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(2010/7/7、ロイター)
経済的に豊かであることと健康であることに必ずしも相関性はないとの研究結果が明らかになった。英ケンブリッジ大学社会学科のチームが専門誌「ソーシャル・サイエンス・アンド・メディシン」で発表した。
英ケンブリッジ大学社会学科のチームによれば、経済的な豊かさと健康であることは相関性はないことがわかったそうです。
当初経済成長に伴って健康水準も上がるように見えた結果が、全期間おしなべれば、その国の中で貧富の差が拡大していた時期では、1人当たり国内総生産(GDP)が上昇しても乳児死亡率の低下幅が少なかったり平均寿命がまったく変わらなかったりした。
一方、国内の格差が縮小傾向にある時期には、経済的豊かさと健康水準により顕著な相関関係がみられた。
経済的に豊かだと健康に対していろいろな対策を行えそうですが、ここに相関関係はないようです。
ただ、国内格差が縮小傾向にある場合には、経済的な豊かさと健康であることに相関関係があるようです。
「格差が大きい国の方が富裕層も含めて死亡率が高い」
Kondo, N. et al.(2009)”Income inequality, mortality, and self rated health: meta-analysis of multilevel studies.”https://t.co/W9E7Fs55Uk
いかに経済格差が社会に支障をきたすか https://t.co/Oq97QRoTFc
— ハクライドウ@長崎島原手延えごまそば (@hakuraidou) 2018年10月13日
このブログとしては、「知識次第で健康が選べる時代」だと思っているのですが、健康に関する知識と健康であることに対して相関関係があるのかどうかについてぜひ研究して欲しいですね。
【参考リンク(論文・エビデンス)】
続きを読む 豊かさと健康水準は直接相関せず、国内格差が影響=研究|英ケンブリッジ大学【論文・エビデンス】