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アルツハイマー病を予防する食習慣・食生活|たけしの本当は怖い家庭の医学




ししゃも

by fto mizno(画像:Creative Commons)

2009年7月7日放送のたけしの本当は怖い家庭の医学のテーマは、「アルツハイマー病にならないための食習慣スペシャル」でした。

■アルツハイマー病とは?

「アルツハイマー病」とは、脳の神経細胞が死滅し、委縮し、認知機能が低下してしまう病気のことをいいます。

■アルツハイマー病の4つの危険因子

アルツハイマー病の危険因子には4つあるといわれているそうです。

  1. 加齢
    アルツハイマー病は、50歳を過ぎたあたりから脳の神経細胞が生み出すアミロイドβタンパクが脳にたまることで、神経細胞が死滅し、萎縮し、認知機能が低下することから起きると考えられているそうです。
  2. 遺伝
  3. 高血圧などの血管因子
  4. 生活習慣(特に食習慣)
■認知機能が低下している人に共通する食習慣の2つの特徴とは
  1. 魚介類をあまり食べないこと
  2. 野菜をあまり食べないこと

なぜ、魚介類や野菜を食べないことが認知機能低下につながるのでしょうか。

魚介類に関しては、n-3系脂肪酸(オメガ3)が関係していると考えられます。

n-3系脂肪酸(オメガ3)は、サバやサンマなどの青魚に含まれているDHAやEPA、αリノレン酸などのことをいいます。

このn-3系脂肪酸(オメガ3)がアミロイドβタンパクをたまりにくくしてくれると考えられているそうです。

野菜に関しては、ポリフェノールや抗酸化ビタミンがアミロイドβタンパクをたまりにくくしてくれると考えられています。

アルツハイマー病を予防するためには、魚介類と野菜を積極的に摂取していく必要があるようです。

→ 認知症の症状|認知症予防に良い食べ物・栄養 について詳しくはこちら

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メタボや高血圧、高血糖の改善に効果がある物質「ヒドロキシメチルフルフラール(HMF)」の量産に道|産総研など




Honey

by John Loo(画像:Creative Commons)

産総研など、抗メタボ物質 量産に道

(2009/6/24、日経産業新聞)

産業技術総合研究所と北海道立工業試験場は、内臓脂肪症候群(メタボリック症候群)や高血圧、高血糖の改善に効果があるといわれる物質を、低価格で素早く作る技術にメドをつけた。

産業技術総合研究所と北海道立工業試験場によれば、メタボリックシンドローム高血圧高血糖に効果的だといわれる、体の中の様々な分子に働きかけ、活性化する生理活性物質「ヒドロキシメチルフルフラール(HMF)」を低価格で素早く作る技術にメドをつけたそうです。

この物質は、記事によれば、

はちみつなど様々な食品に含まれており、血圧降下作用や血液中の脂肪酸を減らす効果があることが研究からわかっている。

とのこと。

この物質が、はちみつ以外に、どんな食品に含まれているのか、気になるところです。

今後、この物質に注目してみていきたいですね。







医師を困惑させる “肥満パラドックス”とは-肥満の人は心疾患の経過が良好?




Bizarr testek

by Lwp Kommunikáció(画像:Creative Commons)

医師を困惑させる “肥満パラドックス”-肥満の人は心疾患の経過が良好?

(2009/5/28、NIKKEI NET)

余分な脂肪は心疾患の発症の原因となるが、同時に症状の悪化を抑える可能性があることが、これまでの心臓研究のレビューで示された。

余分な脂肪は心臓疾患の原因となりますが、同時にその脂肪は心臓疾患の症状の悪化を抑える可能性があるそうです。

とても不思議なことですが、記事によると、心臓病研究では知られていることなのだとか。

こうした現象を「肥満パラドックス」というそうです。

米オクスナーOchsnerメディカルセンター(ニューオーリンズ)のCarl J. Lavie博士は、この現象を「肥満パラドックス(obesity paradox)」と呼んでいる。

「肥満は心疾患リスクおよび死亡リスクを大幅に増大させるが、高血圧、冠動脈の閉塞、末梢動脈障害(PAD)をいったん発症すると、肥満の患者は痩せた患者よりも経過が良好である。

このパラドックスは数年前から報告されているが、未だ認識していない医師も多い)」と同氏はいう。

このレビュー研究は医学誌「Journal of the American College of Cardiology(米国心臓病学会誌)」5月26日号に掲載された。

しかし、こうした考えが誤った形で浸透すると、肥満の人がダイエットする必要がないという方向に進んでしまいかねません。

この記事でも、その点を指摘しています。

「肥満は糖尿病や高血圧など多数の危険因子(リスクファクター)をもたらすとともに、それ自体が独立した危険因子でもある」と同氏は指摘し、心疾患の患者で最も経過がよいのは体重を減らそうとしている肥満者であることを指摘し、肥満がよいものとは考えてほしくないと述べている。

心臓疾患の経過を良いものにするためには、肥満を解消しようとする必要があるようです。

また、肥満は、糖尿病高血圧などの生活習慣病のリスクでもあるので、やはり肥満を解消するように対策を行う必要がありそうです。







「睡眠中に食事」で60キロ増加、ダイエットしても20年間太り続けた女性。




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by Pedro Figueiredo(画像:Creative Commons)

「睡眠中に食事」で60キロ増加、ダイエットしても20年間太り続けた女性。

(2009/6/18、ナリナリドットコム)

米国のある女性は、20年以上前からダイエットを開始したが、1日の摂取カロリーを1200キロカロリーに抑えていたにもかかわらず体重が60キロ近く増え、思い悩んでいた。

ダイエットのために、1日の摂取カロリーを抑えていたにもかかわらず、体重が60キロ近く増加した原因は何なのでしょう。

すぐに専門家に検査を依頼した結果、ライアンさんは睡眠関連摂食障害(SRED)と診断された。

つまり、寝ているときに高カロリーの食事をしてしまっていたために、太ってしまったようなのです。

現在では、糖尿病高血圧にもなっており、体が心配されます。

解決する方法はないのでしょうか。







高血圧治療剤に過去の嫌な記憶を薄める効果も=研究




MEMORIES !!

by Romel(画像:Creative Commons)

高血圧治療剤に過去の嫌な記憶を薄める効果も=研究

(2009/2/16、ロイター)

オランダの心理学者らは15日、高血圧治療に広く使用されている薬によって、嫌な記憶を消去できる可能性があるとの研究結果を医学誌「ネイチャー・ニューロサイエンス」に発表した。

<中略>

研究者らは、脳内の神経細胞に働きかけるプロプラノロールにも、記憶を薄める効果があると話している。

オランダの心理学者らによれば、高血圧治療に広く使用されている薬によって、嫌な記憶を消去できる可能性があるそうです。

この研究が進めば、今後、不安障害や恐怖症などの治療に活用できるかもしれないそうです。