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座る時間が増えると、糖尿病やメタボリックシンドロームのリスクが増える!?

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【目次】

■座り続けると糖尿病のリスクが増える!?

Portrait by Jonathan Worth 1, credit Jonathan Worth, link to http://jonathanworth.com

by Cory Doctorow(画像:Creative Commons)

座り続けると糖尿病のリスク増大 オランダの研究

(2016/2/3、CNN)

対象者のほとんどが1日に少なくとも9時間は座って過ごしていたが、これがあと1時間増えると2型糖尿病にかかるリスクが22%、メタボリック症候群のリスクが39%も増大することが分かった。

オランダの研究チームによれば、座る時間が増えると、2型糖尿病の発症リスクやメタボリックシンドロームのリスクが増大することがわかったそうです。

座る時間を1日90分短くすることで、糖尿病を防げるかもしれない!?で紹介したレスター大学の研究者によれば、「糖尿病のリスクを患っている人は、座っている時間を1日90分短くすることで、糖尿病を防ぐことができるかもしれない」ということでしたので、今回の研究と考え方は近いようです。

→ 糖尿病の症状・初期症状|糖尿病とは について詳しくはこちら

■座ることと健康の関係

長時間座ることはどのくらい健康に悪いのか?によれば、長時間座ることの健康への影響は次のようなものが挙げられています。

  • 脂肪を分解する酵素が90%減少
  • インスリン値は下がる
  • 善玉コレステロール減少
  • 血圧は上がる(高血圧
  • 脚の筋肉で支えていた体重は首と背骨にかかり、座ることで脳の血栓ができやすくなる
  • 肥満糖尿病、心循環系の病のリスクも高まり、心臓病のリスクも2倍になる
  • 乳がんにも悪影響を与える

長時間イスに座っているのは、健康に良くないらしいによれば、座っているときは、体の代謝に必要な仕組みがストップされているそうです。

普段からよく歩く人達に歩く量を減らしてもらう実験を行うと、糖分や脂肪の代謝機能が低下し、体脂肪率が増加したそうです。

加齢とエネルギー代謝によれば、身体活動を活発に行なうことは、エネルギー消費を高く維持させることに加えて、筋肉量の減少を遅らせることにもつながるそうです。

pal

出典:Roberts SB, Dallal GE, Energy requirements and aging. Public Health Nutr, 8, 1028-36,2005




定期的に運動していれば、「座る」と「立つ」に健康リスクへの差はない!?

ただその他の研究では、定期的に運動していれば、「座る」と「立つ」に健康リスクへの差はない!?という意見もあります。

エクセター大スポーツ健康科学部のメルビン・ヒルズドン(Melvyn Hillsdon)さんによれば、「座っていようが立っていようが、同じ姿勢で動かないことは、エネルギー消費が低く、健康に有害である可能性がある」そうです。

つまり、座る姿勢に問題があるということではなく、同じ姿勢で動かないことが健康にとっては良くないということなのです。

【追記(2016/12/10)】

【#ガッテン】1時間座り続けると22分寿命が縮む!?耳石が動かないと自律神経や筋肉の働きが衰えてしまう!30分ごとに立ち上がってアンチエイジング!によれば、長時間座り続けること=「耳石があまり動かないこと」が全身の筋肉や自律神経の働きが衰え、筋力の低下、循環機能低下、代謝の異常などが起こしてしまうということがわかりました。

耳石は、全身の筋肉や内臓・血管をコントロールしている自律神経とつながっています。

耳石が動いている状態だと、全身の筋肉や自律神経の働きが良くなることによって、心臓などの働きが良くなって血流がよくなったり、コレステロールや糖の代謝も良くなるそうです。

耳石を効率よく動かす方法は「立ち上がること」なのだそうです。

立ち上がるという動作は、頭が前後左右上下に動くため、耳石を効率よく動かすことができるそうです。

研究によれば、32回立ち上がる動作をするとよいそうで、それを一日の中で計算をすると、30分ごとに立ち上がるとよいそうです。

<!追記終わり>

もう一つ、重要なことは、日常生活の運動を増やすことにあるのではないでしょうか。

ニートをしないから太る?!(森谷敏夫)|たけしのニッポンのミカタ

今、世界各国の研究者から注目されている「ニート」とは、“ノン・エクササイズ・アクティビティ・サーモジェネシス”の頭文字を取った言葉で、日本では「非運動性熱産生」、つまり日常生活でエネルギーを消費する運動以外の身体運動のこと。実は“ニート”は、人間の1日のカロリー消費の約4割を占めるという。

家事をすると肥満予防につながる?

身体活動とエネルギー代謝 – e-ヘルスネット

近年、家事などの日常生活活動が該当する、非運動性身体活動によるエネルギー消費、別名NEAT(non-exercise activity thermogenesis)と肥満との関連が注目されています。

Levine et al., は、肥満者と非肥満者を比べると、非肥満者は歩行なども含めた立位による活動時間が、平均で1日約150分も少なかったと報告しました(図1)。

つまり、なるべく座位活動を減らして、家事などの日常生活活動を積極的に行なうことも、肥満予防のキーポイントといえます。

総エネルギー消費量の構成および非肥満者と肥満者におけるその違い

出典:Ravussin E. A NEAT Way to Control Weight- Science, 530-531, 307, 2005

このページによれば、肥満の人とそうでない人を比較すると、肥満の人は、立位または歩行活動が平均で1日約150分も少なかったそうです。

現在の研究では、細切れ時間でもいいので、体を動かすことによって、筋肉が動かされ、糖や脂肪が使われることがわかっています。

AMPキナーゼを運動で活性化させ、血糖値や中性脂肪を下げる|ためしてガッテン(NHK)

・宮下政司 次席研究員 (早稲田大学スポーツ科学学術院)が、有酸素運動 の効果に関して画期的な研究成果を発表したそうです。

自転車こぎ 3分間の運動を一日に10回をしてもらいます。

翌日、脂肪を多く含んだ食事をとってもらい、血液中の中性脂肪 の量を詳しく調べたところ、前日運動しない場合に比べ、中性脂肪値が下がっていることがわかったそうです。

運動後1日たっても筋肉に脂肪がたまりにくくなっていたということです。

脂肪を燃やす有酸素運動は、一般的に長い時間行わなければいけないといわれていますが、3分間細切れに行なった運動でも中性脂肪を低下させる効果が出るということです。

・藤井宜晴教授(首都大学東京)

筋肉を動かすと、AMPキナーゼが活性化し、糖や脂肪を効率良くエネルギーに変えてくれることがわかったそうです。

インスリンと同等くらい強力なのだそうです。

・宮地元彦 (国立健康・栄養研究所 運動ガイドラインプロジェクトリーダー)
どんな運動でも筋肉に刺激が入るので、筋肉に刺激が入れば、好ましい結果が得られる。

大事なことは、ちょっとの時間でも体を動かせば、糖尿病予防につながるということです。

すきま時間にスマホを見るだけではなく、身体を動かしてみてはいかがでしょうか。

→ 糖尿病の運動療法 について詳しくはこちら







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長時間座っていることは、どのくらい健康に悪いのか?




■長時間座っていることは、どのくらい健康に悪いのか?

New sit-stand workstation for my office

by John M(画像:Creative Commons)

話題のApple Watchには、「スタンド」という椅子から立ち上がった頻度を測る機能がついています。

これは、

一日のうちのある時間だけアクティブでも、長い時間座っていると、それ自体が健康上のリスクをもたらします。

という考え方が基になっているようです。

これまでにも長時間座ることは健康に良くないということについて取り上げてきましたが、Appleもそのことを意識しているようです。

【関連記事】

今回紹介する記事では、長時間座ることの健康への影響について紹介されています。

長時間座っていることがどれだけ体に悪いのか?

(2015/5/21、ギズモード)

[vimeo]https://vimeo.com/127425586[/vimeo]

Is sitting damaging our health?|VIMEO

人間は座るとすぐに、脂肪を分解する酵素が90%減少、インスリン値は下がり善玉コレステロールも減少。一方で血圧はあがります。脚の筋肉で支えていた体重は首と背骨にかかり、座ることで脳の血栓ができやすくなるとも。さらに、肥満、糖尿病、心循環系の病のリスクも高まり、心臓病のリスクも2倍に。さらにさらに、乳がんも長時間座っていることが悪影響を与えてるといいます。

長時間座ることの健康への影響についてまとめてみます。

  • 脂肪を分解する酵素が90%減少
  • インスリン値は下がる
  • 善玉コレステロール減少
  • 血圧は上がる(高血圧
  • 脚の筋肉で支えていた体重は首と背骨にかかり、座ることで脳の血栓ができやすくなる
  • 肥満糖尿病、心循環系の病のリスクも高まり、心臓病のリスクも2倍になる
  • 乳がんにも悪影響を与える

長時間イスに座っているのは、健康に良くないらしいによれば、座っているときは、体の代謝に必要な仕組みがストップされているそうです。

普段からよく歩く人達に歩く量を減らしてもらう実験を行うと、糖分や脂肪の代謝機能が低下し、体脂肪率が増加したそうです。

生活習慣を改善したい人やダイエットしたいという人で長時間椅子に座るような習慣を持っている人は、まず立つ習慣を増やすようにしましょう。







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<香川県>糖尿病による死亡者数ワースト3位|炭水化物(うどん)の重ね食べ・早食いなど県民の食習慣が原因?

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■<香川県>糖尿病による死亡者数ワースト3位

うどん(udon)
うどん(udon)

unsplash-logoYoujeen Cho

糖尿病ワースト3位・香川県、原因はやはりうどん? 炭水化物重ね食べ、早食い…県民の食習慣に“待った”

(2016/11/14、産経WEST)

“うどん県”をアピールする香川県は、糖尿病による死亡者数が全国3位、患者数を示す受療率は同2位と“糖尿病ワースト県”としても知られる。糖尿病は肥満や食べ過ぎ、運動不足などが主な原因とされるが、国の調査によると香川県の場合、肥満度を示す体格指数BMIは全国8位、塩の摂取量は34位、1日の歩数は27位(いずれも男性)と突出して悪いわけではない。

香川県はBMIは全国8位、塩の摂取量は34位、1日の歩数は27位(いずれも男性)とそのほかの都道府県と比べて生活習慣が特に悪いというわけではないにもかかわらず、なぜ糖尿病による死亡者数が全国3位、患者数を示す受療率は全国2位というような結果になっているのでしょうか?




■炭水化物の重ね食べ

糖尿病ワースト3位・香川県、原因はやはりうどん? 炭水化物重ね食べ、早食い…県民の食習慣に“待った”

(2016/11/14、産経WEST)

大阪府が今年8月に発表した「大阪版健康・栄養調査」によると、「米・パンと麺(めん)類や粉もんを一緒にどのくらい食べているか」という問いに対し、男性は約27%、女性は約26%が1日1食以上、重ね食べをすると回答。4人に1人が「お好み焼きとご飯」など主食の重ね食べをし、BMIが高い人ほど、その傾向が強いことが明らかになった。

<大阪の食文化>粉もん+ごはんを食べる頻度はやせている人より太っている人の方が高いによれば、米・パンと麺類や「粉もん」を一緒に食べる頻度は、男性の約6割、女性の約半数が週1食以上で、男女とも4人に1人が1日1食以上と答えており、週1食以上の割合を肥満度を示す体格指数(BMI)別でみると、肥満の人は63.9%で、普通(51.6%)、やせ(44.6%)の人より高かったそうです。

炭水化物(糖質)とたんぱく質の血糖に変わる割合と速度について、簡単にまとめます。

糖尿病の食|循環器病研究センター

たんぱく質は体の中でアミノ酸に分解され、それが筋肉などをつくる材料になります。アミノ酸からは、脂肪酸と糖とグリセロールがつくられます。

ですから、たんぱく質を摂取すると、時間を経て糖がつくられ、エネルギーができます。しかし、食後に血糖を上げることはありません。

●炭水化物(糖質)

  • 100%が糖に変換される
  • 食後の血糖を上昇させる(たんぱく質や脂質に比べて、最も早く血糖に変わる)

●たんぱく質

  • 一部が糖に変換される
  • しばらく(数時間から半日)たってから糖に変換される

つまり、炭水化物(糖質)が、最も血糖値に影響を与え、最も早く血糖に変わるということです。

香川県で有名なうどんのトッピングとして、おにぎりやいなりずしを選ぶ「炭水化物の重ね食べ」が血糖値の上昇に関係しているかもしれません。

しかし、大阪府の糖尿病死亡率は33位、受療率は20位と、香川県とは隔たりがある。

「炭水化物の重ね食べ」も原因のひとつかもしれませんが、大阪府の数値と比べると隔たりがあるため、それだけが原因とは言い切れないようです。

■香川県独自の食習慣(炭水化物の過剰摂取・早食い)

糖尿病ワースト3位・香川県、原因はやはりうどん? 炭水化物重ね食べ、早食い…県民の食習慣に“待った”

(2016/11/14、産経WEST)

別の統計ではうどんの県別消費量が全国平均の2倍以上というデータもある。

<中略>

さらに、うどんは麺を豪快にすすり、そののどごしを楽しむのが通の食べ方。どんぶりの中のうどんは一気になくなり、結果的に早食いとなる。しかも副菜を取らないため、空腹にいきなり炭水化物を摂取することになり、食後の血糖値が急激に上がりインスリンが大量に分泌されるため、内臓脂肪がたまりやすいともいわれる。

#血糖値スパイク #グルコーススパイク が危ない!~見えた!糖尿病・心筋梗塞の新対策~|#NHKスペシャルによれば、糖分が「大量に」かつ「いっぺんに」体内に吸収されると、“血糖値スパイク(ジェットコースターのように血糖値が急上昇及び急降下すること)”が起きやすくなってしまいますが、うどんで副菜をとらない食習慣の場合、うどんという炭水化物を大量にいっぺんにかきこむ食べ方をすると、急激に食後の血糖値が上昇してしまいます。

また、うどんは麺をすすってのどごしを味わうことが魅力のひとつですが、結果的に早食いにつながり、満腹感を味わうことや健康の視点から考えると問題があります。

早食いの人は肥満になるリスクが4.4倍|岡山大が学生追跡調査によれば、肥満でなかった人も、早食いを続けるうちに肥満になっていくということが確認されたそうで、早食いの人と早食いでない人を比較すると、早食いの人は肥満になるリスクが4.4倍もあるそうです。

満腹になるまで早食いをする人は、そうでない人に比べ3倍、太り過ぎになりやすい|大阪大によれば、大阪大の磯博康酸の研究チームによれば、満腹になるまで早食いをする人は、そうでない人に比べ3倍、太り過ぎになりやすいそうです。

女子栄養大学のダイエット術|世界一受けたい授業によれば、よく噛むと満腹中枢が刺激され、噛む行為が脳内のヒスタミン神経系に作用し、内臓脂肪が燃焼することが明らかになっているそうです。

【関連記事】

ヒスチジンを含む食品をよく噛んで脳内ヒスタミンを増やし食欲を抑える|ためしてガッテン(NHK)

噛むという刺激が咀嚼中枢を通って結節乳頭核という部分に届きます。

実はここがヒスタミンを作っているところ。

そうして、満腹中枢をヒスタミンが刺激するために、満腹感を感じるようになる。

また、ヒスタミンは、交感神経も刺激して、その信号は直接内臓脂肪まで届いて、内臓脂肪を減らしてもくれる。

つまり、噛むという行為自体が満腹感を高めてくれるということがわかった。

糖尿病を予防するために、血糖値の急上昇を防ぐためには、よく噛むことが必要ですので、うどんを食べる前に、副菜を食べるとよいかもしれません。

【関連記事】

■香川県の子供の約1割が糖尿病のリスクが高い

糖尿病ワースト3位・香川県、原因はやはりうどん? 炭水化物重ね食べ、早食い…県民の食習慣に“待った”

(2016/11/14、産経WEST)

香川県は小学生を対象に血液検査で糖尿病などの傾向を調査する「小児生活習慣病予防健診」を始めた。今年の結果によると、「将来糖尿病の発症リスクが高い子供」は男子14・5%、女子13・6%。「肥満傾向」は男子10・1%、女子8・4%。生活習慣との関連では、腹いっぱい食べる、早く食べると答えた児童に肥満傾向や脂質異常、肝機能の異状が多い傾向がみられた。

香川県の小4の血液検査で1割の子どもが肝機能、脂質、血糖値の異常値を示す(2015/8/4)によれば、香川県の小学4年生を対象に行なった血液検査において総コレステロールや、中性脂肪などの脂質が異常値となった子どもは男子10・2%、女子11・5%。高血糖状態が続いていることを示す「HbA1c」の高値は、男子12%、女子10・9%だったそうです。

香川県の調査によれば、検査値が異常だった子どもは、食べ過ぎ、早食い、ゲーム時間が長い、運動不足といった生活習慣が多かったそうです。

香川県全体が健康に向かうためには、子どもの食事内容を含めた食習慣の改善、運動する機会を増やして、生活習慣病を予防してほしいですね。

■まとめ

香川県が糖尿病対策に力、08年受療率全国ワースト1(2011/9/2)によれば、厚生労働省による2008年の調査で、糖尿病治療を受けている推定患者数を人口10万人あたりで示した「受療率」が、入院、外来を合わせ、初めて全国ワースト1となったことで、香川県は、医療機関での栄養相談や、野菜摂取量の増加、運動不足の解消につながる取り組みなど、病気の改善、予防に向けた対策に力を入れていました。

香川県の糖尿病死亡率が大幅に下がっている|厚生労働省の人口動態統計(2015/11/13)によれば、2013年、人口10万人あたり17・4人(全国ワースト2位)だったのが、14年には11・9人(同21位)と改善しています。

香川県での糖尿病対策によって改善の兆しが見えてきています。

少しずつ生活習慣を改善していくことで香川県が糖尿病ワースト県と呼ばれなくなる日も近いかもしれません。

→ 糖尿病の症状・初期症状|糖尿病とは について詳しくはこちら

→ 糖尿病危険度チェック について詳しくはこちら







糖尿病関連ワード

続きを読む <香川県>糖尿病による死亡者数ワースト3位|炭水化物(うどん)の重ね食べ・早食いなど県民の食習慣が原因?

香川県の糖尿病死亡率が大幅に下がっている|厚生労働省の人口動態統計

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るみばあちゃんの讃岐うどん

by Ryosuke Sekido(画像:Creative Commons)

「うどん県」の糖尿病死亡率、大幅に改善

(2015/11/13、読売新聞)

香川県内の糖尿病による死亡率が大幅に下がっていることが、厚生労働省の人口動態統計でわかった。2013年、人口10万人あたり17・4人(全国ワースト2位)だったのが、14年には11・9人(同21位)と改善。県は「糖尿病予防に向けた取り組みが浸透しつつあるのではないか」とする。ただ、その割合は依然として全国平均を上回り、引き続き予防に向けた取り組みを続けるという。

香川県が糖尿病対策に力、08年受療率全国ワースト1(2011/9/2)によれば、厚生労働省による2008年の調査で、糖尿病治療を受けている推定患者数を人口10万人あたりで示した「受療率」が、入院、外来を合わせ、初めて全国ワースト1となったことで、香川県は、医療機関での栄養相談や、野菜摂取量の増加、運動不足の解消につながる取り組みなど、病気の改善、予防に向けた対策に力を入れていました。

今回のニュースによれば、糖尿病予防に向けた対策が成功していることがわかります。

どのような対策が功を奏したと考えられるのでしょうか。

原因の一つとして指摘されるのが、糖質の吸収を緩やかにする野菜の不足。06~10年、厚生労働省が行った「国民健康・栄養調査」では、成人の摂取量は男性はワースト2位、女性が同1位だった。

<中略>

12年の国民健康・栄養調査で野菜摂取量は男性は上から17位、女性が16位と大幅に改善。糖尿病による死亡率も、14年に5年ぶりにワースト10位以内から脱した。

野菜を食べることを推進するPRや運動習慣を身につけるためのイベントなどの施策を実行したそうです。

ただ、今回の結果は安心できるものではないというのが専門家の意見です。

ただ、県の人口規模が小さいため統計の数字は変動しやすく、死亡率の順位も単年では大きく変動することがあるというのが、専門医らの見解だ。

一つ心配なのが香川県の子供の健康です。

香川県の小4の血液検査で1割の子どもが肝機能、脂質、血糖値の異常値を示す(2015/8/4)によれば、香川県の小学4年生を対象に行なった血液検査において総コレステロールや、中性脂肪などの脂質が異常値となった子どもは男子10・2%、女子11・5%。高血糖状態が続いていることを示す「HbA1c」の高値は、男子12%、女子10・9%だったそうです。

香川県の調査によれば、検査値が異常だった子どもは、食べ過ぎ、早食い、ゲーム時間が長い、運動不足といった生活習慣が多かったそうです。

香川県全体が健康に向かうためには、子どもの食事内容を含めた食習慣の改善、運動する機会を増やして、生活習慣病を予防してほしいですね。

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毎日手料理を食べている人は糖尿病のリスクが13%低い|米ハーバード大

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■毎日手料理を食べている人は糖尿病のリスクが13%低い|米ハーバード大

Tea plantation_18

by ajari(画像:Creative Commons)

さあこれからだ

(2016/2/10、毎日新聞)

米国のハーバード大は15年11月、手料理で糖尿病のリスクが下がるという研究を発表した。米国の男女約10万人を調べた結果、毎日自宅で手作りの食事を食べている人は、そうでない人に比べて、糖尿病になるリスクが13%も低かった。

ハーバード大学は、毎日自宅で手料理を食べている人は、そうでない人に比べて、糖尿病のリスクが13%低いということを発表したそうです。

ハーバード大学公衆衛生大学院の調査によると、より多くの自宅で手作りの食事を食べた人は果物、野菜、全粒粉を食べ、ソーダはそれほど消費していないことから、健康的な食事をする傾向にあるようです。

外食は味付けが濃く、栄養バランスが偏りがちになることが糖尿病のリスクを高めると考えられる。

日本の外食はヘルシー志向のお客さんも多いことから味付けや栄養バランスに関しても努力していることだろうと思います。

ただ、選ぶ側の立場からすれば、好きなものを頼んでしまいがちで、そのことで栄養バランスが偏りがちになってしまうとも考えられます。

→ 糖尿病の症状(初期症状)チェック について詳しくはこちら

→ 糖尿病危険度チェック について詳しくはこちら







【参考リンク】
続きを読む 毎日手料理を食べている人は糖尿病のリスクが13%低い|米ハーバード大