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■なぜ5月に腰痛患者が多いのか?その3つの原因
by SanDiego PersonalInjuryAttorney(画像:Creative Commons)
2018年5月10日放送の「スッキリ」では「なぜ5月に腰痛患者が多いのか?」について取り上げました。
厚生労働省のデータによれば、腰痛に悩む日本人は約2800万人いるそうです。
日本人の自覚症状の第一位は「腰痛」|人口の約9%が腰痛症状を持っている!?で取り上げた国民生活基礎調査(2013年)によれば、日本人の自覚症状の第一位は「腰痛」なのだそうで、人口の約9%が腰痛症状を持っているそうです。
参考画像:平成28年国民生活基礎調査の概況|スクリーンショット
平成28年国民生活基礎調査によれば、男性の有訴者率(病気やけが等で自覚症状のある者の割合)は、1位「腰痛」、2位「肩こり」、3位「せきやたんが出る」となっており、女性では、1位「肩こり」、2位「腰痛」、3位「手足の関節が痛む」となっています。
千葉大学病院が腰痛外来で来た患者を月別にグラフ化すると5月が圧倒的に多かったそうです。
なぜ5月に腰痛患者が多くなるのでしょうか?
●花粉症の影響によるくしゃみによって引き起こされる腰痛
(2018/5/21、日テレNEWS24)
くしゃみをすると、その反動で深く腰を曲げます。これが腰を痛める原因になるとのことです。この動作を繰り返す花粉症の人は、注意が必要だといいます。これは、いわゆる“ぎっくり腰”で、関節や筋肉に炎症がおこり、痛みが出ます。
花粉症の人がくしゃみをすると深く腰を曲げることで腰を痛めてしまいます。
2018年5月10日放送の「スッキリ」によれば、腰痛の中でも日本人が多くかかるのが「ぎっくり腰(「髄核(ずいかく)」がずれ、「線維輪(せんいりん)」が傷つくことにより痛みがおきる)」「椎間板ヘルニア(髄核が飛び出してしまう)」で、主な原因は、前かがみの姿勢を長時間変えないことなのだそうです。
→ どうして花粉症になると「くしゃみ」が出るの?その原因|花粉症の症状 について詳しくはこちら
●寒暖差による腰痛
5月は朝寒く、日中は暑いため、体がうまく対応できずストレスがたまりやすくなります。
●5月病による心身のストレスによる腰痛
五月病も同様で、心身のストレスがあると呼吸が浅くなり、横隔膜が上がってきます。そして、腰が反り返ることで腰椎を圧迫し、痛みが出ます。
腰痛(「非特異的腰痛」)とストレス|たけしの本当は怖い家庭の医学によれば、ストレスを感じ続けていたために、脳が誤作動を起こし、神経伝達物質の分泌に異常が生じたため、ちょっとした腰の痛みを強い痛みと認識してしまうことがあるそうです。
→ 五月病対策|神経をリラックスさせる方法・食事・食べ物とは? について詳しくはこちら
つまり、5月には花粉症によるくしゃみ、寒暖差、心身のストレスによって腰痛になる人が増えてしまうと考えられるそうです。
■まとめ
現代人の多くはデスクワークで長時間座る姿勢であることも腰痛の原因の一つかもしれません。
腰痛や目の疲れの原因はオフィスにあるかも?!によれば、椅子の高さが腰痛の原因となっている可能性があるそうです。
長時間座った態勢でいるのは体に悪い。しかし、座っていなくては仕事にならないという人は、せめて椅子の高さを自分に適した位置に調節してみてほしい。適した位置とは、体中のすべての関節を90度に曲げた位置。足の裏がしっかりと床につき、膝と腰が90度に曲がった状態になっているかどうかを確認しよう。
椅子の高さが合わないと姿勢が悪くなり、腰痛の原因ともなりかねません。
イスの高さの適切な位置は、すべての関節を90度に曲げた位置で、足裏がしっかりと床につき、膝と腰が90度に曲がった状態なのだそうです。
椅子の高さを調整すると同時に、定期的に腰をストレッチしたり、立って体を動かすようにしましょう。