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ダイエット中だからこそ食べたい脂肪を燃やす5つの食べ物




Berries

by Clemens v. Vogelsang(画像:Creative Commons)

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ダイエット中だからこそ食べたい脂肪を燃やす5つの食べ物

(2011/5/22、女子力アップCafe Googirl)

ベリー類

マドンナも、小腹が空いたときにたべて、お腹まわりのぜい肉をセーブするのに使っているというベリー類。ベリー類はビタミンCが豊富に含まれているので有名ですが、ダイエットにも使える成分もたくさん含まれています。

まず、ベリー類には、カロリーの吸収を抑える効果がある不溶解性繊維が豊富。例えば、ラズベリーには1カップあたり8グラムの不溶解性繊維が含まれています。

また、ベリー類は、血圧のコントロールを助けたり、老廃物の排出を助け、むくみを改善する働きをするカリウムも豊富。

ほかにも、抗酸化作用があり若返りに欠かせないアントシアニンなども、ベリー類にはたくさん含まれています。アントシアニンは、静脈血流を良くしてくれるので、足のむくみ改善にもぴったりです。

ベリー類をダイエット中に食べたほうが良い理由としては、

  • ビタミンCが豊富
  • カロリーの吸収を抑える効果がある不溶解性繊維が豊富
  • カリウム(血圧のコントロールを助けたり、老廃物の排出を助け、むくみを改善する働きをする)が豊富
  • アントシアニンが含まれている

が挙げられています。

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七面鳥

他の動物性タンパク質と比べて、最もローカロリーと言われる七面鳥の肉。

ダイエット中、代謝を上げて効率よく脂肪を燃焼させるには、筋肉量は減らせません!七面鳥の肉には、良質のタンパク質が多く含まれているだけでなく、筋肉をつくるもとになる必須アミノ酸のひとつであるロイシンが含まれています。

ロイシンは、筋肉タンパク質が分解されるのを抑えてくれるうえ、効率のよいエネルギー代謝を促してくれます。だから、運動の前にターキーを食べると、効率よくエネルギー源となってくれ、高代謝ボディを作る手助けをしてくれますよ。

「日本で七面鳥を」というのは難しいので、鶏肉でもよいのでしょうか。

 

良質の油

油ならなんでもいいわけではありません。

えごま油、シソ油、亜麻仁油など、「オメガ-3」といわれる脂肪酸がたくさん含まれている、良質な油を摂取することが大切。「オメガ-3」は、代謝アップ、美肌効果、脂肪肝動脈硬化の予防にもなる脂肪酸なんです。

特に、えごまに含まれるαリノレン酸は、余分な脂肪を分解する働きがあり、体内に脂肪がたまりにくくしてくれるうえ、血液をサラサラにして、善玉コレステロールを増やす効果まであるといわれています。

また、良質な油は腸の蠕動運動も活発化させるので、ダイエット中でも良質な油を適度に食事に取り入れましょう。

このブログでも何度も取り上げているオメガ3脂肪酸はダイエット中でもとっていただきたい油です。

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低脂肪ヨーグルト

低脂肪ヨーグルトは、最も優れたカルシウム源のひとつです。

カルシウムは脂肪を燃焼させる効果のある栄養素の一つ。

カルシウムをたくさん食べると、副甲状腺ホルモンの働きが抑制され、脂肪細胞での脂質合成が抑えられて、体脂肪が減少しやすくなります。

またカルシウムを十分にとっていると体温が上がり、エネルギーとして脂肪が燃えやすくなる効果もあるんですよ。

アメリカ・テネシー州にある栄養研究所の医師マイケル・B・ゼメル博士も、カルシウム不足の状態は、脂肪と蓄えようとするホルモンであるカルシトリオールを放出させてしまうため、より効果的にダイエットを行うには良質で低脂肪なカルシウムを補給する必要があるという見解を示しています。

ヨーグルトをダイエット中でも食べたほうが良い理由としては、ミネラル(カルシウム)がダイエットに欠かせない栄養素であるということ。

カルシウムを摂ると、副甲状腺ホルモンの働きが抑制され、脂肪細胞での脂質合成が抑えられて、体脂肪が減少しやすくなり、また、体温が上がり、エネルギーとして脂肪が燃えやすくなる効果もあるそうです。

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アーモンド

ハーバード大学のダイエットに関する研究によると、18才~50才までの50人に6ヵ月間アーモンドを食事に摂りれるという実験を行った結果、全員が5kg以上の減量に成功し、実験後1年を経過してもリバウンドがなかったそうです。

実は、アーモンドに含まれる脂肪酸「オレイン酸」には、悪玉コレステロールを抑制し、血液をサラサラにする効果があるのです。また、エゴマにも含まれているリノレン酸も含まれているため、余分な脂肪を分解し、満腹感も得られるというメリットもあるんですよ。

ほかにも、アーモンドには、抗酸化作用のあるポリフェノールや、若返りビタミンと呼ばれるビタミンE、美容ビタミンと言われるビタミンB2も豊富なだけでなく、植物性たんぱく質や食物繊維、カルシウム、鉄、カリウム、亜鉛、マグネシウム等ミネラルなどもバランスよく含まれているので、ダイエットにも美容にも効果的なんだとか。

ハリウッドセレブ、ジェニファー・アニストンも、ダイエットにアーモンドを取り入れているそうですよ。

アーモンドをダイエット中でも食べたほうが良い理由としては、

  • オレイン酸(悪玉コレステロールを抑制)が豊富
  • 抗酸化作用のあるポリフェノールや、若返りビタミンと呼ばれるビタミンE、美容ビタミンと言われるビタミンB2も豊富なだけでなく、植物性たんぱく質や食物繊維、カルシウム、鉄、カリウム、亜鉛、マグネシウム等ミネラルなどもバランスよく含まれている。

が挙げられています。

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ナッツの健康・美容効果|世界一受けたい授業 10月16日

■アーモンド

ロマリンダ大学などで行なった実験

肥満の方を2つのグループに分けて、
一つは普通のダイエット食、
もう一つはダイエット食+アーモンド(1日84g)
を1ヶ月食べて過ごすという実験。

アーモンドを食べたグループの方が、体重が減って、ウエストも締まるという結果が出たそうです。

同じものを食べてもアーモンドによって、さらにダイエット効果が上がったということ。

アーモンドには脂肪も含まれているものの、食物繊維(ゴボウの約2倍、サツマイモの約4倍)も含まれている。

この他、ホルモンバランス、肌の状態を整えるビタミンEが補える。

■アーモンドは200回噛め!

アーモンドの細胞は非常に硬くて厚い。

栄養を吸収するためには、非常に時間がかかる。

たくさん噛むことで消化液がたくさん分泌され、また、食べたという感じが出てくるので、ダイエットのサポートにもなる。

 

エリカ・アンギャルさんとアーモンド

エリカ・アンギャルさんが紹介する食品としてよく出てくるのが、アボカド(オイル)、そしてアーモンドです。

世界一の美女になるダイエット(エリカ・アンギャル)|世界一受けたい授業では、間食としてお勧めする食べ物として、アーモンドを紹介していましたが、スーパー美人ちらし寿司レシピにも、刻んだアーモンドを振りかけるなど料理にも活用していました。

エリカ・アンギャルさんによると、アーモンドには、繊維質、タンパク質、抗酸化物質が豊富に含まれており、腹もちもよいので、ダイエットに最適なのだとか。

アーモンドは、5~6粒ほどで間食として満足できる量なのだそうです。

ダイエット中の間食として、アーモンドを利用してみてはいかがでしょうか。

 

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中国都市部の若年層の男性で脂肪肝が増加している

Rainy Night in Shanghai, May 2016

by Alfred Weidinger(画像:Creative Commons)

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都市部男性は15%が脂肪肝―中国

(2011/3/30、レコードチャイナ)

2011年3月29日付の重慶晩報によると、中国都市部在住の男性で、脂肪肝が最も罹患しやすい病気となっている。

「80後」と呼ばれる1980年代生まれの世代に顕著だが、1990年代、2000年代生まれの若年層でも脂肪肝が増加しているという。

中国都市部の若年層の男性で脂肪肝が増加しているそうです。

→ 脂肪肝 について詳しくはこちら。

内陸の重慶市でも脂肪肝患者が急増している。同市に初めて脂肪肝治療センターとして設置された新橋医院の専門医によると、同院には年間10万人が健康診断に訪れるが、うち20%が脂肪肝だという。

経済的に恵まれ、日ごろ運動をしない人では発病率が50%にも達していると指摘し、最年少では14歳の子供が脂肪肝と診断されたケースもあったという。

重慶市では長年にわたって若い世代から“火鍋(鍋物)”が好まれている。

動物性脂肪をたっぷり使ったスープで臓物などをしゃぶしゃぶして食べるこの料理や、ファストフードの普及が脂肪肝の増加につながっているのではないかと、専門医は分析している。

脂肪肝が増えている理由としては、

●経済的に恵まれ、日ごろ運動をしないこと

●火鍋(鍋物:動物性脂肪をたっぷり使ったスープで臓物などをしゃぶしゃぶして食べる料理)やファストフードの普及

があげられているようです。







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中国の大都市で急増する脂肪肝|20代から40代の男性の60%近くが脂肪肝

Shanghai

by Jannes Glas(画像:Creative Commons)

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大都市で急増する脂肪肝、骨粗鬆、痔、女性疾患・・・

(2011/2/27、エクスプロア中国)

報道によると先ごろ北京、上海、広州、深センの4都市で各都市100万人を対象とした大規模な市民健康調査が実施された。

一級城市のホワイトカラー層は収入が多く贅沢な食生活の一方で運動不足であることが顕著になった。

<脂肪肝>

生活習慣病とも言われる脂肪肝。

北京、上海では20代~40代の男性の60%近くが脂肪肝だという。

収入が多く接待や外食で食生活が贅沢な一方でマイカーを所有しているため歩く機会も少なく運動不足なので脂肪肝になりやすい。

中国都市部(北京・上海)の20代から40代の男性の60%近くが脂肪肝なのだそうです。

原因は、食生活が贅沢になり、運動不足であることが理由なのだそうです。

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非アルコール性脂肪肝にビタミンEが効果的

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by Kai Schreiber(画像:Creative Commons)

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非アルコール性脂肪肝にビタミンEが効果的

(2010/5/15、HBR)

米国・コロンビア大学Joel Lavine博士らの研究チームが4月28日のオンライン版“New England Journal of Medicine”に発表した研究によると、非アルコール性脂肪肝の治療にビタミンEが効果を持つことが確認されたということです

コロンビア大学の研究によれば、非アルコール性脂肪肝の治療にビタミンEが効果的なのだそうです。

非アルコール性脂肪肝は、肥満に伴って生じることが多い慢性疾患で、肝硬変肝臓がんに進んでしまう可能性もある病気。

2型糖尿病や循環器疾患とも関連しているといわれています。

脂肪肝・NASHには、ビタミンEを含む食べ物が良い!?で紹介した米オハイオ州のケース・ウェスタン・リザーブ大学医学部のDanny Manor医師の研究によれば、肥満によって引き起こされた脂肪肝・NASHには、ビタミンEが多く含まれる食べ物が良いそうです。

NASH(非アルコール性脂肪肝炎)を予防するにはによれば、病院では、脂肪肝に対して、肝臓保護の目的でビタミンEや大豆の成分でもあるリン脂質、糖尿病や脂質異常症の治療薬などが処方されているそうです。

以上の記事はビタミンEを摂取することがNASHに対して効果的だという記事でしたが、「アスタキサンチン」に非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の予防・抑制作用があることを発見|金沢大学の研究グループで紹介した金沢大学の研究によれば、ビタミンEよりもアスタキサンチンのほうがNASHの予防に効果的なのだそうです。

サケやカニ由来の赤い色素「アスタキサンチン」にNASHの予防・抑制作用があることを発見!

(2015/11/26、金沢大学)

本研究では,NASHの発症予防および抑制作用をビタミンEと比較検討し,アスタキサンチンにはビタミンEに比べ優れた,強いNASHの予防・抑制効果があることが明らかとなりました。

医薬保健研究域附属脳・肝インターフェースメディシン研究センターの太田嗣人准教授の研究グループによれば、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の予防・抑制に、サケやカニに含まれる赤い色素「アスタキサンチン」が有効であることがわかったそうです。

NASHの予防のためにも、ビタミンEやアスタキサンチンを含む食べ物が不足していないかチェックしてみましょう。

→ NASH(非アルコール性脂肪性肝炎)の症状・食事・改善方法 について詳しくはこちら

→ アスタキサンチンの健康効果 について詳しくはこちら







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肝臓における脂肪代謝の新たな制御機構を解明、脂肪肝治療ヘの応用に期待|九大

ExeterUniMedSch April2013-16

by University of Exeter(画像:Creative Commons)

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肝臓における脂肪代謝の新たな制御機構を解明(メタボリック症候群における脂肪肝に対する治療への応用に期待)

(2010/12/2、科学技術振興機構)

Fbxw7は、これまで色々ながん遺伝子たんぱく質注3)を分解する「がん抑制遺伝子注4)」として知られていましたが、一方で、脂肪合成に重要な役割を担っているSREBPというたんぱく質の分解にも関わることが最近の報告で示唆されていました。しかし、実際にFbxw7が生体内でどのように脂肪代謝に関わっているかを調べた研究はこれまでありませんでした。

そこで本研究チームは、肝細胞におけるFbxw7の役割について研究を行いました。マウスの肝臓から人工的にFbxw7を消失させると、わずか3週間で激しい脂肪肝が発症し、その後は脂肪肝炎や肝線維症につながることが分かりました。この異常は、人間のメタボリック症候群注5)の患者で起こる肝臓の病変である非アルコール性脂肪肝炎(NASH)注6)とよく似ています。その原因は、Fbxw7が欠損しているために、中性脂肪の合成を司るSREBPたんぱく質がマウスの肝臓で異常に蓄積していることでした。つまり、正常状態ではFbxw7がSREBPたんぱく質を恒常的に分解することでこれを低いレベルに抑え、肝細胞での過剰な中性脂肪の合成を抑制していたのです。また本研究では、Fbxw7はNotchというたんぱく質を分解することで、肝細胞の正常な分化を導く役割を担っていることも明らかにしました。

本研究はFbxw7が肝臓における中性脂肪の合成を生体内で恒常的に制御していることを示した初めての報告であり、今後、その機能を制御することで脂肪肝や脂肪肝炎に対する治療への応用が期待されます。

九州大学生体防御医学研究所の中山敬一教授らは、肝臓における中性脂肪の合成がユビキチン化酵素であるFbxw7(エフ・ビー・エックス・ダブリュー・セブン)によって恒常的に制御されていることを発見したことにより、今後脂肪肝や脂肪肝炎に対する治療への応用が期待されるそうです。







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