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進歩する糖尿病治療 インスリン分泌を保たせる

2014/365/307 Eight Bottles

by Alan Levine(画像:Creative Commons)

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■進歩する糖尿病治療 インスリン分泌を保たせる

糖尿病 重症化を防げ!

(2009/11/22、中日新聞)

糖尿病に関連してインクレチンというホルモンが注目を集めている。

糖尿病治療の最前線 インクレチンに注目によれば、インクレチンは小腸などから分泌されるホルモンで、膵臓に働きかけることでインスリンの分泌を促し、血糖値を下げることから、インクレチンに着目した糖尿病治療薬が海外で作られています。

血糖値が高いときはインスリン分泌を促進する一方、血糖値が低いときはあまり作用しないという特徴を持つ。

このインクレチンの効果を持続させて糖尿病を治療しようという新しいタイプの糖尿病治療薬が承認され、近く登場する。

インクレチンは炭水化物や脂質を摂取した後に腸から分泌されるホルモンの総称。

代表的なインクレチンとしてGLP-1とGIPの二種類が知られている。

GLP-1は、主に小腸下部から分泌され、膵臓におけるインスリン分泌の促進と血糖値を上げるグルカゴン分泌の抑制をする作用を持っている。

GIPは小腸上部から分泌され、同じような作用を持つが、インスリン分泌作用はGLP-1の方が数倍強いとされている。

こうして注目されているインクレチンにも問題がありました。

それは、効果が長続きしないこと。

なぜ効果が長続きしないのでしょうか。

インクレチンは、体内で「DPP-4」という酵素によってすぐに分解されてしまうため、効果が長続きしなかった。

そこで登場したのが「DPP-4阻害薬」。

DPP-4の作用を阻害してインクレチンの効果を長続きさせる仕組みだ。

この薬が日本にも上陸します。

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米メルク社が開発した「ジャヌビア」(一般名、シタグリプチンリン酸塩水和物)は、DPP-4阻害薬として現在は世界八十五カ国以上で承認され、米国だけでも千六百万人以上の患者に処方されている。

日本では二〇〇三年から2型糖尿病患者を対象にした臨床試験を実施。

この十月に2型糖尿病治療薬として製造販売が承認された。

日ごろの血糖値レベルを表すヘモグロビンA1cの値を低下させる効果が確認されている。

治療薬には現在、インスリンのほかに(1)インスリン抵抗性改善薬(2)インスリン分泌促進薬(3)食後高血糖改善薬-などがある。

新しい作用機序を持っている経口糖尿病治療薬の登場によって「食後や空腹時の血糖値がコントロールしやすくなり、治療の選択肢が増える」と期待を集めている。

糖尿病患者の中には、ジャヌビアのような薬を待っている人もいるかもしれません。

しかし、まずは糖尿病になる前に、糖尿病予備軍の段階で食い止めることを考えましょう。

生活習慣を改善して、糖尿病を予防しましょう。

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脂肪細胞のホルモン「レプチン」が脳に働き、インスリンの働きを助け、糖尿病を防止するメカニズムを解明|自然科学研究機構・生理学研究所

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■脂肪細胞のホルモン「レプチン」が脳に働き、インスリンの働きを助け、糖尿病を防止するメカニズムを解明

肥満防止ホルモン、脳刺激で糖尿病防ぐ 生理研解明

(2009/10/28、日経ネット)

自然科学研究機構・生理学研究所(愛知県岡崎市)の箕越靖彦教授らの研究チームはマウスを使った実験で、脂肪細胞にある肥満防止ホルモンが脳神経を刺激し糖尿病を防ぐ仕組みを解明した。

満腹感を生み出す脳神経部分が活性化され血糖値の上昇を抑えるという。

インスリンに頼らない糖尿病の新たな治療法の開発に役立つとみている。

自然科学研究機構・生理学研究所の箕越靖彦教授らの研究チームが行なったマウスを使った実験によれば、脂肪細胞にある肥満防止ホルモンが脳神経を刺激し、満腹感を生み出す脳神経部分が活性化されることによって、血糖値の上昇を抑えるという糖尿病を防ぐ仕組みが解明されたそうです。

今後、インスリンに頼らない糖尿病の治療法につながるのではないかということで、注目したいですね。

脂肪細胞のホルモンが脳に働き糖尿病を防止

(2009/10/27、自然科学研究機構・生理学研究所)

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参考画像:脂肪細胞のホルモンが脳に働き糖尿病を防止(2009/10/27、自然科学研究機構・生理学研究所)|スクリーンショット

脳視床下部にある満腹中枢に脂肪細胞のホルモン「レプチン」(「肥満ホルモン」)注入すると、褐色脂肪細胞、心臓での糖の取り込みが促進し、また筋肉においても糖の取り込みが促進したことによって、血糖の上昇が抑えられ、糖尿病の発症を防止すると考えられるそうです。

20091027nips02

参考画像:脂肪細胞のホルモンが脳に働き糖尿病を防止(2009/10/27、自然科学研究機構・生理学研究所)|スクリーンショット

レプチンは脳の視床下部の満腹中枢に作用して、POMC(プロオピオメラノコルチン)神経と呼ばれる摂食調節神経などの神経回路を活性化させ、交感神経を介して、筋肉や、褐色脂肪細胞、心臓での糖の取り込みを促進し、糖尿病の発症を防止すると考えられるそうです。

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オリーブオイルダイエット|柴田理恵ダイエット|ビューティーコロシアム

10月13日放送のビューティー・コロシアム特別版(フジテレビ系)では、「女性芸能人真剣ダイエットSP2」が特集されました。

柴田理恵さんが行ったダイエットは、「オリーブオイルダイエット」。

■「オリーブオイルダイエット」とは

オリーブオイルのエキストラバージンオイルには、脂肪をため込もうとする体の働きを抑える効果があるそうです。

脳や筋肉を動かすエネルギー源として「糖分」を小腸で吸収して体中に送ります。

同時に、「糖分」はすい臓から分泌される「インスリン」によって脂肪に変えられ、蓄積されています。

つまり、「インスリン」が分泌され続ければ、その分脂肪も多く作られるというわけです。

しかし、エキストラバージンオリーブオイルに含まれる「オレイン酸」には、脂肪をため込もうとする「インスリン」が必要以上に出ないように抑えてくれる効果があるそうです。

オレイン酸は、インスリンの分泌を少量に抑えて、作られる「脂肪」を減らしてくれる=太りにくい体にしてくれるというわけです。

糖尿病など健康に不安のある方は、必ず医師にご相談ください。

■柴田理恵さんが行ったダイエット

  • オリーブオイルダイエット(地中海料理)
  • 禁酒
  • エステ(ハンドメイクマッサージ:新陳代謝を良くする)
  • ウォーキング

 

■地中海料理レシピ例

カキのバジル風トマトソースグリル

【材料】

  • 生食用カキ
  • 市販のトマトソース
  • 塩コショウ
  • パルメザンチーズ
  • フレッシュバジル
  • オリーブオイル

【作り方】

  1. 軽く塩・こしょうをして市販のトマトソースを適量かける
  2. パルメザンチーズをたっぷり目にかけ、オリーブオイル(大さじ1)かける
  3. トースターで5分間グリル
  4. チーズに焼き色がついたら完成

 

■ダイエット結果(ダイエット期間2カ月)

柴田理恵さんのダイエット前の体重58.5kg ⇒ ダイエット後 52・9kg(-5.6kg

柴田理恵さんのダイエット前の体脂肪率33.4% ⇒ ダイエット後の体脂肪28.8%(-4.6%

【関連記事】

  • オリーブオイルダイエット|シャングリラダイエット・渡辺えりダイエット|ドリームプレス社

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■ビューティーコロシアム(フジテレビ) ダイエットSP2 10月13日 まとめ記事

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脂肪組織の老化が進むと、血糖値を下げるインスリンの効き目が悪くなり、糖尿病を発症しやすくなる=新薬開発に期待|千葉大

Diabetes

by Jill Brown(画像:Creative Commons)

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糖尿病に脂肪老化が関与=新薬開発に期待-千葉大

(2009/9/2、時事ドットコム)

脂肪組織の老化が進むと、血糖値を下げるインスリンの効き目が悪くなり、糖尿病を発症しやすくなることを、千葉大医学部付属病院の南野徹助教らがマウスの実験で解明した。

米医学誌ネイチャー・メディシン電子版に2日までに発表した。

千葉大医学部付属病院の南野徹助教らがマウスの実験によれば、脂肪組織の老化が進むと、血糖値を下げるインスリンの効き目が悪くなり、糖尿病を発症しやすくなることがわかったそうです。

細胞の老化には、がん抑制遺伝子として知られる「p53」が関与しているため、p53の働きを制御する新たな糖尿病治療薬を開発できるかもしれないという。

糖尿病の新薬開発に期待したいですね。

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【糖尿病の症状】

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メタボリックシンドロームの原因たんぱく質「Angptl2」発見|熊本大

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by Khalid Albaih(画像:Creative Commons)

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「メタボの引き金」たんぱく質、熊本大発見

(2009/9/2、読売新聞)

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を引き起こす原因たんぱく質を、熊本大学の尾池雄一教授らが見つけた。

このたんぱく質が脂肪組織で慢性的な炎症を起こし、最終的に糖尿病が発症することも確かめた。

新たな治療薬開発につながる成果で、2日付の米科学誌「セル・メタボリズム」に発表する。

メタボリックシンドロームを引き起こす原因たんぱく質を発見され、また、このたんぱく質が脂肪組織で慢性的な炎症をおこし、糖尿病が発症することも分かったそうです。

メタボリックシンドロームを引き起こす原因たんぱく質は、「Angptl2」なのだそうです。

尾池教授らは、肥満や糖尿病、動脈硬化症の患者の血液中で、Angptl2というたんぱく質の濃度が高いことを発見。

このたんぱく質をヒトの血管の細胞に作用させると、白血球を呼び寄せて炎症につながることがわかった。

この慢性的な炎症にポイントがあるようです。

慢性的な炎症があると様々な生体物質が作られ、インスリンの働きが悪くなって血糖値が高まるなど病気の引き金になることが知られている。

この慢性的な炎症の原因となるたんぱく質に何らかの形で働きかけることで、メタボリックシンドローム、しいては糖尿病の予防につながりそうです。

この研究で、新たな治療薬開発につながるといいですね。

→ メタボリックシンドローム について詳しくはこちら