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「飲み過ぎ」減へ数値目標|アルコールによる健康障害とは?

Whisky

by Joshua Rappeneker(画像:Creative Commons)




「飲み過ぎ」減へ数値目標…政府が基本計画原案

(2016/2/7、読売新聞)

原案では、飲み過ぎの人の割合を2020年度までに、成人男性13%(14年時点で15・8%)、成人女性6・4%(同8・8%)に引き下げるとした。飲み過ぎの基準は、日本酒換算で、男性なら毎日2合以上、女性なら毎日1合以上だ。

飲み過ぎにより高血圧、糖尿病やがんのリスクが高くなること、女性の方が短期間で依存症になりやすいなど、飲酒の危険性に関する知識の普及を目指す。

政府によるアルコール健康障害対策の原案がわかったそうです。

飲み過ぎの人の割合を2020年度までに、成人男性15・8%→13%、成人女性8・8%→6・4%に引き下げることを目標としています。

■アルコールと健康への影響

●動脈硬化とアルコール

動脈硬化の危険因子には、高血圧脂質異常症高脂血症)、糖尿病肥満、喫煙、運動不足、偏った栄養バランスの食事、アルコール、加齢、ストレスの有無などがあります。

●がんとアルコール

肥満や飲酒なども大腸がんリスクとされています。

大腸がん予防方法・大腸がんの危険度チェックによれば、最もリスクが高いのは飲酒。

飲酒による大腸がんのリスクは一日に日本酒を1合⇒1.4倍、2合⇒2.0倍、3合⇒2.2倍、4合⇒約3倍となっているそうです。

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食品成分表、5年ぶり改訂|日本食や健康志向の食品の追加・糖尿病対策のため炭水化物の記載を充実・干しひじきの記載を見直し




■食品成分表、5年ぶり改訂|日本食や健康志向の食品の追加・糖尿病対策のため炭水化物の記載を充実・干しひじきの記載を見直し

Sashimi

by Takashi Hososhima(画像:Creative Commons)

食品成分表、5年ぶり改訂=発芽玄米、米粉パンなど313品増―文科省

(2015/12/25、時事通信)

「日本食品標準成分表」が5年ぶりに改定されたそうです。

記事の中から注目するポイントは3点。

1.日本食や健康志向の食品の追加

新たに掲載したのは刺し身や天ぷらなどの日本食、健康志向を反映した発芽玄米や五穀、アマニ油、アレルギー対策で食べられている米粉パンや米粉めんなど。

この十年、健康に良いとして日本食が見直されていますが、その傾向を受けてでしょうか、日本食が新たに掲載され、また、健康志向のある食品やアレルギー対策食品が掲載されるようになったそうです。

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2.糖尿病対策のため、炭水化物の記載を充実

従来は食品全体から水分や他の成分を差し引いた量を掲載しており、正確性が劣っていたが、今回は実際の食品分析に基づく炭水化物量を追加記載した。

炭水化物をコントロールする食事が糖尿病の食事療法として注目されていますが、その要望を受けてでしょうか、炭水化物の記載を充実させたそうです。

→ 糖尿病の症状 について詳しくはこちら

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3.干しひじきの記載を見直し

鉄分が豊富な食品とされてきた干しひじきの記載も見直した。かつては鉄製の釜で蒸し煮にしていたため鉄分が多かったが、現在の主流であるステンレス釜で作った製品では鉄分が減っている。鉄釜の製品では干しひじき100グラム当たり鉄分が58.2ミリグラム、ステンレス釜では同6.2ミリグラムと書き分けた。

干しひじきは昔は鉄釜で作っていたため、鉄分が多かったのですが、現在の主流の製造方法はステンレス釜で作っているため、鉄分が減っています。

そのため、今後は、鉄分不足に良い食べ物や貧血(鉄欠乏性貧血)に良い食べ物として、ヒジキを紹介する場合は、干しひじき(鉄釜)と記載するようになりそうです。

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中国の約3億4100万人が「過体重」か「肥満」|内臓脂肪型肥満が多く、糖尿病・脂肪肝・心筋梗塞のリスクが高い

Hong Kong's Umbrella Revolution #umbrellarevolution #umbrellamovement #a7s #sony #occupyhk

by Pasu Au Yeung(画像:Creative Commons)




<数字で見る中国>国民の5人に2人が過体重、内臓脂肪型肥満の傾向も

(2015/9/26、レコードチャイナ)

中国人は腹部を中心に脂肪がつく「内臓脂肪型肥満(リンゴ型肥満)」の傾向が強い。2006年の調べでは、男性の21.7%、女性の22.5%がこれに属している。糖尿病や脂肪肝、狭心症、心筋梗塞、中風のリスクが高まるのがこのタイプだ。

低所得者の栄養状態改善を目指すスイスのNPO「グローバル・アライアンス (GAIN)」によると、中国では約3億4100万人が「過体重」か「肥満」なのだそうです。

また、この記事によれば、中国人は内臓脂肪型肥満が多く、糖尿病脂肪肝、狭心症、心筋梗塞痛風のリスクが高いそうです。

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■内臓脂肪を落とすには

日本人は欧米人より内臓脂肪がたまりやすい?によれば、日本人は、欧米人と比較すると、皮下脂肪に脂肪を蓄えておく力が低いため、内臓脂肪としてたまってしまうようです。

アジア人は日本人と同様に皮下脂肪に脂肪を蓄えておく力が低いため、内臓脂肪としてたまってしまうようです。

しかし、内臓脂肪は溜まりやすい一方、落ちやすい性質があるので、しっかりと対策を行なえば大丈夫です。

●アディポネクチン

アディポネクチンは、中性脂肪の燃焼を助けるホルモンで、内臓脂肪が少ないほど分泌量が増えるそうです。

反対に、メタボリックシンドロームが進行する=内臓脂肪が増えると、アディポネクチンは減少してしまいます。(アディポネクチンの健康効果|中性脂肪を減らす・メタボリックシンドロームの改善・高血圧予防

→ アディポネクチン について詳しくはこちら







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「メタボ猿」が激ヤセ 人と同じ糖尿病の疑い? 堺の大浜公園

Monkey and banana

by InOutPeaceProject(画像:Creative Commons)

※写真はイメージです。画像と本文とは関係ありません。

健康・美容チェック > 糖尿病 > 「メタボ猿」が激ヤセ 人と同じ糖尿病の疑い? 堺の大浜公園




「メタボ猿」今度は激痩せ 人と同じ糖尿病? 堺の公園

(2015/10/28、朝日新聞デジタル)

見物客が餌を与えすぎて「メタボ猿」とまで呼ばれた大浜公園(堺市堺区)のアカゲザルのうち数匹が、今度は激痩せしてしまった。担当獣医師らは症状から1匹は末期の糖尿病の可能性が強いとみる。見物客の身勝手な餌やりによる幼少期の過食が原因とみられるが、有効な治療法はないという。

見物客がえさを与えすぎて太っていたサルが激ヤセしてしまったそうで、症状から判断すれば糖尿病の可能性が高いそうです。

→ 糖尿病の症状 について詳しくはこちら

■2009年にはダイエットに成功していた!?

メタボ猿がダイエット成功 30キロから17キロに激減

(2009/6/30、47ニュース)

公園はさらなるダイエットと体形維持のため、来園者からの餌やりを防ぐ新たな飼育施設を整備。

<中略>

公園事務所によると、2007年には飼育する約50匹の3割以上が10キロ以上と太り気味。来園者が投げ込む菓子パンなどが原因とみられ、公園は同年6月から食事制限を実施した。

2009年の時点では来園者からのエサやりを防ぐ対策を行ない、食事制限によって、ダイエットに成功していたそうです。

しかし、それまでの影響がたたったのか、糖尿病らしき症状が出ているようですね。

■英動物園、サルの餌にバナナ禁止

「英動物園、サルの餌にバナナ禁止」から学ぶ糖尿病を予防する方法によれば、イギリスのペイントン動物園では、バナナは健康に良くないという理由からサルに与えるのをやめたそうです。

人間が食べる分には甘さを強めるように改良されたバナナは良くても、サルにとっては高カロリーで糖分が多く、糖尿病や虫歯の原因、胃腸の具合が悪くなるといった影響があるそうです。

野生のバナナのえさを提供してくれる業者がないため、徐々にバナナの量を減らし、野菜中心の餌に切り替えたところ、サルに変化が見られたそうです。

また、各地の動物園では動物たちに運動させようと、刻んで食べやすくした餌を与えるのではなく、餌をあちこちに置いて探させるなどの工夫を凝らすところが増えているそうです。

 

■まとめ

糖尿病は「過食」「運動不足」が原因で加速する!ので、糖尿病を予防するためには、食事と運動を動物園側でコントロールする必要があります。

今回のケースは見物客がエサやりをしていることによって、食事をコントロールできなくなっていることが原因にあるようです。

高カロリーで糖分が多い食事によって糖尿病になりやすくなるのは人間もサルも同じです。

しっかりと食事と運動をコントロールして、健康体にしてあげてほしいものです。







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医療費、初の40兆円超え|予防医療に力を入れて医療費を削減しよう

21/12/2010 Germán Tenorio Vasconcelos  celebra 1er aniversario del Hospital de Puerto Escondido con capacitaciones

by German Tenorio(画像:Creative Commons)




国民医療費 初めて40兆円超える

(2015/10/8、NHK)

国民が医療機関で病気やけがの治療を受けるのにかかった費用の総額を示す、平成25年度の国民医療費は40兆610億円と、7年連続で過去最高を更新し、初めて40兆円を超えました。

高齢化や医療技術の高度化を背景に、2013年度の医療費が40兆円を超えたそうです。

医療費の伸びを抑制するためには予防医療が重要になるのではないでしょうか。

男性のがん、「大腸がん」が初の1位、「胃がん」を抜きによれば、男女別がんの部位別症例数は次のようになっています。

<男性>

  1. 大腸がん
  2. 胃がん
  3. 前立腺がん
  4. 肺がん

<女性>

  1. 乳がん
  2. 大腸がん
  3. 肺がん
  4. 胃がん
大腸がん予防

1975年型食事が健康によい!?|世界一受けたい授業 4月25日によれば、2000年代は脂質が多くなってくるのですが、肉を多く食べると大腸がんになるリスクが高いによれば、肉を多く食べる日本人は大腸がんになるリスクが高いことが、約8万人を対象にした約10年におよぶ国立がん研究センターの追跡調査でわかっています。

また、長時間イスに座っているのは、健康に良くないらしいで紹介したアメリカン・ジャーナル・オブ・エピデミオロジー誌に発表された研究によると、デスクワーク(長時間椅子に座ったままでの仕事など)は大腸がんのリスクを増加させる可能性があるそうです。

その他にも、糖尿病の人の大腸がんになるリスクは1.4倍、肝臓がんは1.97倍、すい臓がんは1.85倍も高いによれば、日本糖尿病学会と日本癌学会の合同委員会の報告では、糖尿病の人はそうでない人に比べて大腸がんになるリスクは1.4倍なのだそうです。

糖尿病の患者数の増加に伴い、大腸がんになる人も増えていると考えられないでしょうか。

→ 大腸がん について詳しくはこちら

→ 大腸がん危険度チェック について詳しくはこちら

■ピロリ菌除菌と胃がん検診で胃がん予防

胃がんの原因としては、最近の研究によって、ヘリコバクターピロリ(ピロリ菌)が大きく関わっているのではないかと考えられています。

胃がん検診、内視鏡検査の追加を提言 厚労省検討会によれば、胃の内視鏡検査は胃がんの死亡率を減らす効果が認められているそうです。

早期の胃がんには、自覚症状はほとんどありません。

40歳を越えたら、自覚症状はなくても、年に一回は胃の定期検査を受けましょう。

→ 胃がんの症状・原因・手術・食事 について詳しくはこちら

■肝臓がん予防のために「肝炎ウイルス」の検査

肝臓がんになるほとんどの原因はウイルス性肝炎から肝硬変になったものであるため、肝臓がんの予防するためには、肝硬変になる前に、肝炎を早期に発見し、治療を行うことが第一です。

→ 肝臓ガン について詳しくはこちら

■歯周病予防で生活習慣病予防

歯周病から糖尿病が悪化する?|そのメカニズムと歯周病予防のポイントによれば、歯周病菌の出す毒素が歯肉や歯を支える骨を侵す作用の研究が進むにつれて、これらの毒素は、全身をめぐって糖尿病や心臓血管系の疾患など生活習慣病にも影響を与えていることが明らかになってきています。

歯周病ケアをすることが生活習慣病予防につながります。

→ 歯周病の症状・歯周病とは・歯周病予防 について詳しくはこちら

■舌の汚れを清掃してがん予防

舌の汚れを清掃をすることがガン予防につながる!?によれば、舌の上に付く白い汚れ「舌苔(ぜったい)」の面積が大きいほど、呼気に含まれる発がん性物質アセトアルデヒドの濃度が高いことがわかったそうです。

■まとめ

医療費を削減するためには、予防医療に力を入れていく必要があると思います。






P.S.

40代からの眼科ドックで目の病気を予防しよう!によれば、緑内障は、40歳以上の17人に1人がかかる身近な目の病気であり、早期発見、早期治療が大切なので、40歳前後の方は、一度眼科での検査をおすすめしています。

→ 緑内障 について詳しくはこちら。

その他にも、加齢黄斑変性飛蚊症など加齢が原因となる目の病気もあるので、定期的に診てもらいましょう。

また、網膜は、体の中で実際に血管を肉眼で見ることができる唯一の場所であるため、この血管から脳梗塞や心筋梗塞糖尿病などのリスクがわかるそうです。