「エストロゲン」タグアーカイブ

恋をするとキレイになるのはなぜ?|#世界一受けたい授業

2010年5月1日放送の世界一受けたい授業では「恋愛科学」で「恋をするときれいになるのはなぜ?」を取り上げました。

講師 姫野友美先生




【目次】

●恋をするときれいになるのはなぜ?

Sharing

by Nicu Buculei(画像:Creative Commons)

女性は恋をすると、「エストロゲン」というホルモンが分泌される

⇒ エストロゲンには様々な作用がある。

・メリハリボディ

・張りのある肌

・艶やかな髪

 

男性は恋をすると、「テストステロン」というホルモンが分泌される

⇒ テストステロンにも様々な作用がある。

・しっかりとした骨格

・筋肉を作る作用がある

 

※テストステロンの値で恋愛願望・浮気願望がわかるそうです。

 

恋愛ホルモン=フェニールエチルアミン

食欲抑制効果もある(食事も喉に通らなくなるなど)

●キスの研究

イギリスの研究(リーズ大学 コリン・ヘンドリー博士の研究より)

キス⇒免疫機能が活発化

 

カナダの研究(ウィルフレッド・ローリエ大学 アーサー・サズボ博士の研究より)

キス⇒寿命を延ばす

●恋の健康効果

あこがれの人・好きな芸能人を思い浮かべるだけでも、脳内でドーパミンが分泌される。

生きる意欲がわき、場合によっては、更年期障害から救われた人もいるそうです。




●共感ニューロン

学校や会社など毎日顔をあわせるような場所で恋をしやすい。

人はだれでも良く見かけたりとかよく耳にする機会が多いと、その対象に好意的な感情を抱きやすくなるそうです。

これは、脳内の共感ニューロンの働きによるもの。

共感ニューロンの働きが活発になると、相手のことを受け入れやすくなって、とても親近感が湧いてくる。

●恋をしていると、体のある部分でバレる!?

好きな人を見ると、自然と瞳孔(どうこう)が拡がるそうです。

恋愛感情を持つと、生体はものすごく反応してしまう。

自律神経や免疫まで反応してしまうため、体の全部が反応してしまう。

【関連記事】

●好意を抱かれる座り位置とは?

好意を抱かれる座り位置とは、左側。

人間の脳というのは、左耳から聞いた情報は、感情を司る右脳で処理するそうです。

ちょっと口説きたいときには左から語りかけると恋心に響きやすいといわれているそうです。

●トキメキ体操

男性の二の腕には気持ちよさを感じる神経が多く、触れられるとドーパミンが分泌される。

女性の場合は、頭。なでてあげる、いい子いい子してあげるといい。







閉経期高血圧とは?予防する方法|閉経女性が塩分をため込みやすくなる原因とは!?

> 健康・美容チェック > 生活習慣病 > 高血圧 > 閉経期高血圧とは?予防する方法|閉経している女性は塩分をため込みやすくなる原因とは!?

2016年7月12日放送のみんなの家庭の医学では「閉経期高血圧」について取り上げました。




【目次】

■高血圧の原因

hand in hand

by Thomas8047(画像:Creative Commons)

高血圧の主な原因は、塩分の摂り過ぎといわれています。

【塩分を摂り過ぎると高血圧になる仕組み】

血液中の水分量をコントロールしているのが塩分です。

血液中の塩分が適量であれば、血液中の水分量も正常で、血流も正常になります。

しかし、塩分には水分を引き寄せる働きがあり、血液中の塩分が多くなると、それだけ引き寄せられる水分量も多くなるため、血液の水分量も増加してしまい、血管の壁にかかる圧力が高くなってしまう、つまり、高血圧になると考えられます。

→ 高血圧とは|高血圧の症状・食事・予防・原因・対策 について詳しくはこちら

■塩分を溜め込みやすい女性がいる!

私たちが摂取した塩分は体内を巡り、その2割程度が汗などで外に出ます。

そして残りの8割は一定の時間が経つと、腎臓からほぼ全て排出されます。

しかし、女性の中には尿によって塩分をうまく出せず、体内に溜め込んでしまう人がいます。

それは、閉経している女性です。

■閉経期高血圧

「閉経期高血圧(へいけいきこうけつあつ)」とは、閉経によって血圧に異常が出ることで、近年の研究で明らかになってきたそうです。

閉経前の女性は、卵巣から女性ホルモン「エストロゲン」が分泌されています。

このエストロゲンは月経を促すだけでなくに、塩分を尿で排出させる腎臓の働きを活性化させる役割もあるそうです。

閉経前にエストロゲンが正常に分泌されている間は余分に塩分を摂ったとしても腎臓が尿として排出してくれるため、体に塩分が溜まりにくいのですが、閉経を迎えて、エストロゲンの分泌が著しく低下すると、腎臓の機能も急激に低下し、うまく塩分を排出できない状態になってしまうそうです。

そのため、閉経後は女性の方が血圧のコントロールが難しくなり、心筋梗塞や脳卒中になる人が増加すると考えられます。

→ 更年期高血圧とは!?|女性の高血圧は40代以降、急増する について詳しくはこちら

→ 女性ホルモン(エストロゲン)と高コレステロール血症 について詳しくはこちら




■閉経期高血圧を予防する方法

閉経期高血圧を予防するポイントは、「NO(一酸化窒素)」です。

NO(一酸化窒素)は、血管の内側の壁にある内皮細胞から分泌されている物質で、血管を拡張させて、しなやかにする働きがあり、また、腎臓に働きかけて塩分を排出しやすくする働きもあるそうです。

NO(一酸化窒素)の分泌を増やす方法は、体の深部温度を1℃上げること。

深部体温が1℃上がると、全身の血流量が増え、流れが速くなると、血管の内側の壁にある内皮細胞が血流の刺激を受けて活性化し、NOを分泌するようになるそうです。

■深部体温を1℃上げる入浴方法

深部体温を1℃上げる入浴方法は、快適な温度(41℃程度)のお湯に、5~10分程度肩まで浸かるようにすること。

※入浴後は水分補給は忘れずに。

■まとめ

「閉経期高血圧」とは、閉経によって血圧に異常が出ることです。

閉経を迎えて、エストロゲンの分泌が著しく低下すると、腎臓の機能も急激に低下し、うまく塩分を排出できない状態になってしまい、高血圧になりやすくなります。

閉経期高血圧を予防する方法は、快適な温度(41℃程度)のお湯に、5~10分程度肩まで浸かるようにして、体の深部温度を1℃上げることで、「NO(一酸化窒素)」の分泌を増やすことによって、血管を拡張させて、しなやかになります。

→ 血圧を下げる方法(食べ物・サプリメント・運動) について詳しくはこちら







【一酸化窒素関連記事】
続きを読む 閉経期高血圧とは?予防する方法|閉経女性が塩分をため込みやすくなる原因とは!?

なぜ閉経以降女性ホルモン(エストロゲン)が減少すると、高コレステロール血症の女性が急増するの?

健康・美容チェック > 更年期 > コレステロール > 高コレステロール血症 > なぜ閉経以降女性ホルモン(エストロゲン)が減少すると、高コレステロール血症の女性が急増するの?




■なぜ閉経以降女性ホルモン(エストロゲン)が減少すると、高コレステロール血症の女性が急増するの?

Women At Work

by FaceMePLS(画像:Creative Commons)

メタボリックシンドローム 酸化コレステロールに注目

(2010/1/20、msn産経)

--閉経以降、高コレステロール血症になる女性が多いそうですが

更年期以降は、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が極端に少なくなります。

以前から、エストロゲンは、血管を柔らかくするなど抗動脈硬化作用があることが知られており、また抗酸化作用もあるため、エストロゲンが少なくなると、脂質の酸化度も上がってきます。

それゆえ、閉経年齢でもある50歳を境に、高脂血症の女性が急増すると考えられています。

エストロゲンには、さまざまな機能があり、女性の体を守ってくれているそうです。

例えば、エストロゲンには、抗動脈硬化作用や抗酸化作用があるといわれており、エストロゲンが少なくなると、脂質の酸化度が上昇するそうです。

→ 動脈硬化とは|動脈硬化の症状・原因・改善方法 について詳しくはこちら

そのため、閉経により、エストロゲンが男性レベル(またはそれ以下)になると、高コレステロール血症(高脂血症)になる女性が多くなるようです。

閉経後に体調不良を感じたら、婦人科医に受診してみましょう。

また、閉経期高血圧とは?予防する方法|閉経している女性は塩分をため込みやすくなる原因とは!?によれば、「閉経期高血圧(へいけいきこうけつあつ)」とは、閉経によって血圧に異常が出ることで、近年の研究で明らかになってきたそうです。

閉経前の女性は、卵巣から女性ホルモン「エストロゲン」が分泌されています。

このエストロゲンは月経を促すだけでなくに、塩分を尿で排出させる腎臓の働きを活性化させる役割もあるそうです。

閉経前にエストロゲンが正常に分泌されている間は余分に塩分を摂ったとしても腎臓が尿として排出してくれるため、体に塩分が溜まりにくいのですが、閉経を迎えて、エストロゲンの分泌が著しく低下すると、腎臓の機能も急激に低下し、うまく塩分を排出できない状態になってしまうそうです。

そのため、閉経後は女性の方が血圧のコントロールが難しくなり、心筋梗塞や脳卒中になる人が増加すると考えられます。

【関連記事】

■LDLコレステロール値を下げる方法

タウリンを含む食べ物

肝臓機能が強くなければ、LDLコレステロールを処理することはできません。

肝臓の機能が低下すると、コレステロールは処理できなくなり、血液中に溜まってしまい、動脈硬化や高コレステロール血症などを引き起こしてしまうのです。

肝臓機能をアップさせる食品は、タウリンを含む食品です。

タウリンとは、カキ・イカ・ホタテなど魚介類に多く含まれる成分です。

肝機能をアップさせ、コレステロール処理能力を高める働きを持っています。

魚介類の食事で肝臓機能をアップさせましょう。

→ タウリンを多く含む食品 についてはこちら

タウリンサプリ通販

今なら最大18%引きのスーパーセール中!

食物繊維の多い食べ物

食物繊維には、コレステロールの低減に役立つ効果があるので、食物繊維が豊富な食品を摂取しましょう。

→ 食物繊維の多い食品 について詳しくはこちら

野菜(ブロッコリー・キャベツ)

ブロッコリーやキャベツに含まれる「SMCS」はLDLコレステロールを下げる効果があるによれば、アブラナ科のブロッコリーとキャベツに含まれる天然アミノ酸の「SMCS」が、コレステロールから胆汁酸への変換を促進して血中LDLコレステロールを低下させる効果があることがわかったそうです。

コレステロールは肝臓で酵素によって胆汁酸に変化し排出されますが、SMCSはその酵素の働きを活性化させる働きがあり、肝臓における胆汁酸の合成を促進し、胆汁酸に変化し排出されるコレステロールの量を増やします。



大豆製品

大豆に含まれるレシチン・イソフラボンなどが悪玉コレステロールを下げる働きがあるそうです。

大豆レシチンを摂るには、『豆腐』を1日半丁食べるとよいそうです。

植物油

植物油には、コレステロールを抑える働きがあります。

HDLコレステロールが低く、中性脂肪が高いと真の悪玉である酸化LDLコレステロールが増えてくるといわれています。

マーガリンやショートニング、ファストフードや総菜などの揚げ油もできるだけ控えるようにして、中性脂肪に気を付けたいですね。

→ 中性脂肪を減らす方法(食事・運動・サプリメント) について詳しくはこちら

ヨーグルト(乳酸菌)

毎日乳酸菌を摂っていた人は、悪玉コレステロールが減少し、総コレステロール値も下がったそうです。

→ 乳酸菌の多い食品 について詳しくはこちら

【関連記事】

りんご

オハイオ州立大学の調査によれば、毎日りんごを食べると1ヶ月で悪玉コレステロールが40%減少することがわかったそうです。

【関連記事】

トマト

トマトから脂肪肝、中性脂肪改善に有効な成分を発見―京大によれば、トマトには、血液中の中性脂肪量を抑制する成分が含まれており、脂肪肝メタボリックシンドロームの予防に効果が期待されるそうです。

トマトジュースでコレステロール値や中性脂肪値など脂質異常症に関連する検査値が改善によれば、脂質異常症の状態にしたハムスターを、トマトジュースを飲ませる群と飲ませない群に分けておこなった実験によれば、トマトジュースを与えたハムスターで、コレステロール値や中性脂肪値など脂質異常症に関連する検査値が改善したそうです。

オメガ3を含む食べ物

悪玉コレステロールを減らす食事として、オメガ3脂肪酸DHA・EPA)の多い食事にしましょう。

→ オメガ3脂肪酸|オメガ3の効能・効果・食べ物・オメガ3ダイエット について詳しくはこちら

オメガ3サプリ通販

1万円以上のご購入で送料無料!

→ 悪玉コレステロールを減らす方法|LDLコレステロールを下げる食品・食事 について詳しくはこちら







【関連記事】
続きを読む なぜ閉経以降女性ホルモン(エストロゲン)が減少すると、高コレステロール血症の女性が急増するの?

記憶力の低下|なぜ更年期になると物忘れがひどくなるのか?その原因|40代・50代の更年期障害の症状

> 健康・美容チェック > 更年期 > 記憶力の低下|なぜ更年期になると物忘れがひどくなるのか?|更年期障害の症状

更年期を迎える時期になると、卵巣の機能が衰え、その結果、卵巣から分泌されている女性ホルモン(エストロゲン)の量が減少します。

エストロゲンの分泌量が減ると、脳は、盛んに卵胞刺激ホルモンを分泌し、卵巣からエストロゲンを分泌するように促します。

しかし、更年期を迎えた卵巣は、必要な量のエストロゲンを分泌することが出来ないため、エストロゲンの減少と卵胞刺激ホルモンの増加という「ホルモンバランスの乱れ」が起こります。

このホルモンバランスの乱れによって、身体的・精神的不調が起こるのですが、その一つに「物忘れがひどい(記憶力が低下する)」があります。




【目次】

■なぜ更年期になると物忘れがひどくなるのか?

Blue(s) Cendrillon

by Florent Chretien(画像:Creative Commons)

更年期の物忘れの原因は大きく分けて2つあると考えられます。

一つは、加齢による記憶力の低下、もう一つは、エストロゲンの減少による脳の働きの低下です。

●加齢による記憶力の低下

脳の細胞を形作るのは細胞膜で、特にDHAは情報伝達機能を受け持つシナプス膜(神経終末)を作る材料になっており、シナプス膜にDHAが多いほど膜は柔らかくなります。

したがって、DHAはシナプスの先端で情報を伝達する重要な役割を担っているのです。

しかし、DHAは年とともに減少し、不足すると、脳の活性化が失われてしまい、記憶力が低下します。

そのため、DHAを含む食品をとることが重要になります。

→ DHAを含む食品 について詳しくはこちら

●エストロゲンの減少による脳の働きの低下

更年期の物忘れ・記憶力低下|更年期障害が気になる女性を応援するキッコーマンの輝きプロジェクト

加齢による記憶力の衰えに加えて、更年期にはエストロゲンの減少により脳の働きが低下するため、物忘れがいっそう激しくなる場合もあります。

エストロゲン(女性ホルモン)の減少によって、自律神経などの身体の重要な働きをコントロールする役割を持つ視床下部が混乱してしまい、身体のバランスが崩れてしまいます。

また、エストロゲンの減少は脳の働きを低下させることによって、物忘れがひどくなることがあります。




→ 更年期障害の症状・原因・チェック|40代・50代の更年期の症状 について詳しくはこちら

更年期障害の食事・更年期を乗り切る方法

●食生活の見直しをする

●ビタミン・ミネラルなどバランスの取れた食事で栄養を十分に摂る。

亜鉛は、ホルモンバランスを整える働きがある。

女性の場合は、亜鉛が不足すると女性ホルモンの働きが悪くなったり、月経異常を引き起こしてしまう可能性がある。

特に更年期ともなれば、亜鉛不足がホルモンバランスをさらに乱れさせて症状を悪化させてしまうことにもありえる。

→ 亜鉛の多い食品 について詳しくはこちら

【AD】

亜鉛サプリ通販

→健やかに過ごしたい40代・50代の女性に亜鉛サプリ!まとめ買いで最大18%OFF!

●軽いウォーキングなどの適度な運動

寝る前に毎日10分間、ヨガを取り入れたストレッチを3週間行うことで、更年期女性の「更年期症状」と「抑うつ」を改善することがわかったそうです。

→ 寝る前のストレッチ&ヨガは、女性の「更年期症状」と「抑うつ」を改善する効果がある!おすすめのやり方 について詳しくはこちら

●ご自身にあったリラックス方法

更年期障害の症状を和らげたいと考えている方は、呼吸をゆっくりしたり、音楽を聴いてみてはいかがでしょうか?

→ 更年期障害の症状の顔のほてり(紅潮)は音楽を聴くと改善する! について詳しくはこちら

●家族との会話をする機会を増やす

●更年期障害のツボ

→ 更年期障害のツボ:三陰交(さんいんこう)の位置・押し方|たけしの本当は怖い家庭の医学 について詳しくはこちら

●相性の合う医師・病院を見つけておく

●エクオール

大豆イソフラボンは、更年期障害の原因といわれる「エストロゲン」と構造が似ているため、体内に入ると、エストロゲンと同じような働きをするといわれています。

大豆イソフラボンは大豆製品などから摂れます。

ただ、最近の研究によれば、大豆イソフラボンの健康効果の恩恵を受けやすい人とそうでない人がいることが明らかになったそうです。

その違いは、エクオールを作り出すためのエクオール産生菌という腸内細菌を持っているかどうかです。

腸内細菌によって大豆イソフラボンに含まれるダイゼインという成分をエクオールに変えることで、ダイゼインのままと比べ、よりエストロゲンに似た働きをすると言われています。

更年期症状の軽い人はエクオールの量が多いそうで、更年期症状の重い人のグループに、エクオールをつくれる人が少なかったそうです。

更年期のホットフラッシュ(ほてり)や首や肩のこりを改善する効果が確認されているそうです。

エクオールの産出能力をチェックするには、「尿中エクオール検査」や「ソイチェック」といった簡単な尿検査で調べることができるそうです。

→ エクオール(EQUOL サプリ)が更年期(更年期障害)症状の軽減に役立つ について詳しくはこちら

【関連記事】







【更年期障害 関連記事】
続きを読む 記憶力の低下|なぜ更年期になると物忘れがひどくなるのか?その原因|40代・50代の更年期障害の症状

更年期(更年期障害)の多汗・発汗(顔から汗が止まらない)の原因・対処法

> 健康・美容チェック > 更年期 > 更年期(更年期障害)の多汗・発汗(顔から汗が止まらない)の原因・対処法




【目次】

■更年期(更年期障害)の多汗・発汗(顔から汗が止まらない)

Sweat or rain?

by Kullez(画像:Creative Commons)

更年期を迎える時期になると、卵巣の機能が衰え、その結果、卵巣から分泌されている女性ホルモン(エストロゲン)の量が減少します。

エストロゲンの分泌量が減ると、脳は、盛んに卵胞刺激ホルモンを分泌し、卵巣からエストロゲンを分泌するように促します。

しかし、更年期を迎えた卵巣は、必要な量のエストロゲンを分泌することが出来ないため、エストロゲンの減少と卵胞刺激ホルモンの増加という「ホルモンバランスの乱れ」が起こります。

このホルモンバランスの乱れによって、身体的・精神的不調が起こるのですが、その一つに大量の汗をかく「多汗」「発汗」があります。

■大量の汗をかく(顔から汗が止まらない)の理由

ほてり&冷え&軽うつ…更年期の症状とは?

(2015/10/28、ウーマンウェルネス研究会supported by Kao)

自分の意思とは関係なく、真冬でも首から上が突然カーッと熱くなって、大量の汗をかく症状を「ホットフラッシュ」といいます。

代表的な更年期症状のひとつで、女性ホルモンのエストロゲンが減少するために脳の視床下部が慌ててしまい、自律神経が暴走して、発汗のコントロールがうまくできなくなるのが原因です。

エストロゲン(女性ホルモン)が減少

→脳の視床下部が混乱

→自律神経の乱れ

→大量の汗をかく(顔から汗が止まらない)

→ 更年期障害の症状・原因・チェック|40代・50代の更年期の症状 について詳しくはこちら




【関連記事】

■自律神経を整える方法

自律神経のバランスを整えるポイントは「ゆっくり」を意識することで紹介した順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生によれば、さまざまな症状の原因が実は交感神経と副交感神経のバランスが崩れたことにあるのではないかと考えられ、反対に考えると、交感神経と副交感神経のバランスを上手にコントロールできるようになれば、病気になりにくくなると考えられるということです。

自律神経のバランスを整えるポイントは、「ゆっくり」なのだそうです。

「ゆっくり」を意識し、ゆっくり呼吸し、ゆっくり動き、ゆっくり生きる。

そうすることで、自律神経のバランスが整えられ、様々な不調が改善していくと考えられるそうです。

■自律神経のバランスを整える4つのポイント

では、どのようにすれば自律神経のバランスをコントロールすることができるのでしょうか?

具体的な方法としては、小林先生は4つのポイントを挙げています。

良質な睡眠のための自律神経の整え方 4つのポイント

1 リラックスできる環境づくり

自分にとってリラックスできる環境づくりを行ないましょう。

例えば、音楽(気持ちが落ち着く)や運動(ストレッチ)、リラックスできる締め付けない服など。

2 首を緩める

首には重要な血管や神経が集中しており、ここの血流が悪くなると副交感神経のはたらきが阻害されるので、温めたタオルを当てるなどして首の緊張を緩めよう。

大事なことは全身を温めることですが、首を温めると効率的に体を温めることができます。

首の冷えが身体を冷やす?によれば、皮膚の近くに頭部と身体をつなぐ太い頸動脈があり、酸素や栄養素を含んだ血液を脳へと流すのですが、そこが冷えてしまっていると血流は悪くなり、末端まで温かい血液が回らなくなります。

3 腸内環境の改善

腸と自律神経は互いに影響し合っており、腸のはたらきが活発になると副交感神経が優位になる。

腸の働きが活発になると、副交感神経が優位になるそうです。

→ 便秘とは?|便秘解消方法 について詳しくはこちら

4 呼吸を深くゆっくりする

吐く息を意識し「4秒かけて吸う、8秒かけて吐く」のがポイント。

呼吸をゆっくりすることを意識して行いましょう。

→ 更年期障害の症状・原因・チェック|40代・50代の更年期の症状 について詳しくはこちら




更年期障害の食事・更年期を乗り切る方法

●食生活の見直しをする

●ビタミン・ミネラルなどバランスの取れた食事で栄養を十分に摂る。

亜鉛は、ホルモンバランスを整える働きがある。

女性の場合は、亜鉛が不足すると女性ホルモンの働きが悪くなったり、月経異常を引き起こしてしまう可能性がある。

特に更年期ともなれば、亜鉛不足がホルモンバランスをさらに乱れさせて症状を悪化させてしまうことにもありえる。

→ 亜鉛の多い食品 について詳しくはこちら

【AD】

亜鉛サプリ通販

→健やかに過ごしたい40代・50代の女性に亜鉛サプリ!まとめ買いで最大18%OFF!

●軽いウォーキングなどの適度な運動

寝る前に毎日10分間、ヨガを取り入れたストレッチを3週間行うことで、更年期女性の「更年期症状」と「抑うつ」を改善することがわかったそうです。

→ 寝る前のストレッチ&ヨガは、女性の「更年期症状」と「抑うつ」を改善する効果がある!おすすめのやり方 について詳しくはこちら

●ご自身にあったリラックス方法

更年期障害の症状を和らげたいと考えている方は、呼吸をゆっくりしたり、音楽を聴いてみてはいかがでしょうか?

→ 更年期障害の症状の顔のほてり(紅潮)は音楽を聴くと改善する! について詳しくはこちら

●家族との会話をする機会を増やす

●更年期障害のツボ

→ 更年期障害のツボ:三陰交(さんいんこう)の位置・押し方|たけしの本当は怖い家庭の医学 について詳しくはこちら

●相性の合う医師・病院を見つけておく

●エクオール

大豆イソフラボンは、更年期障害の原因といわれる「エストロゲン」と構造が似ているため、体内に入ると、エストロゲンと同じような働きをするといわれています。

大豆イソフラボンは大豆製品などから摂れます。

ただ、最近の研究によれば、大豆イソフラボンの健康効果の恩恵を受けやすい人とそうでない人がいることが明らかになったそうです。

その違いは、エクオールを作り出すためのエクオール産生菌という腸内細菌を持っているかどうかです。

腸内細菌によって大豆イソフラボンに含まれるダイゼインという成分をエクオールに変えることで、ダイゼインのままと比べ、よりエストロゲンに似た働きをすると言われています。

更年期症状の軽い人はエクオールの量が多いそうで、更年期症状の重い人のグループに、エクオールをつくれる人が少なかったそうです。

更年期のホットフラッシュ(ほてり)や首や肩のこりを改善する効果が確認されているそうです。

エクオールの産出能力をチェックするには、「尿中エクオール検査」や「ソイチェック」といった簡単な尿検査で調べることができるそうです。

→ エクオール(EQUOL サプリ)が更年期(更年期障害)症状の軽減に役立つ について詳しくはこちら

【関連記事】







【更年期障害 関連記事】
続きを読む 更年期(更年期障害)の多汗・発汗(顔から汗が止まらない)の原因・対処法