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「憂鬱な気分が課題解決力アップやクリエイティブワークに役立つ」という研究結果

falling down

by PYLmom(画像:Creative Commons)




「憂鬱な気分が課題解決力アップやクリエイティブワークに役立つ」という研究結果

(2010/3/5、ライフハッカー)

この記事によると、ヒトの「何に注意を払うか?」を制御しているのは、大脳の前部にある前頭前皮質腹外側部(VLPFC)という場所。

気分が落ち込んでいる人のVLPFCでは、脳の活動が増加し、深刻な患者ほど前頭前野の活動が活発になるということが明らかになっています。

つまり、気分が沈むと脳の動きが活発になり、直面する問題に対して、じっくりと繰り返し何度も考えるようになるわけです。

心理学者のAndrews氏とThomson氏は、「気分の落ち込みとVLPFCの活動は、このきっかけとなった複雑な人生の問題を、効果的に分析するための特別な『調整システム』である」と述べています。

もちろん、気分を落ち込ませた原因としてはっきりとした出来事や事実が存在することもあれば、特段の原因が認められない場合もありますが、いずれにしろ、憂鬱な気分がなければ、自分の苦境を解決しようとはなりにくいわけです。

じっくり考えることにより、課題の解決につながりやすいという面も…。

ワシントン州立大学の人類学者Ed Hagen氏は、憂鬱な状態は、課題解決能力を向上させることがあると述べています。

たとえば、うつ状態の人は身なりを気にしなくなり、お風呂やトイレすら面倒くさがることがありますが、Hagen氏曰く、この状態は「考えるための時間を途切れさせないためではないか」とのことだそうです。

また、豪ニューサウスウェールズ大学の社会心理学者Joe Forgas氏は、複数の実験を通して、複雑な状況において、ネガティブな気分がよりよい決断を促すことを示しています。

悲しみが、厳しい状況に対処するために最も相応しい情報処理戦略を促すのだそうです。

このような感情の高まりが、クリエイティブな作品を生み出すこともあります。

神経科学者のNancy Andreasen氏が、米アイオワ州の30名のライターを対象に調査したところ、80%の人が何らかのうつ症状の診断基準に当てはまったそう。

英国のライターや、アーティストを対象とした研究でも同様に、成功している人は通常の8倍の確率でうつに関する疾患があることがわかったそうです。

気が滅入る・落ち込むといった憂鬱な気分というものは、あまり体験したいものではありません。

しかし、憂鬱な気分になる意味もあるようです。

  • 気分が沈むと脳の動きが活発になり、直面する問題に対して、じっくりと繰り返し何度も考えるようになる。
  • 憂鬱な気分がなければ、自分の苦境を解決しようとはなりにくい
  • ワシントン州立大学の人類学者Ed Hagen氏は、憂鬱な状態は、課題解決能力を向上させることがあると述べています。
  • 悲しみが、厳しい状況に対処するために最も相応しい情報処理戦略を促す
  • 感情の高まりが、クリエイティブな作品を生み出すこともある

憂鬱な気分が嫌だと思うよりも、憂鬱な気分にもちゃんと意味があると思えれば、いいかもしれませんね。







男性脳と女性脳の特徴を「ダイエット」に活かしてみよう!

A Man And A Woman

by Ding Yuin Shan(画像:Creative Commons)




ホンマでっかTVでおなじみの脳科学者・澤口俊之さんによる男性脳と女性脳の特徴が紹介されています。

「脳的にも女性のほうが男性より頭がいいんです」と脳科学者

(2011/8/30、NEWSポストセブン)

男性脳は未来志向的で、感情に流されにくく、とても理性的。また、日、月、年単位で計画を立てて行動しようとする傾向があります。いまより先の未来に実行することを覚えている記憶、これを展望記憶と呼ぶんですが、男性はこの展望記憶によって行動しようとします。

例えば、朝のうちに今日はこれからあれをして、それからこうするといったことを事前に覚えておいて、実際の行動を展開していく傾向があります。そして、自分の立てた予定を乱されると、イライラし、腹を立てやすいというのも男性脳の特徴です。

一方、女性は男性よりも感情的で、また予定を乱されてもそれほど気にしない傾向があります。それは子育てで訓練されてきた歴史があるから。赤ちゃんが泣き出したらそれに共感し、予定を変えてでも子供の世話を優先して過ごしてきたことが影響しているのでしょう。

大きな違いは、男性脳と比較して女性脳のほうが発達している脳領域が多いこと。脳全体の約80%は、女性脳のほうが発達しています。つまり、脳的にも女性のほうが男性より頭がいいんです(笑い)。40~50才になっても、それは変わりません。細かいことを見抜く力や記憶力、言語的能力も女性のほうが優れています。

■男性脳
  • 未来志向的
  • 感情に流されにくい
  • とても理性的
  • 日、月、年単位で計画を立てて行動しようとする傾向
    男性は展望記憶(いまより先の未来に実行することを覚えている記憶)によって行動しようとする
  • 自分の立てた予定を乱されると、イライラし、腹を立てやすい
■女性脳
  • 男性よりも感情的
  • 予定を乱されてもそれほど気にしない傾向がある
  • 細かいことを見抜く力や記憶力、言語的能力が優れている

こうした脳の特徴をダイエットなどに活かすといいのかもしれません。

男性のダイエットの場合は、出来る限りきっちりと予定を行うといいのかもしれません。

女性のダイエットの場合は、きっちりと予定を立てるダイエットよりも、誰かとコミュニケーションをとりながらダイエットを行うとより継続しやすいのではないでしょうか。

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実はバイキング(ビュッフェ)では食べ過ぎることはない!?|#所さんの目がテン

Curry dishes

by Karsten Seiferlin(画像:Creative Commons)




バイキングと聞くと、食べ過ぎが気になるという人も多いのではないでしょうか。

しかし、先日放送された「所さんの目がテン」(日テレ)の実験によれば、バイキングではそれほど食べすぎないそうです。

食べ過ぎない理由は、そのバイキングスタイル(ビュッフェスタイル)にあるようです。

バイキングでは、いろんな料理を食べてみたいと思って、選ぶ時間や料理をとる時間、そして待つ時間がかかります。

そうした時間があるために、その間に脳の満腹中枢が刺激されて、それほど食べていなくても、満腹になったと思うのだそうです。

つまり、バイキングでは、想像したほど食べ過ぎることはないということです。

ただし、いろんな料理を選ばず、単品だけを食べ続けると食べ過ぎになるのでご注意を。

【関連記事】

 

P.S. 「所さんの目がテン」(日テレ)の「元をとるためにどうしたら良いか」という実験で、単品だけを食べるという実験を行なっていましたが、確かに元をとることができましたが、その代わりバイキング(料理)を楽しむことができなかったようです。

バイキングでは、元を取ろうと思わずに、その雰囲気を楽しむようにした方が良いようですよ。

 

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権力者が他人に共感できなくなるのは脳の仕組みが原因!?

Henrique Ricardi para Premier Models Mgt

by Daniel M Viero(画像:Creative Commons)




「権力者の傲慢」は脳の仕組みに起因? カナダ研究

(2013/10/28、CNN)

今回の研究で、人が権力を持つと、脳が本来的に持っているメカニズムによってこの共感の仕組みが機能しなくなることが判明した

人が自分の権力を認識すると、他人に対する思いやりを失ったり、他人の立場に立って考えることができなくなったりしますが、カナダのウィルフリッド・ローリエ大学の研究チームによれば、これが脳のメカニズムによるものであることが分かったそうです。

「なぜ、あの人がリーダーなのか?」(著:マルク・ファン・フフト&アンジャナ・アフジャ)によれば、ステイタスを手に入れた途端人間は変化してしまうそうです。

権力を獲得した人は歩く速度が上がり、感情を表に出さなくなる。

<中略>
権力の座に就くと、他人に共感することができなくなる。

つまり、今回の研究を基に考えると、権力を持ったことを自覚すると、脳のメカニズムによって、共感の仕組みが機能しなくなり、本来その人に隠されていた権力にかかわる性格・性質(例:ナルシシズム・マキャベリズム・精神病質)が顕在化してくるということなのでしょうか。

この研究は興味深いところなので、注目していきたいです。







驚きの最新医療|着ることが出来るAED・腰に埋め込み自動的に薬を出すチップ・脂肪を凍らせて痩せる技術|#ホンマでっか

ExeterUniMedSch April2013-18

by University of Exeter(画像:Creative Commons)




2012年9月5日放送のホンマでっかTVは「驚きの最新医療」がテーマでした。

 

■飲むとつらい記憶を消せる錠剤が開発!?

アメリカのジョンズポプキンス大学が開発した錠剤の薬

つらい事を体験すると脳内で独特なタンパク質が生成され、独特なタンパク質が定着し記憶として刷り込まれている。

タンパク質を錠剤で分解→つらい記憶を消去

つらいトラウマを抱える人(退役軍人のPTSDなど)の治療に役立つ可能性がある。

人間は記憶によって人格形成→この薬には賛否両論の声がある

 

■脳のタンパク不足で歩行&記憶等が困難!?

筋肉の病気→歩行の困難

※実は脳のたんぱくが欠乏して、歩行困難や記憶障害が起きていることがある。

脳の特殊なタンパク質

減少→記憶力低下 増加→記憶力向上

 

■タンパク質が元気な細胞を呼び治療!?

病気を治したいところにたんぱく質を注射し、細胞を呼び込み、細胞が元気になって治るという実験が行われている。

脳に直接タンパク質を入れる事が動物実験では可能

人にも適応出来るよう研究が進められている。

 

■着る事が出来るAED(自動体外式除細動器)がある!?

不整脈が原因で発作が起き心臓停止→年間6万3千件

街中での心臓停止→生存率10~20%

米国では着るAEDが実用化→患者にレンタル

ベスト型で除細動電極・心電図用電極・コントローラーがついており、不整脈が出た時自動的に作動する。

意識が無い時に自動で作動→心臓の働きを戻してくれる

 

■腰に埋め込み自動的に薬を出すチップがある!?(ハーバード大の研究)

コンピューターと通信装置が付いた薬剤放出チップ

将来体の状態に応じて自動で作動する事も可能に

 

■ロボットの手で外科手術が可能に!?

開腹せず小さい穴からカメラと器具を投入

湾岸戦争時,米国本土の医師が戦地で治療をする為に開発

拡大されたカメラの映像を見て肉眼では確認しにくい手術も可能

●ロボットの手術は3日で元気に退院できる!?

通常心臓手術は入院2~3週間必要

 

■虫歯を削らず殺菌だけで治療!?

オゾンを当て虫歯菌を殺菌→虫歯を治療

現状は健康保険の適用外で治療費は自費になる

 

■歯槽膿漏になっても治す事が可能!?

歯茎の中の骨を再生→同時に歯茎も再生する

細胞を元気づけるタンパク質を注射→骨&歯茎も改善

 

■死後脳をスライスしてコンピューターに読み込ませる!?

コンピューターに死者の脳を保存→脳としては生き続けられる

脳の情報量は膨大な為、簡単には出来ないが原理的には可能

 

■飲むだけで筋肉がつく薬がある!?

カウチポテト薬

動物実験では塗るだけで筋肉を増量する事に成功

筋肉疾患や代謝障害などの治療薬として研究

 

■米国で脂肪を凍らせて痩せる技術がある!?

1時間程度の治療から 個人差もあるが徐々に脂肪が減少

脂肪細胞を冷却し破壊→代謝され体外に排出







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