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【生体肝移植】肝臓提供、リスク低減 自治医大、京大が新手術法開発

Medical/Surgical Operative Photography

by Phalinn Ooi(画像:Creative Commons)




生体肝移植:肝臓提供、リスク低減 自治医大、京大が新手術法開発

(2010/3/18、毎日新聞)

生体肝移植の際、提供者から切り取る肝臓のサイズを小さくできる手術法を、自治医科大と京都大の研究チームが開発した。

さまざまな組織に分化する「間葉系幹細胞」を使って移植後の肝臓の再生を促す方法で、ラットを使った実験で効果を確かめた。

年内にも実際の患者への応用を目指す。

18日、広島市で開かれる日本再生医療学会で発表する。

自治医科大と京都大の研究チームによれば、提供者から切り取る肝臓のサイズをできるだけ小さくできる手術法を開発したそうです。

記事によれば、肝臓を提供する側が合併症になることもあるそうです。

切除のサイズが大きい場合、何らかの合併症が1割近くになることが分かっている。

提供者側の健康を守るためにも、切り取る肝臓のサイズをできるだけ小さくできる手術方法がよりよいものになるといいですね。







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「肥満から糖尿病」仕組み解明|肥満や高脂血症になると、すい臓のβ細胞に「C/EBPβ」がたまることで糖尿病になる|神戸大




「肥満から糖尿病」仕組み解明…神戸大准教授らマウス実験

(2010/2/25、読売新聞)

肥満高脂血症になると、血糖値を下げるインスリンを分泌する膵臓すいぞうのβ細胞に普段あまりないたんぱく質がたまり、β細胞が死んで糖尿病になることを、神戸大保健学研究科の木戸良明准教授らがマウスの実験で確認した。

メタボリック(内臓脂肪)症候群に関連した糖尿病の発症メカニズムの重要部分を明らかにした研究成果。

このたんぱく質を抑える物質や薬は見つかっており、予防・治療薬に結びつく可能性がある。

米医学誌に発表された。

このたんぱく質は「C/EBPβ」と呼ばれ、肝臓での糖の分解や脂肪細胞の増殖を助けている。

木戸さんらはマウスに脂肪の多い餌を与え、肥満状態にした。

すると糖尿病でない状態でも、このたんぱく質がβ細胞で増え始めた。

神戸大保健学研究科の木戸良明准教授らがマウスの実験によれば、肥満や高脂血症になると、すい臓のβ細胞に「C/EBPβ」がたまることで糖尿病になることがわかったそうです。

糖尿病予防・治療薬の開発につながる可能性があるようです。

今後の研究に期待ですね。







肝臓がん発症に新メカニズム 東北大グループが解明

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■肝臓がん発症に新メカニズム 東北大グループが解明

肝がん発症に新メカニズム 東北大グループが解明

(2010/2/22、河北新報)

東北大大学院医学系研究科の山本雅之教授(医化学)と、東京都臨床医学総合研究所の小松雅明副参事研究員らのグループが、肝臓がんの発症を引き起こす新たなメカニズムの一端を解明した。

特定のタンパク質の過剰な蓄積が、がん細胞の増殖に有利な環境をつくり出していることを発見。

新たな抗がん剤や治療法の開発につながる可能性が高いという。

東北大大学院医学系研究科の山本雅之教授と、東京都臨床医学総合研究所の小松雅明副参事研究員らのグループが、肝臓がんの発症を引き起こす新たなメカニズムの一端を解明したそうです。

肝臓ガンの発症を引き起こす新メカニズムの一端が解明されたことにより、治療法の開発につながる可能性があるようです。

肝臓がん患者の体内にはタンパク質の一種「p62」が過剰に蓄積することが知られていたが、がん発症のメカニズムとの関連は不明だった。

山本教授らはマウスを用いた実験で、p62と生体防御をつかさどる細胞内のセンサー分子(タンパク質)とが結合することで、特定の酵素群が過剰に発生し、がん細胞の増殖を助けていることを突き止めた。

記事によれば、肝臓がんは、肺がん、胃がんについで3番目に多いそうです。

肝臓がんによる国内の死者は年間3万人を超え、2008年の国立がんセンターの統計では肺がん、胃がんに次いで3番目に多い。

肝硬変からがんに進行する患者が大半で、肝機能が低下した状態で広範囲の切除手術をするため、術後に肝不全を発症し死亡するケースが多いという。

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<管理栄養士に聞く>間違いだらけのコレステロール5つの罠

Spejlæg og bacon

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コレステロールに関しては、間違った知識を持っているひとが多いのではないでしょうか。

是非この記事を参考にしてみてください。

【目次】

1.コレステロールは人間にとって必須の物質

間違いだらけのコレステロール 5つの罠 – 管理栄養士に聞く

(2010/1/22、マイコミジャーナル)

生活習慣病の元凶と思われているコレステロール。

実は、人間のからだを維持するために必要不可欠であるという。

生命現象の根幹をなす細胞膜は、コレステロールが原料。

女性ホルモンや骨粗しょう症との関連で話題のビタミンDの前駆物質(前の段階の物質)の材料もコレステロールだ。

コレステロールは必要ないと考えている人も多いのではないでしょうか。

しかし、実際は、コレステロールは人間の体を維持するために、欠かすことのできない物質なのです。

まずは、コレステロールは必要であるという認識を持つようにしましょう。

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2.卵や魚卵を控えることは無意味

からだの中のコレステロールは、80%前後が主に肝臓でつくられている。

生命維持に必須のコレステロールは肝臓で必要に応じて生産量が調整されており、卵を1、2個食べても食べなくても関係ないとも言える。

たこやいか、いくらやたらこなどの魚卵、煮干しなどは、コレステロールを多く含むため敬遠されがちだ。

しかし、たこやいかはコレステロールが原因となる胆石症を予防するほか、糖尿病を予防・改善するはたらきのあるタウリンというアミノ酸の一種をたくさん含んでいるし、魚卵や煮干しには細胞の新陳代謝を活発にして老化を防ぐ核酸が豊富。

食材から摂ってもからだに影響の少ないコレステロールを控えるということは、多くの大切な栄養素を控えることになってしまう。

家族性高コレステロール血症以外では、むやみな食事制限はたんぱく質不足を引き起こしかねないので注意したい。

身体の中のコレステロールは主に肝臓で作られているため、食事でそれほど注意する必要はないようです。

コレステロールのとりすぎのために高コレステロール血症になっていると思っていましたので、卵や魚卵を控える必要があると思っていた人も多いのではないでしょうか。

しかし、卵や魚卵、たこ・いかを控えることはその他の大切な栄養素(例えば:タウリン)を控えることにもなりかねないですよね。

むやみな食事制限には注意したいところです。

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3.LDLコレステロールは悪玉ではない

一般的に、LDLコレステロールは悪玉、HDLコレステロールは善玉、といわれるためか、悪玉は悪く善玉はよいコレステロールといった誤解が少なくないが、生命現象の根幹をなすコレステロールにはそもそも悪も善もなく、どちらも不可欠なものである。

LDLコレステロールには、体内でつくられたコレステロールを組織に運ぶ重要なはたらきがあり、HDLコレステロールには、体内であまったコレステロールを回収して肝臓に運び、再利用する重要なはたらきがある。

これもよくある間違いですよね。

HDLコレステロールは善玉コレステロール、LDLコレステロールは悪玉コレステロールなので、そのネーミングからか、LDLコレステロールは必要がないものと思って敬遠されています。

しかし、両方共欠かすことのできないものです。

問題なのは、酸化LDLコレステロールなのだそうです。

酸化LDLコレステロールは血管壁に付着し、動脈硬化を引き起こすことがわかってきた。

本当の悪玉は、酸化LDLコレステロールなので、覚えておきたいですね。

→ 酸化悪玉コレステロールとは・原因・数値(基準値)・測定(検査)・対策 について詳しくはこちら

4.LDLコレステロールを真の悪玉にしないコツ

HDLコレステロールが低く、中性脂肪が高いと真の悪玉である酸化LDLコレステロールが増えてくるといわれている。

中性脂肪とは脂っこい料理だけではなく、ご飯やパン、麺などの糖質を摂ることでも増加するので、主食を抜いたり、少なくしたりして調整したい。

一方、卵や魚介類、肉類には、たんぱく質やビタミン、ミネラルが豊富なので、刺身、焼きもの、少量の油でのソテーなど、油を控えるように工夫して取り入れよう。

食パンや菓子パン、焼き菓子などに使われることの多いマーガリンやショートニング、ファストフードや出来合いの総菜などの揚げ油もできるだけ控えたいもの。

食事の総エネルギーを減らし、ウォーキングなどの軽い運動を継続的に行っていくと効果的だ。

LDLコレステロールを酸化LDLコレステロールにしないためにも、食事の仕方には改善が必要なようです。

ポイントは油の選び方、使い方にありそうですね。

また、食事の量を減らし、運動を継続することも大事なようです。

5.低コレステロール血症の方が危険!?

高いとよくないと考えられてきたコレステロールだが、最近では、むしろ低コレステロールの方がリスクが高いという研究結果が発表されるようになってきた。

そのひとつが「日本人はLDLコレステロールと中性脂肪の高い方が長生きする」というもの(※1)。

「コレステロールの値が低い人は、うつの症状を発現するケースが実に多い」。

「高コレステロール血症と診断された人のなかで、投薬によるコレステロール低下治療を受けた人と受けなかった人を比較したデータでは、投薬治療を受けていた人において自殺や事故死が多いという報告も少なくない」(※2)という指摘もある。

低コレステロール血症では死亡率がやや高くなるともいわれている。

動物性食品をあまり摂らない人、たんぱく質の摂取が少ない人は、コレステロールの不足に注意してほしい。

※1『 Cholesterol-lowering medicine testing: enigmatic and confusing』 Michel de Lorgeril
(コレステロール低下薬の検証:謎と混乱) 大櫛陽一 東海大学医学部教授
※2『「うつ」は食べ物が原因だった』溝口徹(青春出版社)

低コレステロールの方がリスクがあるという研究結果が発表されているそうです。

まだまだコレステロールに関しては今後の研究結果に注目しておく必要がありそうですね。







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小学生が脂肪肝‐中国

【中国時報】小学生が脂肪肝 専門家が注意喚起

(2010/2/15、琉球新報)

祖母が孫たちの太った体形を見かねて健康診断させたところ、脂肪肝になっていることが分かった。

肝機能を示す数値(GPT)はそれぞれ80と67で正常値の33を上回っていた。

<中略>

台北慈済医院の栄養士は、近年こうした肥満の問題を抱える子供が増えてきており、このまま子供が成長すると肝臓が繊維化し、肝硬変になる恐れもあると、注意を喚起している。

中国でも、肥満の問題を抱える子どもが増えてきているそうです。

そして、脂肪肝になっている子供もいるそうです。

記事によれば、運動不足や脂っぽい食事・糖分を大量に含むジュースを取っていたそうです。

食事の改善・運動不足の解消を子供の段階からしていく必要がありそうです。

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