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■【たけしの家庭の医学】血糖値を抑える食材「ホエイ」|食前にヨーグルトを摂ることで食後血糖値の上昇が緩やかになる!
2018年8月14日放送の「たけしの家庭の医学」のテーマは「血糖値を抑える食材」です。
解説:太田嗣人教授(旭川医科大学 病態代謝内科学分野)
血糖値を抑える食材として紹介されたのは「ホエイ(WHEY)」!
ホエイはチーズ作りを行なう際に出てくる上澄み液で、血糖値を下げる効果が期待されています。
様々なチーズ作りを行う際にホエイは出てきますが、普段私たちにとっておなじみの食品からもホエイは簡単に摂れます。
その身近な食材とは「ヨーグルト」!
ホエイはヨーグルトからにじみ出てくる上澄み液で、ヨーグルトにはこのホエイがたっぷり含まれています。
【ホエイの多い食品】
1.ホエイプロテイン(スポーツ飲料)
2.ホエイチーズ(リコッタチーズなど)
3.ヨーグルト
4.牛乳
ホエイには、ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・鉄・亜鉛・銅・炭水化物・たんぱく質・ビタミンC・ビタミンBといった様々な栄養素が含まれていますが、この中で血糖値を下げる成分として期待されているのは「たんぱく質」!
ホエイに含まれるたんぱく質=乳清たんぱくにはアミノ酸がバランスよく豊富に含まれています。
乳清たんぱくが小腸を刺激し、インスリンの分泌を促すホルモンが増加し、血糖値の上昇を抑えることが期待されています。
【補足】
進歩する糖尿病治療 インスリン分泌を保たせるによれば、インクレチン(血糖値が高いときはインスリン分泌を促進する一方、血糖値が低いときはあまり作用しないという特徴を持つ)は炭水化物や脂質を摂取した後に腸から分泌されるホルモンの総称で、代表的なインクレチンとしてGLP-1とGIPの二種類が知られているそうです。
GLP-1は、主に小腸下部から分泌され、膵臓におけるインスリン分泌の促進と血糖値を上げるグルカゴン分泌の抑制をする作用を持っているそうです。
乳清タンパクの摂取がグルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)の分泌を刺激することが知られており、欧州糖尿病学会で発表された研究によれば、朝食前に乳清タンパクを摂取したグループはプラセボ群に比べて、インスリン分泌が増加し、血糖値が低下したという結果が出ています。
【!補足終わり】
今回番組で行なった実験でも、食後よりも食前にヨーグルト(100g)を摂ることで、血糖値の上昇が緩やかで、最高値も低いという結果が出ました。
乳製品に入っているホエイたんぱくをとっておけば、インスリンの分泌が高まって、食後の高血糖を防ぐことが期待されます。
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【参考リンク(論文・エビデンス)】
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