花粉症を発症した子どもの4割以上が5歳までに発症している!?|子供の花粉症が増えている理由とは?

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by anjanettew(画像:Creative Commons)

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■花粉症を発症した子どもの4割以上が5歳までに発症している!?

清潔すぎる生活が原因?花粉症発症が低年齢化

(2015/2/3、読売新聞)

花粉症を発症した子どもの4割以上が5歳までに発症――。子どもの患者の増加や、発症の低年齢化が進んでいることが、ロート製薬が16歳以下の子どもを持つ親を対象に実施した「花粉症アンケート調査」で分かった。

「花粉症」の子供の7割が10歳までに発症している(2013年)で紹介したロート製薬のアンケート調査結果によれば、花粉症の子供の7割が10歳までに発症しているとお伝えしましたが、今回同様にロート製薬が行なった調査によれば、花粉症を発症した子どもの4割以上が5歳までに発症しているそうです。

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■子供の花粉症が増えている理由とは?

同社は、スギやヒノキが増えているほか、子どもの身の回りが清潔になった結果、免疫力が高まらず、アレルギー反応を起こしやすくなっていると分析している。

記事によれば、子供の花粉症が増えている理由として、

  • 花粉のもととなるスギやヒノキが増えている
  • 清潔すぎる環境により、アレルギー反応を起こしやすくなっていることが挙げられています。

以前取り上げたスギ花粉症はなぜ増加したのか?によれば、子供の花粉症が増えている理由として挙げられた「スギが増えている」「清潔すぎる住環境」だけでなく、「環境汚染」や「食生活によってアレルギー体質になっている」ことが挙げられています。

【参考記事】

スギ花粉症はなぜ増加したのですか

◇ スギ花粉症患者の増加した原因は、スギ花粉生産量の増加と、食生活や住環境の変化などが挙げられます。

スギ花粉症増加の理由としては、スギ花粉生産量の増加、食生活、住環境の変化などが考えられるそうです。

1.スギ花粉生産量の増加

戦後の昭和20年代から国の政策により全国的に多くのスギが植えられました。

秋田県の森林面積は県総面積の約70%と全国で最も広く、スギ花粉生産量(木の枝に着く花粉の量)が多いのです。

一般に、夏季に気温が高く日射量が多いと大量の花粉が生産されます。

国の政策により、全国的にスギが植えられており、そのスギが今成長し、花粉を飛ばしていると考えられます。

 2.環境汚染

前述のDEP(Diesel Exhaust Particles)やダイオキシン、環境ホルモン等が花粉症をはじめとするアレルギー疾患の増加の原因であることが指摘されています。

環境汚染によって、アレルギー疾患が増加していることも原因の一つとして考えられそうです。

 3.食生活

蛋白質、脂肪の多い食生活がアレルギーを起こしやすい体質にしているのではないかといわれています。

また、食品添加物のうち数種で、IgEの産生に対する増強作用が指摘されています。

食生活が変化していることも花粉症が増加している原因として考えられるようです。

 4.住環境の変化

アレルギー体質になるか否かは乳児期に決定されるといわれており、この時期に細菌やウイルスと接触するとアレルギー体質になりづらいと言う説があります。

住環境が清潔になり、また抗生物質の進歩により、細菌やウイルスとの接触機会が減ることでアレルギー体質の人がふえているといわれています。

住環境の変化によって、住環境が清潔になり、細菌やウイルスとの接触機関が減っていることがアレルギー体質の人が増加している原因と考えられ、花粉症が増加していると考えられるようです。

また、その他の理由として、子供の低体温が増加していることが考えられます。

低体温は、花粉症の原因の一つ?!によれば、低体温 、つまり体温が下がると、酵素 の働きが低下するため、血行も悪くなり、新陳代謝が悪くなり、免疫力も低下し、花粉症になりやすくなると考えられます。

もちろん、花粉症の原因は、空気中を飛ぶ花粉ですので、花粉症を予防するためには、飛散時期に、鼻や目の粘膜にできるだけ花粉が触れないようにすることが最も大切だと思います。

ただ、低体温により、免疫力が落ちてしまうと、様々な病気の原因にもなると考えられますので、体温が少しでも低い方は、ぜひ食事(内容・食習慣を含めて)の見直し・運動を心がけて行うようにしてください。

低体温|低体温の改善・原因・症状 についてはこちら。

体温を上げる方法 についてはこちら。

また、花粉にできるだけ接触しないように、マスク・メガネをつけることが大事。

そして、家に帰ってきたら、花粉を落としてから家に入るようにしてください。

手洗い・うがいに加えて、目の周りの花粉を洗顔で落とすようにしたほうが良いようです。

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