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魚を食べて舌がピリピリは「ヒスタミン食中毒」のサインかも?|加熱しても防げない理由

魚を食べたときに、「あれ?舌がピリピリする」と感じたことはありませんか?

香辛料などを使っていないのに、唇や舌先にいつもとは違う刺激を感じた場合、もしかすると「ヒスタミン食中毒」が関係しているかもしれません。

ヒスタミン食中毒は、魚などの食品中に高濃度に蓄積した「ヒスタミン」を摂取することで起こる、アレルギーによく似た症状を引き起こす食中毒です。

2026年10月には、「塩こうじ仕込みの真サバ竜田揚げ」から大量のヒスタミンが検出されたとして自主回収が行われたことが報道され、改めてヒスタミン食中毒に注目が集まりました。

きっかけとなったニュースはこちら → 【回収】大量のヒスタミン検出「塩こうじ仕込みの真サバ竜田揚げ」健康被害につながる恐れ、約1万5千袋対象

今回のニュースそのものだけでなく、私たちが普段魚を購入・保存・調理するときにも知っておきたい「ヒスタミン食中毒」について見ていきましょう。

■ヒスタミン食中毒とは?

ヒスタミン食中毒とは、ヒスタミンが高濃度に蓄積した食品、特に魚類やその加工品を食べることで発症する食中毒です。

「ヒスタミン」という言葉を、花粉症やアレルギーの話で耳にしたことがある人も多いでしょう。

食品の場合は、魚などに含まれる「ヒスチジン」というアミノ酸に、ヒスタミン産生菌の酵素が作用することでヒスタミンが生成されます。

簡単にすると、

魚などに含まれるヒスチジン
↓
ヒスタミン産生菌の酵素が作用
↓
ヒスタミンが生成・蓄積
↓
その食品を食べる
↓
アレルギーに似た症状が起こる

という仕組みです。

特に、ヒスチジンを多く含む魚を常温に放置するなど、不適切な温度管理をすると、ヒスタミン産生菌が増殖してヒスタミンが生成されやすくなります。

■どんな魚で起こりやすい?

厚生労働省によると、主な原因食品として報告されているのは、

・マグロ
・カジキ
・カツオ
・サバ
・イワシ
・サンマ
・ブリ
・アジ

など、ヒスチジンを多く含む魚とその加工品です。

つまり、生魚だから起こるという話ではありません。

干物などの加工品も原因となる可能性がありますし、東京都では「カジキの照り焼き」「メカジキの味噌漬け」「イワシのつみれ汁」による実際の食中毒事例も紹介されています。

このことが、ヒスタミン食中毒を理解するうえで大切なポイントにつながります。

■食物アレルギーとは何が違うの?

ヒスタミン食中毒では、

・顔が赤くなる
・じんましん
・頭痛
・発熱
・おう吐
・下痢

など、食物アレルギーとよく似た症状が現れることがあります。

多くの場合、食べた直後から1時間以内に症状が現れます。

そのため、

「魚アレルギーになったのかな?」

と思ってしまうかもしれません。

しかし、ヒスタミン食中毒は食物アレルギーそのものではありません。

東京都保健医療局によると、食品中にできたヒスタミンを食べることが原因なので、アレルギー体質とは関係なく、誰にでも起こる可能性があります。

同じ魚料理を食べた複数の人に、似た症状が出ることがあるのも、このためです。

■「魚はしっかり加熱すれば大丈夫」とは限らない

ヒスタミン食中毒で特に覚えておきたいのが、

「一度できてしまったヒスタミンは、加熱しても分解されない」

ということです。

厚生労働省は、ヒスタミンは熱に安定しており、調理加工工程で除去できないため、食品中に一度生成されると、調理時の加熱などでは分解できないと説明しています。

つまり、

「焼いたから大丈夫」
「揚げたから大丈夫」

とはいえません。

食品安全委員会も、焼く・揚げるといった加熱調理をした食品でもヒスタミン食中毒が発生することを紹介しています。

一般的な細菌性食中毒では「十分に加熱する」ことが重要な対策の一つですが、すでにヒスタミンが生成していた場合には、この考え方だけでは防ぐことができないのです。

■大切なのは「加熱」よりも「作らせない」こと

では、どうすればヒスタミン食中毒を防げるのでしょうか。

ポイントは、

できてしまったヒスタミンを取り除くのではなく、そもそもヒスタミンを作らせないこと。

そのために重要なのが温度管理です。

厚生労働省は、ヒスタミン産生菌の増殖と酵素作用を抑えるため、原材料の段階から食べるまでの一貫した温度管理が重要だとしています。

家庭では、

・魚を購入したら常温に放置せず、速やかに冷蔵する
・エラや内臓はできるだけ早く取り除く
・鮮度が低下したおそれのある魚は食べない
・冷蔵していても長期間保存しない
・冷凍した魚は冷蔵庫など、できるだけ低温で短時間に解凍する
・冷凍と解凍を繰り返さない

といった対策が推奨されています。

特に注意したいのは、

「冷蔵庫に入れておけばずっと大丈夫」とも限らない

ことです。

厚生労働省によると、10℃で低温管理した場合でも、長期間保存するとヒスタミン量が増える場合があります。

東京都も、0~10℃で発育するヒスタミン産生菌があるため、冷蔵中でも長期間保存するとヒスタミンが生成される可能性があるとしています。

「低温で保存して、できるだけ早く食べる」ところまでが大切なのです。

■魚を食べて「舌がピリピリ」は見逃さない

ヒスタミン食中毒を知ったうえで、ぜひ覚えておきたいサインがあります。

それが、

唇や舌先に感じる、普段とは違う「ピリピリ」とした刺激

です。

厚生労働省は、高濃度のヒスタミンを含む食品を口に入れたとき、唇や舌先に通常とは異なる刺激を感じることがあり、その場合は食べずに処分するよう注意を呼びかけています。

東京都も、ヒスタミンが大量にできている食品では、食べたときに舌が「ピリピリ」することがあると説明しています。

もちろん、舌がピリピリしたからといって、必ずヒスタミンが原因とは限りません。

ただし、香辛料など思い当たる理由がないのに、魚を口にして普段とは違う刺激を感じたら、

「もったいないから食べてしまおう」ではなく、食べるのをやめる。

これは覚えておいて損のない知識だと思います。

■症状が出たらどうする?

ヒスタミン食中毒では、食べた直後から1時間以内に、顔の赤み、じんましん、頭痛、発熱などの症状が現れることがあります。

消費者庁は、発症した場合には速やかに医療機関に相談するよう呼びかけています。

東京都によると、重症の場合には呼吸困難や意識不明になることもあります。

魚を食べたあとに急にアレルギーのような症状が現れた場合には、「魚アレルギーだろう」と自己判断するのではなく、食べたものや症状が出た時間などを医療機関に伝えることが大切でしょう。

■ヒスタミン食中毒は今も毎年発生している

ヒスタミン食中毒は、過去の珍しい食中毒ではありません。

厚生労働省の統計では、2025年(令和7年)に国内で13件、患者431人のヒスタミン食中毒が報告されています。2015年以降の掲載データを見ると、毎年発生が確認されています。

家庭で発生することもありますが、保育園や学校などの給食施設に関係する大規模な食中毒も報告されています。

だからこそ、魚を食べる私たち自身が知識として覚えておく意味があります。

■まとめ|「加熱すれば安心」ではなく「ヒスタミンを作らせない」

ヒスタミン食中毒について、最低限覚えておきたいことをまとめると、

1.魚などに含まれるヒスチジンから、細菌の働きによってヒスタミンが作られる

2.マグロ、カツオ、サバ、イワシ、サンマ、ブリ、アジなどと、その加工品が主な原因食品として報告されている

3.アレルギーに似た症状が出るが、アレルギー体質とは関係なく誰にでも起こる可能性がある

4.一度できたヒスタミンは、焼いたり揚げたりしても分解されない

5.だからこそ、魚を常温に放置せず、適切な低温管理をすることが大切

6.魚を食べて唇や舌先に普段とは違うピリピリした刺激を感じたら、食べるのをやめる

という6点です。

食中毒対策というと「しっかり火を通す」というイメージがあります。

しかしヒスタミン食中毒については、

「加熱してやっつける」のではなく、「適切な温度管理でヒスタミンを作らせない」。

これが大切です。

「魚を食べたとき、なんだか舌がピリピリする」

もし今後そんな場面に出会ったとき、この記事のことを思い出してもらえればと思います。

【参考文献・参考資料】

厚生労働省「ヒスタミンによる食中毒について」
ヒスタミンの生成機序、原因となる魚種、予防方法、国内の発生状況など。

消費者庁「ヒスタミン食中毒」
主な症状、ヒスタミンの生成、家庭での予防方法など。

東京都保健医療局「ヒスタミンによる食中毒」
症状、食物アレルギーとの違い、ヒスタミン産生菌、家庭での保存・解凍方法など。

東京都保健医療局「実際の食中毒事例」
カジキの照り焼き、メカジキの味噌漬け、イワシのつみれ汁など、実際のヒスタミン食中毒事例。

食品安全委員会「食中毒を引き起こす ヒスタミンのファクトシート紹介」
ヒスタミンの性質、人への影響、加熱調理との関係、予防方法等。







「本記事は医療行為の代替ではなく、テレビ・論文・公的資料を一般の生活者向けに噛み砕いたものです」

この街を初めて訪れた方へ

この記事は、例えるなら「ばあちゃんの料理教室(ハクライドウ)」という街の中の「ひとつの家」です。

この街には、生活・料理・健康についての記事が、
同じ考え方のもとで並んでいます。

ここまで書いてきた内容は、
単発の健康情報やレシピの話ではありません。

この街では、
「何を食べるか」よりも
「どうやって暮らしの中で調整してきたか」を大切にしています。

もし、

なぜこういう考え方になるのか

他の記事はどんな視点で書かれているのか

この話が、全体の中でどこに位置づくのか

が少しでも気になったら、
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「人の生活を、断定せず、文脈ごと残す」
という この街の憲法 に基づいて書かれています。

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アトピーのかゆみがお風呂の後・運動後に悪化する理由|ヒスタミンと血管拡張のメカニズム




Xの投稿でアトピーの人がお風呂の後、寒い外から温かい部屋、激しい運動後、緊張が解けた瞬間など「ヒスタミン」が放出されやすいタイミングがあるという投稿を見かけました。

そこで各タイミングでどのようにヒスタミンが影響するのか調べてみました。

■各タイミングの科学的な背景

●温度変化とかゆみ

皮膚表面の急激な温度変化(温かい→冷たい、またはその逆)がヒスタミン誘発のかゆみを増強することが実験で示されています。

Pfabら(2006, 2010)の研究では、ヒスタミン刺激後に皮膚温度を32℃(温)と25℃(やや冷)で交互に変えると、冷たい期間にかゆみ強度が有意に高まりました。

アトピー性皮膚炎(AD)患者では病変部で特に顕著で、日常の入浴後や気温変化でかゆみが増す現象と一致します。ガイドラインでもAD患者に極端な温度設定を避けるよう推奨されています。

●運動・発汗後

運動や熱環境で体が温まるとヒスタミン濃度が上昇します。

骨格筋内では運動関連の温度上昇でヒスタミンが増加(主にヒスチジン脱炭酸酵素による新規合成、マスト細胞脱顆粒ではない場合も)します。

また、AD患者では汗自体に対する即時型過敏反応(自己汗への皮膚テスト陽性率が高く、ヒスタミン放出を誘発)が報告されており、汗が残るとかゆみを悪化させます。

コリン作動性蕁麻疹でも運動・入浴・ストレスでマスト細胞からヒスタミンが放出され、症状が出ます。

●緊張が解けた瞬間

ストレス(交感神経優位)時は血管収縮しやすく、リラックス(副交感神経優位)で血管拡張が起き、血流増加とともにかゆみ閾値が下がる可能性があります。

ADでは血管反応が過剰で、ストレス後の血管拡張とかゆみの関連が指摘されています。

●掻く→ヒスタミン放出の負のスパイラル

掻く行為が感覚神経からサブスタンスPなどを放出し、マスト細胞を活性化してヒスタミンや他のメディエーターをさらに放出。

皮膚バリアが破壊され、炎症・かゆみが悪循環します。

ヒスタミンはH1/H4受容体を介してかゆみを誘発しますが、ADのかゆみは非ヒスタミン性経路(IL-31、TSLP、PAR2など)が主であることも多く、抗ヒスタミン薬の効果は限定的です(主に鎮静作用で夜間のかゆみを抑える場合)。

血管拡張とヒスタミンの関係は直接的ではなく、温度変化や発汗などが相互に絡み合って影響しているというのが正確です。

■まとめ

これらのタイミングは「体が悪い」のではなく、ヒスタミンのメカニズムによるものです。

温度管理を意識する、発汗後は優しく汗を拭き取る(またはシャワーで洗い流す)、掻かない工夫をするなどの対策が役立ちます。

食事との関係は別記事で詳しく解説しています。
↓
謎ニキビ・蕁麻疹の原因はヒスタミン不耐症?発酵食品・青魚・保存肉が意外な落とし穴

低体温を改善するポカポカ術・ホットスムージーの作り方|#世界一受けたい授業によれば、ヒスタミンは体の熱を生み出すスイッチを入れ、体を温める効果があるそうです。

ヒスタミンは体温調節にも関与しますが、皮膚症状との直接的な因果関係はまだ明確ではありません。

ただし、ヒスタミンが「熱を生み出すスイッチ」として働き、熱の放散が追いつかない場合に皮膚の炎症(蕁麻疹、ニキビ様発疹、赤み)として現れる可能性は考えられます。

実際、皮膚科で抗ヒスタミン薬「ビラノア」と「越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)」を処方された経験があります。

越婢加朮湯には熱を冷まし、余分な水分を排出する作用があります。

そう考えると、低ヒスタミン食でヒスタミンの「入力」を減らすだけでなく、体内の熱を排出・コントロールしたり、ヒスタミンが過剰な場合には抗ヒスタミン薬を使うというのが、皮膚科の治療アプローチだったのかもしれません。

【参考文献】







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もし、

なぜこういう考え方になるのか

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謎ニキビ・蕁麻疹の原因はヒスタミン不耐症?発酵食品・青魚・保存肉が意外な落とし穴




SNSの投稿の中で気になったのが「ヒスタミン不耐症(ヒスタミン不耐性)」という言葉。

発酵食品や青魚、保存肉(加工肉)を食べるとニキビや蕁麻疹ができる人はヒスタミン不耐症だという投稿がありました。

【参考リンク】

ヒスタミン不耐症(Histamine Intolerance: HIT)について調べてみたところ、公式の診断としては認められてはいないようです。

その理由としては、その症状が本当にヒスタミンの摂取によるものか、それとも他の疾患(IBS、慢性蕁麻疹、アレルギー、SIBO;(シーボ:小腸内細菌異常増殖症)とは、本来は大腸に多く存在するはずの腸内細菌が、小腸内で異常に増殖してしまう病気など)の可能性が高いケースが多いためです。

正式な病名ではないにしても、興味深いのは、発酵食品、青魚といった比較的健康的な食材として紹介されていることが多いものにヒスタミンが多いという点です。

そこで、なぜ発酵食品・青魚・長期保存の肉にヒスタミンが多いのか調べてみました。

■ヒスタミンとは?ヒスタミンの多い食品

発酵食品・青魚・長期保存の肉にヒスタミンが多い主な理由は、 細菌がアミノ酸のヒスチジンをヒスタミンに変換するためです。

【参考文献】

ヒスタミンは、食品中のヒスチジン(必須アミノ酸の一つ)が、ヒスタミン生成菌(例: Enterobacteriaceae、Lactobacillus属の一部、Morganellaなど)の持つヒスチジン脱炭酸酵素によって分解されて生成されます。

新鮮な食品ではほとんどヒスタミンがありませんが、時間が経つ・加工する・発酵させると蓄積します。

1. 発酵食品(味噌・醤油・納豆・キムチ・チーズ・ワイン・ヨーグルトなど)

発酵プロセスで乳酸菌などの微生物を増やします。これらの菌がヒスチジンをヒスタミンに変換します。

発酵期間が長いほど、または熟成が進むほどヒスタミン量が増えます(例: 長期熟成チーズや赤ワイン)。

2. 青魚(サバ・イワシ・サンマ・マグロ・ブリなど)

これらの魚はヒスチジン含有量が特に多い(赤身魚の特徴)です。

漁獲後、温度管理が悪いと海水由来のヒスタミン生成菌が急速に増殖し、ヒスタミンを産生します。

鮮度が落ちる(保存中・解凍後)と急増。

缶詰・干物・加工品になるとさらに蓄積しやすいです。

3. 保存肉(ハム・ソーセージ・ベーコン・熟成肉・干し肉など)

加工・熟成・乾燥・発酵の過程で細菌が活発になり、肉中のヒスチジンがヒスタミンに変わります。

長期保存・室温放置・pH変化が菌の増殖を助けます。発酵ソーセージなどは特に高くなりやすいです。

■【補足】トマトやほうれん草などの野菜も意外と要注意

仮性(偽性)アレルゲンとは、本物のアレルギー(IgE介在性アレルギー)ではないが、アレルギー様症状(蕁麻疹、かゆみ、赤み、ニキビ様発疹など)を起こしやすい物質・食品のこと。

直接ヒスタミン放出を促す(マスト細胞からヒスタミンを解放)→ヒスタミン分解酵素(DAOなど)を阻害する→食品自体にヒスタミンやヒスタミン類似物質を含む

●トマト・ナス・ほうれん草(ヒスタミン自体やヒスタミン放出促進物質を含む)。
●アボカド・キウイ・イチゴ・パイナップル:特にサリチル酸やアミン類が多く、ヒスタミン関連反応を誘発しやすい。

これらは新鮮でも比較的ヒスタミン量が多い、またはヒスタミン放出を促すため、ヒスタミン不耐症や偽性アレルギーの人に症状が出やすいそうです。

まとめると、ポイントとなるのは「新鮮さ」。

新鮮なものと保存・加工ではヒスタミン量が違うので、同じ食品であっても、新鮮な魚やお肉、野菜などは比較的安心して食べてOKですね。

今までの食生活で、謎ニキビや蕁麻疹が出てきたタイミングと先ほど紹介した避けた方がいい食べ物をチェックしてみて、重なる部分が多い場合には、発酵・熟成・加工品全般(特に長期保存)を避けてみる「低ヒスタミン食」を試してみるといいのではないでしょうか?

■まとめ

ヒスタミン不耐症の報告される症状に皮膚関連(蕁麻疹、湿疹、かゆみ、ニキビ様発疹)が含まれ、アトピー患者で重なりやすいと言われます。

ヒスタミン不耐症は正式診断ではありませんが、食事と皮膚症状が連動する人には低ヒスタミン食が役立つ可能性があるかもしれません。

ヒスタミンが皮膚の炎症を助長する可能性はあるとすれば、アトピー患者の方にヒスタミンの量が少ない食品(≒新鮮な食品)を食べることで皮膚の症状が出にくくなるかという研究が行われて、改善が見込まれるのであれば、良い食事療法になるのではないでしょうか?

気になる症状がある方は医師にご相談くださいね。

【追記】

低体温を改善するポカポカ術・ホットスムージーの作り方|#世界一受けたい授業によれば、ヒスタミンは体の熱を生み出すスイッチを入れ、体を温める効果があるそうです。

ヒスタミンは体温調節にも関与しますが、皮膚症状との直接的な因果関係はまだ明確ではありません。

ただし、ヒスタミンが「熱を生み出すスイッチ」として働き、熱の放散が追いつかない場合に皮膚の炎症(蕁麻疹、ニキビ様発疹、赤み)として現れる可能性は考えられます。

「熱産生スイッチ」仮説について詳しくはこちら
↓
アトピーのかゆみがお風呂の後・運動後に悪化する理由|ヒスタミンと血管拡張のメカニズム







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なぜこういう考え方になるのか

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食欲を抑える方法|ヒスチジンを含む食品をよく噛んで脳内ヒスタミンを増やす!|#ためしてガッテン(#NHK)

> ダイエット > ヒスチジンを含む食品をよく噛んで脳内ヒスタミンを増やし食欲を抑える|#ためしてガッテン(#NHK)

2011年6月8日放送のためしてガッテンでは、「医学が認めた!食欲をコントロールできる技」を取り上げました。




■医学が認めた!魔法の痩せ薬!

Cupcake

by Frédéric BISSON(画像:Creative Commons)

肥満治療のスペシャリスト 坂田利家 大分医科大学名誉教授

食欲を意思の力で押さえ込むのはもともと無理。

しかし、ある物質をうまく使うと、食欲をコントロールすることは可能なのだそうです。

■なぜ食欲が抑えられないのか?

野生の動物にエサをどれだけ与えても、必要以上に食べ過ぎることはありません。

しかし、人間だけが食べ過ぎてしまいます。

満腹中枢と摂食中枢とのバランスが取れていれば、食欲はコントロールできます。

※摂食中枢:食べる行為を引き起こす脳の部分

食欲が大きくなる(お腹が減ってしまう)要素としては、甘み・油脂・だし・グルメ情報・見た目・香り・ストレス・アルコール・睡眠不足。

脂質や糖質などを食べると、脳の中で「βエンドルフィン」という快楽物質が出て、摂食中枢を刺激します。

「睡眠不足はグレリンの増加を引き起こし、空腹感と食欲を上昇させる」(シカゴ大学)

前頭前野(判断や意思決定)が美味しい物に簡単に負けてしまう

=意志の力で押さえ込むことが出来ない

■食欲を抑える物質とは?

ヒスタミン

  • 鼻づまりやかゆみなどのアレルギー症状を引き起こす厄介な物質
  • 食欲を抑えてくれる

ただし、ヒスタミンは、脳内に行かないと食欲を抑えてくれません。

ヒスタミンを直接口から摂っても食欲は抑えられません。

なぜなら、血液脳関門を通ることが出来ないからです。




■どうやって脳内だけでヒスタミンを増やす?

【脳内ヒスタミンを増やす方法】

◯食事の前に10分間ガムを噛んだ

噛むという刺激が咀嚼中枢を通って結節乳頭核という部分に届きます。

実はここがヒスタミンを作っているところです。

そうして、満腹中枢をヒスタミンが刺激するために、満腹感を感じるようになります。

また、ヒスタミンは、交感神経も刺激して、その信号は直接内臓脂肪まで届いて、内臓脂肪を減らしてもくれます。

つまり、噛むという行為自体が満腹感を高めてくれるということがわかったそうです。

病気の治療には「型に入れる」ということが大事で、「30回噛む」ということをきっちりと守るようにしましょう!

ポイントは、30回で飲み込める量を口に入れるようにすることです。

【関連記事】

中島滋 文教大学健康栄養学部教授

◯ヒスチジン

megan's okonomiyaki, bonito flakes

by yuri ono(画像:Creative Commons)

ヒスチジンはアミノ酸の一種でヒスタミンの原料。

ヒスチジンは脳内でヒスタミンに変化するので、ヒスチジンを多く含む食品を摂ることで、食欲をコントロールすることができるそうです。

ヒスチジンが多く含まれる食品は、本マグロ、かつお、ぶり、さばなど赤身魚や青魚に多い。

ヒスチジンが多く含まれる食品をよくかんで食べるようにしましょう。

●ヒスチジン摂取のポイント

  1. タンパク質を十分に摂る
  2. 赤身魚や背の青い魚を多く取り入れる
  3. 生やだしなどとして食べるといい







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【関連記事】
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低体温を改善するポカポカ術・ホットスムージーの作り方|#世界一受けたい授業

> 健康・美容チェック > 低体温 > 体温を上げる方法 > 低体温を改善するポカポカ術・ホットスムージーの作り方|世界一受けたい授業

2014年11月22日放送の世界一受けたい授業では「低体温は病気の危険信号!今日から出来る簡単ポカポカ術!」を取り上げました。




【目次】

■低体温セルフチェック

1.冷たい食べ物や飲み物をよくとっている

2.便秘や下痢になりやすい

3.きつめな服をよく着ている

4.肥満気味

1つでも当てはまる場合は、低体温の可能性があるそうです。

※きつめの服を着ることが多いと血流が悪くなって低体温の原因に

※脂肪が多い人は外から身体を温めにくいため、低体温の可能性がある

■身体を温めるコツとは?

体を温める方法には、食事と運動が欠かせません。

1.「大股早歩き」

大股で早く歩くことで、エネルギーの消費量がアップし体温も上がる。

2.みかん

みかんの薄皮や白いスジには、血行を良くする「ヘスペリジン」が含まれている。

青みかんのヘスペリジンで冷えが改善できる|糖転移ヘスペリジンを摂取すると冷房が効き過ぎていても手足の冷えが抑えられる!で紹介したグリコ健康科学研究所によれば、冷えを感じる女性が「ヘスペリジン」に糖を結合させた「糖転移ヘスペリジン」を摂取すると冷水で冷やした手の皮膚表面温度の回復を早めることが分かったそうです。

また、あらかじめ糖転移ヘスペリジンを摂取しておくと、冷房が効き過ぎていても、手足の冷えが抑えられるそうです。

3.乾燥しょうが

しょうがを乾燥させることで、ジンゲロールという成分が、血行を良くするショウガオールという成分に変化することで、生で食べるよりも体を温めてくれます。

4.ラム肉

たんぱく質は熱を作り出すので、体をぽかぽかにしてくれます。

ラム肉には、特に体を温めてくれるLカルニチンが含まれているので、オススメ。

5.ニンジン

根菜をしっかり噛むと脳からヒスタミンという物質が分泌されるそうです。

ヒスタミンは体の熱を生み出すスイッチを入れ、体を温める効果があるそうです。




■ホットスムージーの作り方・レシピ

Girl Drinking Hot Chocolate

by Jason Shen(画像:Creative Commons)

●朝用ホットスムージー

【材料(2人分)】

  • 人参 100g
  • みかん 2個
  • 乾燥しょうが 0.5g
  • お湯 150ml

【作り方】

1.乾燥ショウガをお湯に浸す

2.ミキサーにニンジンと薄皮のついたみかんと1(乾燥ショウガを浸したお湯)を入れて30秒混ぜるだけ

※はちみつをお好みで入れてください。

●夜用ホットスムージー

【材料(2人分)】

  • 小松菜 30g
  • 乾燥プルーン 3粒
  • 豆乳 200ml
  • シナモン 小さじ1/4

【作り方】

1.ぬるま湯で乾燥プルーンを軽く戻す

2.小松菜を湯通しする

3.豆乳を60度位に温める

4.プルーン、小松菜、豆乳、シナモンをミキサーに入れて20秒混ぜて、出来上がり。

→ 体温を上げる方法 についてはこちら

→ 低体温|低体温の改善・原因・症状 についてはこちら







【予告】
続きを読む 低体温を改善するポカポカ術・ホットスムージーの作り方|#世界一受けたい授業 →