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> 健康・美容チェック > 目の病気 > 遠隔操作の手術ロボットによる網膜の手術に世界で初めて成功|オックスフォード大学
(2016/9/18、ニュースイッチ)
遠隔操作の手術ロボットにより、眼球に開けた直径1ミリメートル未満の穴を通して真裏にある網膜を切開し、網膜を引っ張って歪ませていた厚さ10マイクロメートル(1mmの100分の1)の膜を取り除くことで、周囲に損傷を与えることなく視力を回復させることに成功した。
オックスフォード大学のロバート・マクラーレン教授らは、遠隔操作の手術ロボットによる網膜の手術に世界で初めて成功したそうです。
■網膜疾患は外科医による手術は難しい
網膜疾患は先進国でも失明の大きな要因となっている。レーザースキャナーや顕微鏡により疾患の部位は詳細に観察できるものの、扱う対象が非常に小さく、高い精度が要求されるため、外科医による手術は難しいのが現状だという。
網膜の病気はレーザースキャナーや顕微鏡によって疾患の部位を見ることはできても、扱う対象が非常に小さいため、外科医による手術は難しいのが現状なのだそうです。
そこでこのロボットは、マイクロメートル単位で微細な手術を安全に行えるよう工夫を凝らした。ジョイスティックとタッチパネルを装備し、手術用顕微鏡で進行状況をモニターしながら、外科医がジョイスティックで操作する。その手の震えを排除しながら、指示された動きをロボットの小さな動きに変え、眼球内部での正確かつ微細な手術を可能にした。
手術ロボットは、手の震えを排除しながら、外科医が操作する動きを小さな動きに変えて、高い精度の手術を可能にしたそうです。
■まとめ
宇山一朗|ロボット手術「ダヴィンチ」の普及拡大に貢献|情熱大陸 9月28日によれば、ダヴィンチによる手術は、胃がん、前立腺がん、腎がん、食道がん、肝臓がん、すい臓がんで行われているようです。
手術ロボットが活躍する分野はどんどん広がっていくのではないでしょうか。
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