「がん」タグアーカイブ

子供における脳腫瘍は携帯電話の影響ではない?

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by Jason Lander(画像:Creative Commons)




携帯電話はがんの原因にならない…方に、新たな一票!

(2011/8/1、GIZMODE)

今回わかったのは、少なくとも幼児やティーンエイジャーにおける脳腫瘍は、携帯電話の影響ではないということです。

これは、スイス熱帯公衆衛星研究所のマーティン・ルースリ氏らが、ノルウェイ・デンマーク・スウェーデン・スイスの7歳から19歳までの子供1000人に対して行った調査に基づく結果です。

調査対象となった子供のうち、痛ましいことですが352人は脳腫瘍を発生してています。

その子供たちと同じデモグラフィックスの健康な子供たち646人が比較されました。

研究チームによる分析の結果、携帯電話利用と脳腫瘍には何も関係が見つかりませんでした。また、脳だけでなく頭部全体の腫瘍の増加に関しても携帯電話との関係は発見されませんでした。

スイス熱帯公衆衛星研究所のマーティン・ルースリ氏らが、子供1000人に対して行った調査に基づく結果によれば、携帯電話と脳腫瘍には関係がなかったそうです。

ただし研究チームでは、この結果は子供たちが携帯電話で通話よりメールやテキストメッセージの方を多用している傾向に影響されている可能性があるとしています。

子供たちの携帯電話の利用方法がメール中心である傾向から、はっきりと携帯電話と脳腫瘍都の間には関係がないとは言い切れないようです。







飲み過ぎは4兆円の社会的損失?|厚生労働省研究班

Cocktails & Culture

by Nan Palmero(画像:Creative Commons)




飲み過ぎは4兆円の損…たばこといい勝負?

(2012/2/9、読売新聞)

アルコールの飲み過ぎによる社会的損失が年間4兆1483億円に達することが、厚生労働省研究班の推計でわかった。

厚生労働省研究班の推計によれば、アルコールの飲み過ぎによる社会的損失は、4兆円に達するそうです。

研究班の尾崎米厚(おさきよねあつ)・鳥取大准教授(環境予防医学)らは、肝硬変の40%、浴槽での溺死の34%などがアルコールに起因するとする米国の研究を参考に、2008年の人口動態統計や患者調査のデータで推計。

飲み過ぎで、脳卒中、がんなどの病気やけがの患者が計24万6000人、死者が3万5000人増えたとした。

治療に1兆226億円かかり、69歳まで生きた場合に受け取れた賃金1兆762億円を失ったと見積もった。

研究班の調査で、働いている人でも男性の5・9%、女性の1・7%が「人間関係にひびが入った」「二日酔いで仕事を休む」などの飲酒による問題を抱えていた。

こうした問題で労働生産性が21%低下するとの研究があり、損失は1兆9700億円になった。

さらに、飲酒交通事故なども考慮。総額は、たばこの社会的な損失(5兆~7兆円)にほぼ匹敵した。

アルコールの飲み過ぎによる病気やけがの患者の治療に1兆226億円、69歳まで生きた場合に受け取れた賃金1兆762億円、労働生産性の低下による損失で1兆9700億円、飲酒交通事故などを含めると、その損失は4兆円に達したそうです。

 

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喫煙者4割減を目標 厚労省案、がん対策の柱に

No-Smoking Logo

by David Hegarty(画像:Creative Commons)




喫煙、4割減を目標 厚労省案、がん対策の柱に

(2012/1/23、朝日新聞)

国や地方自治体のがん対策の今後5年間の基本となる厚生労働省の次期計画案に、喫煙率削減の数値目標が初めて明記される。

喫煙者を4割近く減らす目標になる見通しだ。

厚労省は、現計画に盛り込めなかった喫煙率削減をがん対策の柱の一つにしたい考え。

厚生労働相のがん対策の柱の1つとして喫煙者4割減を目標にすることが計画されているようです。

【参考リンク】

日本人のためのがん予防法|国立がん研究センター

国立がんセンター がん予防・検診研究センターが提供している「日本人のためのがん予防法」でも禁煙をすすめています。







仏政府、破裂やガンの原因となる恐れのあるPIP社豊胸シリコンの摘出に助成

フランス政府、PIP社豊胸シリコンの摘出に助成 がんとの関連指摘で

(2011/12/21、CNN.co.jp)

フランス厚生省は21日、豊胸手術や乳房再建手術で埋め込まれたシリコン製のインプラントががんの原因になる恐れがあるとして、インプラント摘出手術の費用を助成すると発表した。

問題になっているのは、ポリ・アンプラン・プロテーズ(PIP)という企業が豊胸手術に使っていたインプラント。

英国の美容整形外科学会によれば、PIPは医療用に適していないマットレス用のシリコンを豊胸手術に使っていたとされる。

CNNによれば、フランスのポリ・アンプラン・プロテーズ(PIP)という企業の豊胸用シリコンに破裂の恐れやガンの原因となる恐れがあるとして、フランス政府は摘出費用の助成を行うと発表したそうです。

しかし、このニュースはフランスだけにとどまらず、他国でも販売されていたとして、更に影響を与えています。

破裂恐れの仏社製豊胸材、オランダ企業が別ブランドで販売

(2011/12/27、ロイター)

世界で約30万人が使用する仏企業ポリ・アンプラン・プロテーズ(PIP)社製の豊胸用シリコーンに破裂の恐れがあることが判明。

これに関連し、オランダ保健当局は25日、同国内でPIPの製品が別名で約1000人に販売されていたことが分かったと明らかにした。

PIPは豊胸材メーカーとして世界3位だったが、医療用ではなく安価な産業用シリコーンを使用していたことが発覚。

仏政府 豊胸用シリコン除去を勧告

(2011/12/24、NHK)

この製品はヨーロッパのほかの国や南米にも輸出され、フランスのAFP通信は日本を含む65か国以上に輸出されたと伝えていますが、パリにある日本大使館では日本に輸出されたケースはいまのことろ確認されていないとしています。

一方、この製品を輸入しているイギリスの政府機関は23日に声明を出し、「がんとの関連や体内で破れる危険性が高いという証拠はない」として、取り除くことは必要ないという見解を示しました。

NHKの記事によれば、世界各国で販売されており、各国によってその対応は分かれているようです。

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<犬のがん>発症率1番はゴールデンレトリバー、2位はパグ

Kevin & Eleonora

by Franco Vannini(画像:Creative Commons)




<犬のがん>発症率1番はゴールデン、2位はパグ

(2011/11/4、毎日新聞)

08年度に契約した0~10歳の犬21万7150頭のうち、皮膚がん、乳がん、悪性リンパ腫など腫瘍ができる病気(良性を含む)の治療で保険金請求のあった7463頭を調べた。

その結果、犬種別でゴールデンレトリバー(15.4%)が最も発症率が高く、パグ(11.8%)、ラブラドルレトリバー(11.6%)、ミニチュアシュナウザー(9.1%)、ウェルシュコーギーペンブローク(8.3%)が続いた。

発症年齢は、人で40代後半に相当する7歳で10.1%、10歳では6頭に1頭に当たる17.5%。犬は人より若いうちから発症しやすい傾向がみられた。

ペット保険大手のアニコム損害保険の調査によれば、犬の種類によってがんのなりやすさが異なることがわかったそうです。

その理由としては、

犬種が作られる過程でがんになりやすい遺伝子を持つようになった可能性がある

ということでした。

同社の井上舞獣医師は「早期発見できれば、長生きすることも可能だ。腫れたところの有無、食欲の変化、下痢や血便に注意してほしい」と話す。

早期発見のためにも、犬のこと(変化)をしっかりと見ないといけませんね。