「血糖値」タグアーカイブ

管理栄養士に聞くお正月太りを即効、解消する食べ方|糖質を減らして、できるだけ体を動かす

DSC_0123.JPG

by Banzai Hiroaki(画像:Creative Commons)




お正月太りを即効、解消する食べ方 – 管理栄養士に聞く

(2010/1/3、マイコミジャーナル)

1.エネルギーではなく、糖質を減らす

体脂肪を効率的に燃焼するためには、摂取エネルギーではなく、糖質を減らす。

これは最近の研究によっても明らかになっている(※)。

※2008年 ニューイングランド・ジャーナル掲載のイスラエルの研究報告 「低炭水化物食(糖質制限食)が最も体重を減少させ、HDL-C(いわゆる善玉コレステロール)を増加させた」

体脂肪を効率的に燃焼させるためには、糖質を減らした方が良いそうです。

糖質をとることで、血糖値が上がり、その血糖を優先的にエネルギーとして利用してしまうため、脂肪燃焼は行われないからなのだそうです。

 

2.糖質たっぷりの主食を抜く

食事の糖質量を効率的に減らすためには、ごはん、パン、麺類、シリアルなどの主食を抜くのが手っ取り早い。

糖質を手っ取り早く減らすには主食を減らすのが良いとのことですが、主食の種類を雑穀に変えるなどのアドバイスのほうが適切ではないでしょうか。

 

3.糖質をカットすれば、さまざまなメリットが

糖質制限をすると、いろいろなメリットがある。

まず、肥満ホルモン(インスリン)の分泌が少なくなり、体脂肪がつねに燃焼される。

また、肝臓でアミノ酸から糖をつくる「糖新生」により、血糖値は一定水準に保たれ、多くのエネルギーが消費される。

さらに、脂肪酸の代謝産物「ケトン体」がつくられるが、ケトン体は含有カロリーとともに尿中に排泄されるため、ここでも減量効果が期待できる。

ケトン体は脳でも盛んに利用される。「脳のエネルギーは糖質だけ」というのは間違いなので、糖質制限をしてもOKだ。

糖質制限するメリットは、以下の3つ。

  1. インスリンの分泌が少なくなり、体脂肪が燃焼される
  2. 肝臓でアミノ酸から糖をつくる「糖新生」により、血糖値は一定水準に保たれ、多くのエネルギーが消費される
  3. ケトン体は含有カロリーとともに尿中に排泄されるため、ここでも減量効果が期待できる

糖質制限するデメリットはないのでしょうか。

朝食の主食を抜くよりも栄養バランスを整えた方が良いような気がします。

 

4.糖質オフの食品を積極的に活用

糖質制限を行うには、糖質オフの食品を積極的に活用した方が良いそうです。

こうした方法だけでは糖質制限は難しいのでしょうか。

 

 

5.できるだけ体を動かす

糖質制限だけでも減量は期待できるそうですが、運動することでより効果的にダイエットができるようです。

 

【感想】

これまでいろんなダイエットに関する記事を見てきましたが、朝食の主食を抜くという考えはあまりおすすめしていなかったように思えます。

ダイエットは栄養バランスを整えることが重要だと思いますし、また、朝にエネルギーを摂り、朝・昼の活動にそなえるという方が理にかなっていると思います。

朝食の主食を抜くとそのエネルギーがたらないのではないでしょうか。

しかし、記事によれば、

「脳のエネルギーは糖質だけ」というのは間違いなので、糖質制限をしてもOKだ

そうです。

 

先日放送された世界一受けたい授業で講師を務めたエリカ・アンギャルさんとは意見が違うようですが、どうでしょうか。

世界一の美女になるダイエット(エリカ・アンギャル)|世界一受けたい授業(1月2日)

2010年1月2日放送の世界一受けたい授業では、頭と体を活性化SPが行われました。

エリカ・アンギャルさんが講師で、最新の世界一の美女になるダイエットを紹介しました。

■コントロールするのはカロリーではなく血糖値。

美しく痩せるためには血糖値を緩やかに保つことが大切。

甘いものを食べると血糖値が急上昇する

→インスリンが分泌され血糖値が下がる。

→するとまた甘いものを食べたくなる。

→血糖値の急激なアップダウンで太りやすくなる。

太りにくく痩せやすい体にするためには、血糖値の波を緩やかにすることが必要。

どのようにすれば血糖値の波を緩やかにすることが出来るか?

→朝ごはんを食べる。

朝食を抜くと昼食時の血糖値の上昇が急激になるため、朝ごはんを食べた方が良い。

炭水化物とタンパク質を一緒に食べると良い。

炭水化物とタンパク質を一緒に摂れば、血糖値の波が緩やかになる。

朝食にはタマゴがおすすめ。

カロリーだけを考えれば、タマゴを食べない方が良いと考えがちですが、ダイエットは賢く食べることが重要で、何よりもバランスが大事。

炭水化物:タンパク質:野菜=1:2:3

日本食が栄養素もバランスも理想。

一日3食を朝昼80%、夜20%の比率で食べることがおすすめ。

もう少し糖質制限とダイエットについては勉強する必要がありそうです。

 

ダイエット方法の選び方 はこちら

ダイエット方法ランキングはこちら

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

ダイエット方法ランキング

 

【関連リンク】







糖尿病:診断に新基準 血糖値に加えて…ヘモグロビンA1cも

Home A1C

by Alan Levine(画像:Creative Commons)

健康・美容チェック > 糖尿病 > 糖尿病の診断基準 > 糖尿病:診断に新基準 血糖値に加えて…ヘモグロビンA1cも




■糖尿病:診断に新基準 血糖値に加えて…ヘモグロビンA1cも

糖尿病:診断に新基準 血糖値に加えて…ヘモグロビンA1cも

(2009/11/2、毎日新聞)

日本糖尿病学会(門脇孝理事長)は1日、東京都内で開かれたシンポジウムで、糖尿病の新しい診断基準案を発表した。

従来の診断で使ってきた血糖値に、過去1~2カ月の平均的な血糖の状態を示す血液検査値「ヘモグロビンA1c(HbA1c)」を加える。

現在の診断基準が作られた99年以来の大幅改定となる。

血糖値は食事や運動の影響を受けやすく、検査直前の生活習慣で大きく変動するため、HbA1cの導入によって、より確実な診断を目指す。

糖尿病の診断基準に血糖値に加えて、過去1~2カ月の平均的な血糖の状態を示す血液検査値「ヘモグロビンA1c(HbA1c)」を加える基準案が出されたそうです。

これまでもこのブログでは、糖尿病の診断基準に関するニュースを取り上げてきましたが、いよいよ糖尿病の診断基準にヘモグロビンA1cが加わることになりそうです。

【関連記事】

■新しい糖尿病の診断基準

今回の新しい糖尿病の診断基準とは一体どのようなものになるのでしょうか。

新基準案では、血液検査の血糖値かHbA1cが基準値を超えた場合、糖尿病を疑う。

血糖値の基準値は現在と変えず、HbA1cは6・1%以上とする。

さらに、別の日にもう一度血液検査を受け、再び基準値を超えた場合、正式に糖尿病と診断する。

ただし、正確を期すため、2度の血液検査ともHbA1cだけで診断することは認めず、1度は血糖値を確認することを求める。

また、1度目の検査で基準値を超えた際、のどの渇き、体重減少など糖尿病に典型的な症状がある場合、糖尿病による網膜症がある場合は、その場で糖尿病と診断される。

血糖値は、食事や運動の影響を受けやすく、検査前の一時的な節制をすることで数値が変わってしまい、より適正な診断ができない可能性がありますが、HbA1cを診断基準として導入すると、短期間の血糖の状態ではなく、長期的に見た血糖状態が把握できることで、より適切な判断ができるようになるといわれています。

糖尿病の症状 についてはこちら。

糖尿病の診断基準についてはこちら。







糖尿病関連ワード

糖尿病の症状・初期症状|糖尿病とは

糖尿病の診断基準(血糖値・HbA1c)

糖尿病改善・予防する方法(食べ物・運動)

糖尿病危険度チェック

糖尿病の原因(生活習慣)|女性・男性

薬局でもできる糖尿病の検査|検尿(尿糖検査)と採血による血糖検査

糖尿病の合併症|網膜症・腎症・神経障害

糖尿病の食事(食事療法)|血糖値を抑える食べ方

糖尿病の運動(運動療法)|筋トレ・有酸素運動

インスリン(インシュリン)とは|血糖を下げる働きがあるホルモン

血糖値(正常値・食後血糖値・空腹時血糖値)・血糖値を下げる食品

脂肪組織の老化が進むと、血糖値を下げるインスリンの効き目が悪くなり、糖尿病を発症しやすくなる=新薬開発に期待|千葉大

Diabetes

by Jill Brown(画像:Creative Commons)

健康・美容チェック > 糖尿病 > 脂肪組織の老化が進むと、血糖値を下げるインスリンの効き目が悪くなり、糖尿病を発症しやすくなる=新薬開発に期待|千葉大




糖尿病に脂肪老化が関与=新薬開発に期待-千葉大

(2009/9/2、時事ドットコム)

脂肪組織の老化が進むと、血糖値を下げるインスリンの効き目が悪くなり、糖尿病を発症しやすくなることを、千葉大医学部付属病院の南野徹助教らがマウスの実験で解明した。

米医学誌ネイチャー・メディシン電子版に2日までに発表した。

千葉大医学部付属病院の南野徹助教らがマウスの実験によれば、脂肪組織の老化が進むと、血糖値を下げるインスリンの効き目が悪くなり、糖尿病を発症しやすくなることがわかったそうです。

細胞の老化には、がん抑制遺伝子として知られる「p53」が関与しているため、p53の働きを制御する新たな糖尿病治療薬を開発できるかもしれないという。

糖尿病の新薬開発に期待したいですね。

→ 糖尿病の症状・初期症状 について詳しくはこちら

→ 糖尿病危険度チェック について詳しくはこちら







【糖尿病の症状】

糖尿病関連ワード

糖尿病の症状・初期症状|糖尿病とは

糖尿病の診断基準(血糖値・HbA1c)

糖尿病改善・予防する方法(食べ物・運動)

糖尿病危険度チェック

糖尿病の原因(生活習慣)|女性・男性

薬局でもできる糖尿病の検査|検尿(尿糖検査)と採血による血糖検査

糖尿病の合併症|網膜症・腎症・神経障害

糖尿病の食事(食事療法)|血糖値を抑える食べ方

糖尿病の運動(運動療法)|筋トレ・有酸素運動

インスリン(インシュリン)とは|血糖を下げる働きがあるホルモン

血糖値(正常値・食後血糖値・空腹時血糖値)・血糖値を下げる食品

メタボリックシンドロームの原因たんぱく質「Angptl2」発見|熊本大

Find the idea

by Khalid Albaih(画像:Creative Commons)

健康・美容チェック > メタボリックシンドローム > メタボリックシンドロームの原因たんぱく質「Angptl2」発見|熊本大




「メタボの引き金」たんぱく質、熊本大発見

(2009/9/2、読売新聞)

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を引き起こす原因たんぱく質を、熊本大学の尾池雄一教授らが見つけた。

このたんぱく質が脂肪組織で慢性的な炎症を起こし、最終的に糖尿病が発症することも確かめた。

新たな治療薬開発につながる成果で、2日付の米科学誌「セル・メタボリズム」に発表する。

メタボリックシンドロームを引き起こす原因たんぱく質を発見され、また、このたんぱく質が脂肪組織で慢性的な炎症をおこし、糖尿病が発症することも分かったそうです。

メタボリックシンドロームを引き起こす原因たんぱく質は、「Angptl2」なのだそうです。

尾池教授らは、肥満や糖尿病、動脈硬化症の患者の血液中で、Angptl2というたんぱく質の濃度が高いことを発見。

このたんぱく質をヒトの血管の細胞に作用させると、白血球を呼び寄せて炎症につながることがわかった。

この慢性的な炎症にポイントがあるようです。

慢性的な炎症があると様々な生体物質が作られ、インスリンの働きが悪くなって血糖値が高まるなど病気の引き金になることが知られている。

この慢性的な炎症の原因となるたんぱく質に何らかの形で働きかけることで、メタボリックシンドローム、しいては糖尿病の予防につながりそうです。

この研究で、新たな治療薬開発につながるといいですね。

→ メタボリックシンドローム について詳しくはこちら







世界一の美女になるダイエット(エリカ・アンギャル)|世界一受けたい授業




Almonds

by Vassilis(画像:Creative Commons)

2009年7月25日放送の世界一受けたい授業では、エリカ・アンギャルさんによる「世界一の美女になるダイエット」が特集されていました。

エリカ・アンギャルさんは、ミス・ユニバース日本代表の栄養管理・指導をされている方なのだそうです。

■ダイエット成功の秘訣とは?

ダイエット成功の秘訣は、血糖値を緩やかに保つこと。

バランスが取れていない食事は、血糖値のアップダウンが激しくなります。

健康的にやせるためには、ゴールデンバランスを守ることがおすすめ。

●ゴールデンバランス

炭水化物:タンパク質:野菜=1:2:3

これに加えて、良質な油も必ず一緒にとることがお勧め。

■良い間食はダイエットの味方

良い間食は血糖値を安定させます。

エリカ・アンギャルさんがおススメする間食の食べ物は、「アーモンド」でした。

アーモンドには、繊維質、タンパク質、抗酸化物質が豊富に含まれており、腹もちもよいので、ダイエットに最適なのだとか。

アーモンドは、5~6粒ほどで満足できる量なのだそうです。

【感想】

エリカ・アンギャルさんのおすすめするダイエットの中身を見ると、大事なキーワードとして出てくるのが、抗酸化と良質な油ですね。

栄養(抗酸化成分)が豊富な食事で良質な油を適度に摂ることがきれいにダイエットする上で大事なポイントといえそうです。

【関連記事】