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【目次】
- デザインとアイデアでカンボジアの人を貧血から救った鉄製の魚「Lucky Iron Fish」
- 【起】カンボジアでは貧血による健康問題が起きていた
- 【承】調理中の料理に鉄を入れると、食品に混ざることで、鉄分不足が解消されるというアイデア
- 【転】「魚は幸運の印である」という俗説を利用した
- 【結】鉄欠乏性貧血が50パーセント減少
■デザインとアイデアでカンボジアの人を貧血から救った鉄製の魚「Lucky Iron Fish」
参考画像:Lucky Iron Fish: A simple solution for a global problem|YouTubeスクリーンショット
カンボジアの人を貧血から守る鉄製の魚「Lucky Iron Fish」
(2015/7/4、WIRED)
Lucky Iron Fishは、飲み込むのではなく、沸騰した鍋に10分間入れて使用する。カンボジアでは、Lucky Iron Fishを使用し始めるまで、人口の約半数が鉄欠乏による貧血で苦しんでいたが、これによって摂取する鉄分を増やすことができた。
Lucky Iron Fish(ラッキーアイアンフィッシュ)は、健康問題をアイデアとデザインの力で解決に導いたすごいいい例です。
■【起】カンボジアでは貧血による健康問題が起きていた
伝染病を研究しているクリストファー・チャールズは、2008年にカンボジアに滞在した際、貧血の社会的な影響を目の当たりにした。酸素を体中に運ぶのに十分な量の赤血球が血液中にないために、極度の倦怠感やめまい、出産時の合併症が引き起こされる。その原因は鉄分不足だ。鉄は特定の食品やサプリメントによって簡単に摂取できるが、主に魚と米からなっているカンボジアの地方の食生活ではそれは難しかった。
カンボジアでは鉄分不足による貧血によって極度の倦怠感やめまいで悩まされている人が多かったそうです。
しかし、カンボジアの食生活は魚と米から成り立っていて、鉄分の摂取が不足していたそうです。
■【承】調理中の料理に鉄を入れると、食品に混ざることで、鉄分不足が解消されるというアイデア
調理中の料理に鉄の塊を入れるというものだ。熱によって人体が吸収可能な鉄が60~300mg放出され、それが食品や水分に混ざる。
アイデアとしては簡単ですばらしいものでしたが、見た目が悪く、食欲をそそらないという理由で誰もつかわなかったそうです。
■【転】「魚は幸運の印である」という俗説を利用した
彼らがよく食べている魚「カントロップ」は、幸運のシンボルでもあったのだ。そこで、小さな鉄塊をカントロップの形に成形してみたところ、これが“当たった”。
「魚は幸運の印である」という地元の俗説を利用して、カントロップという魚の形に成形したところ、これがヒットしたそうです。
■【結】鉄欠乏性貧血が50パーセント減少
Lucky Iron Fishは現在、3度目の試行段階で、この鉄製の魚を使っている地域では鉄欠乏性貧血が50パーセント減少したということが証明されている。
Lucky Iron Fishを使っている地域では鉄欠乏性貧血が50%減少したそうです。
■まとめ
Lucky Iron Fish: A simple solution for a global problem
「Lucky Iron Fish」は問題をアイデアとデザインで乗り越えていて、ストーリーとしてもすばらしいですよね。
→ 鉄分|鉄分の多い食品・鉄分不足からくる症状 についてはこちら
→ 貧血に良い食べ物・食事 についてはこちら
【参考リンク】
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