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緑内障治療とiPS細胞による再生医療|緑内障治療にiPS細胞は使われるか?

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■緑内障治療とiPS細胞による再生医療|緑内障治療にiPS細胞は使われるか?

Eye

by Alper Çuğun(画像:Creative Commons)

世界初の「iPS」移植手術、患者「視界明るい」加齢黄斑変性の患者にiPS細胞から作った網膜細胞を移植したというニュースを以前取り上げましたが、そのことが影響しているのでしょうか、「緑内障 iPS」で検索されている方が増えているようです。

→ 緑内障とは|緑内障の症状・原因・予防・チェック について詳しくはこちら

現在、緑内障患者に対してiPS細胞を活用するための研究が行われているのかどうかについてのページを見つけましたので、ご紹介したいと思います。

iPS細胞 Q&A|iPS TREND

Q. 緑内障について、iPS細胞を緑内障患者に役立てるための研究の進捗状況を教えてください。

A. 目はよくカメラに例えられますが、目の奥にはカメラのフィルムにあたる網膜と呼ばれる場所があります。外から目に入った光は網膜でうけとられ、その情報が神経節細胞と呼ばれる神経を通じて脳に伝わり、ものが見えます。緑内障ではこの神経が徐々に失われていくため、視野が狭くなったり視力が低下したりします。神経節細胞は目と脳を結ぶ神経で、一つの細胞の長さが約10cmと非常に長いのが特徴です。これは、一般的な細胞(数十ミクロン)の100倍以上の長さです。iPS細胞を用いた再生を考えた場合、このような巨大な構造を再生することは現時点では難しいと考えられています。したがって、緑内障に再生医療を適用しようとする研究は現段階ではあまり行われていないと思います。

記事によれば、緑内障にiPS細胞を用いた再生医療を適用する研究は現段階ではあまり行われていないようです。

医学の道は一歩一歩進んでいくもので、着実に成功事例を積み重ねていく必要があるのだと思います。

緑内障に悩んでいる人が増え続ける中で色々なアプローチで解決の道を探ろうとしている研究者がいるはずです。

それがiPS細胞かもしれませんし、まったく違ったアプローチがあるかもしれません。

医学の発展に期待しましょう。




【追記(2015/2/11)】

世界初、iPS細胞から視神経細胞作製‐国立成育医療センターによれば、国立成育医療研究センターなどの研究グループがiPS細胞から「軸索」と呼ばれる神経線維を持つ視神経細胞を作製に成功したそうです。

今回の研究は、緑内障に伴う視神経障害の治療につながることが期待されます。

【追記(2016/8/19)】

マウスIPSとESで視神経細胞を作製 「失明原因1位」緑内障の治療法の開発に期待|国立成育医療研究センターなどによれば、マウスのiPS細胞(人工多能性幹細胞)とES細胞(胚性幹細胞)から視神経細胞を作製することに世界で初めて成功したそうです。

新しい治療法などの開発にはマウスなどでの動物実験が欠かせないそうですが、動物種や幹細胞の種類に関係なく、同様の技術で視神経細胞が作れることが分かったことにより、失明の恐れがある緑内障など視神経の病気で、視覚を回復させる治療法開発につながることが期待されます。

緑内障が治療できる日もそう遠くないかもしれません。

→ 緑内障とは|緑内障の症状・原因・予防・チェック について詳しくはこちら







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「#明石家さんま」さんでも「#老眼」になる!

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■「明石家さんま」さんでも「老眼」になる!

Week #1 "New" [1of52]

by Anthony(画像:Creative Commons)

明石家さんまさんといえば、テレビを見る限り、見た目も若く、スポーツ万能で、頭の回転が速い人といういつまでも若々しいイメージがありますが、そんな明石家さんまさんですが、先日(2010年1月11日)テレビを見ていましたら、老眼鏡をかけられていました。

「さんまさんが老眼になるなんて」とショックを受けた人もいるのではないでしょうか。

私もそのうちのひとりです。

あれほど若々しいさんまさんでも目の老化=老眼にはなってしまうのです。

→ 老眼 について詳しくはこちら

■老眼とは

老眼とは、近いところが見えにくくなるなどの症状で、40歳前後から始まる、目に起こる老化現象の1つです。

個人差はありますが、誰もが老眼にはなります。

近視・近眼の方でも老眼になります。

■目の老化度チェック

(どれくらい老眼が進んでいるのか)

用意するもの:新聞紙・メジャー

1.新聞紙を目の前に持ってくる

2.ゆっくり新聞紙を離す

3.文字がはっきり読めたら止める

※本文の漢字を読むようにしてください。

4.目と新聞紙の距離を測る

この距離で眼年齢がわかるそうです。

※30cm以内だったら深刻な老眼ではないそうです。

■老眼の予防・改善

加齢による老眼の予防・改善

●毛様体筋を鍛える。

■目のストレッチ方法

(1) 人差し指にしっかりとピントを合わせ、3秒数えます。

(2) 今度は、2~3m先の対象物に目線を送り、ピントを合わせて3秒数えます。

(3) これを交互に10回繰り返します。

※ここまでが1セット、1日3~4セット行うと効果的。

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■8点ぐるぐるトレーニング

上・右上・右・右下・下・左下・左・左上・上

8方向に眼球を動かします。

※右回り・左回りを1セットとして、3セット行なう。

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●バランスよい食事で目の栄養補給を行なう。

カシスルテインブルーベリーなどの健康補助食品・サプリメントで目に栄養補給を行なう。

→ カシス(アントシアニン)の健康効果 について詳しくはこちら

→ ブルーベリー(アントシアニン)の健康効果 について詳しくはこちら

→ ルテインの健康効果 について詳しくはこちら

目の酷使による老眼の予防・改善

●スマホやパソコンをよく見る方は、目を酷使せず、定期的に目を休ませる。

●遠くを見たり、目を動かして目の緊張を和らげる。

「20-20-20-20」という眼精疲労回復エクササイズは、20分おきに20フィート(約6メートル)離れたところを20秒間見つめながら、20回連続で瞬きをすると疲れ目に良いそうです。

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●普段から目や身体の血流をよくするよう食事に気をつけ、ルテインやブルーベリーなど健康補助食品・サプリメントを利用する。

■老眼になったら

●眼科を受診し、見てもらう。

●最近ではめがね(老眼鏡)だけでなく、コンタクトもあるようなので、専門医と相談してみてください。

最近では、老眼と同じような症状が、30代ぐらいほどの若い人の間でも増えつつあるようです。

それは、テレビ、パソコン、携帯電話などを見続けているために起こっていると考えられます。

目を酷使することで、水晶体の厚さの調節を行なう毛様体筋に負担がかかり、衰えてしまっているようなのです。

目に負担のかからないような生活習慣を身につけて、少しでも目の老化を遅らせましょう。







【老眼 関連記事】

「チクチク」「しみる」コンタクトレンズで目が痛いときに考えられる目の病気とは?

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コンタクトレンズをつけていて「目が痛い」という経験はありませんか?

もしかすると、目の病気かもしれません。




【目次】

■コンタクトで目が痛いときに考えられる目の病気とは?

Contact lens

by n4i(画像:Creative Commons)

<コンタクトレンズ>増える角膜感染症 汚れによる傷が原因、失明もによれば、コンタクトレンズによる目の病気には、次のようなものがあります。

  • 「点状表層角膜症」 ( 角膜の表面に小さな傷がつく)
  • 「角膜浸潤」
  • 「角膜潰瘍(かいよう)」 (深くまで傷が達する)
  • 「巨大乳頭結膜炎」(上まぶたの裏側(結膜)にブツブツができる)
  • 「角膜感染症」(細菌やカビによる感染で目の痛み充血などを起こし、失明する恐れもある目の病気。中でも増えているのが、アカントアメーバ角膜炎。)

ハードレンズは目にトラブルがあると目の痛みを感じるのですが、ソフトレンズは角膜と密着しているため、まぶたの刺激を和らげ痛みを抑える効果があり、病気に気付きにくいそうです。

目に痛みがなくても、目に違和感を感じる人は一度眼科で診てもらいましょう。




■目が痛くならないようにするためのコンタクトレンズのケア方法

コンタクトレンズによる目の病気を防ぐためにも、毎日のこすり洗いが必要なのですが、調査によれば、毎日こすり洗いをする人は18%に過ぎず、毎日消毒する人も30%にとどまるなど適切なケアを行えていない現状があるようです。

◇コンタクトレンズを使う上での主な注意

  • 取り扱う前は手指を石けんで洗う
  • こすり洗いをすること
  • レンズの洗浄(すすぎ)はレンズの使用前と後に必ず行う
  • レンズケースは毎日しっかり洗い、自然乾燥させる
  • レンズケース内の消毒液は毎日新しいものに交換する
  • ソフトコンタクトレンズのケアに水道水を使用しない(ソフトレンズは水を含むため微生物が付着しやすい)
  • 化粧はコンタクトレンズを装着してから行う(化粧品は石けんで落ちにくく、化粧品を扱った手でレンズを扱うと、レンズに汚れが付く)
  • 定期検査を受ける

◆こすり洗いの手順

◇ソフトコンタクトレンズ

  1. 清潔な手でコンタクトレンズを目からはずして保存液ですすぎ、利き手と反対の手のひらの上にレンズを載せ、クリーナーや消毒剤を数滴落とす
  2. 利き手の人さし指の腹をレンズにあて、軽く押さえながら手のひらの上でレンズを一定方向にやさしく動かし、表面を20~30回こする(円を描くように動かすと、コンタクトレンズが破損する恐れがある)
  3. ひっくり返して反対側も同じように洗う
  4. 最後に保存液か消毒剤でよくすすぐ

◇ハードコンタクトレンズ

  1. 清潔な手でレンズをはずし、レンズを水道水かすすぎ液ですすぐ。利き手と反対の手のひらの上に、レンズの内側を上にして載せ、クリーナーを4~5滴落とす
  2. 利き手の人さし指の腹をコンタクトレンズの内側にあてて軽く押さえ、手のひらの上でレンズを前後左右に動かしながら泡立てるように約30回こする
  3. 利き手の親指、人さし指、中指の3本でコンタクトレンズを挟み、レンズの内側を親指の腹で泡立てるように優しく30回ほどこする
  4. レンズを水道水かすすぎ液ですすぐ

適切なケアをする自信がない人は、使い捨てコンタクトレンズを使用したほうが良いようです。

→ 目が痛い|目の痛みの原因となる目の病気と解消法 について詳しくはこちら

→ コンタクトレンズによる目のトラブル について詳しくはこちら







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40代から定期的に眼科ドックを受けて、目の病気を早期発見・予防しよう!

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【目次】

■40代から定期的に眼科ドックを受けて、目の病気を早期発見・予防しよう!

Go Plaid Team!

by Karen(画像:Creative Commons)

<医療>失明危機防ぐ40代からの「眼科ドック」人気

(2015/7/12、毎日新聞)

緑内障は、40歳以上の17人に1人がかかる身近な目の病気であり、早期発見、早期治療が大切なので、40歳前後の方は、一度眼科での検査(眼科ドック)をおすすめしています。

→ 緑内障とは|緑内障の症状・原因・眼圧・予防 について詳しくはこちら

その他にも、加齢黄斑変性飛蚊症など加齢が原因となる目の病気もあるので、定期的に診てもらいましょう。

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■眼科ドックで分かるのは、目の病気だけではない!

実は眼科ドックで分かることは、目の病気だけに限りません。網膜は、体の中で実際に血管を肉眼視できる唯一の場所です。その血管から脳や心臓の状態を推測でき、脳梗塞(こうそく)や心筋梗塞、糖尿病などのリスクが分かるのです。

網膜は、体の中で実際に血管を肉眼で見ることができる唯一の場所であるため、この血管から脳梗塞心筋梗塞糖尿病高血圧などのリスクがわかるそうです。

最近では、眼底検査によって全身疾患の発症を予測する可能性を示唆するような研究も報告されています。

眼底検査で糖尿病や高血圧、緑内障、加齢黄斑変性などの病気の予測ができるによれば、次のような研究結果が出ているそうです。

  • 血圧が正常であっても眼底検査の結果、「網膜細動脈」と呼ばれる、血管のサイズが細い人の方が太い人に比べて、5年後に高血圧を発症するリスクが高い。
  • 「加齢黄斑変性症」も、その重症度と、脳卒中や心疾患、認知症の発症率との間に関連がある
  • 脳卒中の場合では、より重症の新生血管を伴う加齢黄斑変性症は発症リスクが約2倍高い

眼底検査が様々な病気の発症リスクの判断基準の一つになるようになりそうですね。

40歳を過ぎたら、ぜひ眼の検査(眼底検査)を受けましょう。

■眼底検査とは?

眼底検査で糖尿病や高血圧、緑内障、加齢黄斑変性などの病気の予測ができるによれば、眼底検査は、目に光を当ててレンズを使って眼科医が直接のぞきこむ方法と、専用の眼底カメラで撮影して結果を分析する方法の2種類があります。

いずれの場合でも瞳の奥にある網膜や血管、網膜の外側の脈絡膜などの様子をチェックします。

→ 目の病気 について詳しくはこちら







目の病気

続きを読む 40代から定期的に眼科ドックを受けて、目の病気を早期発見・予防しよう!

10月10日は「#目の愛護デー」|40歳過ぎたら眼科検診を

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■10月10日は「#目の愛護デー」|40歳過ぎたら眼科検診を

Royal Navy Medics Treating a Patient

by Defence Images(画像:Creative Commons)

40歳過ぎたら目も検診 緑内障、変性近視…少ない自覚症状

(2012/10/2、東京新聞)

成人の失明原因を上位から挙げると、(1)緑内障(2)糖尿病網膜症(3)変性近視(4)加齢黄斑変性(5)白内障=メモ。

これらの病気は、加齢に伴って目の組織が変化し、視力が低下していく。白内障を除いて、物を見る機能はいったん損なわれたら回復せず、治療も現状維持が目標になる。

10月10日は「目の愛護デー」です。

失明原因となる目の病気は、いったん機能を失うと、現時点では回復することなく現状維持が目標となるため、早期発見・早期治療が重要となります。

初期には自覚症状が少なく、発症に気付きにくいことが多い。

中年以降は、緑内障糖尿病網膜症加齢黄斑変性白内障飛蚊症といった様々な目の病気が出やすくなります。

ただ、こうした目の病気は自覚症状が少なく気づきにくいので、そのためにも定期的に眼科検診を受けることが重要になります。

目の定期検査、「アラフォー世代」の受検率9.2%

(2009/5/29、医療介護CBニュース)

40歳前後のいわゆる「アラフォー世代」の目の健康について、眼科で定期的に検査を受けている人の割合は全体の9.2%だったことが、製薬会社ファイザー(東京都渋谷区)が行った実態調査で明らかになった。

目の病気である緑内障の患者さんは40歳ごろから増える傾向にあるといわれています。

そのため、40歳になったら、定期的に眼科で診ていただいた方がよいのですが、この記事によれば、眼科で定期的に目の定期検査を受けている人は少ないようです。

また、眼底検査によって、その他の病気が見つかることもあります。

眼底検査によって、糖尿病動脈硬化、脳腫瘍といった目以外の病気が見つかることもある。

目が不調になると、生活の質が落ちてしまうので、少しでもその生活の質を維持するためにも、定期的に検診を受けるようにしてください。

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