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■ひざ痛中高年1800万人 要介護へ移行リスク5.7倍
by chad rogers(画像:Creative Commons)
ひざ痛中高年1800万人 要介護へ移行リスク5.7倍
(2013/8/13、朝日新聞デジタル)
膝(ひざ)の痛みに悩む中高年は全国で1800万人に上ると推計され、膝関節の軟骨がすり減って痛むようになると、要介護に移行するリスクが5・7倍高い。そんな実態が厚生労働省研究班の調査でわかった。
厚生労働省研究班の調査によれば、膝の痛みで悩む中高年が1800万人に上ると推計されるそうです。
また、膝関節の軟骨がすり減って痛むようになると、要介護に移行するリスクが5.7倍高いそうです。
平成25年 国民生活基礎調査の概況|厚生労働省
介護が必要となった主な原因を要介護度別にみると、要支援者では「関節疾患」が 20.7%で最も多く、次いで「高齢による衰弱」が 15.4%となっている。要介護者では「脳血管疾患(脳卒中)」が 21.7%、「認知症」が 21.4%と多くなっている。
厚生労働省の平成25年国民生活基礎調査の概況によれば、要介護度別にみた介護が必要となった主な原因の第一位は「関節疾患」となっています。
→ 変形性膝関節症(膝が痛い) について詳しくはこちら
■要介護にならないように 「ロコモ」に注目
ロコモティブシンドロームの要因となる病気は、骨粗鬆症・変形性関節症・脊柱管狭窄症の3つの病気。
こうした病気になることで、運動器の障害が生まれ、要介護状態になる危険性が高くなります。
■ロコモチェック
(1)片脚立ちで靴下がはけない
(2)家の中でつまずいたり、滑ったりする
(3)階段を上るのに手すりが必要
(4)横断歩道を青信号の間に渡りきれない
(5)15分くらい続けて歩けない
上記の5種類のうち1つでも当てはまれば、「ロコモ」の可能性があるそうです。
■ロコモにならないための運動「ロコトレ」
●開眼片足立ちの方法
1日3回、左右1分間ずつ、床につかない程度に片足を上げる。
※骨の強度が弱まることを防ぐとともに、バランス能力を鍛えて転倒しにくくする。
●スクワットの方法
1日に3度(1度に5・6回ずつ)椅子に腰をかけるようにお尻をゆっくり下ろす。
※お尻や太ももの筋肉のトレーニング
■まとめ
膝関節の軟骨がすり減って痛むようになると、要介護に移行するリスクが5.7倍高いそうなので、元気なうちから、しっかりトレーニングを行ないましょう。
→ 膝が痛い|関節痛・変形性膝関節症 について詳しくはこちら