肪肝)、高中性脂肪血症が腸内環境の変化によるものであることがわかりました。

今回の研究によれば、砂糖の摂りすぎにより大腸の腸内細菌叢が変化していること、腸内細菌叢の変化が脂肪肝や高中性脂肪血症の原因であることを突き止めました。

あなたの腸内は肉派?野菜派?どんな食べ物を食べているかで腸内細菌叢が変わる!その影響は健康や環境にも関わってくる!

学術誌「Nature Microbiology」で発表された研究によれば、食べ物によって腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう;マイクロバイオーム)が変わり、そしてそれが健康に直結していることがわかります。

腸内細菌叢は、腸に住む何兆もの微生物のコミュニティで、消化や免疫、心臓代謝の健康に深く関わっており、食べ物の種類によって細菌の種類や働きが大きく左右するため、食習慣が健康や病気リスクにどうつながるかを理解する鍵になります。

大事なことはあなたが選択する食べ物によって腸内細菌が変わるということであり、健康になれるかどうかも決まるということ。

日本人の食物繊維摂取量が少なくなっている!その理由とは?

日本人は食物繊維が不足していて、WHOの摂取基準は「1日25g以上」に対して、日本人の若者は13gほどしか摂っていないことや「フレイル」の高齢者は圧倒的に食物繊維の摂取量が少ないことなどが紹介されています。

血液透析患者においてグラノーラの摂取による血圧の低下や腸内環境の改善を確認/カルビーと順天堂大学の研究

カルビーと順天堂大学の共同研究によれば、血液透析患者においてグラノーラの摂取による血圧の低下や腸内環境の改善を確認したそうです。

血液透析を受けている患者さんは、腎臓の機能が低下していて塩分や果物・野菜の摂取を厳しく制限する必要があるため、食物繊維が不足して腸内環境が悪化し、便秘症状を抱えていて、腸内環境の悪化は高血圧にも関与していることがわかっていることから、塩分が少なくなおかつ食物繊維が多い食品を摂るのが良いのではないかと考えられます。

オレンジなど柑橘類を1日1個食べるとうつ病リスクが20%低下する可能性/ハーバード大学

ハーバード大学の研究によれば、オレンジを1日1個食べると、うつ病のリスクが20パーセント低下する可能性があるそうです。

これは、柑橘類が人間の腸内に生息する細菌の一種であるフェカリバクテリウム・プラウスニッツィイ(F.プラウスニッツィイ)の増殖を刺激し、神経伝達物質である幸せホルモン(セロトニンとドーパミン)を作りやすくしてくれて、それが脳に届き気分を良くしてくれるそうです。

■まとめ

最近の研究では、食べ物によって腸内細菌叢が変化し、健康(体も心も)に影響を与えることがわかってきていています。

あるものを摂りすぎると病気になり易かったり、あるものを食べるとうつ病リスクが低下したりと腸内細菌(腸内細菌叢)を意識することが大事なんですね。

メタボリックドミノを予防するカギは「腸と腎臓」!腸の炎症と慢性腎臓病を避けるにはどんな食事をするといいの?肥満になっても腸管で炎症が起こらないと糖尿病になりにくい!?|慶大で紹介した慶應義塾大学医学部内科学教室の川野義長助教、中江淳特任准教授、伊藤裕教授らが行なったマウスの実験によれば、高脂肪食の過剰摂取による大腸の慢性炎症がインスリン抵抗性を引き起こし、糖尿病の発症につながるという新たな糖尿病発症メカニズムを解明しました。

この研究のポイントは、「肥満になっても、腸管で炎症が起こらないと糖尿病になりにくい」ことを示すものです。

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肥満になったからと言って必ず糖尿病になるわけでではなく、腸管で炎症が起こらないと糖尿病にはなりにくい、つまり腸管での炎症がポイントになるんですね。

また、腸の炎症を抑制するとメタボの症状が引き起こされないこともわかったことにより、メタボリックドミノは腸の炎症から始まるということもわかりました。

そして、腸の炎症が起こりやすくなる食べ方も分かったそうです。

 脂肪と糖分を同時に摂取すると、腸の炎症が起こりやすくなることがわかりました。糖分の過剰摂取は腸内細菌の働きを抑制し、腸内の免疫細胞が持つ防御力を弱めます。その後、腸管の表面を覆う細胞によって作られる防御壁が壊れ、そこから脂肪が体内に入りやすくなるのです。体内に脂肪が入り込むと、炎症を引き起こす化学物質「炎症性サイトカイン」が大量に分泌され、腸炎を起点としたメタボリックドミノの最初の駒が倒れはじめます。脂肪と糖分は過剰に摂取すると体に悪いのはもちろん、一気にメタボリックドミノを進めてしまうのです。

糖分の過剰摂取
→腸内細菌の働きの抑制・腸内の免疫細胞の防御力が弱まる
→腸管の表面を覆う細胞によってつくられる防御壁が壊れる
→脂肪が体内に入りやすくなる
→炎症性サイトカインが大量に分泌
→腸の炎症
→メタボリックドミノの進行

つまり、腸の炎症を起こさないような食事としては脂肪と糖分を同時に摂取しないようにすることが大事ということなんですね。

また、「腸腎連関」|腸内細菌叢のバランスをコントロールすることが慢性腎臓病の悪化を抑制するカギにで紹介した東北大学大学院医学系研究科の阿部高明教授と三島英換医学部助教、慶應義塾大学先端生命科学研究所の福田真嗣特任准教授らのグループによる研究よれば、腸管は腎臓と相互に影響を及ぼしているという「腸腎連関」の存在が近年明らかになりつつあること、そして、腸内細菌叢が腎臓病に対して良い面と悪い面の二面性を有しており、腸内細菌叢のバランスをコントロールすることが慢性腎臓病の進展予防に重要であると考えられると紹介しました。

腸内細菌叢のバランスをコントロールすることが間接的に病気の予防になるということもわかってきています。

このように考えると、もっと腸内細菌を改善する生活習慣を意識することが大事になるので、しっかりと実践していきましょう!







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「おならが臭い」「おならの回数が多い」は腸内環境が悪いサインなの?おならのにおいを良くして、回数を減らす食事とは?




犬のオナラの臭さ&頻度のランキング発表 カワイイ人気の犬種が一番くさいなんて!(2025年6月25日、よろずーニュース)では英ペットフード会社のバーンズ・ペット・ニュートリション社のローラ・クロッチ=ハーヴェイ氏は「高脂肪の食べ物、チーズやポテトチップスといった人間のおやつ、質の悪いドッグフードは全て腸内環境を悪化させます」とコメントしていますが、これが人間の腸内環境の改善にとっても重要なことなのではないでしょうか?

そこで、そもそも腸内環境の悪化がおならの臭いを強くするのかについて、科学的根拠に基づく論文や研究を調べてみたいと思います。

■腸内フローラとガスの生成

腸内細菌叢(腸内フローラ)のバランスが崩れると、硫黄を含む化合物(例:硫化水素、メチルメルカプタン)を生成する悪玉菌(例:硫酸還元菌)が優勢になることがあります。
これらの化合物は強烈な悪臭の原因となり、おならの臭いを強くします。

Suarez et al. (1998) の研究(American Journal of Physiology)では、硫化水素やメチルメルカプタンなどの揮発性硫黄化合物が、腸内細菌の代謝活動によって生成され、臭いの主な原因となることが示されています。

Magee et al. (2000) の研究(Gut)では、食事や腸内細菌叢の組成がガス生成量と臭いに影響を与えると報告されています。特に、タンパク質や硫黄を含む食品(例:ブロッコリー、肉類)の過剰摂取が悪臭を増加させる可能性が指摘されています。

■腸内環境の改善と臭いの軽減

無糖ヨーグルト
無糖ヨーグルト

腸内環境が改善すると、善玉菌(例:ビフィズス菌、乳酸菌)が優勢になり、硫黄化合物の生成が抑えられるため、おならの臭いが軽減する傾向があります。

また、プロバイオティクスやプレバイオティクスの摂取が腸内フローラを改善し、ガスの質や量を正常化するという研究も存在します:

Gibson et al. (1995) の研究(Gastroenterology)では、プレバイオティクスが腸内細菌叢を改善し、ガス生成を抑える可能性が示唆されています。

■プロバイオティクスとプレバイオティクスの違い

プロバイオティクスは、生きたまま腸に届いて善玉菌を増やし、腸内環境を改善する微生物や食品のことです。

一方、プレバイオティクスは、善玉菌のエサとなり、善玉菌の成長を助けることで、間接的に腸内環境を改善する成分のことです。

■おならのにおいと腸内細菌叢の関係について参考にした論文

1. Suarez et al. (1998)

Gas production and odor intensity in human flatus: Effects of diet and bacterial metabolism

掲載誌: American Journal of Physiology – Gastrointestinal and Liver Physiology

巻/号: Volume 274, Issue 6, June 1998, Pages G1028-G1033

DOI: 10.1152/ajpgi.1998.274.6.G1028

概要:
この研究では、食事内容と腸内細菌の代謝が、おなら(腸内ガス)の生成量と臭いに与える影響を調査しました。

特に、硫化水素(H₂S)やメチルメルカプタンなどの揮発性硫黄化合物が、腸内細菌叢の活動によって生成され、悪臭の主な原因となることが確認されました。

実験では、被験者に異なる食事(例:高タンパク食、高繊維食)を摂取させ、ガスの組成と臭いの強さを分析しました。硫黄を含む食品が悪臭を増加させる傾向が示されました。

関連ポイント: 腸内細菌叢のバランスが崩れると、硫酸還元菌などの悪玉菌が優勢になり、悪臭の原因となる化合物の生成が増えることが明らかになりました。

2. Magee et al. (2000)

Contribution of dietary protein to sulfide production in the large intestine: an in vitro and in vivo study

掲載誌: Gut

巻/号: Volume 46, Issue 5, May 2000, Pages 634-641

DOI: 10.1136/gut.46.5.634

概要:
この研究は、食事中のタンパク質が大腸での硫化物生成にどのように寄与するかを調べました。

硫黄を含むアミノ酸(例:システイン、メチオニン)が腸内細菌によって代謝され、硫化水素などの悪臭ガスを生成することが示されました。

体外(in vitro)および体内(in vivo)の実験を通じて、高タンパク食が硫黄化合物の生成を増加させ、おならの臭いを強くする可能性を報告しています。

関連ポイント: 腸内細菌叢の組成(特に硫酸還元菌の存在)が、ガスの臭いに大きく影響することが強調されています。

3. Gibson et al. (1995)

Selective stimulation of bifidobacteria in the human colon by oligofructose and inulin

掲載誌: Gastroenterology

巻/号: Volume 108, Issue 4, April 1995, Pages 975-982

DOI: 10.1016/0016-5085(95)90192-2

概要:
この研究では、プレバイオティクス(オリゴフルクトースやイヌリン)が腸内のビフィズス菌(善玉菌)を選択的に増加させ、腸内環境を改善する効果を検証しました。

※プレバイオティクスは、消化されずに大腸まで届き、腸内の有益な細菌(主にビフィズス菌や乳酸菌)の増殖を助ける成分

善玉菌の増加により、腸内発酵が最適化され、硫黄化合物の生成が抑えられる可能性が示唆されています。これにより、おならの臭いやガスの生成量が減少する傾向が観察されました。

関連ポイント: 腸内フローラの改善が、悪臭ガスの生成を抑えるメカニズムに関連していることを示しており、プロバイオティクスやプレバイオティクスが有効である可能性を裏付けています。

■おならの回数と腸内細菌叢の関係について参考にした論文

おならの回数は、腸内細菌による発酵、食事内容、消化器の健康状態、腸内細菌叢の組成などに影響されます。

1. Tomlin et al. (1991)

Investigation of normal flatus production in healthy humans

掲載誌: Gut

巻/号: Volume 32, Issue 6, June 1991, Pages 665-669

DOI: 10.1136/gut.32.6.665

概要:
この研究では、健康な人のおならの頻度とガスの組成を調査しました。1日あたりのおならの平均回数は約10~20回と報告されており、食事内容(特に発酵性炭水化物、例:豆類や食物繊維)や腸内細菌の活動が頻度に影響を与えることが示されました。

腸内細菌による発酵が活発な場合(例:乳糖不耐症や高繊維食)、ガス生成量が増加し、おならの回数が増える傾向が確認されました。

関連ポイント: 腸内細菌叢の組成がガス生成量に影響し、善玉菌(ビフィズス菌など)が優勢な場合、発酵が効率的になり、過剰なガス生成が抑えられる可能性が示唆されています。

2. Cummings et al. (1997)

タイトル: Fermentation in the human large intestine: Evidence and implications for health

掲載誌: European Journal of Clinical Nutrition

巻/号: Volume 51, Supplement 1, January 1997, Pages S32-S37

概要:
この研究は、腸内細菌による発酵がガス生成に与える影響を包括的に調査しました。発酵性炭水化物(例:オリゴ糖、食物繊維)が腸内で分解される際、炭酸ガス、メタン、水素などのガスが生成され、おならの回数が増えることが報告されています。

腸内細菌叢のバランスが崩れると、異常発酵が起こり、ガス生成量が増加する可能性が指摘されています。逆に、プレバイオティクスやプロバイオティクスによる腸内環境の改善が、ガスの過剰生成を抑える可能性が示唆されています。

関連ポイント: 腸内環境が良好な場合(善玉菌が優勢)、発酵が最適化され、おならの回数が正常範囲(10~20回/日)に収まることが多いとされています。

3. Furnari et al. (2012)

Functional gastrointestinal disorders and gut microbiota

掲載誌: World Journal of Gastroenterology

巻/号: Volume 18, Issue 34, September 2012, Pages 4653-4660

DOI: 10.3748/wjg.v18.i34.4653

概要:
この論文では、機能性胃腸障害(例:過敏性腸症候群、IBS)と腸内細菌叢の関係を調査しました。IBS患者では、腸内細菌叢の乱れ(ディスバイオシス)がガス生成量の増加やおならの頻度の増加と関連していることが報告されています。

特に、悪玉菌の増加や善玉菌の減少が、過剰なガス生成や腹部膨満感を引き起こし、おならの回数を増やす要因となることが示されました。

関連ポイント: 腸内環境の改善(例:プロバイオティクスの摂取)が、ガス生成量とおならの頻度を減少させる可能性があると結論付けています。

Gibson et al. (1995)(Gastroenterology): プレバイオティクスによる善玉菌の増加がガス生成を抑え、腸内環境を正常化することで、おならの頻度や量を適切な範囲に保つ可能性を示しています。

Suarez et al. (1998)(American Journal of Physiology): 食事内容や腸内細菌の代謝活動がガス生成量に影響し、頻度にも関連することが報告されています。

■まとめ

1)おならの臭いと腸内細菌叢

腸内細菌叢(腸内フローラ)のバランスが崩れると、硫黄を含む化合物(例:硫化水素、メチルメルカプタン)を生成する悪玉菌(例:硫酸還元菌)が優勢になることがあり、硫黄化合物は強烈な悪臭の原因となり、おならの臭いを強くします。

  • 腸内細菌叢の乱れ(ディスバイオシス)により、硫酸還元菌などの悪玉菌が優勢になると、硫黄を含む化合物(硫化水素、メチルメルカプタンなど)が生成され、強烈な悪臭のおならの原因となる(Suarez et al., 1998; Magee et al., 2000)。
  • 食事中の硫黄含有アミノ酸(例:システイン、メチオニン)や硫黄を含む食品(例:ブロッコリー、肉類)が悪玉菌によって代謝され、臭いを増加させる。
  • 善玉菌(ビフィズス菌、乳酸菌など)が優勢な場合、硫黄化合物の生成が抑えられ、臭いが軽減する(Gibson et al., 1995)。
  • プロバイオティクスやプレバイオティクス(例:オリゴフルクトース、イヌリン)の摂取が腸内フローラを改善し、悪臭を減らす可能性がある。

2)おならの回数と腸内細菌叢

  • 腸内細菌による発酵がガス(炭酸ガス、水素、メタンなど)を生成し、おならの回数に影響する。健康な人のおならの頻度は1日約10~20回が平均(Tomlin et al., 1991)。
  • 発酵性炭水化物(例:食物繊維、豆類、オリゴ糖)の摂取や腸内細菌の異常発酵(ディスバイオシス)がガス生成量を増やし、頻度を増加させる(Cummings et al., 1997)。
  • 過敏性腸症候群(IBS)など、腸内細菌叢の乱れが関与する疾患では、ガス生成が増加し、おならの回数が増える(Furnari et al., 2012)。
  • 善玉菌が優勢な腸内環境では、発酵が効率的でガス生成が過剰になりにくく、頻度が正常範囲に収まる(Gibson et al., 1995)。

3)腸内環境の改善による効果

  • プロバイオティクスやプレバイオティクスによる腸内フローラの改善は、硫黄化合物の生成を抑え(臭いの軽減)、ガス生成量を最適化(頻度の正常化)する(Gibson et al., 1995; Furnari et al., 2012)。
  • バランスの取れた食事(過剰なタンパク質や発酵性炭水化物を避ける)も、臭いと頻度の改善に寄与する(Suarez et al., 1998; Magee et al., 2000)。
  • 腸内細菌叢の乱れは、IBSや腸内感染症などでガス生成や臭いを悪化させるが、腸内環境の改善によりこれらが軽減する可能性がある(Furnari et al., 2012)。

腸内環境が改善すると、善玉菌(例:ビフィズス菌、乳酸菌)が優勢になり、硫黄化合物の生成が抑えられるため、おならの臭いが軽減する傾向があります。

例えば、【カズレーザーと学ぶ。】梅ジュースを摂取すると赤ちゃんのような匂い(皮膚ガス)が出る!によれば、梅摂取により半数が体臭寄与成分(Octanalと2-Ethyl-1-hexanol )の減少が見られ、また2/3の人に梅摂取によるインドールの減少が見られたことから、梅の摂取は体臭・便臭に対して改善効果を示すことが期待できるそうです。

つまり、どのような食べ物を選択するかによって、おならのにおいが変わってくるということですね。

ただ、おならの臭いは、腸内細菌叢だけでなく、食事内容(例:硫黄を含む食品、発酵性炭水化物)、消化器疾患(例:過敏性腸症候群、腸内感染症)、個人の代謝など複数の要因に影響されること、臭いの強さを定量的に評価するのは難しいため、間接的な指標(硫黄化合物の濃度など)で議論されることには注意が必要です。

おならのにおいと回数は健康のバロメーターといわれますが、より具体的に言えば、腸内細菌叢のサインの一つと考えるといいのではないでしょうか?

例えば、おならの回数が正常範囲(10~20回/日)だと善玉菌が優勢な場合、発酵が効率的になり、過剰なガス生成が抑えられており、おならの回数が多いと腸内細菌叢が乱れているという風にです。

最近は腸内細菌叢と食べ物の関係に関する研究を良く調べているのですが、ちゃんと食べ物によって、腸内細菌叢は変化することがわかっています。

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将来的には「おなら外来」ができて、おならの回数、臭い、成分などによって腸内細菌叢から出るサインを見つけて、病気を予防するなんてことが起こりそうな予感です。







1日1杯みそ汁を飲むと、血圧が下がり、血管年齢が若返るって本当?




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by fto mizno(画像:Creative Commons)

高血圧予防のために減塩をしましょう」といわれて以来、減塩商品が各社から販売されています。

味噌もその減塩の流れを受けて減塩みそが開発されています。

しかし、減塩みそを作る必要はそもそもない可能性が出てきました。

2010年に出された論文によれば、4か国の40-59歳の人を対象に塩分摂取量を調査したところ、日本人の塩分摂取量は12gとトップでしたが、日本人の血圧の平均は最も低いという結果が出ました。

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この研究から一つの仮説として考えられたのが、日本人が塩分を味噌から摂取しているからではないかというもの。

味噌の中の塩分はNaClとは異なる|広島大学によれば、発酵産物に含まれている塩分は食卓塩のような純食塩とは作用機序が異なるので、味噌を食べても血圧には影響しないし、脳卒中も遅延すると書かれています。

みそ汁の塩分 血圧に影響せず(1日1杯のみそ汁のある食生活が血管年齢を10歳程度改善する傾向も確認)(平成25年11月)で紹介されている上原誉志夫教授(共立女子大学)が行ったみそ汁と塩分に関する最新研究「習慣的味噌汁摂取が血管年齢に与える影響」(第36回日本高血圧学会総会/平成25年10月26日発表)によると、みそ汁の摂取頻度と血圧の間に関係性は認められなかったそうです。

また、1日1杯程度のみそ汁のある食生活が血管年齢を10歳程度改善する傾向があることも確認されました。

これまで減塩といえば味噌汁を減らすことと考えられてきましたが、減塩のために味噌汁を減らすことにほとんど意味がなく、それどころか一日一杯の味噌汁のある食生活のほうが血管年齢の指標CAVI値(心臓から足首までの動脈の硬さを反映する指標)を低下させ、血管年齢を10歳程度改善する傾向があることが確認されました。

適度の味噌摂取 高血圧になりにくく動脈硬化予防も 共立女子大 上原教授が研究成果発表で紹介されている共立女子大学家政学部臨床栄養研究室の上原誉志夫教授らの研究によれば、男性102人を対象に行った調査で、1日3回までの味噌汁摂取では食塩の過剰摂取時に比べ血圧への影響はなく、1日1杯味噌汁を飲んでいる場合はCAVI(動脈硬化指標)が低下する傾向がみられたことから、適度な味噌の摂取は血圧を下げ血管年齢を若く保つ作用があることがわかりました。

味噌と血圧の驚きの関係!(2018/5/1、美と若さの新常識~カラダのヒミツ)によれば、味噌の中には、発酵の過程で血圧を下げる成分が生まれているのではないかと考えられ、また、(味噌に含まれる)複数の物質で血圧が下がることが原因ではないかと考えるそうです。

【#林修の今でしょ講座】心筋梗塞検定|血管の回復に良い食事・運動によれば、味噌にはLTP(ラクトトリペプチド)が含まれています。

LTPはアミノ酸の一種で血圧降下、動脈硬化予防が期待できるそうです。

つまり、これらの仮説・研究が正しければ、味噌づくりに関わる企業の方は、減塩ということに振り回されてきたと思いますが、これからは、味噌をとることによって血圧が下がることを世界に向けてPRしてくださいね!







【参考リンク】

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なぜ大腸がんになると血便が出るのか?|大腸がんの血便と痔(ぢ)の血便の色の違い

> 健康・美容チェック > 胃腸の病気 > 大腸がん > なぜ大腸がんになると血便が出るのか?|大腸がんの血便と痔(ぢ)の血便の色の違い

大腸がんの症状には「血便(便に鮮血または黒色の血液が混じる)」がありますが、なぜ大腸がんになると「血便」という症状が起こるのでしょうか?




【目次】

■なぜ大腸がんになると血便という症状が起こるのか?

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by Wilson Hui(画像:Creative Commons)

シンプルに書くと、大腸がんになると、がんの中心が潰瘍となり、出血が起こるため、血便という症状が起こります。

「潰瘍(かいよう)」とは、皮膚や粘膜などの表面の組織がただれて崩れ落ちてしまい、深部にまで及ぶほどえぐられた状態です。

大腸がんや大腸ポリープなどによって体内で出血が起きると、貧血を起こすことがあるそうです。

→ 大腸がんとは|大腸がんの症状・初期症状・原因・予防 について詳しくはこちら

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■大腸がんによる血便の3つの特徴

がんによる血便の特徴は主に3つ。

  • 肛門痛がない
  • 暗赤色の血液が便に混じる
  • ときに黒い血塊が出る

→ 大腸がんとは|大腸がんの症状・初期症状・原因・予防 について詳しくはこちら

■大腸がんの血便と痔(ぢ)の血便の違い

また、血便が出る場合としては、「痔(ぢ)」が原因となることもありますが、その出血の量や色に大きな違いがあります。

大腸がん

肛門から遠い位置で発生し、血が酸化しているため、血の色が「暗赤色(どす黒い赤い色)」です。

痔(ぢ)

肛門から出血しているため、血の色が鮮やかな赤色です。

出血の量は紙に少量の血が付く程度です。

ただし、血便が気になる場合には、自身だけで判断せずに、病院で診てもらいましょう。

また、定期的に検査を受けるようにしましょう!

→ 痔の3つの種類(いぼ痔・切れ痔・あな痔)|痔になりにくい生活習慣で予防しよう! について詳しくはこちら




■大腸がんの予防

●葉酸

大腸がん、予防に「葉酸」が効果 愛知がんセンターによれば、葉酸を多く摂って、飲酒しない人程、大腸がんになりにくいそうです。

【みんなの家庭の医学】大腸がん予防に葉酸の多い海苔|10月20日によれば、大腸がんのリスクを高める大腸ポリープのできやすさと葉酸の濃度には関係があるといわれ、血液中の葉酸濃度の値が8ng/ml(ナノグラム)以上あれば、女性なら大腸ポリープの頻度が約2割減、男性なら約5割減するそうです。

→ 葉酸の多い食品 について詳しくはこちら

→ 葉酸の効果|妊娠初期・うつ・動脈硬化・大腸がん について詳しくはこちら

●ラクトフェリン

国立がんセンターと森永乳業の研究によれば、ラクトフェリンに大腸ポリープの成長を抑える作用があることがわかったそうです。

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●メトホルミン

大腸がん予防に期待 糖尿病薬メトホルミンに大腸ポリープの再発を防ぐ効果|横浜市立大

横浜市立大の中島淳教授によれば、糖尿病薬として使われているメトホルミンに大腸がんの恐れのあるポリープの再発を抑制する効果があることがわかったそうです。

糖尿病治療薬「メトホルミン」にがん細胞を破壊するキラーT細胞を活性化する作用があることが判明‐岡山大研究グループによれば、糖尿病治療薬「メトホルミン」にがん細胞を破壊するキラーT細胞を活性化させる作用があることがわかったそうです。

→ 大腸がんとは|大腸がんの症状・初期症状・原因・予防 について詳しくはこちら

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●定期的な検査

一般的には自覚症状がないため、無症状の時期に発見することが重要となります。

大腸内視鏡検査や便潜血検査などで定期的な検査を受けることにより、早期発見・早期治療につながります。

●便潜血検査キット

先端で便をほんの少し採取し、便にがんからの出血が混ざっていないかチェックします。

出血があった場合は、内視鏡でがんの有無チェックします。

※出血があっても、必ずがんがあるわけではありません。

●大腸がんになりやすい生活習慣を改善する

1 運動不足

2 お酒をよく飲む

3 肉やハム、ソーセージをよく食べる

4 肥満

5 喫煙

※3つ以上リスクがある方は特に注意が必要。

→ 大腸がん危険度チェック について詳しくはこちら

■まとめ

大腸がんになると、がんの中心が潰瘍となり、出血が起こるため、「血便」という症状が起こります。

ただ、血便は大腸がん以外にも原因があるので、血便が出た場合には、血便という症状を体からのサインだと考えて、一度病院でチェックしてもらいましょう。

→ 大腸がんとは|大腸がんの症状・初期症状・原因・予防 について詳しくはこちら







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渡辺満里奈さんが更年期障害の症状を告白!【モーニングショー】/渡辺満里奈さん、野宮真貴さん、松本孝美さんが更年期障害について語る【ボクらの時代】

> 健康・美容チェック > 更年期障害 > 【ボクらの時代】渡辺満里奈さん、野宮真貴さん、松本孝美さんが更年期障害について語る

更年期とは、女性の場合、卵巣機能が衰えはじめ、女性ホルモンの分泌が減少する「閉経を迎える前後の期間」のことをいいます。

女性の更年期は40代半ば(月経異常・月経不順が続く方が多い)頃といわれています。

もちろん、更年期が始まる時期には個人差がありますが、閉経年齢で最も多いのが、50歳だといわれますので、45歳ぐらいがその目安といえます。

40代・50代という更年期の時期は、仕事での責任感が増し、子供の独立・夫の定年・親の介護など急激に生活のリズムが変わる時期でもあり、生活のリズムの変化による精神的ストレスや家庭や職場でのストレスなども加わって、更年期障害が現れます。

更年期になると、どんな症状が現れるのでしょうか?




【目次】

■【ボクらの時代】渡辺満里奈さん、野宮真貴さん、松本孝美さんが更年期障害について語る

【ボクらの時代】渡辺満里奈さん、野宮真貴さん、松本孝美さんが更年期障害について語る
【ボクらの時代】渡辺満里奈さん、野宮真貴さん、松本孝美さんが更年期障害について語る

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2020年8月16日放送の「ボクらの時代」では渡辺満里奈さん(49歳)、野宮真貴さん(60歳)、松本孝美さん(55歳)が更年期障害について語っていました。

野宮真貴さんのホットフラッシュの話や渡辺満里奈さんの夫名倉潤さんのうつ病は男性更年期障害の症状と最初は思っていた話など興味深い話でした。

以前「ボクらの時代」では、有働由美子さん×石田ゆり子さん×角田光代さんの回でも更年期症状についての話題がありましたよね。

いつまでも美しくされている方でも更年期症状に悩まされるわけですし、50代、60代の方の体調不良についてどのように向き合ってきたのかは若い人にとって大変役立ちます。

【追記(2025年5月2日)】

2025年5月2日放送の「モーニングショー」に出演した渡辺満里奈さんは50代に入ってから足の痛み、体のほてりなど身体的な不調やイライラといった更年期障害の症状を告白しました。

【追記(2025年6月25日)】

2025年6月25日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」に出演した渡辺満里奈さんは50代に入り、足首が動かなくなり、体のほてりに悩まされたり、夫の名倉潤さんが家でゴロゴロしていると不機嫌になったりしていたそうです。

→ 更年期障害の症状・原因・チェック|40代・50代の更年期の症状 について詳しくはこちら

■更年期とは?更年期障害とは?

更年期障害とは、ホルモンバランスの乱れが原因の身体的・精神的不調のことであり、自律神経失調症の一つです。

更年期を迎える時期になると、卵巣の機能が衰え、その結果、卵巣から分泌されている女性ホルモン(エストロゲン)の量が減少します。

エストロゲンの分泌量が減ると、脳は盛んに卵胞刺激ホルモンを分泌し、卵巣からエストロゲンを分泌するように促します。

しかし、更年期を迎えた卵巣は、必要な量のエストロゲンを分泌することが出来ないため、エストロゲンの減少と卵胞刺激ホルモンの増加という「ホルモンバランスの乱れ」が起こります。

そして、ホルモンバランスの乱れによって次のような症状が現れます。

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更年期障害の食事・更年期を乗り切る方法

●食生活の見直しをする

●ビタミン・ミネラルなどバランスの取れた食事で栄養を十分に摂る。

亜鉛は、ホルモンバランスを整える働きがある。

女性の場合は、亜鉛が不足すると女性ホルモンの働きが悪くなったり、月経異常を引き起こしてしまう可能性がある。

特に更年期ともなれば、亜鉛不足がホルモンバランスをさらに乱れさせて症状を悪化させてしまうことにもありえる。

→ 亜鉛の多い食品 について詳しくはこちら

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●軽いウォーキングなどの適度な運動

寝る前に毎日10分間、ヨガを取り入れたストレッチを3週間行うことで、更年期女性の「更年期症状」と「抑うつ」を改善することがわかったそうです。

→ 寝る前のストレッチ&ヨガは、女性の「更年期症状」と「抑うつ」を改善する効果がある!おすすめのやり方 について詳しくはこちら

●ご自身にあったリラックス方法

更年期障害の症状を和らげたいと考えている方は、呼吸をゆっくりしたり、音楽を聴いてみてはいかがでしょうか?

→ 更年期障害の症状の顔のほてり(紅潮)は音楽を聴くと改善する! について詳しくはこちら

●家族との会話をする機会を増やす

●更年期障害のツボ

→ 更年期障害のツボ:三陰交(さんいんこう)の位置・押し方|たけしの本当は怖い家庭の医学 について詳しくはこちら

●相性の合う医師・病院を見つけておく

●エクオール

大豆イソフラボンは、更年期障害の原因といわれる「エストロゲン」と構造が似ているため、体内に入ると、エストロゲンと同じような働きをするといわれています。

大豆イソフラボンは大豆製品などから摂れます。

ただ、最近の研究によれば、大豆イソフラボンの健康効果の恩恵を受けやすい人とそうでない人がいることが明らかになったそうです。

その違いは、エクオールを作り出すためのエクオール産生菌という腸内細菌を持っているかどうかです。

腸内細菌によって大豆イソフラボンに含まれるダイゼインという成分をエクオールに変えることで、ダイゼインのままと比べ、よりエストロゲンに似た働きをすると言われています。

更年期症状の軽い人はエクオールの量が多いそうで、更年期症状の重い人のグループに、エクオールをつくれる人が少なかったそうです。

更年期のホットフラッシュ(ほてり)や首や肩のこりを改善する効果が確認されているそうです。

エクオールの産出能力をチェックするには、「尿中エクオール検査」や「ソイチェック」といった簡単な尿検査で調べることができるそうです。

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■更年期障害と有名人

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