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「メタボウォッチ」|早稲田大学、ResearchKitでメタボリックシンドロームになりやすい生活習慣をチェックするアプリを開発

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■「メタボウォッチ」|早稲田大学、ResearchKitでメタボリックシンドロームになりやすい生活習慣をチェックするアプリを開発

「メタボウォッチ」|早稲田大学、RESEARCHKITでメタボリックシンドロームになりやすい生活習慣をチェックするアプリを開発
「メタボウォッチ」|早稲田大学、RESEARCHKITでメタボリックシンドロームになりやすい生活習慣をチェックするアプリを開発

参考画像:メタボウォッチ|App storeスクリーンショット

スマホで簡単健康管理、iPhoneアプリ『メタボウォッチ』を開発

(2016/7/14、早稲田大学)

人間の骨格筋は、加齢とともにその量が減少し、筋力の大幅な低下につながり得ることが知られています。このような変化は、サルコペニア(加齢性筋肉減弱現象(※2))と呼ばれ、身体活動量の減少と密接に関係し、不適切な食事習慣ともあいまって脂肪組織(内臓脂肪・皮下脂肪)の蓄積によるメタボリックシンドロームの発症を招きます。米国ルイスビル大学の疫学者Baumgartner(2000)は、サルコペニアやメタボリックシンドロームが健康寿命に深く関連すると述べています。

本アプリは、そのために必要となる適切な運動・食事プログラムの提案に向けて、日本の幅広い年齢層における運動や食事などの生活習慣や身体の量的・機能的特性との関連性を横断的に調査・検討し、利用者への還元を目指すものです。また、時間生物学的な観点から、人間がもつ特有の概日リズムと身体特性・生活習慣などとの関連性やその個人差についても研究を行っていく予定です。

早稲田大学スポーツ科学学術院川上泰雄教授を中心とした研究チームは、Appleが医学・医療研究および健康研究をサポートするために開発した「ResearchKit」というオープンソースのフレームワークを使用したiPhoneアプリ『メタボウォッチ』を開発したそうです。

加齢とともに骨格筋が減少し、筋力が大幅に低下するサルコペニア(加齢性筋肉減弱現象)は身体活動量の減少と密接に関係しており、また不適切な食事習慣と合わさることで、内臓脂肪や皮下脂肪の蓄積によるメタボリックシンドロームの発症を招いているそうです。

米国ルイスビル大学の疫学者バウムガルトナー(Baumgartner)によれば、サルコペニアやメタボリックシンドロームが健康寿命に深く関連しているといいます。

そこで、メタボウォッチでは、アプリで運動や食事などの生活習慣、体の量的・機能的特性のデータを収集して、それらの関連性を調査することで、健康寿命を伸ばすために必要な、適切な運動・食事プログラムの提案を目指すそうです。




■サルコペニア肥満チェック

炭水化物抜き・糖質制限ダイエットの正しい方法|サルコペニア肥満チェック|林修の今でしょ講座

その方法とは、片足立ちで靴下が履けるかどうか。

  • 両手でバランスをとって、片足立ち。
  • 30秒間ぐらつかなければ、OK

片足立ちで靴下が履けない人はサルコペニア肥満の可能性があります。

■まとめ

最近では大学が医学・医療研究および健康研究をサポートするために開発した「ResearchKit」というオープンソースのフレームワークを使って様々なアプリを開発しています。

次第にこうした研究を行うアプリが飽和状態になれば、研究のために必要な人数を集めることが難しくなっていくかもしれません。

今後はアプリ間の競争も行われるかもしれませんね。

→ メタボリックシンドローム について詳しくはこちら







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なぜお酢でメタボリックシンドロームの原因となる内臓脂肪を減らすことができるのか?

健康・美容チェック > 内臓脂肪 > なぜお酢でメタボリックシンドロームの原因となる内臓脂肪を減らすことができるのか?




Vinegar

by Chris Martin(画像:Creative Commons)

【生活を楽しんでますか?】お酢ダイエット

(2009/8/9、MSN産経)

夏バテの予防や解消にお酢が効果的ということはよく知られていますが、最近このお酢にメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の原因となる内臓脂肪を減らす働きがあることが科学的に証明されました。

お酢がメタボリックシンドロームの原因となる内臓脂肪を減らす働きがあることが科学的に証明されているそうです。

お酢でなぜ内臓脂肪が減少するのでしょうか。

内臓脂肪が減少する理由は、酢酸効果にあります。

お酢の主成分である酢酸は、体を健康な状態である弱アルカリ性にキープ。

血液をサラサラにして新陳代謝を高め、内臓脂肪が燃焼しやすい体質に導くのだとか。

新陳代謝を高めることでダイエットに最適な体質になることで、内臓脂肪が減少するということのようです。

→ 内臓脂肪を減らすには|内臓脂肪の落とし方 について詳しくはこちら

■お酢ダイエットのポイント

1.朝と夜、お酢ドリンクを飲む

1つは、朝と夜、お酢ドリンクを飲むこと。

活動を始める朝に飲んで脂肪燃焼効果を高め、さらに新陳代謝が進む夜寝る前に飲みます。

2回に分けて飲むことは胃腸に負担をかけずに、お酢パワーを効果的にとり入れられるというメリットもあります。

2.朝と夜、お酢ドリンクを飲んだ後、すぐにゆっくりとスクワットをする

2つめは、朝と夜、お酢ドリンクを飲んだ後、すぐにゆっくりとスクワットをすること。

これで、お酢パワーをより生かすことができます。




【補足】お酢の健康効果

LDLコレステロールを下げるための食品(青魚・大豆・食物繊維・酢)によれば、
酢に含まれるクエン酸やアミノ酸には、血液がドロドロになるのを防ぎ、血流をよくする働きがあり、血液中の中性脂肪を抑える働きがあるそうです。

酸化悪玉コレステロールとは・原因・数値(基準値)・測定(検査)・対策について詳しくはこちら

酢&クルミ(オメガ3)は血液&血管改善食材|主治医が見つかる診療所によれば、お酢には、美肌・高血圧・心疾患・脳梗塞認知症に効果があるとされています。

※どの研究結果でも、お酢を摂ることを止めてしまうと元の数値に戻ってしまうそうですので、続けることが重要なようです。

  • ブドウ糖と酢を同時に摂る(例:お寿司)と、血糖値の上昇が抑えられていることがわかったそうです。
    白米だけ食べた場合と、白米+お酢で食べた場合の食後の血糖値の上昇を比較すると、お酢と一緒に食べた方が血糖値の上昇が緩やかになったそうです。
    炭水化物を食べると、消化・分解され、ブドウ糖になって腸から血液の中に吸収されます。
    お酢はその消化・分解を抑えるため、糖の吸収が緩やかになって、食後の血糖値が急激に上がるのを防ぐと考えられます。

酢を毎日飲むと、内臓脂肪や中性脂肪が減少し、メタボリックシンドロームの改善や予防に役立つで紹介した、ミツカン中央研究所が行った臨床試験によれば、酢を毎日飲むと、内臓脂肪や血中中性脂肪が減少し、メタボリックシンドロームの改善や予防に役立つそうです。

また、ミツカン中央研究所によると、酢酸には血圧や血中コレステロール値を下げる効果もあるそうで、メタボリックシンドロームの改善には非常に有効だが、摂取をやめると脂肪は元の水準に戻ってしまうので、継続的に摂取したほうがよいそうです。

■まとめ

夏バテ予防のためにもお酢が良いそうですので、取り入れてみてもいいかもしれませんね。







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ストレスがメタボと同様に糖代謝異常などの発病に関与することを解明|名古屋大学




■ストレスがメタボと同様に糖代謝異常などの発病に関与することを解明|名古屋大学

Stressed

by Jim Pennucci(画像:Creative Commons)

名大、ストレスがメタボと同様に糖代謝異常などの発病に関与することを解明

(2012/3/7、マイナビニュース)

名古屋大学(名大)は3月7日、ストレスが糖代謝異常、血栓症を惹起(じゃっき)するメカニズムの一因として、メタボリック症候群と同様に脂肪の炎症が関与することを明らかにしたと発表した。

名古屋大学は、ストレスが、メタボリックシンドロームと同様に脂肪の炎症に関与し、糖代謝異常、血栓症を引き起こすメカニズムの一因となると発表しました。

ストレスが交感神経やストレスホルモンの活性化によって内臓脂肪を分解し、血中遊離脂肪酸の増加を促進させて、内臓脂肪組織の炎症を惹起することがわかったのである。

ストレスが炎症を起こす原因となるというのは不思議なメカニズムですね。

研究グループは、今後、ストレスが引き起こす病態の解析がさらに進められ、”ストレス関連疾患”の抗炎症治療が開発されることが期待されるとコメント。

実地臨床においても、ストレスがメタボリック・ドミノの1ピースとして見直されていくことを期待したいとした。

今後、ストレスが引き起こす病気の治療方法が開発されることに注目が集まるかもしれません。







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やせすぎも注意 月経異常、骨粗しょう症 子どもの健康に影響




Wait

by mrhayata(画像:Creative Commons)

やせすぎも注意 月経異常、骨粗しょう症 子どもの健康に影響

(2008/10/28、東京新聞)

朝バナナダイエットがブームになるなど若い女性を中心に「やせ」志向は強い。

メタボリック症候群が注目され「太りすぎ」が健康によくないことは広く知られるが、「やせすぎ」も要注意。

小児科や産婦人科の専門家は「骨粗しょう症や月経異常につながる。

生まれてくる子どもの健康にも影響する」と指摘。過度なダイエットに警鐘を鳴らす。

メタボリックシンドロームなどの肥満・太りすぎが健康に良くないといわれていますが、やせすぎも体の健康にはよくないそうです。

特に妊婦のやせすぎは、子供の健康に影響を与えるそうです。

「特に妊婦のやせは低出生体重児が生まれやすく、子どもが将来、肥満高血圧糖尿病など生活習慣病になりやすい」と指摘する。

さらに記事によると、過度なダイエットを行うと、健康に影響が出てくるそうです。

「過度なダイエットをすると月経が止まる。低血圧や、疲れやすくなったり、便秘になったり。思考や記憶力も低下する」。

太りすぎも健康にとってよくありませんが、女性のやせすぎは、骨粗しょう症など自身の健康だけでなく、不妊症など将来の子供の健康にも影響する恐れがあるようです。

過度なダイエットには注意して、バランスの良い食事と運動で、健康的なカラダを目指しましょう。







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肝臓は、飲酒・過食・運動不足・ストレス・疲労によって悪化する

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■肝臓は、飲酒・過食・運動不足・ストレス・疲労によって悪化する

beer

by brando.n(画像:Creative Commons)

若い世代は飲酒より疲労とストレス 「人体の化学工場」肝臓

(2010/2/9、産経新聞)

◆飲酒は減少傾向

肝硬変脂肪肝の大きな要因とされてきた飲酒だが、肝疾患に詳しい須田都三男(とみお)医師(元慈恵医大准教授)は「(酒類の)飲み過ぎによる肝障害は50代以上に多い。

ライフスタイルの変化で、若い世代ではアフタファイブに同僚との一杯が減り、酒量も減った印象がある。

飲酒は以前ほど深刻な問題ではなくなりつつある」と指摘する。

飲酒(アルコール)による肝臓の悪化は、若い世代では少なくなってきているようです。

ただし、以前取り上げた記事(女性は男性より肝臓へのリスクなどアルコールの影響を受けやすい。)によれば、20代前半では、飲酒する女性の割合が男性を上回っているそうですので、注意が必要ですね。

しかし、飲酒以外にも肝臓を悪化させる要因があります。

そのことが、脂肪肝などの肝臓の病気メタボリックシンドロームの原因ともなっているようです。

こうした中、職場の定期健診などで大きな問題になっているのが、過食や飽食、運動不足が原因とみられる脂肪肝。

太っていなくても過食などが原因で起こり、放置すると動脈硬化などの要因とされるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の原因にもなる。

食べ過ぎや運動不足による脂肪肝が多くなっているようです。

アルコールが原因ではなく、非アルコール性の脂肪肝のことをNASHといいます。

NASHの原因は、カロリーオーバーな食事。

通常、体内に取り入れられた脂肪は、肝臓の中で身体が利用できるエネルギー源として変化し、全身に送り出されます。

しかし、カロリーオーバーの食生活で内臓脂肪が溜まると、大量の脂肪が肝臓へと供給されることになってしまい、余った脂肪が肝細胞の中に溜まってしまい、脂肪肝になります。

つまり、お酒を飲まないからといって、脂肪肝にならないわけではないんです。

「脂肪肝は働き盛り世代の肝障害のほとんどを占める。

肝臓は“沈黙の臓器”といわれるように自覚症状に乏しく、ゆっくりと悪化するため注意が必要」(須田医師)

脂肪肝のうち1割程度は重症化するが、多くの場合は食事中心の節制した生活で治りやすい病気だという。

脂肪肝の多くは食生活の改善で治る病気ですが、肝臓はほとんど自覚症状がないため、気づかない人も多いです。

定期的に食生活を見直したり、健康診断で見てもらうことが大事かもしれません。

肝臓を悪化させる要因には、ストレスなどの疲労にも注意が必要なようです。

精神的ストレスなどによる疲労にも要注意だ。

「体がストレスに適応しようとしてタンパク質の分解が進むため、タンパク質を十分含む食事を取ることが大切」という。

タンパク質は体内で分解され、有害なアンモニアとなる。

アンモニアが増えると体内のエネルギー生産が妨げられる。

そこで、肝臓内の「オルニチン」がアンモニアの解毒を促す。

こうした働きで肝臓が活性化し、エネルギー生産など肝臓のほかのさまざまな機能も活発になっていくという。

ストレスなどによる疲労にはタンパク質を十分に含む食事を摂ることが大事なのだそうです。

オルニチンは食品ではシジミなどに含まれるが、須田医師は「食品で取っても、よほど大量でない限り効果的ではない」と説明。

「社会生活ではストレスや不摂生は避けにくいこともあるが、肝臓の健康のためには栄養のバランスの取れた食事、十分な休息、適度な運動などのストレス解消を確保してほしい。

自身の生命維持に不可欠な肝臓に思いを至らせて」とアピールする。

最近になって特に注目されている印象をうける「肝臓」。

肝臓の健康を守るためにも、食生活の改善、休息、運動、ストレスの解消などに気を付けたいですね。

最後に、よく目にする「オルニチン(オルニチンサイクル)」についての説明がありましたので、紹介します。

【用語解説】肝臓とオルニチンサイクル

肝臓の大切な機能の一つが、アルコールやアンモニア、毒物などの解毒。

このうち、アンモニアは食べ物に含まれるタンパク質が体内で分解されてできる有害物質。

アミノ酸の一種「オルニチン」には肝臓でアンモニアを分解して毒性の少ない尿素に変える働きがあり、オルニチンサイクル(尿素サイクル)という。

尿素は尿に含まれて排出される。

アンモニアは細胞内でのエネルギー生産を妨げるため、疲労にも関係するとされる。

オルニチン について詳しくはこちら







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