「避妊」タグアーカイブ

妊娠をコントロールする避妊チップの開発に成功ービル・ゲイツ財団出資の企業

El poder de los 32 bits en un dedo

by de Fatto(画像:Creative Commons)




ビル・ゲイツ財団出資の企業が遠隔操作で16年使用可能な避妊チップを開発

(2014/7/8、GIGAZINE)

ビル&メリンダ・ゲイツ財団は世界最大の慈善基金団体であり、これまでにも次世代コンドームや装着補助器具の開発などに資金援助してきました。そのゲイツ財団が資金援助した企業の1つ「MicroCHIPS」は、ユーザーがリモートコントロールすることで最大16年間使用できる避妊チップの開発に成功しました。

ビル・ゲイツ財団は次世代コンドームの研究費用を資金援助するなど避妊に積極的に取り組んできましたが、今回取り上げた記事によれば、体内に埋め込んで、最大16年間使用でき、妊娠をコントロールする遠隔操作型避妊チップの開発に成功したそうです。

【関連記事】

生体工学で健康管理|緑内障を調べるスマ―ト・コンタクトレンズでは、生体工学を活用した埋込み型、貼り付け型で健康管理に役立つものがいろいろと開発が進んでいるようです。

デバイスを皮下に埋め込むという避妊方法は日本ではあまり聞き慣れませんが、海外では腕の内側などにホルモン剤を含んだ細長いプラスチック製の容器を埋め込む「避妊インプラント」が広く普及しており、デバイスを皮下に埋め込むことに抵抗はなさそうです。

これからは健康のためにいろんなセンサーが付いたものをインプラントしていくようになっていくのかもしれません。







【参考記事】

【アドヒアランス関連記事】

体内で溶けてなくなる女性用コンドームが開発|ワシントン大学

体内で溶けてなくなる女性用コンドームが開発された件←HIVや性病も100%防げるようになるらしいゾ

(2012/12/12、IRORIO)

米ワシントン大学の研究員らが、望まない妊娠やHIVなどの感染症から身を守ってくれる、体内で溶けてなくなる女性用コンドームを開発した。

同コンドームは、薬を編みこんだ超極薄のマイクロファイバーでできており、物理的に精子の進入をブロックするのはもちろんのこと、時間が経つと抗HIV薬と経口避妊薬がリリースされ、STDの感染や妊娠を完全に防止してくれるという。なお、このコンドームは性行為の後数分から数日で完全に溶けてなくなるそうだ。

今回紹介した記事によれば、ワシントン大学の研究員が開発した女性用コンドームの特徴は、次のとおりです。

  • 薬を編みこんだ超極薄のマイクロファイバーでできており、物理的に精子の進入をブロックする
  • 時間が経つと抗HIV薬と経口避妊薬がリリースされ、STDの感染や妊娠を完全に防止
  • 性行為の後数分から数日で完全に溶けてなくなる

スウェーデンの女子大生のセックスパートナーの数が10年前に比べ2倍に増加。性感染症患者も比例して上昇。でも紹介しましたが、性感染症を防ぐために、若い女性はセックスの際はパートナーに対し、コンドームの使用を要求するべきだという取り組みがなされているはずなのですが、実際には、性感染症は増えているようです。

実際、世界のエイズ感染3400万人となっています。

「つながり 社会的ネットワークの驚くべき力」には、より効果的に性感染症を防ぐためには、どうしたらよいかということも書かれています。

セーフセックスのキャンペーンを展開する場合、コミュニティの全メンバーに平等にメッセージを送るよりも、性行動の活発なメンバー(ネットワークの中核部、すなわちハブ)に直接伝えれば最も効果があがるという結論も得られた。

人々がリスクにさらされるかどうかは、その人がどんな人であるかより、誰と知り合いであるかで決まるのだ。

ネットワークの全体図を描き、社会的ネットワークのハブを見つけ出し、そのハブであるメンバーに対して、メッセージを伝えるというのが最も効果的なのだそうです。

つまり、今回の記事で紹介した女性用コンドームをハブのメンバーに使ってもらうことが最も効果的といえるのではないでしょうか。

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なぜ男性用ピル(経口避妊薬)を作るのは難しいのか?

Pills

by Michael Chen(画像:Creative Commons)





ワシントン大学で男性用ピルの研究15年も行っているジョン・アモリー(John Amory)教授へのインタビュー記事です。

続きを読む なぜ男性用ピル(経口避妊薬)を作るのは難しいのか?

インスタントセックスが増えている理由

寂しいからヤルは正しい!インスタントセックスする女子の意見

(2012/5/16、Gow!Magazine)

【インスタントセックス】とは

出会って間もない異性と、いとも簡単に性行為におよぶこと。

相手は誰でもよく、一晩限りの場合が多い。

とくに愛情もなく、金銭的な要求もなく、挨拶感覚でしかないのが特徴。

以前、NHKでも『インスタントセックス~さみしさを埋める若者たち~』という特集が組まれているそうで、問題視されているそうです。

続きを読む インスタントセックスが増えている理由

男性の性感染症患者の感染源のうち70%が友人やナンパが原因

「風俗行くと病気になる」は嘘!真の性病感染源が明らかに

(2012/2/24、Menjoy)

医師の小六幹夫らが調査したところ、男性の性感染症患者の感染源のうち70パーセントが友人やナンパなど、金銭の授受をともわない相手だったことがわかりました。

つまり、ほとんどの性感染症は風俗で感染したものではなかったんです。

小六らの調査によれば、症状出現までに性交渉をもった相手の数は2.8人。過去1年間に関係をもった人数は、6人にのぼりました。

調査によれば、男性の性感染症患者の感染源のうち70パーセントが友人やナンパなど、風俗以外で感染しているそうです。

「つながり 社会的ネットワークの驚くべき力」(著 ニコラス・A・クリスタキス ジェイムズ・H・ファウラー)に今回のことに関連したことが紹介されています。

性的に積極的な方が仲間に好かれると信じている若者は、愛情を伴わない気軽なセックスをしがちである。

ネットワーク内で他人とつながる経路が多ければ多いほど、ネットワーク内を流れるものの影響を受けやすくなるのである。

パートナーの多い白人はパートナーの多い白人とセックスし、パートナーの少ない白人はパートナーの少ない白人とセックスする傾向があるのだ。

結果として、性感染症は性行動の活発な白人からなる中核部にとどまる。

避妊具の使用といったさまざまな恋愛行動や性行為は、自分が属するネットワーク内でそうした行為がなされているかどうかに強い影響を受けるそうです。

性的に積極的な人同士がネットワーク内でつながっており、パートナーの多い人の数が増えることでさらにパートナーの多い人を増やし、避妊具を使用しないという仲間内の影響を受け、その結果、性感染症が広がっていると考えられます。

また、先ほどの調査によれば、ほとんどコンドームを使用していなかったそうです。

性行為の様式については、オーラルセックスをおこなった割合は80パーセントを超え、ヴァージナルセックスのみでオーラルセックスをおこなわなかったのは、18パーセントでした。

そして、オーラルセックスではほとんど誰もコンドームを使用せず、ヴァージナルセックスでコンドームを使用したのもわずか17パーセントでした。

以前取り上げたスウェーデンのデータ(スウェーデンの女子大生のセックスパートナーの数が10年前に比べ2倍に増加。性感染症患者も比例して上昇。)では、セックスをしたことがある相手の数が10年前と比べて2倍になっているそうです。

また、新しいパートナーとのセックスの際にコンドームを使用するかという質問に対し、すると答えた女子大生の数は半分以下の49パーセントという結果となり、10年前に比べて激減しているそうです。

なぜ、効果的な避妊をしないのか、という理由については、避妊しない女性たち 調査の6割「大丈夫な気がした」という記事によれば、「大丈夫な気がしたから」という根拠のない自信、安全日への過信、雰囲気を悪くしてはいけないという気持ち、男性主導による避妊(膣外射精・精子がないなど)と言った理由から約6割の女性が効果的な避妊をしていなかったことがわかったそうです。

「私の彼氏は風俗なんていかないから安心」ではないわけですね。

友達との性行為によって性感染症にかかり、あなたにも知らぬ間に感染させられてしまうということもあるわけです。

自分の身は自分でしっかり守りましょう。

【参考リンク】

恋愛関係ネットワークを可視化した「ジェファーソン高校恋愛構造図」

(2007/2/25、GIGAZINE)

アメリカのある高校について、過去18ヶ月間の間の恋愛相手や性的関係を持った相手を回答してもらい、それを図にしたものがこの「ジェファーソン高校恋愛構造図」と呼ばれているもの。青い点が男子生徒、ピンク色が女子生徒。線でつながっているのは恋愛関係にあるということ。数字はそのパターンが何組存在したかと言うこと。

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