2015年5月2日放送の世界一受けたい授業は「エクオール」について取り上げました。
【目次】
■スーパーイソフラボン『エクオール』とは?
by blair_25 (画像:Creative Commons)
解説:上原万里子先生
大豆イソフラボン=体にいい
大豆イソフラボンのままだと弱い
イソフラボンはエクオール産生菌によってエクオールになる。
エクオールは女性ホルモンに似た働きがある
【参考リンク】
エクオールとは?|ハマサイトクリニック
大豆イソフラボンが腸内細菌のチカラでつくられるスーパーイソフラボン『エクオール』。
■エクオールの効果
●肌のシワの改善
12週間摂取で目尻のシワが改善
●更年期症状の軽減
更年期症状の軽い人はエクオールの量が多い
エクオールとは?によれば、更年期症状の重い人のグループに、エクオールをつくれる人が少なかったそうです。
更年期のホットフラッシュ(ほてり)や首や肩のこりを改善する効果が確認されているそうです。
→ 更年期障害の症状・原因・チェック|40代・50代の更年期の症状 について詳しくはこちら
【関連記事】
●死亡リスクの低下
7年後までに要介護認定/亡くなった人の割合によれば、エクオールを作れない人のほうが多い
●動脈硬化・糖尿病などのメタボリックシンドロームのリスクを低下
●抜け毛が抑制
過剰な男性ホルモンの働きを抑制(直接的なデータはないが、エクオールの効果が期待できるのではないか)
→ 薄毛・抜け毛の原因(男性・女性)・対策・予防・チェック について詳しくはこちら
●骨粗しょう症の予防
エクオールとは?によれば、女性は更年期以降女性ホルモンの分泌量が減少するに伴い、骨量が減少します。
大豆イソフラボンを摂取することによって、骨からカルシウムが溶け出すことを抑えることができるのですが、エクオールを作れる人は作れない人に比べて、豆乳を飲んだ場合に、より骨密度に対して高い効果を示すことがわかったそうです。
その他にも、骨粗鬆症の予防や、中性脂肪、悪玉コレステロールの低減、肌にハリ・ツヤを与えるなどが期待できるそうです。
●エクオールを作れる人、作れない人の違いとは?
エクオール産生菌と呼ばれる腸内細菌が、食べた大豆イソフラボンからエクオールに変換してくれます。
エクオール産生菌という腸内細菌を持っている人といない人がいるそうで、エクオール産生菌がいない人は、大豆イソフラボン(ダイゼイン)のまま吸収されるそうです。
日本人の50%がエクオールを作れるそうです。
【追記(2017/6/5)】
第15回日本抗加齢医学学会総会たった3割?エクオール産生者減少の可能性。
(2015/5/29、浜松町ハマサイトクリニック)
2015年5月29日に開催された第15回抗加齢医学会総会での発表によれば、エクオール産生能力者は約3割の結果が出ているとのことで、エクオール効果の恩恵にあずかれる女性は、これまで知られていた以上に減少している可能性があります。
【!追記終わり】
若い人にエクオールを作れる人が少なくなっているそうですが、食の欧米化が原因ではないかと考えられます。
エクオールを作れるようになるかどうかはわかっていませんが、エクオールを含むサプリメントは販売されています。
→ 豆乳の健康効果 について詳しくはこちら
→ 更年期障害の症状・原因・チェック|40代・50代の更年期の症状 について詳しくはこちら
【エクオール関連記事】
続きを読む エクオールの効果|エクオールを作れる人、作れない人の違いとは?|#世界一受けたい授業