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大阪医大・近畿大、骨粗しょう症が進むと生じやすい「大腿骨骨折」は西日本が高い|【仮説】西日本では血液透析患者が多いため大腿骨を骨折する人が多い?

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■骨粗しょう症が進むと生じやすい「大腿骨骨折」は西日本が高い|大阪医大・近畿大

大腿骨骨折 西日本で高率 地域差最大2倍 食習慣影響か 近大などまとめ

(2017/10/3、毎日新聞)

骨の密度が下がる病気「骨粗しょう症」が進むと生じやすい「大腿(だいたい)骨骨折」の人口10万人当たりの発生率を都道府県別に集計すると、中部から九州にかけての西日本で高かったとの調査結果を、大阪医大や近畿大の研究グループがまとめた。地域差は最大で2倍程度。食習慣の違いが影響している可能性があるといい、研究グループは要因分析を進める。

先日黒柳徹子さんが自身のインスタグラムで大腿骨を骨折していたことを明かしていましたが、大阪医大や近畿大の研究グループの調査結果によれば、骨粗しょう症が進むと生じやすい「大腿骨骨折」が西日本が高いということがわかったそうです。

今回の研究によれば、食習慣の違いが影響しているのではないかとのことでしたが、その他に原因となるものはないのでしょうか?

■西日本では血液透析患者が多いため、大腿骨骨折する人が多いのではないか?

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by Phalinn Ooi(画像:Creative Commons)

例えば、日本透析医学会が発表している血液透析患者の大腿骨頸部骨折発症率の地域分布と一般住民と比較した血液透析患者の大腿骨頚部骨折発症率を見ると、次のような結果が出ています。

わが国の血液透析患者における大腿骨頸部骨折発症の地域分布|日本透析医学会

血液透析患者の標準化大腿骨頸部骨折発症率比は、男性0.71 ~ 1.29、女性0.49 ~ 1.36と地域により大きく異なり、男女とも、西日本で標準化骨折発症率比は高く、東日本で低いという一般住民と同様の地域分布を認めた。

一般住民と比較した血液透析患者の大腿骨頚部骨折発症率|日本透析医学会

血液透析患者の大腿骨頚部骨折発症率は、千人年あたり男性7.57、女性17.43と、一般住民と比べて男性は6.2倍(95%信頼区間5.7-6.8)、女性は4.9倍(4.6-5.3)高い。

【参考リンク】

  • Wakasugi M, Kazama JJ, Taniguchi M, Wada A, Iseki K, Tsubakihara Y, Narita I. Increased risk of hip fracture among Japanese hemodialysis patients. J Bone Miner Metab. 2013 May;31(3):315-21. doi: 10.1007/s00774-012-0411-z. Epub 2013 Jan 6.
  • この結果を単純にまとめると、血液透析患者は大腿骨頸部骨折発症リスクが高く、血液透析患者の大腿骨頸部骨折発症率は西日本が多い、となります。

    このデータを参考にすると、こういう仮説は立てられないでしょうか?

    「西日本では血液透析患者が多いため、大腿骨骨折する人が多いのではないか?」

    透析人口は32万448人|糖尿病腎症・慢性糸球体腎炎で全体の7割を占める|日本透析医学会によれば、2014年末現在の日本の透析人口は32万448人で、このうち透析の原因となる病気は糖尿病腎症が11万8,081人と最も多く、その次に慢性糸球体腎炎が9万6,970人と続き、糖尿病腎症と慢性糸球体腎炎の2つの疾患で透析人口の全体の7割を占める結果となっています。

    都道府県別糖尿病の総患者数|都道府県別糖尿病腎症患者数|都道府県別新規透析導入患者数、そのうち糖尿病腎症による新規透析導入患者数の割合
    都道府県別糖尿病の総患者数|都道府県別糖尿病腎症患者数|都道府県別新規透析導入患者数、そのうち糖尿病腎症による新規透析導入患者数の割合

    参考画像:疾病と食事、地域の関係をみる|厚生労働省スクリーンショット

    都道府県別糖尿病腎症患者数(人口10万対)や 都道府県別新規透析導入患者数(人口10万対)そのうち糖尿病腎症による新規透析導入患者数の割合をみると、西日本の地域が上位を占めています。

    → 糖尿病腎症とは|糖尿病性腎症の症状(初期症状)・原因・治療・食事 について詳しくはこちら

    糖尿病患者は糖尿病でない人と比べると骨密度が10年程度早く低下する傾向がある|奥羽大で紹介した奥羽大薬学部の衛藤雅昭教授、斉藤美恵子非常勤講師らの研究チームによる臨床研究によれば、糖尿病患者は糖尿病でない人と比べると骨密度が10年程度早く低下する傾向があることがわかったそうです。

    糖尿病と骨粗鬆症の関係について

    (2013/4、T-Friends)

    糖尿病はインスリンの作用不足によって起こりますが、インスリンが作用しないと骨を作り出す細胞を減らしてしまうことなどから、糖尿病になると骨粗鬆症のリスクが高まります。

    特に、合併症の一つである腎症が進むと、骨の材料になる、カルシウムの吸収を助けるビタミンDの働きが低下して、骨量が減りやすくなります。

    インスリンが作用しなくなると、骨を作り出す細胞が減ってしまい、骨粗鬆症になるリスクが高まります。

    また、糖尿病腎症になると、カルシウムの吸収を助けるビタミンDの働きが低下して、骨量が減りやすくなるそうです。

    ビタミンDとカルシウム摂取で糖尿病の発症のリスクを「低減させ得る」|厚労省研究班によれば、カルシウム・ビタミンDともに糖尿病の発症に関連している可能性が考えられ、カルシウムとビタミンDを摂取することにより、糖尿病の発症リスクが低くなったと考えられます。

    また、血糖値を下げる方法|血糖値を抑える食べ方|たけしの家庭の医学では「糖尿病による脆弱性骨折」を紹介していました。

    骨の成分は、カルシウムとコラーゲンで構成されています。

    カルシウムとコラーゲンが働くことで骨の強度は保たれています。

    しかし、血糖値が高くなると、糖がアミノ酸と結びつき、ペントシジンが血液中に増加。

    ペントシジンという物質が、血管を通り、骨の内部に入ると、コラーゲンの質を悪化させてしまうと考えられるそうです。

    コラーゲンは、鉄筋コンクリートでいう鉄筋の役割を果たせなくなり、いつ骨折してもおかしくない状態になってしまうそうです。

    近年、骨密度が高くても骨折してしまう例が数多く見られているそうです。

    西日本独自に糖尿病になりやすいような食習慣(例えば、炭水化物の重ね食べ)が関係しているのか、それとも東日本には糖尿病になりにくい食習慣、食べ物があるのか、それとも全く他の原因があるのか、気になるところです。

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    骨粗鬆症、早期発見で骨折予防

    骨粗鬆症の予防にはどのようなことをすればよいのでしょうか。

    加齢による骨量の低下は避けられないが、カルシウムやビタミンDを多く含む食品の摂取、毎日の適度な運動で予防を心がけることが大切だ。

    森部長は「閉経後の女性に限らず、骨粗鬆症が原因で骨折した家族がいる人や、喫煙・飲酒の習慣がある人はリスクが高い。50歳を過ぎたら早めに検査を受けてほしい」と呼びかける。

    骨粗鬆症の予防には、

    • カルシウムやビタミンDを多く含む食品の摂取
    • 毎日の適度な運動
    • 早期発見のため、検査を受ける

    骨粗鬆症を病気だと認識している人も少ないでしょうし、また、骨粗鬆症の検査が行われていること自体知らないという方も多いと思います。

    骨粗鬆症を予防するためにも、カルシウムやビタミンDを多く含む食品の摂取、毎日の適度な運動を行い、早期発見のため、検査を受けるようにしてくださいね。

    【骨粗鬆症とは】

    骨粗鬆症は、骨量が減少して若年成人(20~44歳)の平均値の7割未満に落ち込んだ状態。骨がスカスカになり、骨折しやすくなる病気だ。

    骨量は男女とも20~30代をピークに加齢とともに減少する。

    特に閉経後の女性の場合、女性ホルモンの分泌が低下して骨量が急激に減るため、発症率は60代で3人に1人、70代では2人に1人といわれている。

    → 骨粗しょう症の症状・原因・予防・食事 についてはこちら

    ■まとめ

    今回は「大腿骨骨折が西日本が高い」というニュースから「西日本では血液透析患者が多いため、大腿骨骨折する人が多いのではないか?」という仮説を立ててみましたが、実際にはどうなのでしょうか?

    慢性腎臓病と脆弱性骨折|日本内科学会

    ミネラル代謝は1つの臓器ではなく,いくつかの臓器がフィードバックによる制御を受け合うネットワークを形成し,そのネットワーク単位で営まれている.

    このミネラル代謝ネットワークの重要な交差点に位置しているのが腎臓である.

    腎臓は『心腎連関』『脳腎連関』『肺腎連関』『肝腎連関』など臓器同士が連携するネットワークの要|#NHKスペシャルによれば、腎臓は臓器同士が連携するネットワークの要となっていて、骨を守るうえでも重要な役割を果たしています。

    慢性腎臓病と脆弱性骨折|日本内科学会

    いずれにせよ,少なくとも透析患者においては大腿骨近位部骨折の発症リスクが著しく高い.その多くは脆弱性骨折であろう.CKD患者に骨粗鬆症が多いと考えて間違いはあるまい.

    透析患者には大腿骨骨折の発症リスクが高く、慢性腎臓病(CKD)患者に骨粗しょう症が多いということから、今回の仮説は一度検討してみるだけの価値はあるのではないでしょうか?







    【骨粗しょう症関連記事】
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    倦怠感|なぜ腎機能が低下すると疲れやすく、体がだるくなるのか?|腎臓病の症状

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    腎臓の機能が低下し、腎臓の病気になると、「体がだるい」という症状が現れますが、なぜ腎機能が低下すると体がだるくなるのでしょうか。




    【目次】

    ■なぜ腎機能が低下すると体がだるくなるのか?

    Tired

    by Phil and Pam Gradwell (to be)(画像:Creative Commons)

    腎臓機能の中でも最も重要な機能は、血液をろ過し、老廃物や塩分を尿として排出することです。

    しかし、血液をろ過する腎機能が下がると、老廃物を排出することができず、身体の中に有害なものがたまってしまいます。

    その結果、体がだるく、疲れやすくなります。

    ■メタボリックシンドロームが腎機能低下の原因になる!?

    腎機能の低下の原因には、メタボリックシンドローム・肥満などが挙げられます。

    メタボリックシンドロームを放っておくと、腎臓の機能が60%未満に低下する慢性腎臓病になる恐れがあるそうです。

    メタボ

    高血圧高血糖

    動脈硬化

    →糸球体のろ過機能低下

    →腎臓機能低下

    メタボリックシンドロームになると、高血圧、高血糖などが原因で全身の血管が動脈硬化を起こします。

    腎臓の血管でも動脈硬化が起こり、腎臓にある糸球体(血液をろ過する腎臓の血管)が動脈硬化を起こすことで、濾過する能力が低下します。

    その結果、腎機能の低下が起こります。

    また、脂肪肝(非アルコール性脂肪肝)によって慢性腎臓病のリスクが高くなる!?によれば、非アルコール性脂肪性肝疾患により慢性腎臓病となるリスクが1.55倍になるそうです。

    脂肪肝の原因の主なものとして、カロリーオーバーな食事が挙げられますが、同様に腎臓に負担がかかる原因に、糖分の多い食事や高脂肪の多い食事があります。

    糖分の多い食事や高脂肪の多い食事が続くと、血液中に「糖」や「脂肪」が増加し、それによってろ過する穴を広げてしまうため、糸球体のろ過する機能がうまく働かなくなってしまうからです。

    つまり、肥満につながる生活習慣が腎臓に負担をかけてしまう生活習慣といえます。

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    ■腎臓の病気を予防する方法

    腎臓の機能が60%未満に低下した状態の病気を慢性腎臓病(chronic kidney disease;CKD)と呼びますが、CKDのリスク要因は、加齢、血尿、高血圧糖尿病高血糖)、脂質異常症、肥満と喫煙なのだそうです。

    そのため、次のようなことが腎臓病の予防に欠かせません。

    • カロリーや脂質を摂り過ぎないバランスのとれた食事
    • 運動
    • ダイエット(肥満解消)
    • 塩分少なめの食事
    • 水分補給
    • 禁煙

    糖尿病の人は、高血圧になる可能性が高いともいわれます。

    それは、糖尿病と高血圧の危険因子が同じだからだと考えられています。

    その他にも、脂質異常症高脂血症)もリスク要因が重なる部分が多いため、注意が必要です。

    → 慢性腎臓病(CKD)の症状・原因 について詳しくはこちら

    ■まとめ

    血液をろ過する腎機能が下がると、老廃物を排出することができず、身体の中に有害なものがたまってしまい、疲れやすく、体がだるくなります。

    体がだるい・疲れやすい以外に、むくみ・多尿(おしっこの量が増えた)・頻尿(おしっこの回数が増える)・尿が泡立つ(または泡立ちがなかなか消えない)といった症状がある場合には、腎機能の低下が疑われるので、一度病院でチェックしてみましょう。

    → 腎臓の病気|腎臓病の症状・種類・原因・食事・検査 について詳しくはこちら







    【腎臓の病気 関連記事】
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    腎臓は『肝腎連関』『心腎連関』『脳腎連関』『肺腎連関』など臓器同士が連携するネットワークの要|#NHKスペシャル

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    ■腎臓は『心腎連関』『脳腎連関』『肺腎連関』『肝腎連関』など臓器同士が連携するネットワークの要|#NHKスペシャル

    Kidney

    by Tareq Salahuddin(画像:Creative Commons)

    2017年10月1日21時放送のNHKスペシャル「人体 ~神秘の巨大ネットワーク~」では「“腎臓”が寿命を決める」を取り上げるそうです。

    「健康長寿のカギは腎臓にあり」――“地味な臓器”の真価とは

    (2017/9/30、取材・文=NHKスペシャル「人体」取材班/編集=Yahoo!ニュース 特集編集部)

    京都大学大学院医学研究科の柳田素子教授によれば、腎臓は、腎臓が悪くなると、他の臓器も悪くなり、他の臓器が病気になると、腎臓も悪くなるというように『心腎連関』『脳腎連関』『肺腎連関』『肝腎連関』など臓器同士が連携するネットワークの要となっているそうです。

    以前、「腸腎連関」|腸内細菌叢のバランスをコントロールすることが慢性腎臓病の悪化を抑制するカギにによれば、腸管は腎臓と相互に影響を及ぼしているという「腸腎連関」の存在が近年明らかになりつつあることを紹介しました。

    急性腎障害(AKI:acute kidney injury)に起因する遠隔臓器障害
    急性腎障害(AKI:acute kidney injury)に起因する遠隔臓器障害

    参考画像:急性腎障害と肺|Jstage|スクリーンショット

    「健康長寿のカギは腎臓にあり」――“地味な臓器”の真価とは

    (2017/9/30、取材・文=NHKスペシャル「人体」取材班/編集=Yahoo!ニュース 特集編集部)

    実際、心筋梗塞、脳卒中、高血圧、COPD(慢性閉塞性肺疾患)など、よく知られたさまざまな病気を悪化させる背景に、慢性腎臓病があることがわかってきた。

    急性腎障害の早い段階で、酸化ストレスの抵抗性を高める薬を飲むことにより、慢性腎臓病の進行を抑制できる|東北大学によれば、急性心不全や手術(血管手術・腎移植)、細菌感染・敗血症、大出血により腎臓へ流れる血流が不安定になると、酸化ストレスが生まれ、急性腎障害(AKI:acute kidney injury)を起こします。

    急性腎障害は、高血圧糖尿病などの慢性疾患を伴う場合に、徐々に進行し、慢性腎臓病になります。

    → 慢性腎臓病(CKD)の症状・原因 について詳しくはこちら

    今回の記事によれば、心筋梗塞脳卒中高血圧COPDなどの病気を悪化させる背景に、慢性腎臓病があるということですので、腎臓は健康を守るためのカギとなる臓器ということではないでしょうか?

    これから、『心腎連関』『脳腎連関』『肺腎連関』『肝腎連関』といったキーワードを目にしたり、耳にする機会が増えてきそうですので、気になる方は番組をチェックしてみてください。




    ■放送後気になったところ

    ●腎臓にはレニンを分泌し、血圧をコントロールする役割を持っているのですが、高血圧患者はレニンを多く出しているそうです。

    【関連記事】

    ●長寿のカギを握る物質「リン」!

    血液中のリンの量が多い動物は短命で、少ない動物は長生きということがわかったそうです。

    血液中のリンの量が少ないと、呼吸不全や心不全といった様々な病気の原因になると考えられており、また、多すぎると老化を加速するそうで、つまり、長寿のためにはリンの量をいかにコントロールするかが重要だということです。

    腎臓にある遺伝子が異常を起こしたマウスは、リンの調節ができなくなっているため、リンが血液中に増加してしまい、血液中のリンが増加すると血管が石灰化すると考えられ、全身の血管が硬くなり、短命になっていると考えられます。

    ●イギリスの病院では、高血圧の持病がある患者に対して、薬を一時的にやめてもらうという治療を行なっているそうです。

    それは、高血圧の薬の中には腎臓にダメージを与えてしまうものがあり、腎臓が弱っているときにそうした薬を続けると、急性腎障害(AKI)になる可能性があるため、いったん薬をやめることによって腎臓を回復させるという選択肢を選ぶという治療法をとっているそうです。

    ●アメリカ腎臓学会の調査チームによる分析によれば、入院患者のうち5人に1人が急性腎障害(AKI)を発症していたそうです。

    人工透析技術の進歩によって、腎臓が悪化したという直接的な原因が死因になることは少ないのですが、腎臓は様々な臓器と関係があり、最近では、急性腎障害(AKI)になると、さまざまな臓器に炎症が出たり、障害が出ることがわかってきているそうで、それが多臓器不全につながっていたり、多臓器不全から急性腎障害(AKI)が起きるということがあるそうです。

    【関連記事】







    【参考リンク】
    続きを読む 腎臓は『肝腎連関』『心腎連関』『脳腎連関』『肺腎連関』など臓器同士が連携するネットワークの要|#NHKスペシャル

    【#主治医が見つかる診療所】新国民病!慢性腎臓病|高血圧が慢性腎臓病の引き金になる!慢性腎臓病の早期発見のサイン!予防のやり方!

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    2015年10月26日放送の主治医が見つかる診療所のテーマは「もしかして私も…新国民病!慢性腎臓病」です。




    【目次】

    ■成人の8人に1人の新国民病「慢性腎臓病」

    Framed Embroidery Kidney Anatomy Art. Hand Embroidered.

    by Hey Paul Studios(画像:Creative Commons)

    慢性腎臓病とは、慢性的にかかる腎臓病の総称のことで、糖尿病の合併症の一つである糖尿病性腎症や慢性糸球体腎炎(IgA腎症)、腎硬化症、膜性腎症など様々な病気が含まれています。

    慢性腎臓病(chronic kidney disease;CKD)とは、簡単に言うと、腎臓の機能が60%未満に低下することを言います。

    腎臓の機能が低下し、血液中の水分や老廃物のろ過機能が低下してしまい、症状が悪化すると、人工透析が必要となります。

    慢性腎臓病は、自覚症状がほとんどなく、気付いた時には重症化してしまい、「サイレントキラー」とも呼ばれています。

    慢性腎臓病の患者数は推定1330万人で、日本人の成人の実に8人に1人が患っていることから新国民病の一つともなっています。

    慢性腎臓病を発症すると人工透析が必要になってしまうケースもあり、重症化する前に発見することが重要です。

    → 慢性腎臓病 について詳しくはこちら

    ■高血圧が慢性腎臓病の引き金になる

    高血圧になると、腎臓の血管でも動脈硬化が起こり、腎臓にある糸球体(血液をろ過する腎臓の血管)が動脈硬化を起こすことで、濾過する能力が低下し、その結果、腎機能の低下が起こると考えられます。

    → 高血圧とは|高血圧の症状・食事・予防・原因・対策 について詳しくはこちら

    → 血圧を下げる方法(食べ物・サプリメント・運動) について詳しくはこちら

    ■自宅で尿検査ができる検査キット

    人間の尿は体の異変を知らせてくれるサインであり、自宅で尿の検査が出来る検査キット(「ウリエースKC」)もあるそうです。

    検査方法は尿をかけ、10秒~30秒後、色の違いを見て判定できるそうです。

    血液、タンパク質、糖分の検査が1度にできるそうです。




    ■慢性腎臓病の早期発見のサイン

    ●夜にトイレに行きたくなり頻繁に目が覚める(頻尿)

    一般的な人の尿の回数は、昼5回、夜が0から1回なのだそうです。

    しかし、腎臓からSOSが出ている場合、昼夜逆転現象が起きてしまうそうです。

    昼間は、腎臓の処理能力が追い付かないため、尿の量が減り、夜(睡眠)になると、腎臓の処理能力が回復し、尿の量が増えてしまうということが起きてしまうそうです。

    ●朝のむくみ

    通常は睡眠中に尿に処理されるため、むくみというのはあまり起きません。

    前の晩に水分を過剰に飲んでいないにも関わらず、朝起きたらむくみがある、あるいは毎朝むくんでいるという人は、腎機能が低下している可能性があるそうです。

    ●尿が濁っている(例:血が混じってコーラのような赤茶色)

    ●尿が泡立つ(または泡立ちがなかなか消えない)

    腎臓のフィルター機能かうまく機能していないため、泡立つ性質を持つたんぱく質が出ている可能性があります。

    ●汗があまり出ない季節なのに、尿の量が少ない

    その他にも意外な病気がきっかけとなることもあるそうです。

    ■感染症を繰り返している

    1年に5回は熱が出てしまったり、扁桃腺がよく腫れるという人は炎症によるダメージがたまることで慢性腎臓病になることがあるそうです。

    感染症にかかる、つまり体内にウイルスや細菌が侵入すると、体内ではそれらを倒すために抗体を作って攻撃をします。

    しかし、長期にわたって病気が治ったりかかったりを繰り返すことで、抗体が違った形で影響し、腎臓への負担となって、慢性腎臓病になることがあるそうです。

    歯周病、鼻腔炎、扁桃腺炎、膀胱炎などを繰り返している人は注意が必要なようです。

    【関連記事】

    ■腎盂腎炎のサイン

    ●腎盂腎炎の場合は、背中の肩甲骨の下のところにある腎愈(じんゆ)と呼ばれるツボの部分が腫れることがあるそうです。

    ●急性腎盂腎炎の場合は、発熱時に片側の腰だけが強く痛むそうです。

    ■慢性腎臓病の予防法

    ●塩分を控える

    外食中心の人で塩分を多く摂取している人は腎臓へのダメージが蓄積してしまう恐れがあります。

    薬味を活用したり、塩を水に溶かしてスプレーで吹き付けて使うなどのアイデアを活用しましょう。

    【減塩レシピ】

    ●定期検診

    尿検査や血液検査を受けて自分の体の状態を知っておくことが重要です。

    → 腎臓の数値(尿たんぱく・クレアチニン・糸球体ろ過量(eGFR)) について詳しくはこちら







    【腎臓の病気 関連記事】
    続きを読む 【#主治医が見つかる診療所】新国民病!慢性腎臓病|高血圧が慢性腎臓病の引き金になる!慢性腎臓病の早期発見のサイン!予防のやり方!

    【ガッテン】腎臓病の治療法が変わる!慢性腎臓病患者には有酸素運動と筋トレに効果あり!

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    ■慢性腎臓病患者には有酸素運動と筋トレに効果あり

    Kidney

    by Tareq Salahuddin(画像:Creative Commons)

    2019年1月30日放送のNHK「ガッテン」のテーマは「医療の常識が大逆転!患者1330万人“腎臓病”治療革命」です。

    ☆悪化すると人工透析 慢性腎臓病の最新情報!☆塩分、たんぱく質、激しい運動 制限多い腎臓病の治療に大変革!☆患者が笑顔になる最新の治療現場とは!?☆20年以上かけて常識を逆転させた研究者の感動秘話☆あなたの腎臓の状態は?検診表と年齢でわかる簡単チェック法

    解説 上月正博教授(東北大学)東北大学病院内部障害リハビリテーション科

    慢性腎臓病のセルフケア 有酸素運動と筋トレに効果あり!(2016/12/15、NHK健康チャンネル)によれば、慢性腎臓病患者では以前は安静が必要だと考えられていましたが、適度な運動が必要なことが分かったそうです。

    運動をすることにより、体力がついて疲れにくくなったり、脳卒中や心筋梗塞などが予防できることで生命予後が延びたり、腎臓の働きが改善し、透析療法を始める時期を先延ばしするにすることができるそうです。

    腎臓は『肝腎連関』『心腎連関』『脳腎連関』『肺腎連関』など臓器同士が連携するネットワークの要|#NHKスペシャルで紹介した京都大学大学院医学研究科の柳田素子教授によれば、腎臓は、腎臓が悪くなると、他の臓器も悪くなり、他の臓器が病気になると、腎臓も悪くなるというように『心腎連関』『脳腎連関』『肺腎連関』『肝腎連関』など臓器同士が連携するネットワークの要となっているそうです。

    その点から考えると、腎臓の働きを良くすることが他の臓器にも影響することにより、健康を維持することができると考えられます。

    慢性腎臓病のセルフケア 有酸素運動と筋トレに効果あり!(2016/12/15、NHK健康チャンネル)によれば、慢性腎臓病の運動療法としては、有酸素運動と筋トレ(スクワットなど)がすすめられています。

    ただ、心不全や狭心症などの心臓病で症状が安定しない人や血圧が高い人、血糖値が高い人、極端な肥満の人は運動は原則禁止であり、また、腎機能の低下が著しい人、足にむくみがある人は運動に注意が必要です。







    P.S.

    クイズ!

    腎臓の中に実在する細胞の名前は?(1)タコ足細胞(2)イカ足細胞(3)カモシカの足細胞(4)ダイコン足細胞

    【参考リンク】

    • 初心者のための腎臓の構造|日本腎臓学会

      足細胞は,多数の突起を伸ばすタコのような形の細胞である。足突起をかみ合わせながら,糸球体の表面全体を覆っている。

    【関連記事】

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