メニエール病に新しい治療法があるという記事をご紹介します。
メニエール病は、めまいや難聴に悩まされる難病で、これまではその症状を和らげるなどが治療法しかなかったようです。
しかし、今回の記事によると、メニエール病の新しい治療法が発表され、注目を集めているそうです。
■メニエール病に新治療法 有酸素運動が効果的
by distelfliege(画像:Creative Commons)
メニエール病に新治療法 有酸素運動で聴力回復した
(2008/12/26、中日新聞)
同病は、回転するようなめまいや難聴、耳鳴り、耳の閉塞(へいそく)感がひどくなる場合が多く、つらい病気だ。
内耳の内リンパ液が過剰になって内リンパ水腫になることで起こると考えられている。
メニエール病はめまいや耳鳴り、難聴などの症状があるつらい病気で、その原因の一つにストレスがあげられています。
従来の治療法は、内耳の水分を減らす利尿剤やステロイド剤などの使用、手術で、各地の耳鼻咽喉(いんこう)科で受けられる。
ただ、こうした治療法は症状を和らげても根本的な治癒は難しいとされている。
男性も投薬を受け、めまいは軽くなったが、難聴、耳鳴りは悪化したという。
従来の治療法では、メニエール病の症状が和らいでも治癒は難しいのが現状でした。
しかし、この記事に紹介されている医師は、新たな治療法を考えたそうです。
高橋医師は、ストレスの原因を探り、発散を兼ねて有酸素運動を指導した。
すると聴力レベルは七カ月で回復。
体調不良で一カ月近く運動を休むと一時悪化したが、運動を再開すると四カ月で回復した。
ほかの症状も改善した。
その後はジム通いを週二回に減らしたが、症状は悪化していない。
この記事に紹介されている医師によると、メニエール病には有酸素運動が有効で、改善した理由を内耳血流の改善が影響していると話しています。
めまいや耳鳴り、難聴などの症状がある人は、メニエール病の可能性があるので、一度耳鼻咽喉科を受診してみましょう。
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