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バイオレットライトが成人の強度近視患者の近視進行(眼軸長伸長)を抑制する可能性を発見|#慶應義塾大学【論文・エビデンス】

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【目次】

■バイオレットライトが成人の強度近視患者の近視進行(眼軸長伸長)を抑制する可能性を発見|慶應義塾大学

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by Fabrice Florin(画像:Creative Commons)

バイオレットライトが成人の強度近視患者に対しても近視進行を抑制する可能性を発見― 強度近視による失明予防に一歩前進か ―

(2017/11/22、慶應義塾大学ニュースリリースPDF)

研究グループは、成人強度近視患者に対し屈折矯正手術である有水晶体眼内レンズ挿入術を施行し、手術後 5 年間の近視の進行を 2 種類のレンズ群間で比較しました。その結果、2種類のレンズ群間で術後 5 年間の眼軸長伸長量に有意差を認めました。その違いを高次収差や残余乱視、有水晶体眼内レンズの分光透過率、モデル眼を用いた軸外収差シミュレーションなど多方面から比較検討し、結論として、有水晶体眼内レンズの分光透過率以外は有意な差を認めず、バイオレットライトの透過率の違いが、今回の結果の差を生み出している可能性が示唆されました。

バイオレット光が近視進行(眼軸長伸長)を抑制することを発見|慶應義塾大学では、慶應義塾大学医学部眼科学教室(坪田一男教授)、光生物学研究室(主任研究員:栗原俊英特任講師)の鳥居秀成特任助教らは、ヒヨコを用いた動物実験とヒトの臨床研究を通じて、360-400 nm の光(バイオレット光)が近視進行(眼軸長伸長)を抑制することを世界で初めて発見しています。

慶應義塾大学医学部眼科学教室の坪田一男教授、根岸一乃教授、栗原俊英特任准教授、鳥居秀成助教らは、既にバイオレットライトが若年者(13~18 歳時)の眼軸長伸長抑制に有効である可能性を報告しており、今回の研究により、バイオレットライトが成人の強度近視患者の近視進行(眼軸長伸長)を抑制する可能性を発見しました。




■背景

世界の近視人口は増加傾向にあり、2050 年には約 50 億人となると予測され、そのうち、強度近視は約 10 億人に達すると報告されています。(Holden BA. et al. Ophthalmology. 2016)しかし、失明の可能性がある成人の強度近視患者に対し、これまで、近視進行抑制に効果があるとされる有効な眼軸長伸長抑制の方法はありませんでした。

2050年までに50億人が近視(近眼)になると予想されている!?で紹介した豪州のニューサウスウェールズ大学のBrien Holden研究所によれば、2050年までに50億人が近視になっていると予想されるそうです。

オフィス内、社内、病院内では360-400nmのバイオレット光がほとんどない
オフィス内、社内、病院内では360-400nmのバイオレット光がほとんどない

参考画像:現代社会に欠如しているバイオレット光が近視進行を抑制することを発見―近視進行抑制に紫の光― (2016/12/26、慶應義塾大学ニュースリリース)|スクリーンショット

さらに現在私達が日常的に使用している LED や蛍光灯などの照明にはバイオレット光はほとんど含まれておらず、眼鏡やガラスなどの材質もバイオレット光をほとんど通さないことがわかりました。即ち現代社会においてはバイオレット光が欠如しており、これが近視の世界的な増大と関係している可能性があります。

しかし、以前紹介した研究によれば、私たちが使用している照明にはバイオレット光はほとんど含まれておらず、また、眼鏡やガラスなどの材質もバイオレット光をほとんど通さないことから、バイオレット光が少なくなっていることが世界的に近視が増大している可能性が考えられるそうです。

■まとめ

強度近視は日本において、失明(視覚障害 1 級)の原因の第 4 番目に挙げられ(厚労省平成 17 年度研究報告書)失明のリスクが非常に高いことで知られています。

強度近視は第2位の失明原因|強度近視で起こりやすい4つの病気によれば、強度近視には次のような特徴があります。

【強度近視の特徴】

  • 40~50代に多い
  • 両目に起こりやすい
  • 強度近視では、眼球の奥行きである「眼軸長(がんじくちょう)」が正視(像が正しく網膜に結ぶ)より3・5ミリ以上長いことが推定されている
  • 黄斑部が障害されやすいため、早期から高度な視力障害が起こりやすい
  • 遺伝的要因が大きい
  • しかし、パソコンや携帯ゲームなどの増加など環境要因の影響もあるのではないか

今回の研究によれば、バイオレットライトが若年層だけでなく、成人の強度近視患者の眼軸長伸長を抑制する可能性があり、将来的には、眼軸長伸長を止めるような治療法が生まれるかもしれません。

近視 について詳しくはこちら







【参考リンク(論文・エビデンス)】

続きを読む バイオレットライトが成人の強度近視患者の近視進行(眼軸長伸長)を抑制する可能性を発見|#慶應義塾大学【論文・エビデンス】

なぜ美顔器のイオンエフェクター(Panasonic Ion Effector)は強度近視(-6D以上)の人は使用できないの?その理由

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■なぜイオンエフェクターは強度近視(-6D以上)の人は使用できないの?その理由

導入美容器 イオンエフェクター EH-ST86
導入美容器 イオンエフェクター EH-ST86

参考画像:導入美容器 イオンエフェクター EH-ST86「高分子浸透プレケアで高分子美容成分の浸透をアップ」【パナソニック公式】|スクリーンショット

Panasonicの導入美容器イオンエフェクターをチェックしていたところ、強度近視(-6D以上)の人は使用できないとあり、なぜ近視の人が使えないのか、気になったので調べてみました。

Panasonic Beauty PREMIUM イオンエフェクター

導入美顔器 イオンエフェクター EH-ST97  NewsTV 【パナソニック公式】

※イオンエフェクターとは、肌にうるおいや明るさが欲しいという人や、手持ちの化粧品の効果をアップしたい人におすすめの美容器です。

[イオンエフェクター]強度の近視の人(-6D以上)が使用できない理由は?

-6Dよりも強い近視の方につきましては、眼球の前後方向の長さが長いため、網膜が薄くなり、外部からの刺激に対して障害が発生しやすい方がおられます。

近視の人は使えますか?|Panasonic

強度の近視(-6D以上)の方は、
遠近を調節する網膜体筋の萎縮や眼底の萎縮の可能性が高く、
外部からの刺激に対して障害が発生しやすくなります。

このような方は目を打ったり、
自転車等の振動等の刺激に対しても網膜剥離の可能性があるため、
目もとエステはご使用いただかないようにお願いしております。

強度近視は第2位の失明原因|強度近視で起こりやすい4つの病気によれば、強度近視になると、「眼軸長(がんじくちょう)」と呼ばれる眼球の奥行きが異常に延び、像が網膜より手前で結んでピンボケになります。

網膜剥離にご用心

(2015/8/22、チョイス@病気になったとき)

眼球の中は「硝子体(しょうしたい)」というゼリー状の組織で満たされています。

この「硝子体」は50代以降急激に液化が進み、「硝子体液(しょうしたいえき)」に変化していきます。

硝子体の液化によって、網膜が眼球の前方に引っ張られ、ちょっとした衝撃で網膜が破れるようになってしまいます。

近視の人は眼球の奥行きが長いため、網膜が引き伸ばされ、小さな穴があきやすいのです。

目は水風船みたいなものなので、目に強い衝撃を与えると網膜剥離のおそれがあるため、絶対に押してはいけないのですが、強度近視になると、眼軸長が長くなることで網膜が引き伸ばされることで小さな穴が開きやすくなります。

つまり、イオンエフェクターによる振動によって障害が発生しやすくなるため、このような注意書きをされていると考えられます。

反対に、ちゃんと書いてくれているので安心ですよね。




■まとめ

イオンエフェクターのような振動する美顔器・美容器に限らず、目を強くこすることでも目には衝撃を与えてしまい、網膜剥離の原因となってしまいます。

特に強度の近視の人は、衝撃に弱いと考えられますので、注意しましょう。

目(目の周り)はやさしく触れるようにしてくださいね。

→ 近視(強度近視・仮性近視)とは|近視の症状・原因・予防 について詳しくはこちら

→ 網膜剥離とは|網膜剥離の症状・原因・見え方 について詳しくはこちら




ちなみに、次に当てはまる人も使用しないようにアドバイスされていますので、購入の際の参考にしてくださいね。

安全に関するご注意|Panasonic

妊娠中の方は使用しない
>> ホルモンバランスが不安定で肌トラブルの原因になります。
アレルギー体質の方
皮膚病およびアトピー性皮膚炎の方
敏感肌の方
>> 肌・身体のトラブルの原因になります。
心臓疾患の方
顔面の神経障害のある方
糖尿病の方
出血性疾患・血友病疾患などの血液異常の方
高血圧の方
歯の治療中の方
網膜はく離のある方、あった方
強度の近視の方(-6D以上)
骨折・整形などで顔面にメタル・シリコン・プラスチックなどの埋め込み手術を受けた方
幼児や成長期の子供、および自分で意思表示のできない方
熱さ感を自覚できない方
交通事故などによる頭部および眼科的後遺症がある方
目の手術をおこなった方(レーシック手術を受けた方はかかりつけの医師にご相談のうえご使用ください)
>> 事故や体調不良、失明の原因になります。




強度近視は第2位の失明原因|強度近視で起こりやすい4つの病気

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【目次】

■近視は第2位の失明原因

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by Wimena Kane(画像:Creative Commons)

働き盛りの近視怖い パソコンなど悪影響 深刻な視力障害注意

(2010/5/10、産経新聞)

パソコンや携帯電子機器が家庭や職場に普及し、目の健康が心配な現代の生活。

特に強度近視は働き盛りに多く、しかも引き起こされる病気が早くから深刻な視力障害につながる。

ところが、回復不可能なほど悪化してから受診するケースも多いとされ、専門家は「たかが近視と油断せず、自覚症状があったら早く検査を」と警告する。

強度近視は働き盛りに多く、深刻な視力障害につながるそうです。

強度近視 について詳しくはこちら

≪失明の第2の原因≫

近視は多くの場合、「眼軸長」と呼ばれる眼球の奥行きが異常に延び、像が網膜より手前で結んでピンボケになる。

強度近視では、この眼軸長が正視(像が正しく網膜に結ぶ)より3・5ミリ以上長いことが推定されている。

全国で40歳以上の人口約6700万人のうち、360万人ほどが強度近視とみられている。

東京医科歯科大学の大野京子准教授(眼科学)は「強度近視は遺伝的要因が大きいが、そこに携帯ゲームやパソコンなどの増加をはじめ、環境要因が加わっている。

ハワイの日系人に近視が少ないことも、遺伝だけではないことを示唆している」と説明する。

強度近視は、国内では緑内障に次いで2番目の失明の原因といわれている。

強度近視の特徴として、大野准教授は「40~50代に多く、両目に起こりやすい」と、働き盛りの世代に注意を促す。

しかも「黄斑(おうはん)部という網膜の中心部分が障害されやすいため、早期から高度な視力障害が起こりやすい」。

強度近視は、日本国内では緑内障についで第2位の失明原因なのだそうです。

【強度近視の特徴】

  • 40~50代に多い
  • 両目に起こりやすい
  • 強度近視では、眼球の奥行きである「眼軸長(がんじくちょう)」が正視(像が正しく網膜に結ぶ)より3・5ミリ以上長いことが推定されている
  • 黄斑部が障害されやすいため、早期から高度な視力障害が起こりやすい
  • 遺伝的要因が大きい
  • しかし、パソコンや携帯ゲームなどの増加など環境要因の影響もあるのではないか

■強度近視で起こりやすい4つの病気

強度近視で起こりやすい4つの病気が紹介されています。

強度近視で特に起こりやすい病気として、大野准教授は次の4つを挙げる。

(1)核白内障。

水晶体の中央の「核」が濁る。手術が必要なのに、「視力が落ちた」と眼鏡やコンタクトレンズの度を上げて済ませている場合も。放置すればどんどん悪化する。

(2)近視性黄斑部出血。

眼軸長が延びたことで、物を見るための中心部分「黄斑部」の膜が裂け、異常な血管が網膜に入り込む。その血管は破けやすく、網膜に浮腫ができて視力が低下。突然、物が欠けたりゆがんだり、見ようとする所が見えなかったりする。「早期発見が特に重要だが、現実には受診が遅く治療不能なケースも多い。中心がゆがむなどの自覚症状があったら、すぐ受診を」(大野准教授)

(3)近視性網膜脈絡膜萎縮(いしゅく)。

眼軸長が延びた結果、網膜や脈絡膜が延ばされて薄くなり萎縮する。軽度のものは30代でも強度近視の半数に起こり、年齢とともに増加。物を見るための視細胞が死んで、視力障害や視野障害が起こる。治療法や予防法はない。

(4)近視性視神経障害。

眼軸長が延び、視神経が引き伸ばされて変形して早期から中心付近の視野がなくなる。ある程度進むと止めるのは難しい。

強度近視で起こりやすい病気としては、4つの病気が挙げられています。

  1. 核白内障
  2. 近視性黄斑部出血
  3. 近視性網膜脈絡膜萎縮
  4. 近視性視神経障害

上記の症状が当てはまるようでしたら、ぜひ眼科専門医で診てもらうようにしてください。

思い当たる症状があったら眼科専門医を受診し、視力だけでなく屈折度、眼軸長、眼底などを調べ、必要に応じて精密検査をすることが大切。

大野准教授は「両目で生活していると、片目の視力が悪くなっても気付きにくい。新聞やカレンダーなどを利用し、定期的に自分で片目ずつの見え方をチェックしては」とアドバイスしている。




■強度近視は将来さらに増加する

今後も、強度近視は増加するものと見られています。

■将来、さらに増加の見込み

昨年度の文部科学省学校保健統計によると、疾病・異常別で裸眼視力1・0未満の子供の割合は、幼稚園~高校の各学校段階を通じ、虫歯に次いで高い。

裸眼視力0・3未満(ほとんどが近視とみられる)の割合は、幼稚園0・6%、小学校7・3%、中学校22・0%、高校27・7%だった。

小学生は昭和50年の2・7%から、30年余りで3倍に増加。

東京医科歯科大学の大野京子准教授は「子供の近視の増加傾向から、将来、強度近視がさらに増加すると見込まれる」と指摘している。

2050年までに50億人が近視(近眼)になると予想されている!?で紹介した豪州のニューサウスウェールズ大学のBrien Holden研究所によれば、2050年までに50億人が近視になっていると予想されるそうです。

なぜこれほどまでに近視が増えると予想されるのか、都市部に近眼人口が集中しているという事実から考えられるのは2つあります。

1.VDT症候群

VDTとは、Visual Display Terminal(ビジュアル・ディスプレイ・ターミナル)の略で、パソコンなどの画面表示装置を備えたコンピュータ機器のことをいいます。

VDTによって仕事は合理化され、効率が良くなっているようなのですが、VDT作業が増えるに伴い、目はますます疲れるようになっています。

2.スマホ

スマホを使い続けると目が疲れる理由は「距離」と「まばたき」によれば、スマホとパソコンとで異なるのが「距離」。

パソコンの場合、通常45センチ程度の間隔をあけて操作しますが、スマホの場合、手に持って操作するため、距離を近づけて使用してしまい、近い人は15センチ程度で使用している人もいます。

目には「水晶体」があり、カメラでいうとレンズに当たります。

この水晶体を、近くを見るときには厚くし、遠くを見るときには薄くなるように調節を行なっています。

近くにピントを合わせるために毛様体筋の調節を行なっているのですが、スマホを見る際には、パソコンよりも距離が近くなっているため、この毛様体筋にさらに負担がかかっていると考えられます。

お子様の目の健康を守るためにも、定期的に見え方をチェックしたり、眼科で診てもらうようにしてくださいね。




■近視の予防法

近視の予防法を参考に近視にならないように注意してくださいね。

目を休める

スマホやパソコンをよく見ている人(VDT症候群)は定期的に目を休めることが重要です。

例えば、スマホやPCでインターネットのページ読み込み中は、遠く(5mぐらいでいい)を見るようにするなど。

ピントを合わせる毛様体筋は、遠くをみるとリラックス、近くをみると緊張するので、一時間に一度は遠くを見たり、目を動かして目の緊張を和らげましょう。

目に優しい環境作り

●寝るときの携帯電話の使い方は、枕を高くして、体を起こして目の正面で見るようにしましょう。

寝たままで携帯電話を使うと、回旋(外回旋)という動きをして目が疲れてしまうためです。

●暗いところではパソコンの後ろに照明を置きましょう。

周りが明るいと光の量を減らすために瞳を小さくしてしまうためです。

●距離を一定にするため、子どもにタブレット端末を使わせる場合には、書見台に固定するとよいでしょう。

目の調節機能のトレーニングを行う

■目のストレッチ方法

  1. 人差し指にしっかりとピントを合わせ、3秒数えます。
  2. 今度は、2~3m先の対象物に目線を送り、ピントを合わせて3秒数えます。
  3. これを交互に10回繰り返します。

※ここまでが1セット、1日3~4セット行うと効果的。

【関連記事】

■8点ぐるぐるトレーニング

上・右上・右・右下・下・左下・左・左上・上

8方向に眼球を動かします。

※右回り・左回りを1セットとして、3セット行なう。

【関連記事】

蒸しタオルで目を暖め血行をよくする

目の筋肉のこりを和らげることができます。

また、目の疲労回復に42度のシャワーがよい?によれば、42度のシャワーで眼の周囲を温めると、目の疲労回復に効果があるそうです。

シャワーの熱が毛様体筋に伝わることで目の疲れを癒すのに効果があるようです。

ただ、目を温めればよいというわけではなく、仕事中(まだ目を使うとき)は目を冷やすようにし、寝る前に眼の筋肉を温め、目の筋肉をほぐすようにするとよいようです。

目の周囲をマッサージする

目の周りの皮膚は非常に薄く、刺激を与えすぎるといけないので、目のクママッサージを参考にしてみてください。

近視の子供が将来「病的近視」により失明するリスクを眼底検査で早期発見

東京医科歯科大学の大野京子教授と横井多恵助教の研究グループによれば、眼球がいびつに変形し、視神経や網膜に障害が起きて失明につながる目の病気である「病的近視」の患者には、子どもの時から視神経に異常が現れる(視神経の周囲に萎縮が起きている)ことがわかったそうです。

つまり、子どもの時に、「病的近視」と「学童近視」(眼鏡矯正などで視力を維持できる近視)を早期に見分けることができることによって、「病的近視」の子どもの症状の進行を抑える治療を行うことができれば、失明を食い止めることにつながるということですね。

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【近視 関連記事】
続きを読む 強度近視は第2位の失明原因|強度近視で起こりやすい4つの病気

都内小学生の約 80%、都内中学生の約 95%が近視傾向|慶応大学

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【目次】

■都内小学生の約 80%、都内中学生の約 95%が近視傾向|慶応大学

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by Fabrice Florin(画像:Creative Commons)

小中学生の近視増加傾向への警鐘-都内小学生の約 80%、都内中学生の約 95%が近視-

(2019/8/19、慶應義塾大学ニュースリリースPDF)

慶應義塾大学医学部の研究グループが東京都内の小中学生約 1,400 人を対象とした近視疫学研究を行なったところ、小学生 689 人における近視有病率は 76.5%、強度近視有病率は 4.0%、平均眼軸長は成人とほぼ同等の 23.41 mm 、中学生 727 人における近視有病率は 94.9%で、強度近視有病率は 11.3%、平均眼軸長は 24.73 mm であることがわかりました。

また、ライフスタイルに関するアンケート調査を行なったところ、ドライアイがあると答えた小中学生は近視傾向であることが明らかとなりました。




■背景

2050年までに50億人が近視(近眼)になると予想されている!?で紹介した豪州のニューサウスウェールズ大学のBrien Holden研究所によれば、2050年までに50億人が近視になっていると予想されるそうです。

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■まとめ

小児では成長に伴い眼軸長の伸長がみられますが、近視眼では特に長くなることが知られており、眼軸長検査は近視の評価において重要性を増してきています。また強度近視(注 2)では、眼軸長が長くなることで黄斑変性や視神経障害などの合併症の危険性が上がることも知られています。

強度近視は第2位の失明原因|強度近視で起こりやすい4つの病気によれば、強度近視には次のような特徴があります。

【強度近視の特徴】

  • 40 ~ 50 代に多い
  • 両目に起こりやすい
  • 強度近視では、眼球の奥行きである「眼軸長(がんじくちょう)」が正視(像が正しく網膜に結ぶ)より3・5ミリ以上長いことが推定されている
  • 黄斑部が障害されやすいため、早期から高度な視力障害が起こりやすい
  • 遺伝的要因が大きい
  • しかし、パソコンや携帯ゲームなどの増加など環境要因の影響もあるのではないか

強度近視は眼軸長が長くなることにより、視力障害が起こりやすくなります。

今回の研究で東京都内の小学生の4%、中学生の11%が強度近視であるという結果が得られたのですが、いかにして予防対策を行っていくかが重要です。

目をいかに休める習慣を作れるかがポイントになってくるので、この点ではご家族がサポートしていくようにする必要がありますね。

近視 について詳しくはこちら







続きを読む 都内小学生の約 80%、都内中学生の約 95%が近視傾向|慶応大学

近視の子供が将来「病的近視」により失明するリスクを眼底検査で早期発見|東京医科歯科大

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【目次】

■近視の子供が将来「病的近視」により失明するリスクを眼底検査で早期発見|東京医科歯科大

病的近視になる小児には視神経周囲びまん性萎縮がある|近視の子供が将来「病的近視」により失明するリスクを眼底検査で早期発見|東京医科歯科大
病的近視になる小児には視神経周囲びまん性萎縮がある|近視の子供が将来「病的近視」により失明するリスクを眼底検査で早期発見|東京医科歯科大

参考画像:「近視の子供が将来病的近視により失明するリスクがあるかどうか眼底検査で診断できる」【大野京子 教授】|東京医科歯科大学スクリーンショット

失明の恐れ「病的近視」リスクを小児期に早期発見 東京医科歯科大

(2016/6/9、ITmediaニュース)

病的近視は、眼球がいびつに変形し、視神経や網膜に障害が起きて失明につながる病気。研究グループは、初診時が15歳以下で、経過を20年以上観察している患者の眼球35個を調査。成人以降に病的近視になった患者の83%が、子どもの時から視神経の周囲に委縮が起きていたことが分かったという。

東京医科歯科大学の大野京子教授と横井多恵助教の研究グループによれば、眼球がいびつに変形し、視神経や網膜に障害が起きて失明につながる目の病気である「病的近視」の患者には、子どもの時から視神経に異常が現れる(視神経の周囲に萎縮が起きている)ことがわかったそうです。

つまり、子どもの時に、「病的近視」と「学童近視」(眼鏡矯正などで視力を維持できる近視)を早期に見分けることができることによって、「病的近視」の子どもの症状の進行を抑える治療を行うことができれば、失明を食い止めることにつながるということですね。




■研究の背景

「近視の子供が将来病的近視により失明するリスクがあるかどうか眼底検査で診断できる」【大野京子 教授】

(2016/6/8、東京医科歯科大学)

病的近視では、眼球がいびつに変形することにより、網膜や視神経を障害され失明を来します。日本の疫学研究(多治見スタディ)でも、病的近視は失明原因の20%を占め最多です。
近年世界的に、特にわが国を含む東アジア諸国で学童及び若年の近視の頻度が急激に増加し、社会問題となっています。しかし、学童や若年において、近視の程度が進むと、将来、失明原因となる病的近視にまで至るのか、それともメガネなどを装用すれば、一生良好な矯正視力を維持できるのかは不明でした。

2050年までに50億人が近視(近眼)になると予想されている!?で紹介した豪州のニューサウスウェールズ大学のBrien Holden研究所によれば、2050年までに50億人が近視になっていると予想されるそうです。

シンガポール、中国、台湾、香港、韓国、そして日本の都市部に近眼人口が集中しており、学校を中退する人の80~90%が近眼であるという事実を示した。

<中略>

米国では1970年代初頭の25%から2004年の42%と、この30年間で近視人口が急増しているようだ。

若年層の近視の増加は、世界的な社会問題になっているのです。

■まとめ

今回の研究のポイントは2つ。

1.将来病的近視による失明に至る患者では、すでに小児期にそのサインが現れていること

2.「視神経周囲のびまん性萎縮」が将来の病的近視発症を予測する重要なサインであること

「近視」は、目の調節機能が低下し、視力が落ちる「仮性近視」だけでなく、失明の恐れのある「強度近視」があります。

強度近視は失明の第2位の失明原因によれば、近視は多くの場合、「眼軸長(がんじくちょう)」(角膜から網膜までの眼球の長さ)と呼ばれる眼球の奥行きが異常に延び、像が網膜より手前で結んでピンボケになりますが、強度近視では、この眼軸長が正視(像が正しく網膜に結ぶ)より3・5ミリ以上長いことが推定されています。

近視・老眼・ドライアイ|林修の今でしょ!講座 3月3日によれば、強度近視の場合、眼底出血や網膜剥離で失明する恐れがあります。

また、【この差って何ですか?】緑内障になりやすい人、なりにくい人の差は近視|6月12日によれば、緑内障患者の約6割が「近視」なのだそうです。

近視の人の目は眼球が歪んでおり、正常の眼球が23mmであるのに対し、近視の眼球は最大28mmになり、眼圧が高くなくても、圧力を受けてしまっているようです。

近視は様々な目の病気のリスク要因なのかもしれませんので、近視について甘く考えずにしっかりとチェックしていきましょう。

→ 近視(強度近視・仮性近視)とは|近視の症状・原因・予防 について詳しくはこちら







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