by Ed Uthman(画像:Creative Commons)
「ウイルス療法」東大が臨床研究 がん治療に新たな選択肢
(2009/8/24、フジサンケイビジネスアイ)
悪性脳腫瘍(しゅよう)の患者に対し、がん細胞にヘルペスウイルスを感染させ、ウイルスが増殖してがん細胞を死滅させる「ウイルス療法」を臨床研究として始めると、東京大の藤堂具紀特任教授らが発表した。
東京大の藤堂具紀特任教授らは、悪性脳腫瘍の患者に対し、がん細胞にヘルペスウイルスを感染させ、ウイルスが増殖してがん細胞を死滅させる「ウイルス療法」を臨床研究として始めるそうです。
遺伝子組み換え技術が可能にした、最新「ウイルス療法」
(2015/3/8、プレジデント)
東京大学医科学研究所の藤堂具紀教授は、ウイルス療法を「手術、放射線、薬物療法に並ぶ治療の選択肢」と位置づけ、「近い将来、がん種や進行度によって抗がん剤を使い分けるように、がん治療用ウイルスを使い分ける時代が来る」と断言する。
ウイルス療法が、放射線治療や抗がん剤による治療に加えて、がん治療の新たな選択肢になるかもしれません。
by Akuppa John Wigham(画像:Creative Commons)
2018年までに公共施設を全面禁煙―北京市
(2009/8/7、レコードチャイナ)
2009年8月6日、北京日報によると、北京市で2018年までに公共施設での喫煙を全面的に禁止する内容を含む計画がこのほど始動した。
北京市では、2018年までに公共施設での喫煙を全面的に禁止することなどを含む全市民の平均寿命を81歳まで延ばすことを目標に掲げた「健康北京人―全市民健康促進10年行動計画(2009~18)」がスタートしたそうです。
その内容としては、市内の公共施設における喫煙を全面的に禁止することや市全体での食事の減塩やラジオ体操の推奨、公共スポーツ施設を高齢者や小中学生に開放するなどといったことを行なっていくそうです。
食生活の変化や高齢化が進んだことで、高血圧や糖尿病などが増え、心臓病、脳梗塞、悪性腫瘍が死因のトップ3を占めている。
北京市では肥満や喫煙、不健康な食生活が全国的に見てもいずれも高い割合にあり、生活習慣を是正することを目的に、食生活の改善や禁煙、スポーツの推奨、歯や視力の保護、健康知識の周知がはかられるという。
健康的なイメージがあった中国では、食生活の変化や運動不足、喫煙などによって、高血圧や糖尿病などの生活習慣病が増加しているそうです。
by NASA Goddard Space Flight Center(画像:Creative Commons)
■若田光一宇宙飛行士の健康リスク
これからリハビリ45日間…若田さん、なお激務
(2009/8/2、朝日新聞)
記事の中から、若田光一宇宙飛行士の健康リスクに関して抜き出してみました。
- 無重量状態では体に負荷がかからないため、骨や筋肉が衰えてしまうそうです。
記事によれば、毎日2時間の運動をこなしても、筋力は約2割落ちて一気に20歳も年をとった状態になるそうです。
- 骨量も骨粗鬆症(こつそしょうしょう)患者の約10倍の速さで減るそうです。
- 骨折や尿路結石の危険性も高まっているそうです。
- 放射線被爆の影響により、白内障やがんのリスクが高まっている可能性
- 燃え尽き症候群の恐れ
■若田光一宇宙飛行士のリハビリ内容
今後の対策を抜き出してみました。
- ストレッチ、マッサージから始め、自立歩行、自転車こぎなど負荷をあげていくそうです。
筋肉は数カ月で回復する見込みとのことです。
- 骨量が戻るには少なくとも滞在期間のほぼ倍の時間がかかるそうです。
若田さんは、今回骨粗鬆症の治療薬も実験的に飲んでいたとのことで、その効果が検証されるそうです。
- 定期的な眼科検診・血液検査
- メンタル面のサポート
宇宙に行くということはこれだけの体に負担のかかることなんですね。
若田光一さんが着陸後すぐに会見に出席したことはとてもすごいことだということがわかります。
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by eiko(画像:Creative Commons)
粗食は長寿、がん・心疾患・糖尿抑制…サルで実証
(2009/7/10、読売新聞)
カロリー摂取量を大幅に減らすと、がんや心疾患、糖尿病など加齢に伴う病気の発症を抑えられることが、アカゲザルを使った20年間の追跡調査で明らかになった。
霊長類で、こうした効果が実証されたのは初めて。
米ウィスコンシン大などのチームが、10日付の米科学誌サイエンスに発表した。
カロリー制限によって、がんや心疾患、糖尿病など加齢に伴う病気の発症を抑えられることがわかったそうです。
また、この研究では、カロリー制限が認知機能維持にも役立つことが分かったそうです。
by Naotake Murayama(画像:Creative Commons)
喫煙者は野菜摂取でがんのリスク増加=オランダで新研究結果
(2009/4/16、時事通信社)
喫煙者が果物や野菜を食べることで、大腸がんにかかるリスクが増加する恐れ―。
こんな意外な研究結果が15日、オランダ国立公衆衛生・環境研究所により明らかにされた。
それによると、果物や野菜をたくさん摂ることは、非喫煙者にとってはがんのリスクを減少させるが、喫煙者には逆の効果があるらしい。
同研究所の声明によると、1日に600グラム以上の野菜や果物を食べる人は、220グラム以下の人より20―25%、大腸がんになる率が低いとみられるが、喫煙者の場合は、野菜や果物の摂取は逆に発症率を増加させるという。
このニュース記事を見ると、まるで、果物や野菜を摂取することで大腸がんになりやすくなるという誤ったイメージがつきかねません。
喫煙者の方が誤って野菜を食べないようになってしまう恐れがあります。
しかし、本当のメッセージは記事の最後にありました。
同研究所の担当者はAFP通信に対し「だからと言って喫煙者は野菜を食べるべきではないということにはならない。たばこをやめなさい、というのが結論だ」と話している。
記事のヘッダーに持ってくるべきメッセージが最後にあるために、「タバコをやめたほうがよい」というメッセージが伝わってこないのが残念です。
タバコをやめて、果物や野菜を摂るようにしましょう。
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