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高学歴の妻、男性の死のリスク低減させる可能性=研究

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by Dalibor Tomic(画像:Creative Commons)




高学歴の妻、男性の死のリスク低減させる可能性=研究

(2009/10/7、ロイター)

スウェーデンの研究者が、男性にとっては、妻の教育レベルが死のリスクを決定する重要なファクターだという研究結果を報告した。

妻の教育レベルが、男性にとっての死のリスクを決定する要因となるという研究結果が出たそうです。

女性が、家庭内の家事(とくに食事)や健康管理を主に担っていることが多いため、こうした研究結果が出たのではないでしょうか。







お尻・太もも・背中のぜい肉は「健康に良い」|英オックスフォード大研究

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by Fit Approach(画像:Creative Commons)




■お尻・太もも・背中のぜい肉は「健康に良い」|英オックスフォード大研究

お尻と太もものぜい肉は「健康に良い」、英研究

(2010/1/13、AFPBB)

お尻、太もも、背中のぜい肉は、おなかのぜい肉よりも健康に良く、糖尿病や心臓病からも積極的に守ってくれる――英オックスフォード大(Oxford University)の専門家らが12日、このような論文を医学誌「International Journal of Obesity」に発表した。

英オックスフォード大の専門家によれば、お尻、太もも、背中のぜい肉は、お腹のぜい肉よりも健康に良いそうです。

おなかの脂肪は、有害な脂肪酸を体内に放出しやすい。

さらに、サイトカインと呼ばれる分子を放出して炎症を誘発し、糖尿病や心臓病のリスクを高める原因にもなる。

一方で、太ももの脂肪は、こうした脂肪酸を封じ込め、脂肪酸が肝臓や筋肉に取り付いてインスリン耐性などのさまざまな健康障害を起こすのを防いでくれるという。

太ももと背中の脂肪は、(おなかの脂肪よりも)燃焼が遅く、転換しにくいが、その代わり動脈を保護し血糖コントロールを促進する有益なホルモンを放出できるという。

記事をまとめてみます。

●太ももの脂肪の特徴

太ももの脂肪は、脂肪酸を封じ込め、脂肪酸が肝臓や筋肉に取り付いてインスリン耐性などの障害を起こすのを予防してくれる。

●太ももと背中の脂肪の特徴

動脈を保護し、血糖コントロールを促進する有益なホルモンを放出できる

●おなかの脂肪の特徴

有害な脂肪酸を体内に放出する。

サイトカインを放出して、炎症を誘発し、糖尿病や心臓病のリスクを高める原因となる。

以上から、健康に良い体形は「りんご型」よりも「洋なし型」ということになる。

かといって、体形を「洋なし型」にするということはできませんが・・・。

今後この研究が新たなダイエット方法や健康方法につながるかもしれません。

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社員割引でダイエット応援|従業員が健康を改善することで企業の医療費の削減につながる|米Whole Foods Market

New Whole Foods Market - North Miami

by Ines Hegedus-Garcia(画像:Creative Commons)




社員割引でダイエット応援 米大手流通業

(2009/12/3、MSN産経)

自然食品小売り最大手の米ホール・フーズ・マーケット社は、減量や大幅な健康改善に成功した従業員に対し、報酬として社内販売の割引率をアップする計画だ。

米流通大手のホール・フーズ・マーケットは、従業員へのダイエット支援を行うことを決めたそうです。

ダイエットや健康の改善に成功すると、どのような報酬を得られるのでしょうか。

同社のマッケイ最高経営責任者(CEO)によると、血圧、コレステロール値、体格指数(BMI)、喫煙の有無に応じて20%から最大30%までの割引を受けることができるという。

2010年1月から開始し、希望者だけに適用する。

では、どのような支援を行うのでしょうか。

制度開始にあたり1月から移動診療所が各店舗を回って健康チェックを行う。店舗間や地域間の競争で従業員のやる気の持続を図る。

また参加の動機付けのため20%までの割引は簡単に得られるように配慮されているという。

今回、同社がこのような取り組みを行ったのは、次のような狙いがあるからのようです。

同社は従業員を対象とした自社運営の健康保険に2008年で1億5000万ドル(約130億円)を費やしている。今回の計画は医療費の給付節減を狙ったものだ。

<中略>

すでに同社は、肥満や2型糖尿病など危険度の高い健康問題を抱えている従業員に対し、療養所での治療制度を提供している。

具体的な数字は挙げられなかったが、マッケイ氏によると5~10日間の治療で1人当たり数千ドルの経費がかかっているという。

すでに100人以上に適用されたといい、「大勢がこのプログラムで命拾いしたと述べている」。

広報担当のケイト・ロウワリー氏によると、ホール・フーズ・マーケットは全従業員の75%にあたる4万人分の医療保険料を負担しているという。

パート従業員に関しては、各個人が保険料を支払っている。

多額の医療費(医療保険料)を企業が負担しているそうで、今回の取り組みにより、従業員が健康を改善してくれることで、企業の医療費の削減するのが目的だということです。

これは、企業にとっても、従業員にとっても、大変良いことなのではないでしょうか。

また、自然食品大手だけに従業員が健康であることはセールスポイントにもなりそうです。

マッケイ氏はかねてより「健康上の問題の大部分は各個人の責任。適切な食事、運動などの生活習慣の改善により予防できる」と主張しており、それが今回の制度にも反映されている。

健康問題は個人の責任も大きいとは思いますが、世界的には、糖尿病など社会的な問題にもなりつつあり、社会全体として取り組む必要があると思います。

【追記(2016/12/9)】

「アンダーマイニング効果(面白いことでもお金稼ぎが目的になると楽しめなくなり、自発的なやる気が低下する)」を脳科学実験で確認|玉川大などで紹介した玉川大の松元健二准教授やドイツ・ミュンヘン大の村山航研究員らが行なった脳科学実験によれば、面白いことでもお金稼ぎが目的になると楽しめなくなり、自発的なやる気が低下することが、脳活動の変化として表れたそうです。

元々自発的に進んで行動していた(内発的動機づけに基づく行動)のに、その行動に対して報酬を与えられる(外発的動機づけ)と、やる気が減少してしまうということを「アンダーマイニング効果」というそうです。

社員割引でダイエットを応援するというのは、自発的に健康になろうと進んで行動していた人にとっては、報酬を与えられることによって、やる気が減少してしまうということはないのかどうか心配です。







【関連記事】

最大の健康リスクは高血圧=先進国では喫煙|WHO報告

sphygmomanometer

by Jasleen Kaur(画像:Creative Commons)

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■最大の健康リスクは高血圧=先進国では喫煙|WHO報告

最大の健康リスクは高血圧=先進国では喫煙-WHO報告

(2009/10/28、時事通信)

世界保健機関(WHO)は27日、健康を害するリスク要因を分析した報告書を公表した。2004年時点の分析で、死に至るリスクが最も高かったのは高血圧で死者全体の12.8%を占め、喫煙(8.7%)、高血糖値(5.8%)などが続いた。

先進国では喫煙がトップで、高血圧、肥満など心臓疾患やがんにつながる要因が上位を占めた。 

WHOの報告書によると、高血圧が最大の健康リスクだったそうです。

ただし、先進国では、喫煙が最大の健康リスクだったのだそうです。

高血圧対策・禁煙がまず健康を維持する一番の方法といえるかもしれません。

→ 高血圧とは|高血圧の症状・食事・予防・原因・対策 について詳しくはこちら

→ 血圧を下げる方法(食べ物・サプリメント・運動) について詳しくはこちら







【高血圧関連記事】

Google Waveの活用法:健康と医学研究

Google Waveが注目されているようですが、その活用法に関しては、いまだわからないというか、決まっていないことが多いようです。

今回の記事には、Google Waveの活用法として、健康・医学研究に活用できるのではないかというアイデアが紹介されていましたので、ご紹介します。

「Google Waveをどうやって使う?」優秀作品13選

(2009/10/16、ライフハッカー)

健康: 新型インフルエンザワクチンの効率的な供給

CDC(疾病予防管理センター)のコンサルタントBrianさんは、自身の仕事にWaveを取り入れた際のイメージについてこう語っています。

私のグループでは、新型インフルエンザワクチンの供給に関する計画・出荷・連絡などのサポートしている。

チームはアトランタ、ワシントン DCにあり、供給元はダラス。

また、アトランタのチームは4つの拠点に分かれている。

共同で作業する際、普段はメール・イントラネット・共有ツールを使っているが、会議が多かったり、作業が重複したりと、非効率な面も。

一方、生産量、供給量などの状況が変化する都度、計画を更新しなければならない。

現在は、ドキュメントは共有ドライブに保存され、更新情報はメールで発信されているが、Waveを使えば、ドキュメントや交信の変更履歴がすぐにわかるので便利だと思う。

医療分野でGoogle Waveを活用した例です。

Google Waveを活用すれば、遠隔地とリアルタイムに情報を共有しながら、なおかつ更新の履歴が残るので、より効率的になりそうです。

研究:共同研究の生産性向上

学生やジャーナリストと同様、研究者も遠隔地で共同して取り組むことがあるそうです。

米スタンフォード大学の伝染病研究チームに属するThomasはこう述べています。

私の研究チームは世界中と共同で研究を進めている。

現在のプロジェクトでは、オーストラリア・パキスタン・アフリカのガンビアといった具合だ。

共同作業には、メールや電話会議を使っており、共同執筆はWordを使っている。

Waveを使えば、雑誌の記事を共同執筆するといった作業も効率化でき、新たな共同プロジェクトの立ち上げにも便利だと思う。

医学の分野での共同研究の生産性向上にも役立ちそうですね。

また、この記事では、教育分野でもGoogle Waveが活用できるのではないかというアイデアも紹介されているので、さらなる予防医学などの医療分野に発展に役立つのではないでしょうか。

Google Waveを使った健康管理システムなどもいずれはできることでしょう。

【関連リンク】