「脂質」タグアーカイブ

炭水化物の摂取量が多くなると死亡リスクが高くなり、脂質の摂取量が多いほど死亡リスクが低下し、飽和脂肪酸の摂取量が多いと脳卒中のリスクが低くなる!?

> 健康・美容チェック > 脳卒中 > 炭水化物の摂取量が多くなると死亡リスクが高くなり、脂質の摂取量が多いほど死亡リスクが低下し、飽和脂肪酸の摂取量が多いと脳卒中のリスクが低くなる!?




■炭水化物の摂取量が多くなると、死亡リスクが高くなり、脂質の摂取量が多いほど死亡リスクが低下し、飽和脂肪酸の摂取量が多いと脳卒中のリスクが低くなる!?

ごはん

by Tatsuo Yamashita(画像:Creative Commons)

ランセット誌に掲載されたMahshid Dehghanさんらによる五大陸18カ国で脂肪および炭水化物摂取と心臓血管疾患および死亡との関連性について調べたコホート研究によれば、次のようなことがわかったそうです。

●炭水化物の摂取量が多くなると全死亡率のリスクの上昇と関連すること

●脂肪(脂質)の摂取は全死亡率のリスクの低下と関連すること

●脂肪(脂質)は心血管疾患、心筋梗塞、心血管疾患の死亡率と関連していなかったこと

●飽和脂肪酸は脳卒中と逆相関しているということ

飽和脂肪酸悪玉論の真相とは?|飽和脂肪酸は心臓疾患の原因にはならない?によれば、飽和脂肪酸悪玉論が叫ばれるようになってから、飽和脂肪酸の摂取量は減り、炭水化物の摂取量が増え、植物油の摂取が増えているという変化が起きているそうです。

飽和脂肪酸の摂取量が減ったから炭水化物の摂取量が増えたとは短絡的に言えませんが、炭水化物の摂取量は増えているそうで、炭水化物の摂り過ぎは、肥満や糖尿病の原因になり、さらには心臓疾患になる可能性も高まります。

<糖尿病>ごはんをよく食べる習慣がある女性の発症リスクが高い|厚生労働省研究班によれば、ごはんを多く食べる習慣のある女性は、食べない女性に比べて糖尿病になる危険性が高いそうです。

【参考リンク】

  • 米飯摂取と糖尿病との関連について|多目的コホート研究|国立がん研究センター

    女性では米飯摂取が多くなるほど糖尿病発症のリスクが上昇する傾向が認められました。摂取量が最も少ないグループに比べ1日3杯および1日4杯以上のグループでは糖尿病のリスクがそれぞれ1.48倍、1.65倍に上昇していました

低炭水化物スコアと糖尿病との関連について|多目的コホート研究

女性で低炭水化物スコアが高いほど糖尿病発症のリスクが低下

低炭水化物/高動物性たんぱく質・脂質スコアが高いほど糖尿病リスクが低下

また、多目的コホート研究によれば、女性では、低炭水化物/高動物性たんぱく質・脂質スコアが高いほど糖尿病のリスクが低下していたそうです。

飽和脂肪酸摂取と循環器疾患発症の関連について|多目的コホート研究|国立がん研究センター

飽和脂肪酸を食べる量が少ないグループで脳卒中のリスクが上昇

飽和脂肪酸を食べる量が多いグループで心筋梗塞のリスクが上昇

従来、飽和脂肪酸は血清のコレステロール値を高くし、将来的に粥状動脈硬化になりやすくなることから、摂取を控えるような指導がなされることがありました。一方で、最近の結果から、飽和脂肪酸は無害であり、制限する必要はないという説もあります。今回の研究結果からは、日本人におけるこうした議論のひとつの決着として、「飽和脂肪酸摂取は、多すぎても、少なすぎても良くない」という結論が得られました。この結果は、日本人で約40年前に発見された「血清コレステロール値は、高すぎても低すぎても良くない」という知見とよく一致しています。

国立がん研究センターの多目的コホート研究によれば、日本人においては、「飽和脂肪酸摂取は、多すぎても、少なすぎても良くない」という結論が出ています。

ランセット誌に取り上げられたコホート研究について単純に受け取れば、炭水化物を摂る量が多くなるほど死亡リスクが高くなり、脂質の摂取量が多いほど死亡リスクが低下し、飽和脂肪酸の摂取量が多いと脳卒中のリスクが低くなるとなってしまいがちですが、これまで取り上げてきた研究を合わせると、どんな食べ物でも多すぎても少なすぎてもよくないという結論になります。




■まとめ

今回の論文では、今回の知見を含めて世界の食生活ガイドラインを再検討すべきという提言がされていました。

食事バランスガイドを守ると死亡リスクが減少する!|バランスの良い食事をしようというメッセージは伝わっているの?で紹介した国立がん研究センターの多目的コホート研究によれば、食事バランスガイドの遵守得点が高いほど総死亡のリスクが低下し、遵守得点が10点増加するごとに総死亡リスクが7%減少するという結果が出ているそうです。

死因別に見てみると、食事バランスガイドへの遵守得点が10点増加するごとに、循環器疾患死亡リスクが7%減少、脳血管疾患死亡リスクが11%減少しています。

ただ、「健康のためにはバランスの良い食事をおすすめします」というメッセージは実は伝わりにくいのです。

『スイッチ!「変われない」を変える方法』(著:チップ・ハース&ダン・ハース)によれば、「もっと健康的な食生活を送る」といった総括的な目標は、不明瞭であり、その曖昧さが感情に言い逃れの余地を与え、失敗を正当化しやすくしてしまうそうです。

スイッチ! ──「変われない」を変える方法 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

新品価格
¥886から
(2017/3/31 13:08時点)

つまり、「健康のためにはバランスの良い食事をしましょう」というメッセージは、受け取る側としてはわかりづらいもので、結果どうしたらよいかわからず、今まで通りの生活をしてしまうことになってしまいます。

ではどのようにしたらよいのでしょうか?

『スイッチ!「変われない」を変える方法』(著:チップ・ハース&ダン・ハース)ではこのような提案がされています。

例:アメリカ人に健康的な生活をさせるには?
「もっと健康的に行動しよう」と訴えるのではなく、「次にスーパーの乳製品コーナーに立ち寄ったら、ホールミルクではなく低脂肪乳に手を伸ばしなさい」というべきなのだ。
飲食行動を変える必要でなく、購入行動を変える。
「もっと健康的に行動しよう」と伝えても、解釈の仕方はいくらでもある。

よくテレビで紹介されているような、○○の不足が病気の原因となる恐れがあるので、△△を食べましょうというのは、見ている人に伝わりやすく、行動を変えやすいということなんですね。

デザインとアイデアでカンボジアの人を貧血から救った鉄製の魚「LUCKY IRON FISH」によれば、カンボジアでは鉄分不足による貧血によって極度の倦怠感やめまいで悩まされている人が多かったそうです。

しかし、カンボジアの食生活は魚と米から成り立っていて、鉄分の摂取が不足していたそうです。

「魚は幸運の印である」という地元の俗説を利用して、カントロップという魚の形に成形した鉄の塊(Lucky Iron Fish)を調理中の料理にしたところ、Lucky Iron Fishを使っている地域では鉄欠乏性貧血が50%減少したそうです。

普段食べている食事にLucky Iron Fishという鉄の塊を入れるだけで鉄欠乏性貧血が解消するというのは実にわかりやすい方法です。

「バランスの良い食事にしましょう」というのは最も正しいメッセージですが、最も伝わりづらいメッセージでもあります。

ここにもう一つ何らかのアイデアが必要になってくるのではないでしょうか?







【参考リンク】
続きを読む 炭水化物の摂取量が多くなると死亡リスクが高くなり、脂質の摂取量が多いほど死亡リスクが低下し、飽和脂肪酸の摂取量が多いと脳卒中のリスクが低くなる!? →

香川県の小4の血液検査で1割の子どもが肝機能、脂質、血糖値の異常値を示す

student ipad 003

by Brad Flickinger(画像:Creative Commons)




■香川県の小4の血液検査で1割の子どもが肝機能、脂質、血糖値の異常値を示す

小4の1割、おじさん化?…肝機能・脂質に異常

(2015/8/3、)

小学4年生を対象に、香川県が昨年行った血液検査で、肝機能、脂質、血糖値の異常値を示した子どもの割合が、それぞれ1割に上ることが分かった。

<中略>

総コレステロールや、中性脂肪などの脂質が異常値となった子どもは男子10・2%、女子11・5%。高血糖状態が続いていることを示す「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」の高値は、男子12%、女子10・9%だった。

香川県の小学4年生を対象に行なった血液検査において1割の子どもが異常値を示したことがわかったそうです。

■検査値異常の子どもの生活習慣の特徴

同県の調査で、検査値異常の子どもは「腹いっぱい食べる」「早食い」「1日のゲーム時間が長い」「特別な運動をしない」などの生活習慣が多いことが分かっている。

香川県の調査によれば、検査値が異常だった子どもは、食べ過ぎ、早食い、ゲーム時間が長い、運動不足といった生活習慣が多かったそうです。

■子どもの食事の変化が関係している?

働く母親が子どもの夕食の主菜に魚料理を調理するのは9.3%|子供に魚を食べさせたほうが良い理由とはによれば、働く母親が子どもの夕食の主菜に魚料理を調理するのは9.3%だったそうです。

1975年型食事が健康によい!?|世界一受けたい授業 4月25日によれば、2005年の食事は、コメが少なく、肉類、油脂類が多く、丼ものやパスタなどの単品メニューが目立ってきているそうです。

つまり、昔から比べると、魚介類から肉類を摂取する機会が増え、また、単品メニューが増えていることがわかります。

また、その他にも、ファストフードの食べ過ぎや清涼飲料水の飲みすぎ、運動不足なども肥満の原因と考えられます。

■まとめ

子どもの食事とIQに関連性、健康志向の食事で有意に高くというニュースであったり、子どもの肥満は55歳になる前に死亡するリスクが高まるというニュースもありますので、ぜひとも、食事内容を含めた食習慣の改善、運動する機会を増やして、生活習慣病を予防してほしいですね。







【関連記事】

中性脂肪とは・数値(正常値)・高い原因・下げる(減らす) について詳しくはこちら。

 

→ 肝臓の数値 について詳しくはこちら

ZONEダイエット(ゾーンダイエット)の方法

Hungry.

by Chaquetadepollo.(画像:Creative Commons)




3月31日放送の「ビューティー・コロシアム」(フジテレビ)でダイエットSPが放送されました。

渡辺絵美さんが挑戦したダイエットとは、「ZONEダイエット(ゾーンダイエット)」。

■ZONEダイエット(ゾーンダイエット)」とは

ZONEダイエットとは、炭水化物、タンパク質、脂質が4:3:3になるように食事をすることでダイエットする方法なのだそうです。

人間が空腹感を感じるメカニズムは、食後にすい臓から分泌されるインスリンの量がポイントとなります。

インスリンは食事をした後に増えて、しばらく経つと減ります。

このインスリンの量の落差が激しいほど、お腹がすきやすくなるそうです。

ZONEダイエットで、4:3:3にすると、インスリンの落差が少なくなるので、通常の食事をしているときほどの空腹感には悩まされないそうです。

そうすることで、ダイエットにつながるというわけですね。

【感想】

ネーミングだけを聞くと、なんだか極端なダイエットなのかなと思いましたが、きちんと考えられたダイエット方法のようです。

【関連リンク】