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知識次第で健康が選べる時代|女性の閉経後、虚血性心疾患(CHD)が増える

Cherry-Tomaten

by LID(画像:Creative Commons)




知識次第で健康が選べる時代<2>

(2008/9/11、読売新聞)

女性の閉経後にぐーんと増えてしまう疾患に、虚血性心疾患(CHD)があります。

CHDの危険因子に性差が明らかにあるのをご存じですか?

男性の危険因子の順位は、1位:高血圧 2位:喫煙 3位:糖尿病 4位:家族歴 5位:高コレステロール血症です。

それに比べ女性は、1位:喫煙 2位:糖尿病 3位:高血圧 4位:高コレステロール血症です。

男性と女性でこれほど虚血性心疾患(CHD)の危険因子に違いがあるとは知りませんでした。

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特に閉経後は、これまで血管を守っていた女性ホルモンであるエストロゲンが、急激に低下し、内皮障害を受けやすくなってしまうため、急に血管病変が進行します。

女性は、ライフスタイルの選択で、喫煙をしないことがとても大切です。

また、甘いものは幸せ感を味わえるので、「別腹」と言ってついつい食べすぎてしまうのにも要注意ですね。

女性がCHDを予防するためには、禁煙することが重要のようです。

また、甘い物の摂りすぎにも注意が必要なようです。

また、男性は高コレステロール血症の中のLDLコレステロールの厳密な治療が大切ですが、女性は、どちらかというと高トリグリセライド血症(中性脂肪)に注意を払わなければいけないということを、是非忘れないでほしいです。

これは、脂質だけでなく、総カロリーが大切で甘いものの食べすぎも赤信号です。

ジャンクフードに多く含まれるトランス型脂肪酸は、特に血管の酸化ストレスを増やし、粛々と動脈硬化を引き起こしていきます。

オメガ6系 オメガ3系の油の摂取比率(オメガ6:オメガ3=4:1)がとても大事になりますので皆さんよく覚えておいてくださいね。

油(脂質)の摂り方も重要ですね。

最近よく聞くようになりました。

オメガ6:オメガ3=4:1がポイントです。

しかし、現代人の食事はほとんどがオメガ6を多く摂る食事をしています。

オメガ3を多くとる食事に変えていく必要があります。

【トランス脂肪酸 関連記事】

やせているから安心ではないのです。

生活習慣病の怖さは、サイレントキラーと呼ばれるように、知らないうちに忍び寄ってくる点にあります。

ダイエットで細くなった女性でも、栄養バランスを崩して脂肪肝になっていると、脂肪肝→非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)→非アルコール性脂肪肝炎(NASH)→原発性肝臓癌(HCC)発生も報告されています。

ですから皆さんぜひ、健康を守るため、食事の重要性・ライフスタイルの改善・良い思考習慣、毎日の排便チェックをしてくださいね。

やせているからといって安心してはいけないという言葉、重要ですね。

脂肪肝や肝臓の病気にならないためにも、栄養バランスを保った食事をとるという生活習慣を身につけましょう。

野菜を沢山食べて、運動し、水に浮くくさくない(食物繊維が多く善玉菌に作られた)便を作ってくださいね。

食べたら出す便のチェックは、健康のバロメーターですよ!!

便秘をしないように、野菜を多く食べるようにしたいですね。

便のチェックで健康チェック!







「蜂屋柿」の皮のエキスにメタボ改善を促す効果がある「アディポネクチン」を発見、事業化目指す

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■「蜂屋柿」の皮のエキスにメタボ改善を促す効果がある「アディポネクチン」を発見、事業化目指す

Dried persimmons

by coniferconifer(画像:Creative Commons)

「蜂屋柿」の皮にメタボ改善効果 県バイオ研など発見、事業化目指す

(2008/10/4、中日新聞)

美濃加茂市特産の渋柿「堂上(どうじょう)蜂屋柿」の皮に、内臓脂肪型肥満や高血圧 などのメタボリック症候群を改善する効果のあることが分かった。

県国際バイオ研究所などが発見し、民間企業と共同で健康食品素材として事業化を目指す。

<中略>

バイオ研は、加工の過程で大量に捨てられる皮の有効な利用法を研究。皮から抽出したエキスに、抗メタボ作用を持つ物質「アディポネクチン」の分泌を促す効果があることを突き止めた。

アディポネクチンは血糖値や血圧を下げ、糖尿病や動脈硬化を抑制するとして注目を集めている。現在はマウスの細胞実験段階で、今後、人への効果を確認し、新しい健康食品素材に応用する。

渋柿「堂上蜂屋柿」の皮のエキスに内臓脂肪型肥満や高血圧などのメタボリックシンドロームを改善する効果がある成分「アディポネクチン」の分泌を促す効果があることがわかったそうです。

アディポネクチンはメタボリックシンドローム対策・糖尿病予防・高血圧予防・動脈硬化抑制するとして注目されている成分です。

アディポネクチンに今後も注目です。

*なお、写真の柿と堂上蜂屋柿とは違う柿だと思われますので、ご了承ください。







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【参考リンク】

前兆を見逃すな!糖尿病・脳卒中治療最前線まとめ

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by Sanna R(画像:Creative Commons)

健康・美容チェック > 糖尿病 > 前兆を見逃すな!糖尿病・脳卒中治療最前線




2008年10月5日放送された「前兆を見逃すな!糖尿病・脳卒中治療最前線」(テレビ朝日系)では、糖尿病研究の世界的権威である東京大学の門脇孝教授を迎え、生活習慣病のメカニズムと最先端の治療法を特集がありましたので、内容をまとめてみました。

●日本人を含めアジア人は、すい臓から分泌されるインスリンの量は欧米人の2分の1である。

糖尿病がひどくなると、合併症を引き起こす。

糖尿病の合併症の中でも、3大合併症といわれるのが、糖尿病腎症、糖尿病網膜症、糖尿病神経障害です。

メタボリック・糖尿病の最新治療法として注目されているのが、善玉ホルモンのアディポネクチンである。アディポネクチンはインスリンの働きを助け、正常時は4.1~18.9である。

→ アディポネクチンを増やす方法 について詳しくはこちら

肥満と糖尿病の関係としては、脂肪細胞が膨らむと、アディポネクチンの量が少なくなり、肥満になると考えられており、そこで、アディポネクチンの量を増やすことができれば、肥満を予防できると考えられる。

●さらに、糖尿病の最新治療として注目されているのが、「オスモチン」。

オスモチンもアディポネクチンと同じ働きを持ち、きゅうり、トマト、ピーマンなどに含まれている。

●人工すい島作製計画。

すい島とは、ランゲルハンス氏島とも呼ばれ、すい臓でインスリンを分泌する組織である。

このすい島を人工的に作ろうとするのが、現在の最新治療として注目を集めている方法。

●メタボリック→動脈硬化症→脳梗塞

●頸動脈狭窄ステント法-脳梗塞を予防する最新治療・手術法(大木隆生医師)

足の動脈からカテーテルを挿入し、頸動脈まで伸ばし、プラークを傷つけないように、カテーテルをプラークの先のほうまで伸ばす。

そこで、フィルターを開き、万が一プラークが剥がれたときのためのリスクヘッジを行う。

その後、ステントを挿入し、プラークの部分で、ステントを開き、血管を押し広げる。

難しいところは、プラークを傷つけないようにカテーテルを伸ばすこと。

手術は、局所麻酔。

病変が高いと、内膜剥離術は、難しい。

手術後の患者さんの感想を聞くと、目が見えやすくなり、呂律が回るようになる。

それは、狭窄がなくなったためによるものの効果のようだ。

●脂肪分を蓄える遺伝子を門脇教授は倹約遺伝子と名付けた。

この倹約遺伝子を、モンゴロイド系がコーカソイド系よりも多く持つそうだ。

●門脇教授によると、今後、糖尿病の治療は、その人の体質に合わせた予防法・治療法の時代に移っていくだろうとのことでした。

→ 糖尿病の症状(初期症状)チェック について詳しくはこちら







糖尿病関連ワード

糖尿病の症状

糖尿病の診断基準(血糖値・HbA1c)

糖尿病を予防する方法

糖尿病の原因

糖尿病の検査

糖尿病の合併症

糖尿病の食事

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血糖値(正常値・食後血糖値・空腹時血糖値)・血糖値を下げる食品

高脂血症とコレステロール・中性脂肪

Blood sugar test

by Army Medicine(画像:Creative Commons)

> 健康・美容チェック > 高脂血症 > コレステロール > 高脂血症とコレステロール・中性脂肪




高脂血症とコレステロール・中性脂肪についての記事がありましたので、ご紹介。

高脂血症の診断

(2008/8/27、毎日新聞)

コレステロールの中でも大事なのは、「悪玉」と呼ばれるLDLコレステロールと、「善玉」のHDLコレステロールです。

LDLコレステロールは増えすぎると、血管にたまっていき、動脈硬化を引き起こします。

一方、HDLコレステロールは血管の中の不要なコレステロールを肝臓に戻す役割をします。

よってLDLコレステロールは少ないほうが、HDLコレステロールは多いほうがいいのです。

中性脂肪は生活習慣の乱れから増えることが多く、肥満高血圧糖尿病といった他の病気も起こすことがあるので注意が必要です。

この記事では、LDLコレステロールは少ないほうがよいと書いてありますが、しかし、なくなっていいものではありません。

コレステロールには、細胞膜を作る・筋肉を作るホルモンの原材料・栄養分の分解・栄養を吸収する胆汁酸の原材料、としての役割があります。

悪玉コレステロール(LDLコレステロール)は、これらの役割を持つコレステロールを体内に供給する役割をしています。

何事もバランスです。

バランスよい食事をすることでコレステロール値を適切な値にすることが重要だと思います。

→ 悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を減らす食事・食品 について詳しくはこちら

■LDLコレステロール値を下げる方法

タウリンを含む食べ物

肝臓機能が強くなければ、LDLコレステロールを処理することはできません。

肝臓の機能が低下すると、コレステロールは処理できなくなり、血液中に溜まってしまい、動脈硬化や高コレステロール血症などを引き起こしてしまうのです。

肝臓機能をアップさせる食品は、タウリンを含む食品です。

タウリンとは、カキ・イカ・ホタテなど魚介類に多く含まれる成分です。

肝機能をアップさせ、コレステロール処理能力を高める働きを持っています。

魚介類の食事で肝臓機能をアップさせましょう。

→ タウリンを多く含む食品 についてはこちら。

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食物繊維の多い食べ物

食物繊維には、コレステロールの低減に役立つ効果があるので、食物繊維が豊富な食品を摂取しましょう。

→ 食物繊維の多い食品 について詳しくはこちら

大豆製品

大豆に含まれるレシチン・イソフラボンなどが悪玉コレステロールを下げる働きがあるそうです。

大豆レシチンを摂るには、『豆腐』を1日半丁食べるとよいそうです。

植物油

植物油には、コレステロールを抑える働きがあります。

HDLコレステロールが低く、中性脂肪が高いと真の悪玉である酸化LDLコレステロールが増えてくるといわれています。

マーガリンやショートニング、ファストフードや総菜などの揚げ油もできるだけ控えるようにして、中性脂肪に気を付けたいですね。

→ 中性脂肪を下げる食品・食事 について詳しくはこちら

ヨーグルト(乳酸菌)

毎日乳酸菌を摂っていた人は、悪玉コレステロールが減少し、総コレステロール値も下がったそうです。

→ 乳酸菌の多い食品 について詳しくはこちら

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りんご

オハイオ州立大学の調査によれば、毎日りんごを食べると1ヶ月で悪玉コレステロールが40%減少することがわかったそうです。

【関連記事】

オメガ3を含む食べ物

悪玉コレステロールを減らす食事として、オメガ3脂肪酸DHA・EPA)の多い食事にしましょう。

→ オメガ3脂肪酸を多く含む食品 について詳しくはこちら

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→ LDLコレステロール(悪玉コレステロール)を減らすには について詳しくはこちら

悪玉コレステロールを下げる食品ニュース

■中性脂肪を下げる食事

●青魚(DHA・EPA)

サバダイエットで中性脂肪・コレステロールの数値改善によれば、サバにはDHAやEPAが多く含まれており、DHA・EPAは中性脂肪を下げる効果や血管を柔らかくする効果があることから、動脈硬化や心筋梗塞を予防する働きがあるといわれています。

魚うどん(EPA)で血管若返り|たけしのみんなの家庭の医学によれば、体重が97キロで、血糖値LDLコレステロール(悪玉コレステロール)中性脂肪値が基準値を超えていた人が、魚うどん(青魚のトビウオを原料にした魚のすり身で作られたうどん)を食べたことで、体重が-14キロになり、すべての数値が症状に戻ったそうです。

●ゴマ

なぜゴマを食べると血液中の中性脂肪が減少するのか?によれば、ゴマを食べると血液中の中性脂肪が減少したそうです。

ゴマリグナンには肝臓で脂肪の分解を促進し、脂肪を燃焼しやすくする働きもあります。

体の細胞にはペルオキシソームという、脂肪を分解する働きをする物質があるのです。

ゴマに含まれるセサミンがペルオキシソームを活性化し、脂質の代謝を高めることがわかってきています。

●酢しょうが

酢しょうがで中性脂肪抑制・血管若返り|酢しょうがの作り方|サタデープラス 1月30日によれば、酢に含まれるクエン酸やアミノ酸には、血液がドロドロになるのを防ぎ、血流をよくする働きがあり、血液中の中性脂肪を抑える働きがあるそうです。

●果糖の摂り過ぎに気を付ける

食後高脂血症|果糖のとりすぎは中性脂肪の増加につながる!?|ためしてガッテン 9月24日によれば、果糖の一部は中性脂肪に変わる性質があるものの、果糖には満腹感を感じにくいという特徴があるため、とりすぎてしまいがちです。

中性脂肪値が高めの方、中性脂肪値が気になる方は、果糖を取りすぎている可能性があるため、チェックしてみてくださいね。

●レンコン

レンコンのプロスタグランジンで脂肪肝対策|肝臓の中性脂肪濃度が減少によれば、プロアントシアニジンは、肝臓中性脂肪の元になる脂肪酸が作られることを防ぐことで、肝臓に脂肪として蓄積されるのを抑えてくれるそうです。

プロスタグランジンを肥満・糖尿病のマウスに3週間投与した実験によれば、肝臓の中性脂肪濃度が62%減少したそうです。

■トマト

トマトから脂肪肝、中性脂肪改善に有効な成分を発見―京大によれば、トマトには、血液中の中性脂肪量を抑制する成分が含まれており、脂肪肝メタボリックシンドロームの予防に効果が期待されるそうです。

トマトジュースでコレステロール値や中性脂肪値など脂質異常症に関連する検査値が改善によれば、脂質異常症の状態にしたハムスターを、トマトジュースを飲ませる群と飲ませない群に分けておこなった実験によれば、トマトジュースを与えたハムスターで、コレステロール値や中性脂肪値など脂質異常症に関連する検査値が改善したそうです。



■中性脂肪を減らす運動

AMPキナーゼを運動で活性化させ、血糖値や中性脂肪を下げる|ためしてガッテン(NHK)

宮下政司 次席研究員 (早稲田大学スポーツ科学学術院)が、有酸素運動の効果に関して画期的な研究成果を発表したそうです。

自転車こぎ 3分間の運動を一日に10回をしてもらいます。

翌日、脂肪を多く含んだ食事をとってもらい、血液中の中性脂肪の量を詳しく調べたところ、前日運動しない場合に比べ、中性脂肪値が下がっていることがわかったそうです。

運動後1日たっても筋肉に脂肪がたまりにくくなっていたということです。

脂肪を燃やす有酸素運動は、一般的に長い時間行わなければいけないといわれていますが、3分間細切れに行なった運動でも中性脂肪を低下させる効果が出るということです。

藤井宜晴教授(首都大学東京)

筋肉を動かすと、AMPキナーゼが活性化し、糖や脂肪を効率良くエネルギーに変えてくれることがわかったそうです。

インスリンと同等くらい強力なのだそうです。

宮地元彦 (国立健康・栄養研究所 運動ガイドラインプロジェクトリーダー)

どんな運動でも筋肉に刺激が入るので、筋肉に刺激が入れば、好ましい結果が得られる。

■まとめ|コレステロールと中性脂肪との違い

中性脂肪とコレステロールはどちらも脂質の一種ですが、役割が違います。

中性脂肪は、エネルギー源で、余分な中性脂肪は、肝臓などに蓄えられます。

コレステロールは、細胞膜を作ることや筋肉を作るホルモンの原材料となります。

→ コレステロールとは|コレステロール値を下げる食品・食事 について詳しくはこちら

→ 悪玉コレステロールを減らす方法|LDLコレステロールを下げる食品・食事 について詳しくはこちら

→ 中性脂肪とは・数値(正常値)・高い原因・下げる(減らす) について詳しくはこちら

→ 中性脂肪を減らす方法(食事・運動・サプリメント) について詳しくはこちら

→ 中性脂肪が高い原因 について詳しくはこちら







■コレステロール関連ワード

コレステロールとは|コレステロール値を下げる食品・食事

HDLコレステロールを増やす方法と善玉コレステロール吸う力をアップする方法

総コレステロール値・基準値|総コレステロールが高い原因

悪玉コレステロールを減らす方法|LDLコレステロールを下げる食品・食事

悪玉コレステロールの数値(基準値)

悪玉コレステロールが高い原因

高脂血症とは|高コレステロール血症の症状・原因・食事

動脈硬化とは|動脈硬化の症状・原因・改善方法

中性脂肪とは・数値(正常値)・高い原因・下げる(減らす)