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葉酸取りすぎ、妊婦は注意 胎児に悪影響の可能性も

spinach

by Kate Fries(画像:Creative Commons)

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■葉酸取りすぎ、妊婦は注意 胎児に悪影響の可能性も

葉酸取りすぎ、妊婦は注意…胎児に悪影響の可能性も

(2011/8/18、読売新聞)

妊婦に勧められているビタミンの一つ葉酸の摂取について、時期と量を適切にするよう研究者らが呼びかけている。

サプリメントから取る人は多いが、過剰に取ると胎児に悪影響を及ぼす可能性が指摘されている。

食事以外に、1日1ミリ・グラムを超えないよう注意し、医師や管理栄養士にも相談したい。

厚生労働省は、葉酸について、妊娠が予定される女性は妊娠の1か月以上前から妊娠3か月までの間、通常の食事から摂取する以外に、1日400マイクロ・グラム(1マイクロ・グラムは100万分の1グラム)摂取するよう推奨している。

厚生労働省は葉酸を1日400μg摂取することを推奨していましたよね。

葉酸 について詳しくはこちら

しかし、過剰に取り過ぎると胎児に悪影響を及ぼす恐れがあることから、一日1mgを超えないようにと注意を呼びかけています。

 

■葉酸を摂取する際のポイント

●時期

妊娠が予定される女性は妊娠の1か月以上前から妊娠3か月までの間

●量

通常の食事から摂取する以外に、1日400マイクロ・グラム

※通常の食事以外に、加工食品やサプリメントで摂取する葉酸の1日の上限量を1ミリ・グラムと定めている。

 

■葉酸とは

■葉酸 胎児の正常な発育に必要とされるビタミンの一つ。ホウレンソウやブロッコリーなどに多く含まれる。食材に含まれる「食事性葉酸」と、シリアルなどの加工食品やサプリメントに添加される「モノグルタミン酸型の葉酸」の2種類がある。モノグルタミン酸型は、体内で利用される効率が高い。







シフト勤務の妊婦への悪影響は微小、伊インスブリア大学が「定説」覆す発表

Mi Preciosa

by Tobias Lindman(画像:Creative Commons)




シフト勤務の妊婦への悪影響は微小、伊チームが「定説」覆す発表

(2011/8/23、ロイター)

妊娠している女性の夜間勤務が早産や未熟児出産のリスクを高めるとする一部の研究結果をめぐり、シフト勤務が妊婦に与える悪影響は、科学的に立証された場合でもそれほど大きくはないとする調査結果が、学術誌BJOGに発表された。

イタリアのインスブリア大学の調査チームによれば、シフト勤務が妊婦に与える悪影響は、それほど大きくないそうです。

イタリアのインスブリア大学の調査チームが、計数千人の女性を対象に実施された23の研究内容を調査。

その結果、夜間を含むシフト勤務で働く妊婦には、一般的な時間帯(午前9時─午後5時)に働く妊婦と比べて早産や未熟児出産のリスクが若干高かったものの、勤務形態が胎児に与える悪影響については、「確固たる結論」につながる相関性は見られなかったとしている。

理論上は、不規則な勤務時間が女性の体内時計やホルモンの分泌サイクルを狂わせ、女性の生殖能力に影響を与えると考えられている。

実際に米政府の研究では、シフト勤務で働く女性看護師は、規則的な勤務時間で働く女性看護師よりも生理の周期が乱れる可能性が高いことが示されており、不規則なシフト勤務が生殖能力に影響するかもしれないとの見方が出ていた。

夜勤勤務など不規則な勤務時間が女性の体内時計やホルモン分泌サイクルを乱すと考えられていましたが、調査結果によれば、勤務形態が胎児に与える悪影響については、相関性は見られなかったようです。

ただ、勤務時間帯だけが影響を与えているわけではありません。

シフト勤務に従事する女性には通常の時間帯で働く女性と比べ、低い収入や高い喫煙率、不健康な生活習慣などが見られる傾向があり、単純に勤務時間帯のみを取り上げることはできないとしている。

記事によれば、今回の調査結果では勤務時間帯が妊婦に悪影響をそれほど与えるわけではありませんでしたが、当面の間は、シフト勤務や夜勤勤務を減らしたほうが良いようです。







太りすぎの妊婦は心臓に欠陥がある赤ちゃんを出産する確率が高い|米研究結果

Yin & Yang

by Torsten Mangner(画像:Creative Commons)




太りすぎの妊婦は心臓に欠陥がある赤ちゃんを出産する確率が高い、米研究結果

(2009/10/3、AFPBB)

妊娠前に過体重または肥満の女性は、普通の体重の女性よりも心臓に欠陥がある赤ちゃんを出産するリスクが18%高いという研究結果が、1日の米医学専門誌「American Journal of Obstetrics and Gynecology」(AJOG、米国産科学・婦人科学ジャーナル)に掲載された。

<中略>

調査の結果、チームが調べた25種類の心臓疾患のうち、10種類が母親の肥満に、5種類は母親の過体重に関係があることが分かった。

肥満は、高血圧糖尿病、心臓疾患、脳卒中などさまざまな疾患の発症リスクを増加させる要因とされているが、今回の研究でこうしたリスクは太りすぎの女性の子どもにも影響を与えるおそれがあることが明らかになった。

太りすぎの妊婦は心臓に欠陥のある赤ちゃんを出産する確率が高いそうです。

肥満は、自身の健康に悪影響を及ぼす恐れがあるだけでなく、子どもにも影響を与える恐れがあることが分かったそうです。

逆に日本では、妊婦のやせすぎによる子どもの健康も問題になっています。

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子どもの健康のためにも、ぜひ太りすぎでもなく、やせすぎでもなく、バランス良い体になってもらいたいものです。







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未熟児の出産率上昇 女性の「痩せ願望」が原因

Imperial Palace, Tokyo

by John Gillespie(画像:Creative Commons)




未熟児の出産率上昇 女性の「痩せ願望」が原因

(2009/4/12、JCASTニュース)

日本人女性の痩せすぎについて調査したのは、筑波大学大学院の曽根博仁教授が担当する研究チーム。BMI(ボディマス指数)と呼ばれる、世界共通の「肥満度」を示す指数に着目した。

BMIは体重を身長(メートル)の2乗で割った数で、日本肥満学会は標準値を22としている。

調査では、アメリカ、韓国の数値と比較した。

それによると、アメリカの男女性、日本男性、韓国男性は、10歳以降は成長と共にBMIも増えた。

BMIの数値は6歳以降、年齢とともに増加するのが一般的だ。

しかし、韓国女性は、18歳頃にBMIの増加が止まり、20代は横ばいだった。

そんな中、日本女に限っては15歳ごろにBMIの増加が止まり、20代は年齢とともに減少に転じたという。

つまり、日本の若い女性は世界的に見ても「痩せすぎ」ということだ。

痩せている方がよいという意識から、医学的に見て全然太っていない標準体型の女性がダイエットしてしまう……こうした女性が少なくないのでは、と見る曽根教授は「この結果は心配だ」と話す。

日本の女性の意識がやせている方が良いという意識が強いためか、太っていない標準体型の女性がダイエットしている傾向にあるようです。

また、世界的に見ても、日本の女性が特にやせ願望が強いようです。

しかし、こうした日本女性の「やせ願望」が、若い妊婦にも影響を与えており、記事によれば、未熟児の出産率が上昇しているそうです。

しかも、こうした「痩せ願望」の影響が、若い妊婦にも及んでいるという。

日本助産師会の市川香織さんは、「たしかにここ数年、痩せた妊婦さんは増えており、問題となっています」と明かす。

妊婦が痩せている場合、2500グラム未満の「低出生体重児」を出産するリスクが高くなるからだ。

実際、「低出生体重児」は増加傾向にある。

厚生労働省発表の人口動態統計によると、1990年の全出生数に対する低出生体重児は6.3%だったが、2004年には9.4%に上昇しているのだ。

市川さんによると、もともとBMIが低い女性が多いからだという。

そのため、妊婦となった後も体重が思うように増えず、早産して低体重の新生児を出産する可能性が高くなる。

低体重の新生児は将来太りやすく、生活習慣病にもかかりやすいとも指摘されている。

低出生体重児は将来太りやすく、生活習慣病になりやすいとも言われています。

こうした状況を改善するためにも、「できるだけやせているほうが美しい」というイメージを変えていく必要がありそうです。

そして、食習慣・生活習慣の改善も重要です。

「食事を3食きちんととること、早寝早起きを心がけることが大事でしょう。

朝食の欠食はいけません。

妊婦になったからといって、急に変えられるものではありません。

小さい頃からの習慣はそれほど大事です」

なお、こうした妊婦の「痩せ問題」に対して、厚生労働省では2006年2月1日、「妊産婦のための食生活指針」を発表。

母子の健康を確保するための、正しい食習慣を確立するよう呼びかけている。

将来の子供の健康のためにも、生活習慣の改善を行いましょう。

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妊婦のカフェイン摂取量が新生児の出生時体重に影響、英研究グループ

妊婦のカフェイン摂取量が新生児の出生時体重に影響、英研究グループ

(2008/11/5、AFPBB)

英研究グループは3日に発表した女性のカフェイン摂取量と赤ちゃんの出生時体重との関係性についての研究結果で、妊婦はコーヒーや紅茶、コーラなどの摂取量を最小限に抑えるべきと結論づけている。

妊婦(妊娠前および妊娠中の女性)はカフェインが含まれるコーヒーや紅茶、コーラ、チョコレートなどの摂取をできるだけ抑えたほうがよいようです。

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