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■仕事のストレスで女性の糖尿病リスクが2倍になる!?
by Aimee Heart(画像:Creative Commons)
仕事のストレスで女性の糖尿病リスク2倍に
(2012/8/25、AFP)
職場での決定権が少なかったり全くない女性では、仕事によるストレスのため糖尿病リスクが倍増するとのカナダの研究結果が今週、英医学誌「Occupational Medicine(職業医学)」に発表された。
女性の場合、仕事によるストレスで糖尿病リスクが2倍になるという研究結果が出たそうです。
この現象は、男性には見られず、女性にだけ起きているようです。
なぜ女性だけ糖尿病リスクが2倍になるのでしょうか?
「女性と男性では、職場のストレスに対する反応が異なる」と指摘する論文の主著者、ピーター・スミス(Peter Smith)氏によると、ストレスにさらされた女性は「男性よりも高脂肪・高糖度の食事に偏りやすい」ことが、考え得る説明の1つだという。
研究ではストレスにさらされた女性の糖尿病リスクが高くなる原因として、ストレスに反応して神経内分泌や免疫系機能がかく乱されたり、コルチゾールや交感神経系ホルモンの分泌が長引いたりする点を挙げている。また、食事習慣やエネルギー消費に変化が起こるのも恐らくその影響だと述べている。
理由として考えられるのは、次の通り。
●ストレスにさらされた女性は「男性よりも高脂肪・高糖度の食事に偏りやすい」
この研究によれば、女性は男性よりもストレスによって食べ過ぎてしまう傾向にあるということですね。
食事で感情をコントロールしているのかもしれませんね。
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●ストレスに反応して神経内分泌や免疫系機能が乱れる
糖尿病は自覚症状なし 深刻化すると合併症を引き起こすによれば、肥満による栄養過多で体内に蓄えられた脂肪のせいでインスリンの効果が出なくなってしまうようです。
ストレス自体によって神経内分泌や免疫系機能が乱れるのかどうかはわかりませんが、ストレスによって過食となり、肥満となることでインスリンの効果が出なくなり、糖尿病になることが考えられます。
●コルチゾールや交感神経系ホルモンの分泌が長引く→食事習慣やエネルギー消費に変化が起こる
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体はストレスにさらされることで「コルチゾール」と呼ばれるストレスホルモンを大量に分泌する。そしてこのホルモンは脂肪を溜めるよう体に働きかけるのだ。
ストレスによってコルチゾールと呼ばれるストレスホルモンが分泌されてしまい、脂肪を貯めこんでしまうということが考えられそうです。
記事の中で気になるのはこの部分。
論文はまた、女性の糖尿病の19%が「職場における決定権のなさ」に起因すると指摘している。この数字は肥満よりは低かったが、喫煙や飲酒、運動不足を上回ったという。
女性の糖尿病の19%が「職場における決定権のなさ」に起因しているのだそうです。
この数字は喫煙や飲酒、運動不足を上回るということですから、「職場における決定権のなさ」によるストレスが女性に大きく影響しているのでしょうね。
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