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子供だって脱メタボ、自治体などが予防対策




子供だって脱メタボ、自治体などが予防対策

(2009/5/27、日経ネット)

肥満が増えている子供の世界で、メタボリック(内臓脂肪)症候群を予防するための取り組みが盛んだ。

自治体などが小学生向けの健康講座や無料健診を用意したり、病院が食事の改善指導に乗り出したり。

子供の肥満は成人後の生活習慣病につながるおそれもあり、関係者は「食事の栄養バランスに気をつけ、運動習慣を身に付けて」と呼び掛けている。

記事によれば、子供のうちからのメタボリックシンドローム対策のために、自治体や病院が対策を始め出したとのことです。

子どもの肥満は増加傾向にあるといわれており、また、子供の糖尿病(生活習慣病の一つ)も増加しているといわれています。

生活習慣病を予防するためにも、早いうちからメタボ対策を行なっていく必要があります。







未熟児の出産率上昇 女性の「痩せ願望」が原因

Imperial Palace, Tokyo

by John Gillespie(画像:Creative Commons)




未熟児の出産率上昇 女性の「痩せ願望」が原因

(2009/4/12、JCASTニュース)

日本人女性の痩せすぎについて調査したのは、筑波大学大学院の曽根博仁教授が担当する研究チーム。BMI(ボディマス指数)と呼ばれる、世界共通の「肥満度」を示す指数に着目した。

BMIは体重を身長(メートル)の2乗で割った数で、日本肥満学会は標準値を22としている。

調査では、アメリカ、韓国の数値と比較した。

それによると、アメリカの男女性、日本男性、韓国男性は、10歳以降は成長と共にBMIも増えた。

BMIの数値は6歳以降、年齢とともに増加するのが一般的だ。

しかし、韓国女性は、18歳頃にBMIの増加が止まり、20代は横ばいだった。

そんな中、日本女に限っては15歳ごろにBMIの増加が止まり、20代は年齢とともに減少に転じたという。

つまり、日本の若い女性は世界的に見ても「痩せすぎ」ということだ。

痩せている方がよいという意識から、医学的に見て全然太っていない標準体型の女性がダイエットしてしまう……こうした女性が少なくないのでは、と見る曽根教授は「この結果は心配だ」と話す。

日本の女性の意識がやせている方が良いという意識が強いためか、太っていない標準体型の女性がダイエットしている傾向にあるようです。

また、世界的に見ても、日本の女性が特にやせ願望が強いようです。

しかし、こうした日本女性の「やせ願望」が、若い妊婦にも影響を与えており、記事によれば、未熟児の出産率が上昇しているそうです。

しかも、こうした「痩せ願望」の影響が、若い妊婦にも及んでいるという。

日本助産師会の市川香織さんは、「たしかにここ数年、痩せた妊婦さんは増えており、問題となっています」と明かす。

妊婦が痩せている場合、2500グラム未満の「低出生体重児」を出産するリスクが高くなるからだ。

実際、「低出生体重児」は増加傾向にある。

厚生労働省発表の人口動態統計によると、1990年の全出生数に対する低出生体重児は6.3%だったが、2004年には9.4%に上昇しているのだ。

市川さんによると、もともとBMIが低い女性が多いからだという。

そのため、妊婦となった後も体重が思うように増えず、早産して低体重の新生児を出産する可能性が高くなる。

低体重の新生児は将来太りやすく、生活習慣病にもかかりやすいとも指摘されている。

低出生体重児は将来太りやすく、生活習慣病になりやすいとも言われています。

こうした状況を改善するためにも、「できるだけやせているほうが美しい」というイメージを変えていく必要がありそうです。

そして、食習慣・生活習慣の改善も重要です。

「食事を3食きちんととること、早寝早起きを心がけることが大事でしょう。

朝食の欠食はいけません。

妊婦になったからといって、急に変えられるものではありません。

小さい頃からの習慣はそれほど大事です」

なお、こうした妊婦の「痩せ問題」に対して、厚生労働省では2006年2月1日、「妊産婦のための食生活指針」を発表。

母子の健康を確保するための、正しい食習慣を確立するよう呼びかけている。

将来の子供の健康のためにも、生活習慣の改善を行いましょう。

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「脱メタボ」大作戦、町民2割参加で半数減量|宮崎県美郷町

River / 川(かわ)

by TANAKA Juuyoh (田中十洋)(画像:Creative Commons)




「脱メタボ」大作戦、町民2割参加で半数減量…宮崎・美郷

(2009/4/4、読売新聞)

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)予防のため、市町村で「メタボ健診」が始まって1年。宮崎県美郷町では健診の前から、町ぐるみで“脱肥満”を目指す「脱みさとメタボリック大作戦!」に取り組み、多くの住民が減量に成功している。

宮崎県美郷町では町ぐるみでのメタボ対策に取り組み、多くの住民がダイエットに成功しているそうです。

“作戦”は3か月間、毎日朝夜の2回、自宅で体重を計測して、毎週月曜の体重と腹囲の記録を町に提出するというシンプルなもの。

記録することで体重を意識させ、「住民の健康維持」と「町の医療費削減」の一石二鳥効果を狙う。

これまで、2007年度と08年度に行い、全町民の約2割に当たる1274人が参加。

糖尿病など生活習慣病が気になる50~70歳代が約8割を占めた。

このダイエット方法は、体重を計測した記録をするだけという簡単な方法です。

このようにすることで、体重増減への意識を高まり、ダイエット効果を生んだのかもしれませんね。

参加をしたのは全町民の2割だったそうですが、この結果を知り、もっと多くの人が試してみたいと感じた方もいるかもしれませんね。







ダイエットやがん情報、美容院から発信 名大病院と連携

MB Hair Glasgow - First Week -  23

by Ike ofSpain(画像:Creative Commons)




ダイエットやがん情報、美容院から発信 名大病院と連携

(2009/3/25、朝日新聞)

メタボ予防や乳がん検診を美容院で客にアピール――。

4月から愛知と大阪でこんな試みが始まる。

美容師に「美と健康のコンシェルジュ」になってもらい、客との会話の中で健康を守る大事さを伝えてもらう。

<中略>

コンシェルジュは、全国の医師や薬剤師らでつくるNPO法人で、名大病院のスタッフも加入している「MeDICC(メディック)」(名古屋市)が、延べ数時間の講習を受けた美容師に対して認定する。

講習会では、がんの早期発見の大切さをはじめ、肌と食生活との関係や適切なダイエット方法を学ぶ。

数字や宣伝文句に踊らされないように商品広告を見る目も養うという。

客との会話やアドバイスに生かすのが狙いだ。

杉浦講師は「美容院を訪れる客がメタボリック症候群や乳がんについて正しく知ることで、生活習慣病の予防やがんによる死亡率の低下につながる可能性がある。

将来の医療費も抑えられるかも知れない」と期待する。

ダイエットメタボリックシンドロームがん乳がん検診などの知識を伝える「美と健康のコンシェルジュ」という取り組みが行われるそうです。

美容院は、お客様とある一定の時間過ごす中で自然とコミュニケーションが行われます。

そのコミュニケーションの中で、より役立つ情報を提供することで、よりよいサービスにつながると考えられます。

しかし、健康の情報を伝えるのは結構難しいもので、きちんとした講習を受けないと誤った情報を提供することになりかねないので、頑張ってほしいですね。







子供の10人に1人が肥満、脂肪肝や高血圧、高脂血症、糖尿病などが増加|北京市

chinese children

by joan vila(画像:Creative Commons)




10人に1人が肥満児、11%が標準体重上回る―北京市

(2009/2/22、Record China)

2009年2月20日、新京報によると、北京市衛生局が19日に発表したデータから、北京市の2~18歳の児童及び青少年の肥満率が10%近くにまで上昇しており、11%が標準体重を上回っていることが分かった。

データによれば近年、北京に住む子供の肥満が深刻になっており、脂肪肝や高血圧、高血脂、遺伝や肥満が主因となる2型糖尿病など、これまで中高年に多く見られた病気が子供の間でも増加。

首都小児科研究所が市内の小中学生を対象に行った脂肪肝と肝機能に関する検査では、肥満児童の10%が脂肪肝と診断されたが、これは標準体重の児童の51倍もの割合だという。

中国・北京市の児童及び青少年の肥満の割合が、10人に1人ほどになっていることがわかったそうです。

世界的にも、肥満の子供が増えている傾向があるようですが、この記事によると、北京に住む子供の肥満が深刻になっており、脂肪肝高血圧高脂血症糖尿病などが増加しているそうです。

食生活の改善や運動不足の解消など生活習慣の改善が必要となりそうです。