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太りにくい!老けにくい!知られざる腸内細菌パワー|#世界ふしぎ発見

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by Alexander Nie(画像:Creative Commons)

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2016年1月9日放送の世界ふしぎ発見!のテーマは「太りにくい!老けにくい!知られざる腸内細菌パワー」です。

■腸内細菌の理想のバランス

腸内細菌は、大きく分けると、善玉菌・悪玉菌・日和見菌に分けられます。

腸内細菌の理想のバランスは、善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7。

■腸内細菌の力を調べる実験

腸内環境を整えるには、食物繊維・乳酸菌・オリゴ糖が必要。

1.野菜(食物繊維)

善玉菌(ビフィズス菌)の育つ環境を作るもの

食物繊維 ← 野菜、穀類、海藻、豆類、果物などに含まれる。

1日350gを目安

→ 食物繊維の多い食品 について詳しくはこちら

2.ヨーグルト(乳酸菌)

善玉菌(ビフィズス菌)の増殖を助けるもの

納豆菌、乳酸菌 ← 納豆、ヨーグルト、漬物などに含まれる。

1日300gを目安

3.オリゴ糖

善玉菌(ビフィズス菌)の餌になるもの

オリゴ糖(キシロオリゴ糖、大豆オリゴ糖など) ← 野菜、豆類、乳製品などに含まれる。

1日12gを目安

※ヨーグルトと合わせて食べる

3つの食材を食べることによって、どれだけのダイエット効果が期待できるのかを実験

Aグループ 野菜のみ

Bグループ ヨーグルト+オリゴ糖

Cグループ 全部

決められた食品を食べて、それ以外は何を食べてもいい

【20日間の実験結果】

Aグループ 全員が1キロ以上のダイエットに成功

Bグループ ある人は6.5キロのダイエットに成功

Cグループ ある人は5.4キロのダイエットに成功

■腸内環境を整えるレシピ

●切り干し大根ヨーグルト

1.プレーンヨーグルトを切り干し大根にかけ混ぜあわせる

2.密閉した容器に入れ、冷蔵庫で8時間寝かせる

3.8時間後、納豆を加え、醤油やからしで味を整える

●干しわかめ+棒寒天+すり玉ねぎ+ヨーグルト

1.干しわかめ+棒寒天+すり玉ねぎ+ヨーグルトを混ぜる

2.冷蔵庫で8時間寝かせる

3.ガラムマサラなどで味を整える

■お米のヨーグルト「マイグルト」

ヨーグルトの代わりになる乳酸菌食材として紹介されたのが、「マイグルト」。

マイグルトは、通常の酒造りと同じ方法で作られるのですが、保存する温度が違うそうです。

常温で置くと、酵母菌が働いて、アルコールができるのですが、気温1℃の冷蔵室に置いておくと、乳酸菌が活発に働き、10日ほどで完成するそうです。

乳製品アレルギーの方におススメです。

テレビ放映されて発送には時間がかかりそうです。

1本から販売しているところもあるようです。

■コヨ(COYO)

ココナッツに乳酸菌を加えてヒートマットで20時間置くと出来上がる発酵食品がアメリカやオーストラリアで人気なのだとか。

コヨとは「ココナッツヨーグルト」のことです。

ココナッツヨーグルトとは、乳製品を一切使用せず、ココナッツミルクを植物性乳酸菌で発酵させたもので注目を集めています。

■日本人にだけ海藻を消化する腸内細菌が存在する?

ノリ・寒天、日本人の一部は腸内細菌で栄養にで紹介した仏パリ大学の研究によれば、日本人の一部は腸内細菌の力を借り、寒天の原料のテングサやノリなどの海藻(紅藻類)を分解して栄養分にしていることがわかっています。

北米では、こうした腸内細菌を持っている人は見つからず、食習慣の違いが影響しているそうです。

■便移植療法とは?

健康な人の便を腸の病気で悩んでいる人に移植する治療法のこと。

腸内細菌のバランスが整う。







【目次】

  1. 腸内フローラとは?
  2. 腸内細菌と健康の関係
  3. 腸内細菌とダイエットの関係
  4. 腸内フローラを改善する食べ物

Yahoo!番組予告

ダイエットや健康で注目される腸!そこには100兆もの腸内細菌がいて人の体質を決めていた!その作用で減量が可能か?驚きの実験結果を公開!更に細菌パワーで難病も克服

そこで、腸内細菌について復習してみたいと思います。

■腸内フローラとは?

腸内細菌の集まりのことを腸内フローラ(腸内細菌叢)といいますが、腸内細菌のバランスが崩れると、便秘になりやすくなったり、太りやすい原因となったり、免疫細胞が暴走し、アレルギー性疾患の可能性が高まると考えられています。

腸内細菌は、大きく分けると、善玉菌・悪玉菌・日和見菌に分けられます。

●善玉菌(ビフィズス菌・乳酸菌など)

エネルギー吸収を抑える

●悪玉菌

食べ物を腐敗させる

●日和見菌

その時の環境によって善玉菌にも悪玉菌にもなる

健康な人の腸内フローラは善玉菌が悪玉菌より多く、善玉菌が減少すると、エネルギー吸収が抑えられず、過剰に蓄積し、太りやすいカラダを作ると考えられています。

腸内細菌の理想のバランスは、善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7。

腸内細菌のバランスが崩れる理由とは、1.加齢、2.高脂肪食。

腸内細菌のバランスが崩れているサインは、「便が臭くなる」ことです。

■腸内細菌と健康の関係

腸内細菌が出す物質が美肌やダイエット、がん、糖尿病、うつなどに関わっているということで注目を集めています。

また、頑固な便秘を治す方法によれば、気持ちの良いお通じは、腸内細菌が深く関係していることがわかっています。

→ 便秘とは?|便秘解消方法 について詳しくはこちら

→ 便秘の原因 について詳しくはこちら

→ 頑固な便秘を治す方法|食べ物・ツボ・生活習慣 について詳しくはこちら

■腸内細菌とダイエットの関係

やせない原因は腸にあった!?やせ型腸内細菌と肥満型腸内細菌|腸サビ|世界一受けたい授業 10月29日によれば、腸内細菌の中に肥満型腸内細菌とやせ型腸内細菌がいることが分かってきたそうです。

肥満型腸内細菌とヤセ型腸内細菌は両方とも誰もが持っており、同じものを食べていても、肥満型腸内細菌が多い場合は、栄養の吸収をどんどん促進させて肥満になってしまうのだそうです。

ヤセ型腸内細菌を多く持っている人は太りにくい体質ということになります。

米ワシントン大学の研究によると、肥満型腸内細菌を与えたマウスとやせ型腸内細菌を与えたマウスを同じエサで育てた実験で、肥満型腸内細菌を与えたマウスは体脂肪が47%も増えたのに対し、やせ型腸内細菌を与えたマウスは27%しか増えなかったという結果になったそうです。

■腸内フローラを改善する食事・食べ物

乳酸菌(ヨーグルト)

乳酸菌の多い食品によれば、自分に合う乳酸菌はそれぞれ違うので、1週間食べ続けて効果がない場合には、別の乳酸菌のヨーグルトに変えたほうがよいです。

乳酸菌がマッチすると、便通が良くなるだけでなく、疲れにくくもなるそうです。

乳酸菌を多く含む食材は、ヨーグルト、チーズ、みそ、漬物などです。

→ 乳酸菌の多い食品 について詳しくはこちら

 

食物繊維

水溶性食物繊維:不溶性食物繊維=1:3がベスト。

水溶性食物繊維はネバネバした野菜に多く、例えば、わかめ、もずく、めかぶ、こんぶ、ひじき、ところてんなどの海草は、水溶性食物繊維が豊富です。

→ 食物繊維の多い食品|水溶性食物繊維・不溶性食物繊維 について詳しくはこちら

→ 腸内フローラ について詳しくはこちら

【関連記事】

子どもの喘息は腸内細菌の不足が関連している!?

Sleep Like A Baby

by peasap(画像:Creative Commons)




子どものぜんそく、腸内細菌の不足に関連か カナダ研究

(2015/10/1、AFP)

多様性が低い腸内細菌を持っていた子ども22人については、数年間にわたって追跡調査を行った。その結果、うち8人がぜんそくを発症。残る14人は、研究に参加した他の子どもより、ぜんそくを発症するリスクが高いとみなされた。

フィーカリバクテリウム(Faecalibacterium)、ラクノスピラ(Lachnospira)、ベイロネラ(Veillonella)、ロシア(Rothia)と命名された4種の腸内細菌を、幼児がどのようにして獲得するかについては不明のままだ。

腸内フローラに注目が集まっており、腸内細菌が出す物質が美肌やダイエットがん糖尿病、うつなどに関わっているそうです。

→ 腸内フローラとは|腸内フローラを改善する食べ物 について詳しくはこちら

今回の記事によれば、ぜんそくになるリスクが高い子どもは、生後数か月間にぜんそくに対抗する免疫系の保護に関連する4種類の腸内細菌が不足している可能性があるそうです。

■免疫力と腸内細菌の関係

花粉症を抑えるには、乳酸菌で腸内環境を整えるといい!?|乳酸菌ヨーグルトの摂取量・選び方のポイントによれば、腸内細菌は免疫力の約7割をつかさどっているといわれており、その腸内細菌のバランスの乱れによって、花粉症が起きているため、腸内細菌を整えれば、花粉症を抑制することができるそうです。

■まとめ

子供の喘息と腸内細菌の不足が関係しているのであれば、腸内細菌を保有するように対策を行えば、子供の喘息を減らすことにつながることが期待されます。







【関連記事】

腸内フローラ・腸内細菌|美肌・ダイエット・病気(がん・糖尿病・うつ)|NHKスペシャル 2月22日

Flora

by Jarkko Laine(画像:Creative Commons)




2015年2月22日放送のNHKスペシャル「腸内フローラ ~解明!驚異の細菌パワー~」では、腸内フローラを取り上げるそうです。

Yahoo!番組予告

腸内フローラ(腸内細菌の生態系)に、今注目が集まっている。私たちの腸内には100兆以上もの細菌が住んでいて、その菌が出す物質が全身の健康と深く関わっていることが分かってきた。美肌やダイエットなど身近な話から、がんや糖尿病、うつなどの病気まで。既存の治療だけでは限界のある病気に対する切り札として、腸内フローラが脚光を浴びているのだ。最先端の研究を紹介しながら、腸内細菌と人間の知られざる関係に迫る。

腸内フローラに注目が集まっていて、腸内細菌が出す物質が美肌やダイエットがん糖尿病、うつなどに関わっているそうです。

例えば、肥満メタボリックシンドロームを引き起こす第三の要因として腸内フローラ(腸内細菌叢)が関係しているのではないかと考えられているそうです。

腸内フローラ・腸内細菌に興味がある方は是非ご覧になってみてください。

→ 腸内フローラとは|腸内フローラを改善する食べ物 について詳しくはこちら







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【参考リンク】

腸内細菌叢と免疫系との間に新たな双方向制御機構を発見-腸内細菌が影響を及ぼす疾患の予防・新規治療法開発に貢献-(2014/7/11、理化学研究所)

最近の研究により、腸内細菌叢のバランスの乱れが、自己免疫疾患、アレルギー疾患、がん、肥満症などのさまざまな疾患の発症や病態に影響を及ぼしていることが分かってきました。

腸内フローラ-ヤクルト中央研究所

ヒトの腸管内では多種・多様な細菌が絶えず増殖を続けています。これらは腸内細菌と呼ばれ、個々の菌が集まって複雑な微生物生態系を構築しています。この微生物群集を「腸内フローラ」または「腸内細菌叢」と呼んでいます。

肥満によって腸内細菌が変化し、肝臓がんを引き起こしている可能性がある

What Was It Sir Mix-A-Lot Sang?

by Tony Alter(画像:Creative Commons)

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■肥満によって腸内細菌が変化し、肝臓がんを引き起こしている可能性がある

肥満で肝がん発症か=腸内細菌が変化、マウス実験―がん研

(2013/6/27、時事通信)

肥満によって腸内の細菌が変化し、肝臓がんを引き起こすことがマウスの実験で分かったと、原英二がん研究所部長らが26日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。

これまでも、太ると肝臓の病気になるリスクが高くなるということは知られていましたが、今回の実験によれば、肥満によって腸内細菌が変化し、肝臓がんを引き起こしていることが考えられるそうです。

→ 肝臓がん|肝臓がんの症状(初期・末期) について詳しくはこちら

→ 肝臓がん予防によい食事・食べ物 について詳しくはこちら







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ノリ・寒天、日本人の一部は腸内細菌で栄養に|仏パリ大学

Wasabi flavored snack nori わさび风味のり

by kattebelletje(画像:Creative Commons)




ノリ・寒天、日本人は栄養に

(2010/4/8、読売新聞)

寒天の原料のテングサやノリなどの海藻(紅藻類)は人間の消化酵素で分解できないため、ダイエット食品としても使われているが、日本人の一部は腸内細菌の力を借り、紅藻類を分解して栄養分にしていることが仏パリ大学の研究で分かった。

北米では、こうした腸内細菌を持っている人は見つからず、食習慣の違いが影響しているらしい。

8日付の英科学誌ネイチャーに発表する。

仏パリ大学の研究によれば、日本人の一部には、海藻(紅藻類)を分解して栄養分にすることができる腸内細菌を持っている人がいるそうです。

これは、食習慣の違いによるものだと考えられるようです。

人間の体というものはすごいですね。