by Christopher Michel(画像:Creative Commons)
2013年4月24日放送の「それ、放っておくとヤバイです」(TBS)では、気になる不調を抱える芸能人に、人間ドックを受診してもらい、検査結果を紹介しながら、その症状について解説していました。
●「体脂肪率37.7% ウエスト107.9センチ、血液中の尿酸値が高い」(小杉竜一さん)
→肥満や高尿酸血症(血液中の尿酸値が高く痛風になる)
【対策】
- 食べ過ぎない、お酒を飲みすぎない、ストレスを溜めない
- プリン体の多い食品に気をつける
レバーやエビ、豚骨ラーメンや鍋もののスープ(プリン体は、煮ると煮汁に溶け出る)には気をつけたほうがいいようです。
また、尿酸は腎臓から尿に排出されて体外に出るので、尿酸が尿に溶けやすいように尿をアルカリ化する食品が予防にはいいようです。
尿をアルカリ化する食品、例えば、野菜や海藻、酢の物です。
【プリン体】
●きわめて多い
白子、あんこうのきも、煮干し、鰹節、干しシイタケなど
●多い
レバー、かつお、マイワシ、さんまの干物、大正エビなど
●少ない
うなぎ、豚肉、牛肉、すみれ、ほうれん草など
●きわめて少ない
いくら、数の子、卵、コンビーフ、ひじき、トマトなど
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●「動くことがきらい、コンビニのわずかな距離でも息切れ、どんなに近くても移動はタクシー」(犬山紙子さん)
→ロコモティブシンドロームの可能性
ロコモティブシンドローム(運動器症候群)とは、運動器の障害のために要介護となる危険の高い状態です。
ロコモティブシンドロームの原因は、加齢による筋力やバランス能力の低下だと考えられています。
日本整形外科学会によるロコモティブシンドロームの5つのチェックポイント(ロコモティブシンドロームとは)
- 片脚立ちで靴下がはけない
- 階段を上るのに手すりが必要
- 横断歩道を青信号で渡りきれない
- 十五分くらい続けて歩けない
- 家の中でつまずいたり滑ったりする。
【対策】
- しっかり運動すること
ロコモティブシンドロームとはによれば、効率よく筋力強化ができるのが目を開けての「片脚立ち」。
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●「汗が止まらない」(久保田磨希さん)
→若年性更年期障害の可能性
更年期障害は、ホルモンバランスの乱れが原因の身体的・精神的不調であり、自律神経失調症の一つで、40代後半の更年期前に起こることの多いのですが、それが20代や30代ぐらいの更年期にはまだ早い年齢であるにもかかわらず、ほてりや発汗などの更年期症状があらわれるのが、若年性更年期障害です。
【対策】
- 運動や半身浴をして、いい汗をかくようにする
- 皮膚圧反射
胸の少し上の部分を5分か10分つまむと、顔と頭から汗がでにくくなるそうです。
●「暑い日も寒い(極度の冷え性)」(田中美奈子さん)
→内臓型冷え性の可能性
内臓型冷え性は、体の中が冷えている状態。
人間の体は寒くなると、手足の表面の血管を細めます。血液の流れを減らし、温かい血液をできるだけ内臓に集めようとするのですが、体質的な問題やストレス、不規則な生活等で体温のコントロールが上手くできなくなると、寒くても血管が開いて、そこから熱が逃げていってしまう。
そうすると、体の中心部の温度が冷えて、内臓型冷え性になってしまいます。
内臓型冷え性のチェック方法は、朝、布団の中で脇や太ももや腹部を触って、わきと比べて腹が冷えていると内臓型冷え性の可能性があるそうです。
【対策】
- 運動をして筋肉をつけ、内側からの熱を作り出す。
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●「1リットルの牛乳、お菓子大好き、HbA1C7%」(水木一郎さん)
→糖尿病の可能性
HbA1cは、赤血球に含まれるヘモグロビンにブドウ糖が結びついたもので、赤血球の寿命が長いため、過去1~2カ月の血糖状態を把握できます。
HbA1cを診断基準として導入すると、短期間の血糖の状態ではなく、長期的に見た血糖状態が把握できることで、より適切な判断ができます。(糖尿病の診断基準)
HbA1Cの正常値は4.33~5.962%ですが、水木一郎さんは7%で、治療が必要だと考えられるそうです。
●「γ-GTP359、中性脂肪964」(坂上忍さん)
γ-GTPは、基準値が10から50のところ、坂上忍さんは358。
番組では、200を超えるとアルコール性肝臓障害など重大な疾患の危険もあると紹介していましたが、100以上であれば、脂肪肝が進行していると考えられます。(肝臓の数値)
中性脂肪は、基準値30~150のところ、坂上忍さんは964。
高脂血症は、血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)が多すぎる病気のことをいいます。
【対策】
- 1日7箱のタバコをやめる(高脂血症と診断されたら禁煙がのぞましい)。
- 脂物を避ける。
- お酒を辞める。
●「毎日コーラを2リットル飲む、マヨネーズが欠かせない、血液検査結果はすべて異常値」(出川哲朗さん)
→睡眠時無呼吸症候群(放っておくと8年後に40%の人が亡くなる)
→大腸ポリープ
→味覚障害
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